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番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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07.9- イギリス生活 UK
10.1-2 モロッコ・エジプト
09.12 ハンガリー
09.11 トルコ・ギリシャ
09.3 ダブリン
08.12 プラハ
08.11 クロアチア
08.10 リヨン
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08.6 バルセロナ Barcelona
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お家鑑定&髪切り

今日(9/13)は、「なんちゃっておうち鑑定」してもらいました。
といっても素人のイギリス人で、ロンドン大学で理系の修士を取った後、定職につかず、なぜかお家を建てるバイトを数年やったという人。こういうキャリア度外視のイギリス人ってたまに見かけるけど、不思議。今はまともな会社に勤めてるけど、日本のように一流大→一流会社のコースは常識じゃないのかしら。(・・・いや、いまや日本でも常識じゃないのかしら。)

実は、私の引越し前の部屋についてた天井照明を、今の部屋に移動したいなぁ・・・と思ったのがきっかけ。1年前に購入した、愛着ある商品だったし、今の部屋の電気が暗いのも気になったので。

イギリスに限らず、欧米人って、暗い部屋にいるのを好むのが、純日本人の私としては不思議でならない。小さい頃から「ほら、目が悪くなるわよ!」と注意されて育った私は、朝でも昼でも夜でもピカーッ!と照明のついた部屋が好き。蛍光灯の白い光は苦手だけど、白熱灯ならどんなに明るくても苦にならない。

日本での最後の会社にいた時も、アメリカ人の同僚のオフィスに行くと、必ず電気が消え、窓からの外光だけでパソコンに向かっているので、

「ちょっと~!目が悪くなるわよ、ほら、電気、電気!パチッ!(スイッチを入れる音)」
「わーちょっとやめて!消してよ早く!」

と、オカンと息子のような会話を交わしていたが、イギリスでも、家は暗いしオフィスも暗い。
今の会社は珍しく、番長好みに朝でも夜でも週末でも、無人の中、ピカーッ!とまぶしいほど電気がついてるが(それはそれで省エネが心配・・・。電気がもったいなくて深夜も週末も仕事をする番長です←ウソ)、エンジェルの方は、10分以上人の動きがないと、自動的に消えるタイプの照明。

「おい!暗いやんか!」

と、腕を振り回して機械に探知させ、照明を復活させるのは、同じ部屋で仕事している3人のうち、私のみ・・・。アンドレアの部屋もいつでも真っ暗。みんな、どうしてあんなに暗い環境で仕事意欲が湧くのだろうか。

と、恐ろしいほど話がそれた(英語ではdigressと言います。「英語ができない番長の英語教室」が好評だと聞いたので、たまにブログに英語教室を入れる事にしました、ということでsorry for the digression!)、、、話がそれたが、おうちの照明。

日本の照明器具って、差し込んで右に回せば取り付け完了、みたいな簡単なやつだけど、こっちのはいちいち配線しないといけない。前回は大家のオンカの好意で、ガーフィールドという職人にタダでやってもらったけど、さすがにもう一度頼むわけにはいかんだろう。

自分でやるのか・・・。ちょっと配線怖いし(電気ショックが・・・)、チビの番長にとって、天井は脚立に乗ってもぎりぎり届くかどうか、の距離だし、その脚立が、なぜか最近の引越し騒動の後に紛失したし(誰かが持って行ってしまったと思われる)。

途方に暮れていたところへ、件のイギリス人がやってくれることになったわけです。うちの近くに、美味しいピザで地元民に有名なパブがあるので、そこでビールとピザをおごってやってもらうことに^^

うちにはねじ回しの1本も無いので、道具箱持参で来てもらい、ブレーカーも落とさずに配線工事。(そしたら一瞬、途中で消したはずの電気がついてぎょっとした。死ぬかと思った・・・)。この人180cm以上あるから脚立も不要。そして入れ替えてもらった後で、今度は壊れていた部屋のキャビネットのドアも直してもらい、ちゃんと閉まるように♪今まで開きっ放しで邪魔だったのでかなり嬉しい。

それから部屋のアドバイスをいろいろともらった。まず、やはり部屋に入った時、湿った匂いがして、それは体に良くないから、小窓を常に開けておくようにと。湿った匂いはたぶん、隣のバスルームから来るか、暖炉を埋めた場所の奥にある煙突から来るものではないかと。

「は?暖炉・・・!?」

「壁をずっと叩いていってごらん。」

「コンコン、コンコン、カンカン・・・あっ!」

鈍い音のところは壁。高い音のところは、暖炉の上からしっくいを貼って壁にしたところだそうな。

「ここはビクトリア様式の家で、そのスタイルの家は、各部屋に暖炉を置くのが流行だったんだ。暖かいし、デザインとしても良いからね。その後、暖房システムが発達して暖炉が不要になり、こうやって埋めてしまったというわけ。外に出て、小さな煙突の数を数えれば・・・ほら、あそこは8本ある、ということは8部屋に暖炉があるというわけ。」

にゃるほど・・・

「窓を開け放しておくと、冷たい夜気が入るから、あのチェストはこっちに持ってきて、ベッドはあっちに寄せるといいかもね。」

はいはい。

「騒音は、、、あの音はごみ収集者の音、あの音は道路工事の音、あれはキツネ。」

ははっ。

「ブラインドの使い方はこう、布団カバーの使い方はこう。」

すんません、そういう西洋式のものにうといんざんす・・・。ブラインドの使い方はKちゃんも知らなかったらしい。

あれこれと有難いアドバイスを頂戴し、知識も増え、有意義な鑑定(?)でございました。

その後、ブライトンへ。いつものハルミさんのところで髪切りです。夏の間、ハルミさんが帰国していたので、何と3ヵ月ぶり。

「あなたねえ、ロングでも似合うわよ。」
「でも、背が低いからバランスが良くなくて、結局いつもショートにしちゃうんです。」
「大丈夫、うまく軽くなるようにしてあげるから。伸ばしてみたら?」

ということで、伸ばす・・・はずが、相当短く・・・^^;まあ、これからこのスタイルで伸ばしていくということなのでしょう。

あれやこれや、いろんな話をして、コーヒーと、イタリアン・レストランのシェフの手作りビスコッティまで頂いて(ここは本当に美容室ですか・・・)、いつものようにすっかり気持ちもほぐれたところで髪を切ってもらい、最後に肩もみ。き、きっと今回も・・・

「ちょっとあなた!何これ!!!」

はいーーー。

今回はいつもより更に岩盤みたいに肩がパンパン。自分でも「もしかして・・・記録更新かも・・・」と思うほどのコリようだ。

「これで頭痛がしないってのが全く不思議よ!」

そうなんですよね・・・。

「目が辛かったり、かすんだりしないの?」
「あ、そういえばこの目のかすみって、老眼かと思ってたけど、違うんですかね?」
「あなたねえ・・・違うに決まってんでしょっ!!」

はい、すみません。

「トクホン持ってきなさい、トクホン!」

は・・・!?

というわけで、日本でも使ったことの無いトクホンを大量に頂いてしまった。何でも、お客さんの駐在員達が帰国の際、置いていくらしい。ハルミさんは驚くほど華奢な体に似合わず、肩こりとは無縁の人なのだとか。

ハルミさんの家を後にし、トクホンを手に、角のギリシャ・サンドイッチ屋に向かう。ちょっとのんびりしたかったので。

「いかにもギリシャ人!」という感じのマスターにサンドイッチだけ頼み、ボソボソしたそれほど美味しくないサンドイッチをぱくついていると、

「良かったら、コーヒーか紅茶かコーラをごちそうしようかね?」

よほど貧しく見えたのかしら・・・^^;

ということで、一口ビスケット付きの紅茶を頂き、ゆっくりくつろいで、ロンドンに戻りました。

帰宅しようかとも思ったけど、急ぎの翻訳仕事もあったので、そのまま会社に直行し、深夜0時までひっそりと仕事をし、酔漢に紛れて帰宅。盛りだくさんの一日でございました。。。
by bancho55a | 2008-09-13 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK