番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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トルコ・ギリシャ旅行~第4日・イスタンブール観光その1

11月17日(火)

トルコで迎える初めての朝。まどろむ番長を襲ったのは、

「ウアア~~~○×△■~~~!!!」

朝5時半に、近くのモスクのスピーカーから巨大音量で流される祈りの声でした!ウギャッ!と飛び起きる番長。

そんなわけでトルコ旅行の間中、1日も欠かさず、すごい早朝にたたき起こされてしまう番長でありました。スピーカーはやめて。。。と思ったけど、8さんとDさんに聞くと、初日こそ飛び起きたものの、あとはずっと気づかず寝てた、というから、番長が神経質すぎるのかも・・・。

あ、で、繰り返しになりますが、昨夜たのんだはずのモーニングコールは・・・鳴りませんでした。でもちょうど起きるべき時間に目が覚めたので良かったけど。

さ、いよいよ今日からイスタンブール観光です。

まずは有名なアヤソフィアへ。ここは複雑な歴史を経てきたモスク・・・というか博物館。西暦360年にキリスト教の聖堂として建てられ、ビザンツ建築の最高傑作と評されながら、1453年のコンスタンティノープル陥落後はモスクに変えられ、いまは博物館となっています。
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番長、イスタンブールで何よりも見たかったのがこのアヤソフィア。その昔、大学の美術の授業で、スライドに映し出された堂内の写真にすっかり魅せられてしまったのです。
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「なんでなんで!?ここはキリスト教なの?イスラム教なの?なんで聖母子像のモザイク画とアラビア文字の丸板が一緒に並んでるの!?」
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当時は「ハギア・ソフィア」という名前で教えられたのですが、それはギリシャ側の呼び名なのですね。トルコとギリシャは必ずしも仲良くないから、呼び方に気をつけないといけませんね。

というわけで、件の美術史の授業から20年後にやっと本物と対面し、キャーキャーと堂内を見て回る番長でした。
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最初に堂内を彩ったキリスト教のモザイク画はその後、トルコによって塗りつぶされ、イスラム文様に置き換えられます。この写真でも分かるとおり、黄土色の塗り壁を剥がすと、下からモザイク画や十字架が現れるようです。(って、分かりにくい写真ですが。。。^^;1枚目がトルコ文様、2枚目が十字架のモザイク跡、3枚目がはがれかけたところです)
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モザイク画は非常に完成度が高く、見事でした。
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というわけで、アヤソフィアでした。
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次は、向かいにある、通称「ブルーモスク」に向かいます。正式名は「スルタンアフメット・ジャーミィ」。イスタンブールを代表するモスクです。
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モスク内に入る際は、神様に敬意を表して(?)、靴は脱ぎ、髪はスカーフで隠さなければいけません。こんな素晴らしい建築、しかも祈りの場をタダで見せてくれるわけですから・・・おまけにパンフレットまでくれて・・・。と、パンフレットに目を通すと、しっかり「イスラム教の手引き」でした。まあ、あんまり勧誘くさくはありませんでしたが^^;

モスク内のデザインは素晴らしい・・・!美しさにため息が出ます。
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前の方には祈りを捧げる敬虔なイスラム教徒の姿が。観光客はその後ろで堂内を鑑賞します。そこで8さんのひとこと。

「女性信者は観光客よりも後ろの席なんですよ!」

後ろを振り返ると、確かに、仕切られた場所に女性の祈りの場が。うーむ・・・イスラム教のこういうところはいただけない・・・と思ってしまう番長です。
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さて、2大モスクを鑑賞した後、スュレイマニエ・ジャーミィを見たい、と、8さんのだんなさん、Dさんからの提案が。ガイドブックにも美しいモスクとして載っているので、さっそく見に行くことに。
(ちなみに、「ジャーミィ」とは「モスク」と同じような意味です。厳密にはちょっと違うけど。)

トラムヴァイ(トラム)に乗り、最寄の駅で降り、、、はて、ここからどうやって行ったらよいやら。
地図を見ながら3人で首をかしげていると、トルコ人の若者が寄ってきました。

「どこに行きたいの?」

そして「えーと、それは・・・」と、友達に確認しながら、「ここを真っすぐ行って左だよ!」と親切に教えてくれる。何か微妙に地図と違う気もするが・・・って、方向音痴の番長が言っても仕方ない。

ところが・・・。

結局、教えてもらったのとは全然違う方向だったのです^^;
その場所を知らないなら、ひとこと「わかんない」と言ってくれればよいものを。。。自分から声をかけたから引っ込みがつかなくなってしまったのかしら・・・?

というわけで、さんざん歩いた挙句、元の場所に戻ることに・・・。

まあ、その間違った方向の近くに「ヴァレンス水道橋」というビザンツ時代の大きな水道橋があったので、ついでに見学しました。
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さて、今度は自力で地図を見ながら進むことにします。ここら辺の道はあっちこっちてんでんばらばらに広がっているので、番長はさっそく方向感覚を失いました。ただただ、8さんとDさんについていきます。なんだかものすごく怪しい場所や、崩壊しかけた家々を見ながら・・・。こんなとこ、女1人ではとても歩けないわ。。。Dさんという男性がいて本当に良かった。

何度か道を尋ねた結果、やっとたどり着きました!!ところが、ちょうど祈りの時間。堂内に入れないので、近くの店でランチすることにします。レストランというよりは「食堂」といった趣の店で、メニューもなく、大鍋にぐつぐつ煮てある数種類の料理から「これ。」と指差し注文。そのわりに高かったのは、、、一見して分かる観光客ですもの、ぼられたんでしょうね。。。^^;

でも味は良かったです。8さんとDさんに協力してもらい、写真を撮る番長。
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トルコの食事でお馴染みの飲み物は、この「アイラン」。飲むヨーグルト(甘くない)です。料理の辛さをやわらげてくれていい感じです。
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さて、礼拝も終ったようですので、いよいよ堂内に入ります!入場無料ですが、入口のところで「寄付を!」とせがまれ、いくばくかのお金を渡す。いや、美しいモスクを見られるなら安いもんだ!

が・・・。

堂内に入って3秒後、絶句する3人。

なんと、大・大工事中で、まったく!!!見られませんでした!「それなのに寄付とか言うなバーロー!」という思いが3人の胸に去来します。

トボトボとジャーミィを後にし、さて、これからどうしよう。では、グランドバザールでも行きますか。ここは4,400軒もの小さなお店がひしめく、アーケード市場です。でかいっ!!ここで迷子にならない人はまずいないでしょうな。番長の場合は、一歩でも足を踏み入れたら、もう一生出られないと思われます。でも8さんとDさんがいるから大丈夫。

こちらが入口(たっくさんあるうちの1つ)です。
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まあ、中のなんと賑やかできらびやかなこと!歩いているとあちこちから「コンニチワ!」「ヤスイヨ!」と声がかかります。もう、その雰囲気だけで圧倒されて、買う気がおきません・・・。8さんがバックギャモンのゲーム盤(木と螺鈿?でできた、素敵なボード!)のお店に入った他は、ずっと素通りし続けた我ら3名でした。そう、バックギャモンって、トルコでも人気のゲームなのです。なんでも、一般的なルールと違う、トルコ・ルールまであるそうですよ。

というわけで、冷やかしであっという間に終ってしまったバザール。まあ、巨大すぎて、全体の10分の1も見てないんですが・・・^^; では、地下宮殿にでも行くことにしますか。

「宮殿」という名前はついていますが、ここは実は昔使われていた、地下の貯水池です。さて、しかし、また迷う我ら。地図を見てあーでもない、こーでもないとやっていると、またトルコ人のおじさんに話しかけられる。

「地下宮殿はこっちだよ。連れて行ってあげよう。」

親切なおじさん・・・と思いきや、

「私の店がすぐ近くにある。素敵な土産物屋だよ。地下宮殿を見学し終わったら見に来なさい、出口で待ってるから。」

ああ、もう、トルコで客引きは、水や空気と同じくらい当たり前の存在ですのね。

地下宮殿はライトアップされて怪しい雰囲気を漂わせています。大きな魚もたくさん泳いでいて、ちょっとキモかったです。
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そして、、、ああやはり、出口で待ち構えているおじさん。あーあ、と思いつつ、店に引っ張られていく我ら3人。しかもその店が、「絨毯かよ!高いやんけワレ!」と暴れたくなるようなとこでした。「チャイを飲まないか?おごりだよ。」というおじさんの厚意を無碍に断り、いちおう商品を見るふりだけして、さっさと退散する3人でありました♪^^;

ちょっと疲れたんで、ホテルに戻ることに。が、途中、また客引きに捕まり、その店でチャイ休憩。せっかくですので、チャイ(紅茶)とコーヒーをパチリ。
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そしてホテルに戻る前に、そうそう、シーシャ(水煙草)をやってみたかったんじゃん!と思い出し、カフェに行くことに。というわけで、初シーシャです!頑張って吸います番長!すっぴんなんで極小写真でお届けします!(なんか、8さんも私もたまたま黄色い服着てたんですね、、、「チームイエロー」って感じ 笑)
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番長の吸い方は全くサマになっていませんが、Dさんが吸っている姿はシブくて絵になっていました。Dさんをご存知の方は分かると思いますが。

ホテルに戻って一休み。8さんがパソコンを持ってきていたので、貸してもらう番長。そうそう、カッパドキア以降の4日間の予定が空白だったのだ・・・!あれからガイドブックやネット検索で検討し、また、実際にトルコ入りして安全状況をチェックした結果、カッパドキアにもう1泊し、その後、パムッカレではなくサフランボルという町に行くことに決めました。あと1日はアンカラに泊まろうかと思い、アンカラのホテルを調べるも、いいところが見つからず・・・。最終日はホテルを早朝5時に出ないといけないので、交通の便利さや安全さを重視したいのですが、そうするととてつもなく高くなってしまうかも・・・。これは仕方なく、保留です。

というわけで、カッパドキアのホテルに延泊依頼を出し、サフランボルのホテルに空き状況チェックのメールを入れ、アンカラ泊にしない場合に備えて夜行バスの時間をチェック。やっと後半の予定が固まってきて、正直ホッとしました。今の時代、ネットは命綱ですなぁ・・・。8さんの親切に感謝です。

その後、行ってみたかった近所の帽子屋さんに出かける番長。ここはユニークな形の可愛いフェルト帽子がたっくさんあるのです・・・!ウィンドーを見ているだけで魅せられてしまいました。店内は4階まであり、各階に帽子やバッグ、アクセサリーなど、さまざまなフェルト製品が。帽子同様、色使いがとてもきれいな、見ているだけで楽しくなる商品が満載でした。

ただ残念だったのは、高かったこと・・・!トルコは物価が安いはずなのに、帽子1個5千円は無理!値段も負けられないと言うので、買うのはあきらめました。でも目の保養になりました^^

さて、いよいよご飯を食べに出かけます。セマーという旋回舞踏を見られるレストランに行きたかったのですが、開演まであと1時間半あるという。どう時間をつぶそうか・・・ということで、Dさんの提案で、ガラタ塔を見に行くことに。これはガイドブックに載っていたことさえ気づかなかった、番長ノーチェックの場所だったのですが、行ってみてよかったです。

ガラタ塔は対岸の新市街にあるので、まずトラムで金角湾を渡ります。そしてテクテクと丘を登ります・・・案外大変です^^; しかし、建物の間から見えるライトアップされた塔の姿は怪しく美しい。
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塔のてっぺんへはエレベーターで昇ります。高さ67mですが、丘の上にある塔なので、展望台(ぐるりと360度)からの夜景は素晴らしい!絶景かな。
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帰りは道なりに歩いていたら、、、それはそれはすごいところを通ってしまいました。ゴーストタウンのような、ほとんど人がいない、廃屋が並ぶゴミだらけの路地・・・。かなり恐ろしいです。とてもじゃないけど、番長1人では絶対に歩けません。でもそういうところを歩きたくなってしまう、怖いもの見たさの番長だったりします。。。Dさんのおかげでそれが可能になりました。

さて、レストランに行くと、ちょうどセマーが始まったところ!ラッキーな事に、ステージのまん前の席に案内される我らでありました♪

トルコにはメヴレヴィー教団というイスラム神秘主義の教団があり、セマーはその教団の修行として行われる旋回舞踏で、神との合一を図る目的で行われるのだそうです。といっても、こういうレストランでやるのはかなり観光客向けのものだと思いますが・・・。

ステージ上には伴奏を担当する2人が。そして上手(かみて)から、黒い服をまとった舞踏手が現れます。
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音楽に合わせてクルクルと回り続ける舞踏手。宙を見つめ、完全にトランス状態です。旋回にあわせて衣が広がって回り続け、なかなか美しいです。これを教団の道場で見たら感動するでしょうね。
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ステージが終ったところで、ご飯を食べましょう~!

今日のランチで8さんが食べた、ナスとラム肉の炒め物が美味しかったので、バトゥルジャル・ケバブという、ナスと挽肉を交互に串に刺した挟み焼きを注文してみました。これが美味しい~~!!ナスを炭火で焼くから、焼きナスみたいな味になるのです!これほんとお薦めです。8さんと2人で感動して食べました。
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しかしね~~、、、これ、ビールとなら最高の組み合わせだったでしょうに・・・!このレストランもお酒禁止だったのです。む~、残念!あたしゃイスラム教徒にはなれんよ!!

デザートはトルコの定番、バクラワを。チャイとトルココーヒーと一緒に。
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さて、お勘定・・・ですが、ここでお店の人が、「アップルティーをご馳走します!」とのこと。理由は不明(笑)。トルコではこのアップルティーも有名ですが、あとで聞いた話によると、「アップルティーは観光客の飲み物」というイメージがあるのだそうです。この後も、チャイをたのもうとするとわざわざ「アップルティー?」と聞かれたりするなど、なるほど、、、と納得する場面が何度かありました。

ということで、浮かせた腰をまた下ろし、アップルティーを楽しむ3人。セマーが終った後も、ステージ上では音楽が続いていたのですが、ここで、近くに座っていたトルコ人の若者グループから、リクエストが出ました。哀愁漂うアップテンポの曲に、自分を抑えきれず歌いながら踊り出す若者(見かけはおじさん)達。アツい、トルコ人アツいです!!しかしこの光景、な~んか見たことあるような・・・
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「あ・・・!・・・つぅか、ゲッ・・・!!」

思い出したーーー!!

2年前の大学院時代、番長の天敵だった、ハウスメイトのエムレイ!!!

キッチンで料理するエムレイ(しかしレパートリーはパスタのみ。しかもトマトソースとからめるだけ)が、興に乗ると、家中に響く大声で朗々と、切々と歌い上げる曲!そしてアイツも最後には踊り出してたよ!(ウザさ炸裂!!)仕方なく番長が

「それキプロスの曲?」

と聞くと、

「違う!これはトルコの歌だぁぁーーーーーっ!!!」

と絶叫してたよー。その時実感したんだよな、エムレイって、ギリシャ側じゃなくてトルコ側のキプロス人だってことを。

キプロスの政治事情はなかなかヤバい話なのでここでは割愛します。簡単に言うと、北部はトルコ系、南部はギリシャ系に分かれ、間には国連が引いた緩衝地帯があるという、物騒な背景がございます。

「なんであたしゃわざわざエムレイの国に来ちゃってるんだい・・・」

アツい若者達の踊りを見ながらため息をつく番長でありました。ああ、そうしてみるとよく分かるよ~~トルコ人のウザさがよー。

さて。ホテルに戻り、フロントで明日のモーニングコールを頼むと、

「あ、今朝・・・忘れちゃったんだ。。。」

と恥ずかしそうに笑うフロントマン。うーん、一応わかってはいたのか。。。「明日は絶対にお願いよ」と言い残して部屋に戻り、深い眠りにつく番長でありました。。。

さて、トルコ旅行記が終らないうちに1年の終わりが来てしまいました。。^^; こ、こ、この正月休みこそ頑張って仕上げたいと・・・思い・・・(また出来なかったら恥ずかしいから断言しないでおこう。)

今年も皆さんには本当にお世話になりました!ずるずるといつまでも長引くブログを読んでくださって有難うございます。

来年はいよいよ帰国の年。どうぞ皆さま、お手柔らかに・・・よろしくお願い致します!

良い年をお迎え下さい。
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by bancho55a | 2009-12-31 10:09 | 09.11 トルコ・ギリシャ

ブダペストでクリスマス

えー、またトルコ旅行記をさぼって業務連絡、、、

今日から6日間、ブダペスト滞在です。
ええ、クリスマスに1人旅、番長らしいでしょ!?

5ッ星の温泉ホテルの激安パッケージ(1泊6千円。。。)を見つけて即申し込みです。
日本を離れて3年半ぶりに温泉三昧!超たのしみです^^

今回は初のパソコン持参旅。無事つなげてほっとしました♪
ドナウ川に面した最上階の部屋です・・・と、聞こえはいいけど、ホテルがさびれた場所にあるので肝心の美しい夜景が見えません・・・明日は町に繰り出さねば。

明日から2~3日はクリスマスで町が墓場なみに静かになるので(ロンドンもブダペストも)、ホテルに缶詰で頑張ってトルコ旅行記を仕上げたいと思います(冬休みの宿題)!

それでは皆様、メリークリスマス♪
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by bancho55a | 2009-12-24 04:40

トルコ・ギリシャ旅行~第3日・アテネからイスタンブールへ

11月16日(月)

ホテル・ネフェリのペンキ臭い部屋で爽快に目覚めた番長。
ここは2ツ星ホテルですが、ちゃんと朝食付きです。ただし、内容は紅茶とパンとチーズとゆで卵ですが・・・いや、十分です^^
さて、午後にはイスタンブールに移動しますので、その前にササッと観光しちゃいましょう。

アテネは3度目、と大見得を切ったものの、どうも番長はパルテノン神殿には行ったものの、ローマン・アゴラとか古代アゴラとか、他の重要な遺跡はすっ飛ばしてたらしい。。。良かった、今回ギリシャにも来て・・・^^;

ということで、その、未見のやつらから行ってみましょう。

いつもの通り、絶対こちらだと確信して進んだ道がかなり間違えてる番長・・・。

・・・。

自分の人生の縮図を見ているような気がするのは気のせいでしょうか・・・?

でもいいんだ、間違えて行った先に、意外と面白いものがあるんだよ。(←それもまさに番長の人生)

ま、まあ、、、気を取り直し。

なんとかローマン・アゴラを見つけたので、いそいそとそちらへ。こちらが入口です。
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ガイドブックには「殺風景な場所」と書かれており、確かに崩れかけた石柱が並んでるだけの廃墟なんですが、
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番長はなぜか、大変気に入りました。大理石が素敵に白いんです。
朝いちで行ったせいか、誰もいなくて遺跡独り占め状態。まだ空気も少し青い感じで、静けさの中に鳥の声だけが響いて、そんな雰囲気も良かったのかな?
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中央には八角形の「風の神の塔」があり、各方角に、それぞれの方向の風の神様の浮き彫りがあります。
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澄み切った静けさを楽しんだ後、目を上げると、遺跡の外のベンチに座って遺跡を眺める旅行者風の人が目に付きました。この人、遺跡エリアに入らずにずっとそこに座って眺めていたようです。確かに外からでも十分遺跡の雰囲気は楽しめます。入場料もいらないし、朝の散歩の一休みにはもってこいかな?番長もアテネでもっと時間があればマネしたいな、なんて思いました。

さて次は、すぐ近くにあるアドリアヌスの図書館跡へ。入ろうとすると・・・犬がじゃまです(笑)チケットもぎり役?
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アテネには、遺跡共通入場券というものがあり、1600円ほどで、パルテノン神殿のほか、こうした街中の遺跡や博物館など10ヵ所位に入ることができます。しかも2日間有効で大変お得です。番長は半日しかいませんが・・・^^; それでもお得なのでこれを使います。普通、パルテノン神殿だけで1600円くらいとりそうなもんですが(←ロンドンの感覚)。

図書館内にも、番長以外に1人しか見学者がいなかったので、ゆったり見学できます。オフシーズンの旅行の利点の1つです。
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朝日が眩しいです・・・
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その昔、「朝日のような夕日をつれて」という第三舞台の芝居がありましたが、こちらは「夕日のような朝日」です・・・
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出入り口に戻ると、通せんぼの犬が2匹に増えていました・・・
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前にギリシャを旅行した時は町中に猫があふれていましたが、今回はやけに犬が目に付きました。
さて、お次は古代アゴラです。ここにもなぜか、入口に犬が・・・そして、番長がちょっとなでたら、ずっとずっとついてきてしまいました・・・。
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遺跡内はかなり広く、あちこちに彫刻や建物が転がっています。
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・・・と、向こうに突然犬が現れ、番長に向かってやかましく吠え出しました。
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2匹目が登場・・・
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3匹目が・・・
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なぜじゃ~~!と思いましたが、もちろん原因は番長の横にいるコイツです。
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きっと、彼らの縄張りに踏み込んでいるんでしょう。コイツ、人間と一緒だから、向こうも手出しできないと余裕かましてるのかな?
あの3匹がこちらに向かって来たらどうしよう・・・と思ったのですが、それもまた縄張りなのか、大丈夫でした。そして、番長についてきた犬も、ここで引き返していきました。

古代アゴラの丘の上にはへファイトス神殿が建っています。そこに行ってみましょう。
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行く途中で、辺りに鳴り響く人工音!ああ~~~、番長の携帯のアラームです!イギリスの平日の朝7時=ギリシャの朝9時に鳴るようセットされています。しかし止める術がないのです!だって画面見えないんだもん、どのボタン押せばいいか覚えてないんだもん。

遺跡の静けさを破って鳴り響く音に、そこらの木立から鳥が一斉に飛び立ちます。ご、ご、ごめんよ~~~。ああ、どうか明日以降のフライト中に鳴りませんように・・・
今から思えば、電池を取り出してしまえば良かったのですが、なぜか全然そこに思い至りませんでした。

さて、気を取り直してヘファイトス神殿です。こちらはギリシャで最も原形を残している神殿なのだそうです。確かにパルテノン神殿と違って、屋根があります。残念ながら中には入れませんが。
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丘の上から辺りを見回すと、向こうにパルテノン神殿のあるアクロポリスの丘が見えました。かなり高く、大理石の白い色ですぐ分かります。では、そちらに行ってみましょう。
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ふうふう言いながら丘を登ると、やっと入口が。ここは(たぶん)、聖パウロが、キリスト教宣教の演説をアゴラに来た市民に行った、といわれている場所です。
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入口をくぐって少し歩くと、イロド・アティコス音楽堂があります。今でも実際に使われています。後ろにはアテネの街が広がります。
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ここでちょうど日本人ガイドツアーが説明中だったので、物陰からこっそり聞いてみました。英語ガイドの方が安いしたくさんあるから便利だけど、やはり日本語の方が聞きやすいし、日本人向けの情報も言ってくれるからいいですね。例えば「数年前、この劇場で行われた蜷川幸雄の芝居には平幹二郎も出演し・・・」とか、英語ツアーでは聞けない面白いエピソードも聞くことができます。それに、日本人の、特に年配の方々は歴史や文化への造詣が深いので、ガイドさんの話もそれにあわせてより深く、面白い気がします。これはトルコのガイドさんも言っていたことですが。

でも番長には時間がないので、ツアーから離れ、先を急ぎます。
さて、パルテノン神殿です。やはり素晴らしい!大きさに圧倒されますね。思い切り工事中ですが、、、^^;
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アクロポリスの丘からの眺めは最高。白いアテネの街が美しい。
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向こうにゼウス神殿も見えます。あとで行こうっと。
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・・・と、景色に見とれていると、向こうから美しい薄紫色に髪を染めた、お人形さんみたいに可愛い女の子がやって来て、番長に「写真を撮ってもらえませんか?」と。英語に少し訛りがあったので、欧州のどこかの国の人のようです。「1人旅だと自分の写真が撮れないよね。」と笑い合って、お互いの写真を撮ります。番長もアテネの街をバックに、いい記念写真ができました。

こちらはエレクティオン、美しい建築で、番長も大好きです。
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一通り見た後、入口に戻ると、、、犬が縦列睡眠中です・・・。
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なんでこうも人の行く手をさえぎるのが好きなんでしょうか、、、
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それからディオニソス劇場へ。こちらは入場禁止でしたが、中では何かの撮影をやっていました。CMかな?
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さて、さっき丘の上から見たゼウス神殿に行ってみます。列柱が残っているだけですが、地面の緑との対比がなかなか美しいです。
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ここで時間切れ。ホテルに戻り、チェックアウトして空港に向かいます。うーん、ホテルを便利な場所(ローマン・アゴラからもゼウス神殿から徒歩10分弱)にしておいて良かった!

空港に到着し、さあ、時間をつぶし・・・と思ったところで、大変なことに気づきました。
イスタンブールのホテルの地図を印刷するのを忘れていたのです!!

どーすんですか、番長!ガイドブックにも載ってないのに!携帯も使えないのに!!

あ、そういえばアテネの空港には無料のインターネットがあるじゃん!と思い出し、そちらにダッシュするも、どこも塞がっている・・・。開いてるのは壊れてるし・・・。

うー、イスタンブールのツーリストインフォで聞けば分かるよ、きっと、、と思いつつも、2ッ星ホテルだからちょっと不安・・・。

最後の最後で、やっと1台、ネットが空きました!急いで検索し、ホテルのホームページに。うう~~接続スピードが遅い~~イライラ。

やっと出てきた地図、、、でもこれってどこだ!?ガイドブックと照合してもよく分からない^^; 仕方がないので、ササッとガイドブックに手書きで地図を写す。後から考えれば、デジカメで撮っちゃえば良かったんですが、焦ってるとそういうアイデアが出てこないんですよね。

写し終わって、今度は搭乗口にダッシュ!う~ん、我ながらアホらしいバタバタぶりです。間に合いましたが。

トルコまでもエーゲ航空で飛びます。安い航空会社だけど、なかなか快適です。
機内食を見た時は、「えっ、3つともデザート!?」と一瞬驚きましたが、甘いのは1つだけで、あとはサラダとチーズパンでした。
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1時間ほどでイスタンブール着。さあ、さあ、さあ、いよいよやってまいりましたよ、客引きの国、トルコに!!

もうとにかく、トルコの客引きがウザいという話は死ぬほど聞いていたし、ウザいだけならいいけど、騙されて高い金払わされるとか、どこかへ連れてかれるとか、置き去りにされるとか、困った話もこれまたたくさん聞いていたので、必要以上に身構えてしまう番長でした。

ゲートから外に出て、まずはトルコリラへの両替をします。いくつか並んだ銀行や両替屋の前をウロウロしていると、わわー、さっそく。

「両替?両替ですか?」

声をかけられる。この人、『ツーリストインフォ』の身分証明書をつけてるけど、地球の歩き方には

「ツーリストインフォのバッジをつけたニセモノによるトラブル多発」
「到着ロビーでツーリストインフォのスタッフらしき人物に声をかけられたらニセモノだと思っていい」

と、はっきり書いてあります。ということは、この人もニセモノ。

「両替ならここが一番いいよ。」

・・・って、明らかにそこの両替屋の回し者じゃん!!

「どこから来たの?ジャパン?」

ああ~~~ウザい~~~

とりあえずその人を振り切って、他の場所をウロウロしてると、こちらもツーリストインフォのバッジをつけた人が
「レンタカー?レンタカー?」
「ホテルは決まってるの?もっと安いホテルあるよ」
「ほら、バッジつけてるでしょ、僕はツーリストインフォだよ」
「観光?ツアーはいかが?」

ああ~~~ウザ過ぎる~~~!!

仕方なく両替コーナーに戻り、1軒ずつレートを確認していく。といっても番長の場合、ドルレート、ポンドレート、円レート、ユーロレートの4つを見比べるので大変な時間がかかってしまいます。

「だから、ここが安いって言ってるじゃん」

あーさっきのヤツがやってきた。

しかたなくそこを見ると、、、

全然安くないじゃん!!(怒)

もーーー、今の怒りで他の店のレート忘れちゃったよ!とムッとしつつ、

(あ、そうだ、コミッション額見るの忘れてたよ)

と、また最初の店から、手数料のパーセンテージのチェックを開始。もうこの場所に10分くらいウロウロしてるんですが、番長トロ過ぎ・・・(涙)

「あれっ」

よく見たら、客引きの薦める店だけがコミッション2%、あとはコミッション4%だった。レートは他の店より多少高いが、2%の差額で十分カバーできる。しかもその店、よく見たら、両替屋じゃなくて郵便局じゃん!さすがに郵便局の客引きはいないよな。(←まだトルコを甘く見ていた当時の番長。)

「ほんとだ、コミッションとあわせると、ここが一番安いね。」

と客引き・・・いや、この人は本当のツーリストインフォのスタッフだったのかも・・・に声をかけると、相手は得心の笑み。

「どこから来たの?ジャパン?トルコはどこに行くの?イスタンブールは・・・」

いえ、それ以上の会話は不要です。さっさと仕事に戻ってください。トルコ人、ギリシャ人以上に話好きだわ。。。

しかし、この両替屋、じゃなかった郵便局で一つ不満なことがあった。1リラ以下の端数をくれないのだ!ただ、確かに世界の中には、端数をくれない両替屋もあるので、番長も「ああ、ここはそういう国か。」などと勝手に合点してしまったのだが、よく考えたら1リラって65円じゃん!ということは、もしかしたら番長、数十円損してたってこと!?端数をくれない国というのは、たいてい端数が数円の国なので、それも仕方ないと思えるのだけど、これは完全に怠慢では?あー、その場でクレームつければよかった!と、ひとしきり悔しい思いをしました。

さて、今度はホテルに向かいます。

空港からホテルまでの移動手段としては、ハワシュというシャトルバスもあるのですが、これがまたガイドブックによると、

「ハワシュの車内で、他に空席があるにもかかわらずあなたの横に座ってくる人の多くは絨毯屋や旅行会社の客引きだ。ハワシュのバス降り場にも、ハワシュのスタッフを装う客引きや絨毯屋の客引きが待ち構えている。」

いやだーーーそんな人に隣に座られて、市内までの30分、ひたすらセールスされるのは・・・。しかも降りたらまた客引きの群れがいるなんてイヤーーーッ!!

ということで、ガイドブックでもお薦めの、地下鉄+トラムで行くことに。

ゼイティンブルヌ駅での乗り換えなど、一部ガイドブックと違う情報もありましたが、おおむね問題なく市内到着。ちなみに、この乗り換えの時にどのトラムに乗ってよいのかマゴマゴしていた番長に、そこにいたおじさんが「スルタンアフメットに行きたいのか?それならこれだよ!」と親切に教えてくれる。トルコ人、客引き以外に親切な人もいるんだなぁ、とちょっとホッとしました。

トラムの車窓から、初めて見るトルコの街並みにワクワクしているうちに、スルタンアフメット駅に到着。ここは旧市街、そして観光のメッカです。というわけで、降りると同時に「どこから来た?」「ツアーは?」「レストランは?」と客引きに声をかけられますが、何気なく無視していると離れていくので、困ることはありませんでした。この後も、街中ではしょっちゅう客引きに声をかけられますが、多少(ホントにちょっとだけね)微笑みながら首を振ったり、反感を買わない程度に無視したまま歩き続ければ問題ないようです。

それにしても、トラムの駅を降りた途端、間近に迫るモスクの巨大な姿・・・!ああ、イスラムの国にやってきたんだなぁ~、と、深い感慨に包まれました。考えてみれば番長、これが初の中近東です。

この、「初の中東」が、トルコの旅を思い出深いものにした一つの要因かも?とも思います。行く前までは、イスラムって全く親しみを持てなかったし、何となく「911」と結びついて、多少きな臭いイメージもあったんですが、トルコ後は、とても親近感を持つようになりました。そういう意味でも、行ってみて本当に良かったです。

さて、ヒッポドローム(ローマの大競技場跡)にある、古代エジプトや古代ギリシャから運ばれたオベリスク3本を眺めながらホテルに向かいます。番長の荷物は小さなキャリーケース1つだけ。不便だけどとても身軽に旅ができます。しかし、身軽だからといって旅が楽になるわけじゃありませんよ!なんてったって、(もう耳がタコでしょうが、)番長、方向音痴ですから!それなのに、どこだかよく分からない手書きの地図しか持ってないんですから!!(←アホの象徴)

道を知っていれば10分で着く場所ですが、番長、ざっと20分はかかったな・・・(遠い目)。ガイドブックに載っていない道の名前も多く、「あたしは今どこにいるんじゃい・・・」と途方に暮れつつ、トルコの石畳にキャリーケースの車輪を引っ掛けつつ、ヨタヨタと進みます。この石畳!!コイツくせものです!これでキャリーケース壊した人もいるらしいので、慎重に進まないと・・・。

迷った挙句、やっと「きっとこの道を渡ればかなり近くまで行ける!(たぶんね^^;)」という所に来ました。ところが、その道が渡れない・・・!車がひっきりなしに走っていて、番長が渡ろうとしてるのはみえみえなのに、1台たりとも止まったり、スピード緩めたりしてくれないのです!近くに横断歩道もナシ。

3分以上そんな状態だったのですが、全く先が見えず。・・・と、その時、番長の10メートルくらい先にいたトルコ人のおばさんが、勢いに任せて渡りました!すげー!よく怖くないなぁ・・・。さすがにその迫力に車も止まります。

それを真似よう、と思うのだけど、荷物もあるし、やっぱどうしても無理!!

・・・と、そのおばさんがこちらにやって来て、番長と一緒にじっと車の列をうかがい、あ、少し空いた?と思ったところで、「ケス!ケスケスケス!」とかなんとか叫びました。どう見ても「今だ、渡れ!」みたいなことを言ってるんですが、む、むり・・・!

でもこんなことしてても埒が明かないので、次にまたほんの少し空いたところで、おばさんの指示に従い、突っ切る番長!番長の・・・というよりは、おばさんの迫力に押され、車も止まってくれて、やっと渡ることができました。ふぅ・・・。おばさん、有難う!

そして道を渡ると、そこにはホテルのある道の名前が・・・!そしてとうとうホテルに到着!よくぞあの手書きの地図でここまで、、、(涙)

ホテルにチェックインすると、「君の友達夫婦はもうチェックインしてるよ、隣の部屋だよ」とのこと。うーん、ふつう、部屋、隣同士にはしないんでは・・・?と苦笑しつつ、部屋へ。2ッ星で、1泊4千円くらいのわりには悪くない。・・・と思ったが、トイレに入ってびっくり。「消毒済み」のテープが取られ、便器の中にタバコの吸殻がある・・・!

普段の番長なら即刻フロントにクレームだけど、今回はすぐ隣に友達がいるので、何となく気が引けてしまい、そのままに。・・・いや、クレームすべきだったよね。

さて。隣の部屋に行くと、8さん夫婦が!顔を見て本当にほっとした!今までの緊張感もとけて、「いや~イスタンブール、楽しくなりそう!」と急に明るい気分になる。8さん達はビールを買ってきていたのでご馳走になる。疲れた後のビールは美味しい!!

飲みながら今後の計画を練り、夕食に行くことに。あちこち歩き回った結果、「セリム・ウスタ」という、1920年創業のキョフテ屋に行くことにした。キョフテとは、小さなハンバーグというか、ミートボールというか、ま、そんなもので、イスタンブール名物の一つです。

中は食堂、といった感じの簡素な造りですが、3人で食べればそれもまた一興。しかし、メニューに酒がない!!ああーーー、イスラムの国だぁーーー!

ガイドブックをよく見ると、お酒が飲めるレストランはお酒マークがついています。そうかー、残念だなー、キョフテとビールって合いそうなのにな~。キョフテは、ほっぺたが落ちるほどうまい!というものではありませんが、ま、なかなかイケます。

食後、勘定書きを見て笑い出す8さん夫婦。なんと、昨晩行ったレストラン(8さん夫婦は昨日からイスタンブール入りしてます)の3分の1の値段だとか!1人増えてるのに3分の1とは!どうやらイスタンブールは、店によって豪華にも質素にもイケる街のようです。

食後、ぶらぶらと街歩き。8さんのだんなさん、Dさんが「シャシン、シャシン」と言うので見ると、おお、ブルーモスクとアヤソフィアがライトアップされてきれい!
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その後、「そういえばシーシャ(水煙草)吸ってみたい!」という、番長と8さんのリクエストでカフェに入る。トルココーヒー(沈殿式)と、バクラワというトルコで一番人気の蜂蜜パイもあわせて注文し、シーシャの来るのを待ちますが、、、

、、、

、、、

とうとう来なかったです・・・(涙)

何となくトルコのいい加減さを見たようで、多少の不安を抱えつつホテルに戻り、また8さんたちの部屋でビールをごちそうになる。明日の予定を決め、そろそろ寝る時間です。番長はフロントにモーニングコールを頼み、しかしトルコのいい加減さが不安なので、8さんにも起きなかったら壁かドアを叩いてくれるよう頼んで、さて、おやすみなさい、です。どうも部屋の空調がおかしいようで、どこからか煙草の匂いが・・・。ホテルに文句を言おうかと思いつつ、また気が引けてやめてしまった。

・・・そして翌日はもちろんモーニングコールは来なかったです!!

こうした数々の失態の結果、はっきり言わせて頂きます。このホテルArtefes、お薦めしません!(トリップ・アドバイザーにはお薦めコメントもたくさんあるのですが・・・。)
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by bancho55a | 2009-12-20 01:48 | 09.11 トルコ・ギリシャ

初雪と帰国のお知らせ

トルコ旅行記のど真ん中ですが、え~業務連絡、業務連絡。

水曜日はロンドンに初雪が降りましたが(今日も降っとる)、そんな素敵に寒い日に、番長の帰国が決まりました。

そう、ビザ、やはりダメでした。上司Sが東京の本社と交渉してくれたのですが、、、以前にも書いたかもしれませんが、うちの会社、来春に某競合他社と合併するのです(日本法人のみ)。なので、「合併後に減員はあっても増員はありえない」との結論に。タイミング悪かったですね~~。

ということで、ロンドンの生活は年明けの1月30日までになります。その後、ヨーロッパ辺りをフラフラしてから日本に戻ろうかと思っているので、実際の帰国は2月~3月(金が底をついたら)になるかと思います。いや、今の残高だと3日くらいで底をつくかも(爆)

会社は1月20日が最終日。もっと早く辞めたかったんだけど・・・。それから10日ほどイギリス国内を旅行しようかなぁとも思いつつ・・・ていうか、引越し準備は?w
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by bancho55a | 2009-12-16 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

トルコ・ギリシャ旅行~第2日・クレタからアテネへ

11月15日(日)
朝起きると良い天気!バルコニーに出てみると、さすがはエーゲ海、冬でもブルーがまぶしい♪
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こちらはヴェネツィア時代の要塞だそうです。
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さて、朝ごはんに行きましょうか。

シーズンオフらしく、ホテルものんびりしたけだるい雰囲気。朝ごはんはビュッフェで、小さいホテルにしてはかなり豊富な種類で美味しい!!ホットフードも充実しており、とりあえずタダのものはがっつり頂く番長です。

お腹がくちくなったところで、クノッソス宮殿に出かけます。昨日のフロントのおばさんが、親切に道を教えてくれる。深夜残業に早朝出勤・・・さては家族経営のホテルだな(笑)
実は昨晩、地球の歩き方を読み直してみたら、なんとこのホテルは読者割引10%と書いてあった!しまった!こういうものは、たいてい事前に言わないとダメだし(昔、スイスのホテルで説教されたことがある)、週末特別料金と一緒には使えません、なんて言われることも多い。だめもとで聞いてみると、

「地球の歩き方?聞いたことないわね。でも確かにこのガイドブックには、うちのホテルの紹介の所に10%って書いてあるわね・・・他の日本語はさっぱり意味が分からないけど(笑)」

とりあえず、同僚に聞いてみる、と言う。むげに断らない所がこれまた親切だ。

クノッソス行きのバスターミナルは、ホテルから徒歩10分のところにあります。こちらもいかにもシーズンオフという感じで、スタッフは世間話したり、遊んだりしてるが、運行はちゃんとされていた。

さて、車内アナウンスもないけど、クノッソス宮殿はどこで降りたらいいかな~~^^; と思っていると、バスの運転手が乗客に向かって「クノッソス!」と叫ぶ。といっても、乗客は番長と、東南アジアっぽい2人組の女性達だけ。彼らも旅行者だった。(マレーシアっぽいな?と思ったら大当たりでした。)

方向音痴の番長は、こういう時は無駄な努力はせず、他の人についていきます(笑)

女性2人組におとなしくついていくと、おお、宮殿入口が見えてきた。入口に佇んでいた、マダムっぽい迫力の女性が番長たち3人に向かって近づいてくる。

「1時間ツアーのガイドはいかが?」

ガイドブックにもガイドツアーの事が書かれていたが、番長はハナから無視していた。ガイドもピンキリで、時には地球の歩き方の情報だけで十分、なんてこともあるのだ・・・。

しかし、女性達は考え込んでる様子。ガイド料は1400円だが、入場料も1400円。で、シーズンオフのギリシャでは、日曜日の遺跡入場はタダなのです。今日は日曜日だから、ちょうどいいじゃない?とたくみに誘うガイド。そして、本来は5人のツアーなので、ついさっき入場した別の女性グループに声をかけてみる、彼らがOKなら行きましょう、ということになった。そして、その「さっきの」女性2人(イギリス人)も参加することに。

番長は迷ったが、確かにこの遺跡はほとんど建物らしきものが残っていないので、ガイド無しではただの地面を歩いて終わり、になってしまう。しかもここは迷宮ラビリンス、一度足を踏み入れたら、2度と外には出られない・・・!(建物があればの話だがw)

というわけで、参加することにした。結果からいえば、ガイドの説明は地球の歩き方に毛が生えたくらいで、大学で美術史やギリシャ神話を勉強した番長にとっては、それほど新しい発見もなかったのだが、ま、損した気分にはならなかった。それにクノッソス内に説明書きがほとんどないので、自力理解は困難かもしれない。

遺跡内は古い石組みが散らばっているだけだが、ところどころレプリカで雰囲気を出している。壁画の写真はほぼすべてレプリカで、本物はイラクリオンの博物館にあります。
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この玉座とグリフィンの壁画や、次の写真のイルカちゃんの壁画は、20年前に大学の美術史の授業でスライドを見て、美しいなあ・・・と思っていたものだった。レプリカとはいえ、実際に自分の目で見られるのは嬉しい。
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パルテノン神殿など、ギリシャ美術の柱は上に行くほど細くなっていますが、ここ、クノッソスはミノア文明。柱は松の木を逆さにして使ったため、上に行くほど太くなっています。
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当時(紀元前37世紀とかですが・・・^^;)、アジア系のミノア人の力はギリシャ人よりも強く、ギリシャから少年少女を献上させて、危険な牡牛のアクロバット競技をさせていたのです。もちろん命を落とす少年少女も・・・。そこから、牛頭人身の怪物ミノタウロスと、献上された英雄テセウスとの迷宮ラビリンスの対決の神話が生まれたようです。う~ん、神話好きの番長、わくわくします。
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それにしてもこの日は本当にピーカンの良い天気。番長は極寒のトルコに備え、分厚いキルティングコートを着てきたのですが、それをホテルに置いてきて本当に正解だった!と思ったのもつかの間、こんどはセーターが暑くてたまらない・・・。でも下はキャミ1枚なので脱げない・・・^^; ガイドの女性が半袖になるのをうらめしそうに眺めながらトボトボついていく。マレーシア人女性は「これ以上日焼けしたくない・・・」と、日傘ならぬ雨傘を広げる。これにはガイドとイギリス人女性2人も驚いたようだった。でも気持ち分かる~~、番長も傘で日よけしたいよぅ・・・。日陰に入ると涼しいのだが、直射日光が当たると「ジリジリ・・・」という感じなのだ。イギリス人女性2人も「誰もギリシャがこんなに暑いなんて教えてくれなかったわ・・・」とため息をついていた。
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この写真の右手、偉そうなポーズを取っているのがガイドの女性です。左側はイギリス人女性。
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1時間のツアーが終わり、解散。マレーシア女性2人はもう少し中を見ていくとのこと。番長は後の予定がつかえているので出口へ。すると、イギリス人女性2人が話しかけてきた。番長がロンドンに住んでいる、と言ったので親近感をもったらしい。

彼らは各国を回る船旅の途中なのだそうだ・・・。何か高そう(笑)。各寄港地でこうやって下船して観光しているわけだが、乗客の中には「あら、今度はギリシャ?別に降りなくていいわ、私は船に残るわ」なんて人も多いらしい。そういう人達はすでに船旅に何度も参加しており、新鮮味がないのだそうだ。・・・旅好きの番長には全く想像のつかない世界である。一度でいいから旅に飽きてみたいなぁ。なんちゃって。

去年は日本にも行ったそうで、とても良い国だったと言っていた。そうでしょう^^ で、歌舞伎を観に行ったら、「有名な役者が登場すると、みんな叫ぶので驚いたわ!」とのこと。なるほど~。

番長が掛け声や屋号について説明すると、面白そうに聞いていた。あと、あちこちみやげもの屋に連れて行かれたけど、気に入るものが無かった、でも、歌舞伎座の中のおみやげもの屋さんはとても良かった、と言う。番長も同感です。あと、上野の東京国立博物館のショップとか、センスいいよね。

感じの良い人達だったし、話も楽しかった。あっちのカフェでもう少し話しない?と誘われたが、番長は午後の飛行機でアテネに飛ばなければならないのだ・・・。というわけで、残念ながらここでお別れ。別れ際に、「イラクリオンの博物館はお薦めよ。ただ、今は工事中で閉まっているけど、主な展示品は隣の仮設建物に収納されているわ。」とのアドバイスをもらう。

バスでイラクリオン市内に戻り、博物館に行ってみるとその通りだった。このアドバイスをもらわなかったら「なんだ、閉館か、残念。」と引き返してしまったことだろう。感謝である。こちらも日曜日は無料公開。なかなか良い作品が揃っていた。美術史の授業で見た懐かしい作品も。

ついつい長居してしまった後、急いでホテルに戻ると、チェックアウトの時間を過ぎていた。でも、行く前に「少しくらい時間過ぎても大丈夫よ!」とおばさんが言ってくれた通り、何の問題もない。

部屋に戻り、パパッと荷物をまとめ、支払いをしようとすると、10%割引で良い、と言う。このホテルは番長の普段のレベルと違い、ちょっと奮発していただけにほっとしたし、嬉しかった。ちなみにイギリスに帰ってから、宿泊についてのアンケートに答えて欲しい、とメールが来たので、番長にしては珍しく快諾。普通はめんどくさいから無視するんですが^^; 忌憚のない意見を書いたが、翌日、アンケートのお礼メールが届いた。家族経営の小ぢんまりしたホテルなので、こういう意見がとても役に立つんです、と、定型文ながら心のこもったメールという感じでますます好感。ホテル・ラト、お薦めです^^

チェックアウト後、少し時間があったので、ホテル内の無料のインターネットを使わせてもらう。手短に次のフライトのオンラインチェックインを済ませ、気持ちに余裕もできた。

「空港まで市バスで行く」と言うと、おばさんはちょっと驚いた顔。空港まで10分ほどの距離だから、普通は皆、タクシーで行くのだろう。でも、がまん、がまん。

バス停で切符を買う時に少し戸惑ったが、近くにいたギリシャ人の女の子が親切に教えてくれた。券売機が壊れていたらしく、キオスクのおじさんにギリシャ語で説明してくれたおかげで、切符を買うことができた。

空港に到着し、エーゲ航空に乗り込み、一路アテネへ。途中、窓からサントリーニ島が見えた。
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1時間弱でアテネ着。ここからはシャトルバスで市内に向かいます。終点のシンタグマ広場からホテルまでは徒歩10分ほどのはず。さあ、また迷いますよ~~(爆)また人に聞かないとアカンかなぁ、と思ってると、向こうからおじさんが近寄ってきて、「どこだ?どこに行きたいんだ!?」と聞く。ギリシャ人、本当に親切(すぎ)です(笑)。

ホテル「ネフェリ」にチェックイン。地球の歩き方に書いてあるとおり、2つ星にしてはきちんと掃除してあるホテルだったが、部屋がペンキ臭いのには参った・・・。中にいると慣れてしまって感じなくなるのだが。部屋は2階なので、防犯上、窓を開けて寝るわけにも行かない。まあ、首都アテネの便利な場所にあるわりに安いから仕方ないか。

さて、ゆっくりしてるヒマはありません。もう夕方だけど、地球の歩き方には「考古学博物館が遅くまで開いている」と書いてあるので、いざ、行くぞ!まずは地下鉄の駅へ向かいます。
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地下鉄でオモニア広場に行き、そこから徒歩だが、夜のオモニア広場は気をつけろ、と、ガイドブックに書いてある。地上に出てみると、はは~ん、こりゃ~すごいわ。今朝までいたクレタ島ののんびりした雰囲気がうそのように、やばーい雰囲気。目つきの悪い、怪しい人がうろつきまわっている。もちろん、普通のギリシャ人もたくさんいますが。

この危ない雰囲気の中でガイドブックを広げるのも嫌なので、まずはカンで歩いてみましょう。
・・・ええ、方向音痴の番長、思い切り反対方向に歩き始めたようでした。辺りの雰囲気がどうもおかしいので、しかたなく隠れて地図を見ると、おお、こちらはガイドブックに「治安がよくないので、暗くなってからの街歩きはお薦めできない。」とはっきり書かれているところであった。意気揚々とそっちに進む番長、どうなのよ・・・

あわててそこを離れ、非常に苦労した後、やっと正しい道を探し当てた。道の名前が、正式名と通称と2種類あるのって、やめてもらえませんかね・・・^^;

・・・と、暗い中でガイドブックを覗き込んでいると、近くにいた男が、物陰に隠れ、いきなりズズーーーッ!と、鼻から何かを吸い込んだ。ゲッ、ま、ま、まさかのまさか!?ち、ち、ちがうよね、これはクスリじゃなくて、そ、そう!花粉症の、鼻から吸引する粉末薬なのよ、きっと!!

と思いつつも、そそくさとその場を離れる番長であった。今まで行ったどんな危ない国でも、目の前でこんなシーン見たことないよ!(注:オランダは除外。)番長の中で、一気にギリシャの危険度が跳ね上がってしまった一瞬であった。

博物館までの道は危ない雰囲気はなかったが、なんだかちょっと荒んだ感じであまり良いイメージは持てなかった。昼間に行ったら全然違うんだろうが・・・。

そして博物館に近づくにつれ、何かすごいガナリ声とセンセーショナルな歌が聞こえてくる。仮設スピーカーから大音量で流している感じだ。辺りは異様な雰囲気・・・。ビラを配る人、何かを売る人、路上にはテーブルが並び、本を売ったり、ビラを並べたりしている。あちこちにポスターも貼ってある。そのデザインが、どうもソ連国旗や共産主義ぽい感じだ。何かの抗議行動めいた雰囲気があたりに漂っている。とにかく、かなり大がかりなことになっているのだ。

耳をつんざくような、人々を鼓舞するような叫び声と、哀愁に満ちた労働歌のようなメロディー。このままここにいると、何だか何かに染まってしまいそうで怖い・・・。早く博物館に行かなくては、と思いつつ、右手を見ると、「あ、こりゃぁいかにも博物館でしょう!」と言いたくなるような、巨大な建物がそびえていた。

が、そこは、先ほどから続くこの異様なイベントの中心地のようだった。何で博物館でこんなことをやっているんだろう?と思いつつ、ずんずん中に入っていくが、中はさらに異様な雰囲気で、明らかに集まっている人々の中で、番長だけが浮き上がっている。

皆さんお察しのことと思いますが、方向音痴の番長、みごとに間違えて、このアツい集会の真っ只中に足を踏み入れてしまったわけです(爆)

ま、集会自体は排斥的なものではなく、むしろ人々の参加を求めるようなタイプで(多くの人々は断っていたけど・・・)、危ない事はありませんでした。中には写真を撮ってる人もいたので、ついでに物見高い・・・じゃなかった、ジャーナリスト精神に溢れる番長もパチリ。横断幕が見えますね。どうもここは、アテネ大学の付属の建物のようでした。
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さりげなくその場を離れ、元の道に戻って歩き出す番長の目の前に、ああ、今度こそ本物の博物館が!!なんだ、隣だったのね(爆)

さあさ、見学、見学・・・と思ったが、どうも様子が変。人っ子一人いないし、扉も閉まっているような・・・。とりあえず近づいていくと、中から人が出てきた。なぁんだ、開いてるじゃん。と思いつつ、やはり様子が変なので、その人に聞いてみる。

「博物館はここですか?」
「そうだけど、今日はもうとっくに閉館したよ。」

・・・。

地球の歩き方・・・。「夜7時半まで開館」って・・・。

「いや、3時で閉館だよ。私はここのスタッフなんで入れるんだけどね。明日の朝来たら?」

明朝は時間がないんです・・・。ま、ここは以前の旅行で見てるからいいか。あっそうだ、ついでに聞いてみよう。

「あの、もし知ってたら教えて欲しいんですが、あの隣でやているイベントは何ですか?」
「ああ、それなら説明してあげられるよ。この国はね、何十年か前まで、軍事政権が支配していたんだ。で、11月17日にそれが倒れて民主制になった。だから、それを記念して、毎年11月17日近くの週末にあの集会が開かれるのさ。」

なるほど・・・!

ちなみに、今ググッたら、11月17日に崩壊したのではなく、この日の、工科大学学生の蜂起が崩壊のきっかけになったんだそうです。ウィキペディアによると、「学生デモ隊による大学占拠に対して実力鎮圧を行った結果、多数の死傷者を出したことで独裁政権の基盤が揺ら」いだのだそう。なんと・・・!そうか、だからああやって、大学の建物でやっているのか。ただし、この11月17日にちなんだ名前の急進的なテロ組織もあるという、なかなか危険な匂いも・・・。うん、番長、次からああいうところに足を踏み入れないようにね・・・。

さて、ご飯を食べに行くか。

さっき、来る途中で、ガイドブックのレストランを2~3軒見てめぼしをつけておいたので、その中の1軒、「ビザンティノ」へ。ホテルから徒歩2分なので、飲んで帰っても安全だな、と思ったのです。

さっ、イギリスで食べられない「タコイカ」食いまくるわよ~~~!!

女1人で夜、レストランに入る、というのは西欧社会では異様なので、若い頃の1人旅ではたいていマックや買い食いですませていた。でも年とともにずうずうしくなり、今では堂々と1人で入って酒までオーダーしちゃうのです。

ビールとイカのフライ、タコのグリルをオーダー。
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事前の期待が大きすぎたか、ちょっと不満も残ったが、念願のタコイカ食べられて大満足。ついでにお腹もパンパン!徒歩2分で良かった!とホテルになだれ込み、ペンキ臭い部屋で眠りにつきます。では、おやすみなさい♪
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by bancho55a | 2009-12-13 11:58 | 09.11 トルコ・ギリシャ

トルコ・ギリシャ旅行~第1日・ギリシャへの道

11月14日(土)

今回の旅は波乱万丈だったわけですが、もうそりゃぁ、初日のしょっぱなから全開でした。

まず、前夜、飲んで帰宅した番長は、ハウスメイトを起こさないようにゴソゴソと荷造り。旅慣れしてるくせして要領の悪い番長、たいてい旅立ち前夜はほぼ完徹で準備することになります。

今回も朝の3時頃まで荷造りを。冬場に2ヵ国10日間の旅行なのに、いつもスーパーに持ってく小さなキャリーケース1個で済まそうというのがそもそも間違いなのですが、飛行機に荷物預けたくないので仕方ありません。(格安航空のヒミツその2、預け荷物は有料。)

さて、2時間の仮眠をとって朝5時に起きると、外は猛烈な嵐。そう、この日、番長の旅立ちを祝うように、「今年最悪の嵐」がロンドンを直撃していたのです。あーあ、「嵐を呼ぶ女」の伝説がまた1個増えちゃった。

ため息をつきながら携帯のアラームを止め、ついでに最後の充電を終え、何気なく携帯をまた開くと、

「ん?・・・・」

「んん?・・・・・」

「ギャァーーーーッ!!」

なぜか、携帯の画面が真っ暗・・・というか、ぼや~~~っとグレー。何も表示されてない。

「えっ、何で何で!?さっきアラーム止めた時はちゃんと表示してたのに!!」

焦りまくるが、何をやっても画面は戻ってこない。番長の携帯は2つ折で、折りたたんだ状態だと、表面の小さいスペースにちゃんと時刻が表示される。でも開くと、、、「無」。

しかし直してる時間はなく、とにかく携帯、充電器、トルコ用コンセントのアダプタの3点セットをバッグに投げ入れる。そして大方の予想通り、この3点セットは10日間の旅の間、ただの

「ゴミ」

と化したのでした。いや、ゴミならまだいい。憎たらしい事にアラーム機能は残ったままで、電源オフにしててもその時間になると巨大な音で鳴り響いてしまう。飛行機の中でこれやられたら絶体絶命やん!アテンダントさんに首根っこつかまれて、高度5千メートルから「ポイッ!」て投げ捨てられる~~~!!

ま、そんなに妄想をたくましくしてるヒマもないのであった。

さて、旅行の前にゴミ(こちらは真のゴミ)を捨てたいので、ゴミ袋とキャリーケースとバッグと傘を持ち、ヨロヨロと外に出ると、、、もう、ものすんごい暴風雨。玄関口にある巨大ゴミ箱のふたを開け、ゴミ袋を投げ込むと、暴風でフタがバタン!としまった。かろうじて手を引っ込めたものの、

「うぎゃぁーーー汚い!きたなぁいーー!!」

フタの裏は、何年分ものカビが生えていたのか、一瞬のうちに豪雨にさらされて溶け、番長の手に不可解な真っ黒のヌルヌルが・・・

「イカ墨・・・?」

だったらどんなに良いか。

まあ皮肉な事に、ショックで手を見つめている間にも、豪雨が洗い流し、あっという間にきれいになってしまった。

「とにかく駅だ、駅に行くのだ・・・!!」

暴風吹きすさぶ闇夜の中、キャリーケースとバッグと傘のバランスを取りながら歩いていると、予想通り

「うぎゃぁぁぁーーーー!!」

傘、崩壊。

この傘、既に2本ほど骨が曲がっているので、旅行の帰りに捨てて帰ろう、と持って来たものなのだが、まさか行きのしょっぱなで捨てる状態になってしまうとは・・・。

駅までたった7分の距離だが、到着した頃には、プールで1時間泳いだ後のような、素敵なずぶぬれ状態であった。この嵐で電車止まらないか!?と心配だったが、いつも遅れてばっかりの電車、こんな時だけ非常に正確に運行中。なんでやねん。まあ、文句を言うところではない。

1時間弱で空港到着。かなり時間に余裕アリでほっとした。時間つぶしに空港内のショップをぶらぶら。そうそう、空気枕が欲しかったんだ。でもきっと、外の店より中の免税店の方が安いわよね、イギリスの税金は15%(来年1月から17.5%)だし・・・
と思ったのだが、うーんやられた、免税店は「正価」から15%引きで売っている=英国内(外の店)で買うより高い!

ちょっと悔しくて買うのをためらったが、トルコでバスに乗るなら枕は必須。(実際、トルコ人にすごく羨ましがられた。)ちょうど外の店では売ってない商品を発見したので、それを購入。←変な意地張ってます。

そろそろ搭乗時間なので、イージージェットのゲートへ。さっきまで雷が鳴ってたが、ちょうどおさまった!ホッとする。ところで、格安航空会社のヒミツその3は「自由席」。ええ、座席は早い者勝ちです。・・・のはずが、今回はなぜか事前に決められていたので、いつものようにダッシュせず、優雅に飛行機に乗り込む。

3時間半でアテネ着。さ、これからこの空港内で3時間半つぶさないといけないの^^;
ぶらぶら歩いていくと・・・さすがギリシャの空港、上階にミニ博物館が!レプリカも含まれてますが、なかなかちゃんとした博物館でした。もちろん無料です。
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それに加え、無料のインターネットがあちこちに。しかし故障も多いし、たいていふさがっている。となると、免税店巡りか・・・貧乏な番長は基本的にウィンドーショッピングですが・・・。あ、そうそう、両替しておこう。フフン、ギリシャは3度目だから慣れてるのよ、あたくし。通貨はドラクマでしょ?

・・・。

「なんでユーロなのーーーっ!!」

(・・・ガイドブック読んどけよお前。)

ああ、ユーロなんて自宅にどっさりあるのに!(すみません、ちょっと見得張りました。「どっさり」じゃなくて「ちょびっと」。)ああ、持ってくればよかったよ~~~(涙)

仕方なくATMで多少のユーロを引き出し、腹が減ったのでご飯を食べようとするが、「ギリシャ名物の美味しいレストラン」なんて空港に期待しちゃいけねえよな。

うろうろしているうちに、フードコートにサラダバーを見つけた。あ、野菜食べたい~~。近くの店のおばさんに「あれいくらですか?」と聞くと、「小さい皿で8ユーロ、大きい皿で12ユーロよ。」と、メニューを片手に身振りで必死に説明するおばさん。そこへ、何の関係もない通りすがりのおじさんが割り込んできて、

「αβγδπθΩ・・・!!」

・・・ごめんなさい、番長はギリシャ語できないんです。ギリシャ文字も読めません。

おじさん「ミックス!ミックス!」

と叫びながら、サラダバーの品をあちこち指差す。あ、あの、、、サラダバーの仕組みはよくわかってるので、わざわざご説明いただかなくても・・・^^;

どうやらギリシャ人はおせっかい、じゃなかった、とても親切で、しゃべりたがり、じゃなかった、話好きな人達らしいです。

そうこうするうちにクレタ島行きの飛行機の搭乗時間です。

飛行機は何事もなく1時間弱でクレタ島第1の都市、イラクリオンに到着。地球の歩き方によると、出て真っすぐ歩くとバス停があるそうですが、、、ないです。^^; 係員もいないし、困ったなぁと思いつつ、出発ターミナルまで歩いていってうろうろしていると、タクシーの運ちゃんに声をかけられる。

「タクシー?」
「あ、いや、いいっす・・・っていうか、えへっ、バス停ってどこ?」

嫌な質問だろうが、運ちゃんはニコニコと「あっちだよ!」と教えてくれた。なるほど、到着ターミナルから真っすぐ、じゃなくて出発ターミナルから真っすぐ、なのね。

さて、バスのチケットはどこで買うのだろう・・・と、小屋みたいなとこで聞くと、「1ユーロ。」あ、ここで買うのね。お札を出すと「それじゃムリだからあっちに行け。」と、ちょっと先のキオスクを指差す。そちらでチケットを買い、市内行きの市バスを探す。ええ、貧乏旅行の基本ですね、「空港からタクシー」でも「リムジンバス」でもなく、「空港から市バス」。でも夜で暗くてよく分からない・・・^^; やっと見つけ、・・・ってバスを見つけたんじゃなく、番長以外のバス待ちの人を見つけ(なんてさびれた空港なんだ・・・^^;)、教えてもらう。

バスはすんなりと来て、一路、市内へ。さて、バスターミナルで降りないといけないんだけど、それってどこかなー。ガイドブックに「空港から10分」と書いてあったので、10分前後にキョロキョロしていると、いきなり乗客から話しかけられた。まだ高校生くらいの真面目そうな男の子である。

「すみません、あなたは中国人ですか?」

ああ、定番の質問だわね。

番「いえ、日本人です。」
客「そうですか。実は、日本語で読んでもらいたいものがあるんですが、良いですか?」

ええー、なんだろう?ソニーのウォークマンの説明書(そんなんとっくに訳されとるわい)?日本の文通友達からの手紙(時代錯誤すぎじゃん・・・)?はたまた新手のナンパ!?だめよ、年の差が・・・と、瞬時にいろんな妄想が頭を駆け巡ったが、

男の子「これを。」

と、差し出された本を見て納得。

あ、、、エ○バの証人でしたか。^^;

そこには、番長の堕落しきった魂を救えるはずの尊い御言葉が、各国語に訳されて書き連ねてあったが、、、

番「結構です^^;」

自ら救いを放棄。代わりに、

番「あ、ところで、バスターミナルってどこか知りません?」

ああ、なんと世俗にまみれた番長!!

しかし心正しい少年は「あ、ここがバスターミナルですよ。」と、ちょうど着いたバス停を指差した。

番「有難う!じゃね!」

しかし降りてみたものの、そこはどう見てもただのバス停。ターミナルの建物らしきものは全く見えず。

(あのやろー、番長が救いを断ったからって意地悪したな!)

と、ばちあたりなつぶやきを漏らしつつ、そこに立っていた女の子に聞いてみる。

番長「バスターミナルはどこ?」
女子「あ、ここがバスターミナルよ!」

どうやらギリシャ人は英語の「バスターミナル」=「バス停」と認識しているらしかった。ちゃうねん!

番「えーと、ラト・ホテルに行きたいんですが、どこか知ってます?」
女「あ、知ってるわ!うーんうーんうーん・・・」

どうやら、あまり英語が得意でない様子。

番「ここから遠い?」
女「ノー。えーっとえーっとえーっと、」

と、自分の人差し指と中指を使って「トコトコトコ・・・」と人が歩くジェスチャーをし、

「ウォーク!そう、ユー・キャン・ウォーク!」

とにかく、一度この先の広場まで戻った方が良いと言われ、まずは広場に戻る。これで自分の位置が分かった。が、、、番長は絶世の方向音痴。広場から放射状に伸びる道が、どれがどれなんだかさっぱり分からない。仕方なく、その辺にいる人達に片っ端から聞きまくる。最初は「夜だし、危ないんじゃ・・・」と警戒したものの、どうやらイラクリオンはひっじょーーー!に安全な町らしく、全く問題なかった。

ざっと10人ばかりに道を尋ねただろうか・・・(どこまで方向音痴だ番長)。

「ラト・ホテルなんて知らない」
「英語できない」

のセリフに耳タコになった頃、やっと「道に詳しいけど英語ができないお父さんと、英語ができるけど道を知らない娘」のコンビに出会い、問題解決。お父さんときたら、「ライト、ライト!」と言いつつ左を指差す・・・すかさず娘が「レフト!」とフォロー。絶妙コンビのおかげで道が分かりました。

イラクリオンは小さな町で、地図上は道幅が広そうでも、実は車1台通るのがやっとの細道だったりします。正しい道を歩いている、と信じつつも、どんどん人通りが少なくなり、とうとう番長1人に・・・。不安になってくる番長。くじけずに歩いていたのですが、ふと目の前に

「うげっ」

猫の死体が。別に猫の死体を正視できないほど繊細じゃぁありませんが、さすがにちょっと気がくじけたので、ちょうど角からおじさんが出てきたところで、訊ねてみることに。

「ラト・ホテルはこちらですか?」

このおじさんはボロボロな服を着た工事人風で、かなりイカレた感じで最初は怖かったのですが、一言も英語がしゃべれない代わりにとても親切で、ちゃんと番長をホテルまで連れて行ってくれました。ひどく静かな、でもとても安全な場所にあったラト・ホテルです。ブティック・ホテルだけあってちょっとこじゃれた感じ。フロントでは、ちょっと太目の、全身から快活な微笑が漂ってくるようなおばさんが迎えてくれた。

**「お星さまがたは、しんせつでした」**

・・と、いきなりすみません。番長がまだ小さい頃、番長両親が、世界の童話のリール式テープ(時代を感じるなぁ・・・)を毎晩のように聞かせてくれたのですが、その中で、「七羽のからす」という童話に、このセリフが出てきたんですね。これは、兄さん達を救うため、あてどない旅を続ける女の子が、子どもをむしゃむしゃ食べてしまう怖い太陽から逃げ、「くさいぞ、にんげんの肉くさいぞ」と言う意地悪な月から逃げ、そういう心細さの中で、お星さまがたのところに行くと、「・・・しんせつでした。」という流れでありまして、番長は心細い思いをした後にホッとするようなものに出会うと、このセリフが、あのリールテープから聞こえてきた抑揚そのままに思い出されてくるのです。

まあそんな感じで、親切そうなおばさんの微笑みにホッとしつつ、事務的なことをいくつか質問。番長がホテルに到着して、フロントでする質問はほぼ決まってます。チェックアウトタイムは?朝食は何時から何時まで、どこで?地図はありますか?

そういう質問にすべて笑顔でやさしく答えるおばさん。正直、このホテルは、「ブティックホテル賞を取った」というわりに、設備的に???な所も多かったのですが、このおばさんだけは天下一品、どこのホテルにも負けない感じがありました。

さて、部屋はかなり狭く、写真を撮ろうとしてもベッドのヘッドボードの辺りしか撮れません^^;
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でも、小さいながらバルコニーがついていて、椅子に座って外の海を眺めることができます。うん、ちょっと高くても海側の部屋にして良かったな。
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今日は朝から盛りだくさんでちょっと疲れました・・・。シャワーを浴びて外に出る、、と、、、うう、浴室中が水浸しに・・・。あー、ギリシャのホテルってこれが嫌なのよ~~~。シャワーブースのパッキンがうまく機能してないんですよねえ。

疲れた体にムチ打って床拭きをし、今度こそへとへとになって、フカフカのふとんになだれ込む番長でした。夜ご飯は、機内食で出たクロワッサンで充分。あっ、そうそう、最後に大切なことを!

「もしもしフロントですか?明朝7時にモーニングコールをお願いします。」

携帯なき・・・というか壊れた番長、これから10日間、毎日忘れずにモーニングコールを頼まなければなりません。なんだか10年くらい時代を逆戻りしたような気分です・・・。

では、おやすみなさい。
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by bancho55a | 2009-12-12 10:10 | 09.11 トルコ・ギリシャ

トルコ・ギリシャ旅行~準備編 その2

すみません、この下に「その1」がありますので、気力のある方はそちらからお読み下さい。。。


さて、イスタンブール以外にどこに行くか。

番長にとって、トルコは「いつか絶対に行きたい国」。その昔、JALカレンダーかなんかでパムッカレの白い石灰棚と青い温泉池のコントラストに心を奪われて以来、絶対に、絶対にこの目で見てやる!と思ってた。

(結局、その夢はかなわなかったのですが・・・。)

なので、イスタンブール→カッパドキア→パムッカレ→イスタンブール、というプランをまず立てる。トルコ旅行の王道ですな。

バスのチケットは当日でも買えるらしいが、飛行機は前出の通り、早く予約しないとチケットもなくなるし高くなるので、まずはイスタンブール→カッパドキアのフライトを予約。カッパドキアには空港が2つあり、玄関口のネヴシェヒル空港行きは1日1~2便、でも隣町のカイセリ空港行きは1日10便くらいある。

フライトを見てみると、圧倒的にネヴシェヒル行きが安い!5千円くらい。というわけで、朝いちの便を予約。心配なのは空港から市内への交通機関で、地球の歩き方には「タクシー以外ない」と書いてあったが、つい最近、予約制のバスが開通したということをクチコミから発見。バス会社のウェブサイトからも予約できるようになっている。

次に、カッパドキア→パムッカレだが、これは深夜バスしかない。体力のない番長、大丈夫かしらん・・・?時々、飛行機でも長時間のフライトで、眠れないわ、ヒザが痛いわ(短足で足が地面につかないから)で死にそうになってるのに・・・。飛行機内なら歩き回れるけど、バスじゃ無理だし・・・でもバスなら途中何度か休憩するから、その間に歩けばいいか・・・

まあ、バスはぎりぎりの予約でOKだし、料金も変わらないので現地に行ってからでも大丈夫。

さて、パムッカレ→イスタンブールの移動。これも深夜バスしかないらしい。近隣の町からは出ているが、そこまでバスでさらに3時間くらいかかる・・・。それに、2日連続で深夜バス使ったら、体力のない番長、明らかにダウンしてしまう・・・。

この辺まで来て、最初の読み=トルコは1週間でOK!が甘かったことに気づいた番長だった。明らかに、トルコの国土が、番長が考えていたより広すぎたのである・・・。しかし、ギリシャのフライトまで全て取ってしまった今、変更はできない。(ここが格安航空券のつらさである。)

パムッカレに1泊すれば問題は解決するのだが、パムッカレなんて半日で済んでしまう観光地。そこに、夜行バスで早朝着いて、1泊して、翌日の深夜までと、丸々2日いてどうするのだ・・・?それにその場合、夜行バス2回になり、それも番長にはつらい。パムッカレの近隣の町に行って、そこで遺跡を見て、飛行機でイスタンブールへ、というプランも考えたが、遺跡なんてその前のギリシャで死ぬほど見る予定。クチコミを見ても、「ギリシャ見てれば遺跡は不要」の意見が多数・・・。そしてパムッカレも「冬に行くとこじゃない。石灰棚は裸足でしか歩けず、寒い中では非常につらい」との意見も・・・。

ここで行き詰ってしまった番長。この行き詰まりは、実に、旅行開始まで持ち越されたのでした。それまでに星の数ほどのプランを考え、その度にフライトを調べ、バスを調べ、クチコミを調べましたよ・・・。何十時間かけたことか・・・。もういっそ、イスタンブールとカッパドキアだけで良いよ!とヤケクソになったりして。結局、サフランボルという世界遺産の町はどうかな?という新プランが浮上し、かなり心も動いたのですが、それもまた行程に不安があって。

いっそパックツアーをとってしまえば楽だったのですが、トルコ・ギリシャで1人部屋追加代金を入れると20万近くなってしまうし、番長は個人旅行の方が好きなのです・・・。

膨大な時間を費やしたにもかかわらず、出発の前日になってもカッパドキア以降の3日間の予定が決まらない番長。自分で自分が情けなくなりましたが、クチコミの中に

「カッパドキア以降、パムッカレに行くか、サフランボルに行くか迷ってます・・・明日が出発なのに、まだ決まらない!」

という、「ええっこれ、番長!?」というほどぴったりな意見を発見して、ああ、番長だけじゃないんだ~~と、かなり気が楽になりました。やっぱみんな悩むんだね、ウンウン。

とりあえず、無駄にしてもいいや、ということで、アンカラ→イスタンブール(サビハ・ギョクチェン空港)のフライトを5千円で予約。これなら、カッパドキアからアンカラまで5時間バスで行ってアンカラに1泊し、翌朝イスタンブール入り、そのまま空港を出ずにロンドン行きに乗り換えて帰れる。サビハ・ギョクチェン空港という、いまいち交通機関に不安な空港に、市内から出かける必要もなくなるし。格安航空券だからキャンセルできないけど、まあ5千円なら保険金と思えば。

・・・ああ~~このプランの通りにしていたらなぁ、あんな大変な目に遭うこともなかったかも・・・(遠い目)

まあそれについてはおいおい話すこととして。

最後に決めるのは、カッパドキアのホテルです。トルコはとにかく物価が安いらしく、交通機関もホテルも、とってもお得。カッパドキアなら5千円も出せば普通に中級ホテルに泊まれるのですが、

「そういう場所でこそ、普段できない贅沢をしてみたい!超高級ホテルに!」

・・・と値段を見ると、1泊3万円とか・・・^^; すみません、高望みしすぎました。コホン、高いところはやっぱり高いんですね^^;

それでも、カッパドキアにしては高めの某ホテルを予約。ちなみに「カッパドキア」というのは町の名前ではなく、漠然とした地方の名前です。なので、カッパドキアに泊まりたい場合は、ネヴシェヒル、ギョレメ、ユルギュップの3つの町から選ぶことになります。ネヴシェヒルは大きな町で便利だけど情緒がない(ギョレメのトルコ人も「あそこは個性がなくてつまらない」と口々に言ってました)。ユルギュップもいいけど、どうせなら奇岩に囲まれた小さな村の、洞窟ホテルに泊まってみたい。ということで、ギョレメに決定。小さい村だけどホテルやペンションの数は多く、地球の歩き方とトリップ・アドバイザーのクチコミを参考に比較検討した結果、エアコン完備の3つの宿に絞って、空きを調べることになりました。(寒いトルコの冬に、寒い洞窟ホテルでエアコン無しでは死ぬので。)

今回の準備段階でもう1つ悩まされたのが、トルコのホテルのウェブサイトに、オンライン予約がないこと。ほとんどが、メールを送って空き状況の回答を待つ、という形になるのです。だから今回も3軒にいっぺんに問い合わせする事に。オフシーズンには閉まるホテルも多いし、出発が間近に迫っていたため、一つ一つ吟味してる暇がなかったので。すぐに回答くれるか不安だったしね。

ところが、夜に問い合わせを送って、翌日の午前中には全てのホテルから「OK」の回答が。ホッとしつつ、トリップ・アドバイザーで絶賛されていた某ホテルに決めました。

このホテルのウェブサイトには、「あなたの部屋を選んでからご予約下さい」と書いてある。そんなこと言われても^^; とギャラリーページを見ると、1つ1つ、内装が違うのです。まぁ♪ そしてその内装がまた素敵。洞窟ホテルはいいけど、なんか窮屈そう?快適じゃないかも?と心配していた番長ですが、これならいいかな、と思える。そうは言っても、いったいどれに決めたら良いやら・・・と途方に暮れつつ、1つずつ内装を見ていくと、

「あ、これ!・・・これ、番長の部屋!」

と、妙に納得できる写真にめぐり合いました。実に、「あなたの部屋を選んでください」そのままの結果です。1つの部屋につき、3つくらいの写真が掲載されているのですが、この部屋だけは窓からの眺めも載っていて、それが素敵。もっと安い部屋もあったのだけど、即決でここに決めてしまいました。ま、それでも7千円弱、悪くない値段です。(本当に物価が安いのです。)こちらは旅行会社経由も、ホテルのウェブサイトも同じ料金だったので、ホテルのウェブサイトから。(何となくその方が良い気がするのです・・・。まあ、ホテル側が、どこ経由で予約したかまでチェックしてるのかは分かりませんが。)

このホテルにして本当に良かったです。今回の旅のハイライトでした。

ということで、やっとトルコの前半4泊5日の予定が決まりました。後半3泊4日のプラン策定は旅行開始後に持ち込まれたわけです。「オンライン予約できないホテル」とか、「オンライン予約できないバス」とか、「だからといってパソコン持参しない番長ってどうなの」とか、残りの行程が本当に決まるのか、かなりの不安を抱えつつ、ま、なんくるないさ、なんとかなるさ、といつものとおりノンキに構えた番長です。

ちなみに、バスはオンライン予約できる会社もあったのですが、なぜかうまく行かず・・・。ウェブサイトの故障も多いらしいです。それに、トルコ語・・・^^; なんとか読み解けば予約できるし、そうしていたツワモノもいるようですが、番長はアッサリあきらめてしまいました。

最後に、今回のトルコ旅行で本当にお世話になったのが、地球の歩き方、旅のQ&Aのウェブサイトです。ここは、個人旅行を計画している人が質問し、以前旅行した人や現地在住の人が回答する、というコーナーなのですが、この情報が、本当に、本当に役に立ちました。番長は直接質問することはなかったのですが、抱えている悩みや疑問は他の人と大差ないので。いやぁ~すごいですよ。「女性1人で深夜バスは大丈夫でしょうか」とか、「トルコ語のウェブサイトでのバスの予約の仕方」とか、まさに番長の欲しかった貴重な情報で溢れるサイト。回し者のようですが、ぜひ一度ご覧になることをお薦めします。

しかし「トルコは客引きが非常に多い」「しかもそれが非常にしつこく、嫌な思いをする」「それどころか、騙されてバスを降ろされたりする」「ボラレる」「女性の1人旅は奇異な目で見られる。ナンパも非常に多く不快」という、数々のネガティブな情報も・・・。行く前から、「うーん、、、番長、なんで1人旅にしちゃったんだろう・・・」と、かなり暗澹たる思いと後悔の念にさいなまれたのでした。日本発のトルコツアーの料金がなんであんなに激安なのかが分かったり、女性としての危険に遭わないよう、高いホテルを選ばざるを得なかったり(ホテルスタッフが危ない!とかいう情報が・・・)、そして結局パムッカレ行きを断念したのも、パムッカレの客引きがあまりにひどいという情報に「こりゃ番長、どう考えても無理だわ・・・」と観念したのが最大の理由だったりもします。

ちなみに、カッパドキア→パムッカレでなく、逆のパムッカレ→カッパドキア行きのコースを考えている個人旅行の方がいたら、やめた方が良いようです。地球の歩き方にも書いてあるし、掲示板でも何度となく指摘されています。正規のバスに乗っても、運転手が旅行会社とグルになっていて、違うところでバスを降ろされ、旅行会社のバスに金を払って乗せられる事件が続出しているそうです。いくら「ここが終点じゃない!」と主張しても、運転手が運転してくれなかったらどうしようもないですからね。地球の歩き方にも「みんな騙されている」と書かれていますが・・・^^;

さらに、客引きがあまりにひどくて、予約していた客を奪われる事件が続出しているため、ホテル側も送迎サービスをやるようになってきているそうです。ど、ど、どこまですごい客引きなんでしょうか・・・拉致じゃん?カッパドキアのホテルも、番長が予約を入れるとすぐに送迎(有料)を申し入れてきました。シャトルバスの事前予約めんどくさい・・・と思ってた番長にはむしろ有難かったですが。バスより安かったし。

そして、あらゆる情報を取り終え後に番長が決心したこと、それは、

「トルコ・ギリシャすっぴん旅行。」

でした。

(^^;)

「女一人旅は気をつけろ」「口紅塗るな」「スカーフで髪隠せ」「サングラスしろ」

はいはい、分かった、女を捨てろってことね。

ま、イスラムの国で女性1人旅は危険を誘ってるようなもの、というのもあながち分からない意見ではないのですが。

どうせ番長、普段からかなりすっぴんに近いです。ファンデーションは1ヶ月に1回くらいしか塗らないし(塗れよ^^;)、眉毛と口紅はばっちり画くけど(じゃないとノッペラボウなので)、朝に画いたら寝るまで化粧直ししないし(しろよ^^;)。でも、口紅はともかく、眉毛は死守したかったんですが・・・。出発前、すっぴんで鏡の前に立ち、

「ヤバすぎるよこれ・・・」

あまりのブッサイクさに自分でも笑っちゃうほどでした。でも危険な目に遭うよりいいもんね。
しかし、すっぴん旅行、良かったですよ~~。朝の忙しい時間に化粧に時間を取られなくてすむし、意外なところ(?)では、眉毛がかゆくなった時、落ちるのを気にせずにかける!!これ、いいっすよ。

ま、「旅先でのロマンス」とは無縁ですが・・・(爆)

ていうか、番長、いつでもそういうのと無縁・・・(爆爆)

・・・このまま自虐ネタであと10ページは引っ張れそうですが、この辺で上品に筆を置きます^^;

次回からいよいよ旅行日記を開始します。すいません前フリが長すぎて。ここまで読んでくださった方(いるのだろうか・・・)、有難うございました!
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by bancho55a | 2009-12-06 06:31 | 07.9- イギリス生活 UK

トルコ・ギリシャ旅行~準備編 その1

準備編、しかも「その1」かよ!

という突っ込みを自分でも入れますが、今回の旅の努力の半分以上は、実にこの準備編に費やされたと言っても過言ではありません。それはそれは苛酷な準備期間でした・・・。次回のトルコ旅行の参考に(番長は健忘症なので)、また、このブログが「トルコ一人旅」の検索で引っかかって訪れて下さった方のために(自分もこれで大変お世話になったので)、準備編でもエントリー残そうかと思ったわけです。

なお、今回は、いつも番長がどうやって個人旅行の計画を立てているかについて、かなり細かく書いてあります・・・長いし、誰も興味ないと思うので、どうぞ読み飛ばしてください^^;

さて。

今回の旅行のきっかけは、ある土曜日の昼下がり、沖縄会で踊りを練習中の番長宛にかかってきた1本の電話でした。

「あ、番長さん?8ですけど、トルコ行きません!?」

それはつい先日、一緒にトルコ料理のレストランに行った、ロンドン在住の日本人、8さんから。そういえば、番長の帰国前に一緒に旅行しようかという話をしていたのよね。

なんでも、8さん夫婦が日本への一時帰国にトルコ航空を選んだそうで、イスタンブールでストップオーバーするついでに観光しようということになったらしい。そして、番長がトルコにも行きたいと言ってたことを思い出した8さんからお誘い頂いたわけです。

ええ、もちろん番長、完全におジャマ虫です。(・・・懐かしいなこの表現。)でも、そういう気遣いができない番長、二つ返事で賛成!!

イスタンブールだけなら2泊3日で、金曜の夜に出れば会社休まなくても行けるのですが、どうせならトルコの他の地域にも行きたいし、ここはひとつ、バーンと休みを!

ということで、10日間の大型休みをもらってしまいました。

さて、8さん夫妻のイスタンブール滞在は3日間らしい。トルコ国内旅行には1週間あれば十分すぎるだろうから、ついでにほかの国にも行こっかな?

はーい番長、間違い間違い!!

まずここで第一の間違いを犯してしまったことに全く気づいていない番長でした。

トルコを個人旅行するなら、しかも番長のように体力のない年増女なら、そして旅行するのが秋冬のオフシーズンなら、日程に十分な余裕を持たないとアカン!!

番長は個人旅行する際、旅行会社のツアープランを参考にして日程を組むことが多いのですが、あの効率的なプランはひとえに、「専用バスでの移動」という素晴らしい特典のおかげなんですよね。

トルコ自体は、非常に長距離バス路線が発達した国です。バスを使えば非常に効率的な旅行ができます。しかしトルコの国土は日本の2倍の広さ。たとえば東京から広島までバスで行こうと思ったら、深夜バスを使わないといけないわけです(←経験者)。そして、毎日深夜バスを使ってたら明らかに体力が持たないわけです。しかも、秋冬にはバスの本数が減ったり、直通バスがなくなったりするわけです・・・。

ま、そういうことを考えずに、「2ヵ国旅行」のアイデアに夢中になってる番長でした。

「トルコ以外にどこに行くかな~、あっそうだ、ギリシャ!」

実は、今年の夏に友達とギリシャに行く予定をたてていて、okkuさんが来英した際、「地球の歩き方~ギリシャ」まで買ってきてもらってた(しかもokkuさんプレゼントしてくれた!)。
注:地球の歩き方はこっちの日系書店でも売ってるけど非常~に高い!んです。

しかし、その後、ギリシャ旅行の予定が消えてしまった。

「もったいない!せっかくガイドブックがあるなら、旅行しないともったいない!」

「本末転倒」という言葉を知らない番長、速攻でギリシャ行き復活を決めました。

さて、行き先が決まったら、まず最初にしなければいけないのは往復のフライト確保です。早く予約しないと席数も少なくなるし、値段も高くなる。

日本発のフライトだと、往復予約が基本ぽいとこはありますが(オープンジョーと違って割引があって安いので)、ロンドン発のフライトを予約する場合、大抵の航空会社が往復割引ナシなので、片道切符が買いやすい。「ちょっと損してるんじゃ・・・」という懸念ナシに2ヵ国以上の個人旅行が組めます。

貧乏な番長は「英国航空」「ヴァージンアトランティック航空」なんていうセレブな航空会社とは無縁。わき目もふらず、「イージージェット」のウェブサイトに飛びます。

イージージェットは、イギリス在住の庶民ならかなりの確率でお世話になっているであろう、格安航空会社。ライバル会社の「ライアンエアー」と共に、貧乏旅行に欠かせない、強~い味方です。「ライアンエアー」の方は、たまに「片道1ポンド(150円)から」というありえないキャンペーンをやってるのですが(といっても燃油料なんが加算されて結局3千円くらいにはなりますが)、どうも番長、いろいろなウワサを聞いていて、あまり好みでない。といっても乗ったことがないので単なる偏見なんですがね。

イージージェットのウェブサイトに行くと、おお、あるある、トルコまで片道1万円を切るフライトが。もう少し早ければ片道5千円くらいで行けたでしょうが、ま、出発1ヵ月前ならこんなもんかな。格安航空なので朝早いフライトなのが難だけど、この空港は番長の家から1時間弱で行けるところなので、まず大丈夫だろう。いちおう電車の時刻表をチェック。うん、大丈夫そう。

参考までに英国航空やトルコ航空のウェブサイトも見たけど、やはり高い。2倍近くする。ただ、出発間近になると格安航空も急に値段が釣りあがるので、大手航空会社との差が10%程度、なんてケースもあります。その場合は迷わず大手航空会社を選びます。サービスその他が全然違うから。

というわけで、まずはロンドンからギリシャ(アテネ)までの行きのフライトと、トルコ(イスタンブール)からロンドンまでの帰りのフライトを確保。しめて2万円。

「イスタンブールの空港は、メインのアタチュルク空港じゃなくてサビハ・ギョクチェンという、つい最近できた第2の空港かぁ・・・。」

これが、格安航空会社を格安たらしめているヒミツその1、「安い地方空港の利用」です。たいてい、第1の空港よりも、市内から遠いことが多い。ヘタすると、そこまでの交通費が高くて、第1の空港を利用する大手航空会社の場合と、トータルで同じくらいの金額になったりするので気をつけないといけません。

なので、まずは地球の歩き方をチェック。トルコのガイドブックは泣く泣く、ロンドンの日系書店で買いました。日本の2~3倍の値段で売ってます・・・。ガイドブックが4千円以上するって気絶しそうになりますが、個人旅行の場合、情報をお金で買う必要があるので仕方ありません。

「なになに、イスタンブール市内からトラムで○○に行き、そこからフェリーで××に行き、そこからシャトルバス。めんどくさい・・・でも、所要時間2時間弱ってとこかな・・・。えーっと料金は・・・ま、そんな高くないな。」

いちおう、サビハ・ギョクチェン空港のウェブサイトも調べ、シャトルバスの便数や行き先などもチェック。シャトルバスは頻繁に出ているし、行き先もいくつかあるらしい。うん、これはいけそうだな。

ああここで、第二の、壊滅的な間違いを犯してしまったことに全く気づいていない番長でした。こ、こ、この選択をしてしまったために、どんなにか絶望し、どんなにか苦労したことか・・・!! ここでヒトコト、「サビハ・ギョクチェン空港は使うな!(少なくともあと1年は!)」

それはともかく、とりあえず往復のフライトを確保してほっとする番長。次はアテネ→イスタンブールのフライトです。やっぱトルコ航空かしらん?

トルコ航空のウェブサイトに行くと・・・う~ん、ちょっと高い・・・。ナショナルフラッグとはいえ、隣国に行くのにロンドン→アテネの2倍の料金とは何事や。次に、ギリシャのナショナルフラッグ、オリンピック航空のウェブサイトへ。するとなんと、

「えええーーー、オンラインで航空券が買えない~~!?」

ナショナルフラッグでこれって、だ、大丈夫?オリンピック航空。わざわざ航空会社のオフィスにまで出かけるほど暇じゃないし、電話予約はとても不安。(番長の英語力も不安だけど、相手の対応がもっと不安。)

困ったなぁ・・・と、旅行会社のウェブサイトに行き、アテネ→イスタンブールの直行便を飛ばしている会社をチェックすると、「エーゲ航空」という怪しい会社を発見。「エーゲ海」の「エーゲ」らしい。ギリシャ第2の航空会社のようだ。

ということで、個人ブログなどで、「エーゲ航空」の情報を調べる。良いコメントが多い。むしろオリンピック航空より良いらしい。。。^^; ナショナルフラッグだった日本航空と、第2の航空会社(だった)全日空の例もあるので、じゃ、エーゲ航空で、とアッサリ決定。ウェブサイトに行くと、激安!興奮しつつ予約ページに進むと、

「あ・・・燃油料や税金抜きの値段だったのね・・・^^;」

一瞬ためらったが、まあそれでもトルコ航空より安いので、これで決定。1万4千円。

さて、これで、ギリシャ旅行が2泊3日と決定しました。アテネに2泊か・・・。考えてみれば今度で3回目のアテネ、もうほとんど見てるんだよな^^;(←実はかなりのギリシャ好き) じゃ、どこか離島にでも行くかな♪ ミコノスとサントリーニはもう行ってるから、他の島・・・

「秋冬は離島への便が激減し、観光にも不適」 (by ガイドブック)

・・。だよね・・・

「むしろ、遺跡巡りなどを楽しむ方が良い」 (by ガイドブック)

だよね。。。

そういえば、クノッソス宮殿って行ってみたかったんだよな~。クレタ島行ったことないし、ミノタウロスの伝説とか好きだしな~。(アメリカ留学中に「ギリシャ神話」なんて授業まで取ってしまった、神話好きの番長。)クレタ島なら秋冬のフライトもあるだろう。

もうすっかりお馴染み(早いな)のエーゲ航空を見ると、少々高いものの、たくさん飛んでいる。しかも往復割引があるらしい。決まりだな。

飛行機を使う旅行の場合は、空港⇔市内の移動に時間をとられることが多いので、なるべく、アテネに着いてそのまま空港を出ずにクレタに行くか、クレタからアテネに飛んだ後、空港を出ずにイスタンブール行きに乗り換えるのが賢いワザ。迷った結果、ロンドン→アテネ→クレタと行っちゃうことにした。飛行機の遅延の可能性も考え、アテネ空港での滞在に3~4時間の余裕を見つつ、クレタ往復のフライトを予約。2万円。夏ならロンドン→クレタの直行便があるのに・・・ちょっと残念。

お次はイスタンブールのホテル予約。これは自分の好みでなく、8さん夫妻と同じホテル、アルテフェスに決定。その方が便利だし、ホテルを決めるのは楽しいけど大変だし時間もかかるので、ちょっとホッとする。アルテフェスは市内の意外と便利な場所にあり、1泊4千円!わーお、最高!これが一人旅だと「もしや・・・危ないホテルでは?」と躊躇し、もすこし高いホテルを選んでしまうのだが、8さん夫妻と一緒の行動だから不安もない。

さ、次はクレタのホテルだ。ガイドブックを読みつつ、いくつか目星をつける。夜に到着するので、分かりやすい場所、人通りの多い場所じゃないと。(番長は方向音痴なので、必ずグルグルと迷うわけです。で、人通りのない場所で迷うと最悪なので^^;)

ちなみに、秋冬はギリシャ旅行のオフシーズンなので、ホテル料金が半額近くに下がることもある、とガイドブックで読んだ番長。

「せっかくなら、良いホテルにディスカウント料金で!」

当初考えていた安いホテルはディスカウントなしなので、今度は中級~高級ホテルを中心に見ていく。ホテル選びの際に参考にするのは、まずは日本の旅行者のブログ。サービスや清潔さの価値観が一緒なので。そして、トリップ・アドバイザーなど国際的クチコミランキングのウェブサイト。こちらは日本人以外のクチコミがほとんどなので価値観は合わないが、クチコミの量が非常に豊富なので便利。トリップ・アドバイザーを見ると、地球の歩き方にも載っているホテル「ラト」の評価が高い。地球の歩き方でお薦めされてるってことは日本人にも耐えうるサービス&清潔さなんだろうし、ラトのウェブサイトに行ってみると、なんと、昨年度のヨーロッパのブティックホテル賞を受賞したとか!

「いや~ん、そんなオシャレなホテル、泊まってみたい~~♪」

ブティックホテルに1人で泊まるのもどうかと思うが、そういうことは一切気にしないのが、他人に対する気遣いも、自分に対する気遣いもゼロの番長。さて、どこで予約するか。旅行会社のウェブサイトの料金とホテルのウェブサイトの料金は、両方とも同じくらい・・・だけど、よく見るとホテルの「週末特別プラン」がお安いぞ!ということで、ホテルのウェブサイトから予約。ちょっと奮発して海側の部屋を。1泊1万円。

そしてアテネのホテル予約。こちらは星の数ほどあるが、地球の歩き方で「安いけど清潔」と太鼓判を押されてた2つ星ホテル、ネフェリに決定。トリップ・アドバイザーのクチコミを読むと、「とにかく便利な場所」という意見が多い。アテネには正味1日弱しかいられないから、安くて便利なホテルに泊まるのが賢いかな。ということで決定。6500円。こちらは旅行会社のウェブサイトの方が安い。ちなみに番長の使ってる旅行会社のサイトはエクスペディア英国版。ここで予約すると、番長のいつも行くスーパーのポイントが溜まるので、ちょっとお得です。(←みみっちいって言っちゃダメ!)

さ、これでギリシャは終了!お次はトルコです。

ここで、ブログの文字数制限に引っかかってしまったので(爆)、「準備編 その2」に続きます。
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by bancho55a | 2009-12-06 06:27 | 09.11 トルコ・ギリシャ