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番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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寒波襲来!授業はアツいぞ!

いよいよ寒波がやって来た。

今年の冬は暖冬とかで、イギリスも欧州も連日暖かい。帽子もマフラーも手袋もいらない。日本から手袋2双とホッカイロ持って来た私はただのアホ。
・・・でなかったことが今日、証明された。よかったね。

よくないよ!

授業へ行こう♪と家を出た途端、身を切るような寒さ!おっ!これ懐かしいよ!「日本の冬」ってやつだよ!・・・ちがうよ!

雨と暴風でとにかく寒い。暖冬から一転、零下はつらい。教室のヒーターがほとんど効かず、皆もムッとしてる。結局、コートを着たまま授業を受けた。

毎週月曜日は「虐殺と国際政治」の授業。教室は寒いが、中身はタイトル通り、アツい、アツすぎる。

ちなみに今日でクラスメートがほぼ出揃った。

狐トム(人権コース、英国人)
マータ(人権コース、英国人)
テッサ(人権コース、英国人)
ジェマ姐さん(人権コース、英国人)
モウ(またはマフア)(人権コース、英国人)
アルフォンソ(人権コース、英国人)
??(未だに名前不明)(人権コース、英国人)
サリ(人権コース、カナダ人)
番長(人権コース、日本人)

と、人権コースから9名。あとはかなり名前とコースが不明(多分ほとんど国際関係学科)だが、

藤沢トム(戦争紛争コース、英国人)
フォウク(暴力紛争調停コース、ヨーロッパ人?)
女学生A(英国人)
女学生B(英国人)
女学生C(米国人)
女学生D(米国人)
女学生E(スウェーデン人)
研究者F(移民学研究所からの聴講者、英国人)

の8名。あわせて17名、うち英国人11名、米国人2名、カナダ人1名、スウェーデン人1名、日本人1名、不明1名。またもや英国人率高し。というか、ネイティブ率高し!留学生はスウェーデン人、フォウクの2人と私だけだが、この2人はネイティブ並みの英語で、英国人より発言しまくってる。あああーーーまた私だけかよ英語できないのはあぁーーー(泣)おまけ。また唯一のアジア人だ。

まあ、このクラスメート達のアツいこと。よく言えば積極的、悪く言えば攻撃的。マーティン・ショウ教授の「プレゼン2回目やっても良い人いますか?」との問いに一斉に10人くらいが

「ハイッ!」「ハイッ!」

・・・私なんかプレゼン1回やるのも死ぬ思いなのに。評価の対象にならないプレゼンをわざわざ2回もやりたがる人がこの世にいるとは!!・・・Mかなぁ、みんな。

授業中も発言の嵐。一度に、先生含めて4人くらいが一斉に発言とか、ザラにある。誰も一歩も引かず、先生が最初にあきらめてるし。(いやあの、あなた有名で偉い方なんですから、そこで苦笑しながら引き下がらないで下さい・・・)

物食べながら授業受けてる人いるし・・・先生の横の席で。・・・しかも堂々と食べながら発言してるし・・・

さすがに研究者Fの発言レベルは高い。ショウ教授とのやりとりは「ほぉ~」って感じ。

あと、今日は一人地雷踏んだ子(英国人)がいて、10人くらいから一斉に「No--!!」と非難コメントを浴びせられてた。アツい。

ちなみにその子が何を言ったかというと、「虐殺」の定義には、実際に人を殺害するだけでなく、特定民族の文化を破壊するなど、「破壊」の概念も含まれるか?という討論をしていた時、

「まあでも、アフリカから黒人を奴隷として連れてきたのは、破壊しようとしたわけじゃないしね~」

とのんきに言ったのだ。すげ。黒人2人いる前でよくそんな事言えるな。「イギリス人鈍感」とか言われても仕方ない。・・・と思ったか、非難したのはほぼすべてイギリス人。私の隣でテッサが「彼らの社会を破壊してるじゃないのっ!」と目を吊り上げてる。その通りだけどコワイ。

私を含めクラスの半数は、残り半数の激しい発言合戦に圧倒され、発言のチャンスがつかめずにいる。ありゃ無理だよー・・・。

しかしトピックがトピックだけに、私にも間もなく発言、というかつるし上げの機会が巡ってきそうです。何てったって、クラスの中で唯一の「虐殺したことある国」リストに載ってる「日本」人なので・・・。(えーそんなこと言うんならイギリスだって・・・とか思うけど)い、い、いまから楽しみでぇす・・・!

ま、一つだけ良い事は、何だか授業がとっても聞き取りやすい。普段、先生の言ってることは7割くらい、クラスメートの発言は3割くらいしか分からないんだけど、今日は両方とも9割近く分かった。多分、人権コースの生徒達の英語を聞き慣れてきたのと、アメリカ系英語をしゃべる生徒が4人いて、うち3人の発言率が高いからかな。彼らの英語はさすがにほぼ100%分かるのだ。

そんなにイギリス英語とアメリカ英語って違うの!?と言われると・・・、

その通りだよ!何か文句ある!?

私にとってだけかもしれないけど、すごく違うんだよなぁ。。。

特に発音。私は典型的なアメリカ英語なので、「R」の音を超巻き舌で発音しちゃうんだけど、イギリスでは何と・・・

「発音しない」!!!(特に母音の後のR)

・・・お前らフランス人かっ!?

最初のうち、授業で「ポー」「ポー」と皆言うので、「投票」しないといけないのか、「ポール」はどうしちゃったのかと心配してたら、「poor」「プア(貧乏人)(←私か!?)」のことだった。他の日本人もこれには苦労したらしい。

英語コースの時も、友達が「bird(鳥)」を、「バァルド」と、Rを響かせて発音したら、「Rを発音してはいけません。バード、バード」と何度も言い直しさせられたらしい。いいじゃんねー、そんなクセ、というか正式なアメリカ英語まで直すこと無いのに。(ちなみにその子はスペイン人ですが、母親がアメリカ人なので、留学生とはいえ完璧なアメリカ英語を話します。)その先生はイヤミで高慢な女性で嫌われていた。別の先生のことを、「ああ、彼女はアイルランド人だからRを発音するんじゃないの?」とさも軽蔑したように鼻で笑ったらしい。ばかやろー、私にとっちゃアイルランド英語の方がよっぽどフレンドリーで分かりやすいわ!(アイルランド英語はアメリカ英語とそっくりで本当に聞き易いです!!)

まあそれでもクラスでの発言はまだ良い方で、普段の会話になると「分からない率」が飛躍的にアップする。皆でお茶してる時とか、異世界に迷い込んでしまったようだ。

(タブロイド新聞の記事だが)研究によると、10代の若者の会話は、『3割がわずか20語でまかなわれ、残り7割は理解不能なスラングが散りばめられている』らしい。そんなん、分かれっていう方が無理やん。(まあ、3割は分かりやすいってことでもあるか?)スラングの例が載っていたが、初めて聞くものばかりだった。「moobs=胸」とか、「meg=恥ずかしい人」とか。知らねーよ(怒)。やっとこさ初めてのスラング「quid(1ポンド)」が分かるようになってきた私をこれ以上混乱させないでくれ。

家に帰ると、家族から手紙が届いていた。それがさー、ひどいのっ!封筒って四辺あるじゃないですか。その二辺が開封されてるの!中には新聞記事の切り抜きとかがどっさり入ってるんだけど、落っこっちゃうじゃんー!だいたい、何で開封するわけ!?封筒も厚みも宛名も、外見はまるで普通なのに!テロリストとでも思ったの!?まあ、せめて開封するのは仕方ないとしても、その後、セロテープとかで閉じてくれないかな?どうしてそのまま配達に回して郵便受けに入れるわけ!?中身、ちゃんと全部届いたのかな・・・?

悪名高いロイヤルメール(イギリスの郵便会社)と比べるのは失礼だけど、日本の郵便局だったら、破けちゃったのまでちゃんと補修してくれて、「雨にぬれて破けた為、補修しました」とか注意書きを貼ってくれたりするよね?ああーもうホントに、そういうこまやかな心遣いが欲しい!日本って本当―――っ!に良い国なんですよ!皆さん。
寒波襲来!授業はアツいぞ!_e0018350_8132024.jpg

証拠写真。これじゃ、封書じゃなくてただの「紙ばさみ」じゃん!ひどくない!?
by bancho55a | 2007-01-22 00:00 | 06.9-07.9 イギリス留学UK