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番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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足乗せ

ロンドンの交通機関は、地下鉄、バス、鉄道、トラム、船などいろいろとありますが、私が・・・というより、かなりの日本人が気になっているのがそのマナーではないかと思われます。

悪いんですよ、マナー。

イギリス人なのか、外国人なのか分からないけど(知人の日本人は、「こんなに悪いのは欧州内でイギリス人だけだ」と言いますが)。

駅構内には無料新聞が積まれているのですが(朝刊、夕刊ともにあり)、これを取り、読み終わった後、そのまま車内に残していく人が多い。百歩譲って、座席の上に置くならまだいい(座る時、邪魔だけど)。置いとくと、他の人が持っていったりして、読み回しされることが多いから。番長も、読後、座席の後ろに置くと、すぐさま周りの人から「それ、いらない?もらってもいい?」と聞かれます。聞かれなかった場合のみ、自分で捨てますが、今のところ9割の確率で持っていかれます。

しかし、この新聞を、床の上に捨てていく人がいる。または、座席の上に置いてあって座りづらいとき、座ろうとする人が床に投げ捨てる。

新聞だけでなく、飲食物も。鉄道の車内にはゴミ箱が設置されてるのに、先日見かけた美女は、食後、全くためらうことなく、ポイっと床に投げ捨てた。これだから美女ってやつは。(←美女でない者のひがみ)。

というわけで、ロンドンの地下鉄車内って、こんな感じ。
足乗せ_e0018350_215224.jpg

これよりもっと汚い車両もたくさんありますがね。特にサークル線の終電は、座席の上も下も、新聞とゴミで埋め尽くされています(終点が無いからか?でも時々、お掃除スタッフが乗り込んできて、きれいにしてくれるけど)。

それと、もう一つ私が毛嫌いしているのが、向かいの座席に足を乗せる若者(若者限定。中年以上でコレをやってる人を見たことありません。)

ま、こんな感じです。(何を隠し撮りしてるんだか・・・。)
足乗せ_e0018350_233950.jpg

(ちなみに、足が短い者のひがみではありません。)
この形態は割と珍しく、よく見るのは、向かいの席のヘリの部分、すなわち、座った時にヒザ裏にあたる部分に、靴の裏をドカッとくっつけるタイプ。

汚いじゃんねー!!

番長も、こっちに来てから、白いスカートや高級服は着られなくなりました(元から持ってなかったという指摘はしなくてよろしい)。座席のヘリの部分に、明らかに『乾いた泥』っぽい、うす茶色のものがついていると悲しくなります。

先日、地下鉄に乗ってた時、ある若者がコレをやっていて、あーあ、またやってるよーと苦々しく見てた番長。

と、近くの席にいた気品のある老女がすっくと立ち上がり、ツカツカと若者のとこまで歩いていき、

「今すぐその足を降ろしなさいッ!」

ピシッ!と言ったのです。「は、はあ・・・」と、あわてて足を降ろす若者。この時は、心の中で快哉を叫んだのですが。

昨日、バスに乗っていたら、2人ずつの向かい席(4人で1ボックスみたいな感じ)で、これをやってる男がいた。本当はあのおばあさんのようにビシッと行きたいところだけど、小心者の番長は、どうもこういう時の勇気が出ない。今の若者って怖いから・・・。

とりあえず、足を乗せていた男のはす向かいに座り、隣の席、つまり、男が足を乗せてる席にドカッと大きなカバンを置くと、さすがに男は、不承不承足を降ろした。

ふと横を見ると、通路を挟んだ向かいの4人席では、オシャレな感じの若い女性が、これまた向かいの席に、ドカッと足を乗せている。うぉぉ、足乗せ人種に挟まれてるがな。

そこへ、40代くらいの中年女性が乗ってきて、番長の向かいに座った。つまり、(もと)足乗せ男の隣、(今の)足乗せ女の、通路を挟んだ隣の席。

しばらくして、中年女性が足乗せ女に向かい、「その足を降ろしてもらえないかしら」と言った。

足乗せ女「どうして?いいじゃない、向かいには誰も座ってないんだから。」
中年女性「そういう問題じゃないでしょう、他の人のことを考えたらどう?」
足乗せ女「だから、誰か来たら足を降ろすわよ。」
中年女性「でも汚いでしょう?あなたは自分の家でもそうやってソファーに靴を乗せるの?やらないでしょう?」
足乗せ女「だって、ここは自分の家じゃないもの。それに、あなたに関係ないことでしょ?ほっといてよ。」

と、その時、(もと)足乗せ男が口を開いた。
男「俺だって、さっきまで足乗せてたよ。でも誰かが荷物を置けば降ろすよ。単にそういうことだよ。」
中年女性「そんな・・・こんな光景を見なきゃならないなんて、悲しい人生だわ」
男「人生なんてそんなもんだよ、じゃあな。」

と、男はバスを降りていった。

その間中、番長は「ここで何か言わねば!ここで!」と、頭の中をいろんな英文が右往左往していたのだが、会話が早くてついていけず、聞き取るので精一杯(大学院の授業を思い出す・・・)。つくづく、勇気の無い自分にガッカリだ。普段は人権だとか偉そうに言ってるくせに、こういう身近なところで無力では何にもならないではないか・・・!中年女性の勇気、本当に偉いと思う。また、足乗せ男女のことを良く言うわけではないが、「注意されてカッとなって切れて・・・」という展開にならず、逆恨みした風でもないところが、知らない人との意見交換も日常普通に行われるイギリスらしさかもしれない・・・とも思った。

せめて・・・と、中年女性が降りて行く時、目を合わせて微笑んだら、向こうもニコッとしていた。といっても、そんなくらいでは、こちらの「言ってくれて有難う、私も賛成です」なんて気持ちは伝わらないんだけど。

ちなみに、中年女性が降りた直後、足乗せ女は足を降ろしていました。意地っ張り。中年女性の意見が少しはこたえたのかしら?そうであれば良いのだけど。
by bancho55a | 2009-01-27 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK