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番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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07.9- イギリス生活 UK
10.1-2 モロッコ・エジプト
09.12 ハンガリー
09.11 トルコ・ギリシャ
09.3 ダブリン
08.12 プラハ
08.11 クロアチア
08.10 リヨン
08.08 チューリッヒ
08.6 アムステルダム
08.6 バルセロナ Barcelona
08.5 ベルギー Belgium
06.9-07.9 イギリス留学UK
07.10 マルタ島 Malta
05.11 イギリス UK
05.6 北欧 Scandinavia
05.1 Jamaica&Cuba
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イケアとKちゃん一時帰国

今日は、イケアに行ってきました。
日本にもある、スウェーデン(だっけか?)の巨大家具屋ですが、やっぱ家具を買うなら一度は行かないと、ということで・・・。

取りあえず緊急に欲しいものは、私の部屋の天井照明。数日前に電球が切れてしまったのだけど、こちらの家にありがちな、「て・・・天井高すぎ!」で、椅子に乗っても届かないのです。で、どうせなら、安物の照明自体を替えてしまおうと思ったわけ。

イケアはクロイドンの駅からトラム(路面電車)で15分ほど。かなり遠くからでも分かる、巨大な2本の煙突が目印です。その煙突に負けないくらい、

「ひ・・・広いッ!」

2階建ての建物なんですが、それだけで一つのショッピングモールがすっぽり入ってしまうほど大きいのだ。見て回るだけで疲れ果ててしまいました。

しかし、広いだけあって、何でもあるね。しかも安い。素晴らしい。・・・と感動したわりに、貧乏な私は| ̄|こういう低い台?を買っただけでした。日本の100円ショップに売ってそうだけど、700円くらいしました。こういう、狭い収納をうまく活かすグッズって、イギリスには売ってないのよね。でも何人かで1軒の家をシェアして住んでると、キッチンの棚がとても狭いので、必需品なのだ。

帰ろうとしたところへ、B&Qのお店発見!実はこの会社、ちょっと縁があるので、ついつい入ってしまう。ガーデニングとホームセンターのお店ですが、ここで照明発見!6000円くらいと安いけど、ろうそく型の簡易シャンデリアみたいな、クラシックで可愛いシロモノ。即、購入です。

この付近には他にも家具・家庭用品のお店があり、ここに来れば家具は一通り揃いますよ!ってな感じのエリアでした。ちなみに周囲に民家は無く、だだっぴろい平地に巨大な駐車場が配置され、それを囲むようにぽつん、ぽつんとこういった巨大店やアミューズメント施設が配置されてます。

トラムで戻り、途中の、先日行ったクロイドンの巨大ショッピングモールでKちゃんへのバースデープレゼントとカードを購入。帰宅して、Kちゃんの見送りに。

なんと、Kちゃんは今日から2ヶ月、日本に戻ってしまうのです・・・。

先月パスポートを盗られた彼女は、現在、ビザ無しの「不法滞在」状態。ビザを再発行してもらうことは出来るけど、大学が終わった今から学生ビザを残り1ヶ月申請するのもばからしいので、いっそのこと日本に帰って、1年のIGSビザを申請して帰ってこようということになったのです。日本ならビザ発給手数料も2分の1から3分の1で済むし・・・(実は私もかすかに一時帰国を検討中。だって、日本なら5万円で済むところを、郵送で10万円、即日発行で15万円って・・・あまりにもボッてるでしょ?ポンド現金も底をついてるし・・・涙)

「そんな、見送りなんていいよー!」と言いつつも、Kちゃんはちょっと嬉しそうだった。でも私が非力なせいで、荷物を持ってあげたり出来ずに、ただ付いてくだけだったけど・・・。しかも空港までじゃなく、ヴィクトリア駅まで・・・。

「なんかね、誰かと一緒だと、すごく安心。たとえ飛行機に間に合わなくても、何だか安心。」

それは言い過ぎだと思うが(笑)、そういう時の心理をうまく言い当ててる言葉だ。

ヴィクトリア・コーチ・ステーションでKちゃんを見送った後、駅に戻る途中で携帯が鳴る。日本の友達で、ヨーロッパに一時出張中のRさんから。今の状況をかいつまんで話すと、

「あんた・・・40歳にして仕事無し、住所無しって・・・!」

と、大ウケ。そう、私は家をシェアしてるので、私がここの家に住んでるという証明はどこにも何も無いのです。住民登録?してない。保険証?寮の住所のまま。免許証?日本の住所のまま。光熱費の請求書?大家の名前。携帯の契約書?プリペイド式なので無し。・・・といった感じで、とにかく何も無い。実はそれで今、ちょっと困ったことになっている。銀行口座も開けない、もしかしたら就職もできない?なんてオソレがあるのだ。住所不定、仕事無し、そして金も無い。我ながらシンプルで豪快な人生だなぁ。

そう、何も無い私は、ついでに常識もプライドも無い。そしてイギリスに住んでいると、「○○歳だから××くらいはしてないと・・・」「大学院行ったならXXしないと。。」みたいなプレッシャーが全く無いというのが、とにかくとっても生きやすいところだ。この自由さはかなり捨て難い。その代わり、日本なら困ったら誰かが何とかしてくれそうだけど、個人主義のこの国では、困ってもきっと誰も何もしてくれない。私がイギリス国民であれば、政府が全て援助してくれるんだけどね。(そしてそれが、この国の現在の深刻な問題です。)

そんな感じで、自由と引き換えの「自分の始末は自分でつけろ!」人生、満喫中です。(ちょっとヤケな日記です。えへ。)
by bancho55a | 2007-10-02 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK