番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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庶民達の社食

4月30日
今日のランチは、社食で、ウィリアムと、彼の部署の人達2人と一緒になった。イギリス人に囲まれると、やはり聞き取れないし、話せないバンチョウ。悲しい・・・。リスニングに必死で、食べてるものの味がしないのも辛い所だ。

その2人が去り、ちょっとホッとしたところへウィリアムが

「君の後ろに座ってる紳士だけどさ、」

後ろのオヤジがどーかしたか。

「彼がイアンだよ。」

イアンて誰だよ。イ、イ、イ・・・イーーーッ!?

「イアン・××の事?」
「うん。」

おどれーた。うちの会社の、全世界のトップの人なのだ。うちは本社はニューヨークなんだけど、今の社長はそれまでロンドン支社のトップだったイギリス人で、彼がロンドンにいる時は、エリート様達のいるヘッドオフィスではなく、こちらのドレイ・オフィスに滞在する、というのは知っていた。そして、社食にもよく出入りするとは聞いていたが、まさか本当にいるとは。

そっと首を回して見ると、お供も連れずにたった一人で、新聞を読みながらワンプレート・ランチをパクついてる。

先月会った、日本支社の社長をほうふつとさせる地味さだ。どうしてこう、うちの社長連中は庶民的なんだろう。社長なら近所の高級レストランに行ったり、豪華弁当を取り寄せれば良いものを。もしかして金欠なのかしらと、本気で心配してしまうではないか。

ま、確かにうちの社食は、イギリスの普通のレストランよりはずっと美味い(比較の対象が間違っているか・・・)。私も、ランチは一日のうちで一番楽しみな時間だ(あたくしこそが庶民です)。どうやら数ヶ月前にシェフが替わったばかりで、果敢に新しい料理に挑戦しているようなのだ。シェパーズ・パイとかローストビーフとか、典型的なイギリス料理だけでなく、タイ・カレーとかパエリアとか、各国料理が並ぶ事もある。こないだなんか、「サーモンの○○焼き、ワサビ醤油ソース、野菜炒め麺添え」なんてのが出て、嬉々として食べてみたが、さっぱりワサビの香りがしなくてがっかりだった(味自体はとても美味しかったが)。そして、必ず肉料理と魚料理、両方を毎日メニューに入れてくれるのが、たった3人の日本人にはとても好評だったりする。

話が逸れたが、社長もその魅力にとりつかれたのか、翌日も、「いかにも社食」のプラスチック・トレーを持ちながら、順番待ちの列にお行儀良く並んでるところを見かけた。その姿にカリスマ性は無かったが、隙も無かった。デキる男はやはり違う。


5月2日
仕事の後で、ウィリアムと近くのパブに飲みに行く。住宅街の中の、20人も入れば一杯になりそうな、こぢんまりした店だ。

ウィリアムの話によると、数年前までパブの深夜営業は禁止されていて、夜11時に閉店だったらしい。というか、11時以降は酒を売ってはいけない、そして11時までに買った酒は11:20?までに飲み干さないといけなかったとか。

「今は遅くまで営業する店が多いけど、ここは住宅街の中だからどうかな・・・」

そういえばちょうど11時。カウンターを見ると、おお、今しも槌を持った女性が、小さな鐘に向かい、恥ずかしそうに店内を一瞥した後、

「カン・・カンカン!」

控えめに鐘を鳴らした。と見る間にカウンターに駆け寄り、ラスト・オーダーをする人々。へえー、これはイギリスに来て、初めて見る光景でありました。
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by bancho55a | 2008-04-30 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

会社への帰還

4月28日(月)
というわけで、今日からオフィスに復帰。昨夜帰国し、時差と疲れでボロボロ・・・の番長を待ち受けていたのは

「夜11:30までびっちり仕事」

キェーーーッ。

同僚のWさんはそのまま日本に残ってしばし休暇中。残されたYさん(先週、帰国済)と2人で仕事に取り組むも、次から次へと・・・しかも面倒くさいものばかり。さすがに夜10時を過ぎると、もうこのオフィスにはガードマンと私達2人しか残っとらんのだ。いやいや、疲れました。

Yさんがタクシーで帰って良いと言ってくれたが、まだ電車もあるので、いつも通りバスと電車を乗り継いで帰る。最寄り駅に着いたのは深夜0:30。まあ、そんな時間に帰っても全く危険じゃないのがここの良いところだ。そして、これだけ遅い時間に帰ると、たぶん・・・ムフフ・・・

「いたーーー!」
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今回はばっちり写真に収めました、ミスター・フォックス。実に警戒心の無いヤツで、適正距離さえ保ってれば、いつまでもこちらを見つめ続ける。

その「適正距離」のため、ボケボケ写真でスマンですが・・・え、イヌに見える!?ええーーーっ、こ、この、尖った鼻を見て!薄汚れた毛皮を見て!(そこか?)そして何より、イヌはこんなフッサフサの尻尾は持ってないでしょ?

タクシーで帰らなかったおかげで、見事に遭遇できました。ムフ。

4月29日(火)
昨日の忙しさは、どうやらゴールデンウィーク前の駆け込み需要だったようです。今日は日本も祝日だし、仕事ゼロかしら、と思ったが、そんな中でもエリート様達はちらほら出社してるのであった。涙。

今日、仕事を依頼してきたエリート様は、「明日、○○に××という提案をするのです。初めての提案ですが、これならうまく行きそうです」と、珍しくフィードバックをくれた。素直に嬉しい。そこから、深夜(日本)のメールのやり取りへ。「ここは△△なので、■■という形をとって説明したいと思っています。そこで、こういった資料を作ってもらったのです。」などと、私のちょっとした質問にもちゃんと答えてくれる。

「そういう情報がある方が、仕事をしていても面白く取り組めます。」という私の返信に「そうですよね、実は常々、そうではないかと思っていたし、僕らとしても、皆でこういう背景をシェアした方が良いのではないかと考えていました。今度、上の方に提案しておきます。」などと誠実に対応してくれる。深夜4時に忙しく働いているというのに、丁寧にメールを返してくれるのが、ちょっと恐縮しつつも嬉しい。エリート様といえば、ドレイの仕事はただのベルトコンベヤーにしか見えていない人が多いだけに、この珍しい反応にちょっと嬉しくなってしまった。
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by bancho55a | 2008-04-28 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

里帰り終了

4月26日(土)
昼、起きると、既に左手がカユイ。おそるおそる手を見ると・・・

「ぅわっ!」

全体に赤いみみずばれとプツプツが出ている。

「すげー。きもちわりー。」

じんましん?湿疹?どちらにしても、沖縄の海で刺された箇所がそのまま赤く浮き上がってるのは確かだ。

「いや、それ以上かも・・・」

そう、時間が経つにつれて、だんだん広がってくるのだ。これはやばい。本当にやばい。

今日は、昼過ぎにモツ鍋パーティーと、夜にMちゃんがまたパーティーに連れて行ってくれるという話だった。モツ鍋の方は、3年ぶりに会うTさん(←先々週、ロンドンに来ていたので完全にすれ違い)主催だったし、若い男がたくさん来るというので期待(笑)していたのだが、この病状では、どう見ても無理でしょう。

とりあえずウィークリーマンションをチェックアウトして実家に戻る。両親が最寄の駅まで、車で迎えに来てくれていた。事前に手の事を相談したら、土曜日でも開いている近くのクリニックを調べてくれて、その足で連れて行ってくれることに。

医者と薬嫌いの番長は、普段は滅多に病院に行ったり薬を飲んだりしないのだが、明日イギリスに帰国することを考えると・・・

「やばい。イギリスの医者に行ったら殺される。それくらいなら、今のうちに日本の医者へ・・・」

殺されないまでも、病院はいつもずっと先まで予約が入ってるのだ。重病の手術待ちの患者でさえ半年とか待たされるんだから、私なんて診てもらうのに3年はかかるだろう。医療費がタダってのも考えモンだね。

しかし日本の医者も混んでるのであった。土曜日のせいかしら。

「ギャッ!25人待ち」

ということで、1時間以上待ち。その間、両親と水入らず(どこが・・・)でトーク。

順番が来たので、先生に説明して見せると、

「あー、いかにも海で刺された感じですね」
「サンゴチュウって言ってましたけど」
「そんな虫はいませんが、ウミケムシかなんかでしょう。」
「右手にまで広がってきてるんですが、このまま全身にってことは・・・」
「それはないでしょう。きっとそのとき、右手も刺されてたんですよ。」

ちょっとホッとする。これが二番目の心配事だったのだ。それでは三番目の心配事を。

「実は明日、イギリスに帰るんですが・・・」
「そうですか、それでは薬を多めに出しましょう。」

ということで、さあ、一番の心配事へ。

「でも私、保険証を持ってないんです!どうか、安くしてください!!」

病院にまで来て値切ってしまう、貧乏番長であった。ウフッ。

「そうですか、はは、なるほど。では、強めの薬を少しだけ出しましょう。」

その後、薬局に薬をもらいに行くと

「番長さん、あの・・・今、手に塗っている薬をはがす方法は、先生から聞きましたか?」
「はい、食用油で落とすようにと・・・」
「そうですか、それなら良いのですが、普通ははがす薬も調薬するはずなのですが・・・」
「あ、あはは、あの、実は保険証がなくて・・・」

横から母が

「この子、お金が無いもんですから・・・オホホ」

すいません、番長家の恥さらしで。

それでも診療代と薬代、あわせて1万円以上もかかってしまった。高っ!ふと、国民健康保険を継続しとけば良かったか?と思ったが、あとで聞いたら、その方がよっぽど高いらしい。旅行保険にも入ってないし、ま、しょうがないやね。

まあ、湿疹のおかげで実家でゆっくりできて良かった。病院で診てもらって安心したし、薬のおかげで少しはよくなったようである。


4月27日(日)
いよいよロンドンに帰る日。本当は実家の私物を根こそぎ持って帰るつもりだったが、手に負担をかけたくないので、最小限にとどめる。父が最寄り駅まで車で送ってくれ、母がリムジンバス乗り場まで付いて来てくれる事になった。感謝です・・・。

荷物はスーツケース、キャリーケースにバッグ。実家からロンドンの家までの、道中の階段の上り下りがどれくらいあるのか心配。なるべく電車を避け、バスを利用するしかないが、果たして大丈夫か・・・。ウィリアムがヒースロー空港に迎えに来てくれるとか言ってたのだが、数日前に断ってしまったのだ。だって、イミグレに何時間かかるか分からないし・・・。あー、この湿疹のことを予知していれば断らなかったのにー、クソ。

飛行機はわりと空いていてホッとした。オンライン・チェックインの際、非常口前の席を選んでいたので、前方に思いっきり足も伸ばせる。機内エンターテイメントでヘビメタ特集番組に見入り、後はひたすら寝るのであった。とりあえず、BAの食事は、何を食べてもマズイです。

無事ロンドンに到着し、イミグレ1時間待ちを覚悟していたのだが、何と、あっさりと通過!混んでいなかったことに加え、もしかして私のビザが、学生ビザから労働ビザ系に変更になったせいか?いつも不審そうな顔でしつこいほどあれこれ聞かれるのに、あっさりと通過。感動でありました。

階段を避けるため、コーチで市内に出ようと思ったのだが、新設のターミナル5からは発車しないから、一般のバスを使って中央ターミナルまで行けとの事。

「そんなのイヤです!バス代払いたくありません!何とかならないの!?」

あーあ、せっかく少しはヤマトナデシコ性を取り戻してきたのに、日本を離れるといきなり値切り魔に変身してしまう番長なのであった。(いや、病院から既に変身していたか。)

結局、ヒースロー・エクスプレスで中央ターミナルに行き(タダです)、そこからコーチ。おかげで、階段をまったく通らず帰宅できた。久しぶりのおうち・・・は、ハウスメイトのKちゃんがまたカギを紛失したので、いきなり入れない^^; しかも携帯も紛失したそうで連絡も取れず^^; この家は呼び鈴も壊れているので、新聞受けから思いっきり「あけてー!」と怒鳴る、完璧に不審者の番長でした。

しみじみ、日本は良い国でした。でも何となく、あまりに居心地よく、あまりに何でもきれいにまとまっているので、戦うものが無い、というか、環境適応型の番長は、優しい人たちに囲まれていると、そのまま何もしなくなってしまいそう。ロンドンみたいに不親切で時代遅れの街にいた方が、メラメラと闘魂が湧いてきて、「クソーッ、負けるもんかーっ!」と無意味に叫び、「生きてる」実感がするのは確かかもしれません。・・・ま、ストレスで早死にしてしまいそうだけどね・・・。
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by bancho55a | 2008-04-26 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

里帰り5

4月23日(水)
仕事後、昔同じ会社だったMちゃんと待ち合わせ。グランドハイアットに行くと、外人のオッサンと仕事後の立ち話中。「あ、どーもどーもハジメマシテ」と馴れ馴れしく挨拶して後で聞くと、本社(海外)の社長だとか・・・!ひえー。あ、あ、あの会社の社長っすか、どうも軽々しく失礼しました。

ヒルズら辺をぶらぶらした後、近くの中華へ。日本の中華料理って、どうしてこう、まともに美味しいんでしょうか。イギリスも、さすが香港をワガモノ化してただけあって、ロンドンには非常に美味しい店もいくつかあるけど、「ど、ど、どーした!?」と聞いてあげたくなるようなオソロしい味の店も多い。しかもそういうとこで、英語学校の受付だったEさんはひどい食あたりを起こしていたし・・・。

すっかりゴチになった上に、途中までタクシーに乗せてもらう。
いずれ、出世払いで・・・(←番長に最も疎遠なワード)


4月24日(木)
仕事後、どうも肩が凝るし、日本に来たらぜひこれだけは行きたかったので、マッサージ屋へ。行きつけの所は、すぐに予約が取れないし遠いので、会社近くのところで15分だけお願いする。多少、軽くなった。それでも、かなり肩が前に出てる(つまり猫背)らしい。とりえの無い番長でも、昔から姿勢だけは誉められていたのに・・・寄る年波ってヤツぅ!?

その後、懐かしい月島へ。土曜日に会ったCちゃんとYさんと3人で、もんじゃ、お好み焼き、ヤキソバ、あんこ巻きと平らげる。久し振りの月島は、あちこち微妙に変わってはいるものの、やはり昔ながらの風景が勝って良かった。

実はYさん、昔私が住んでいたマンションに住んでいるのだ!ので、そこも久し振りに訪れる。ちょっとした休憩所があるので、そこで、何とYさんがお茶+お菓子を部屋から持ってきてもてなしてくれた。Cちゃんからもお茶をもらい、そして「くるねこ」のマンガも・・・!ちなみに猫好き(ブサイクを除く・・・ハズ)の番長、さっそくもらった当日に半分読んでしまいました。

月島の、下町と都会が程よく混ざった、ベタッとしない空気の中・・・夜は更けていき、3人での取りとめも無い話が続く。なんか楽しい。すごく楽しい。このまま終電とか気にしないで、ずっとここでアホ話してたいなーとつくづく思ってしまった。


4月25日(金)
会社の方では、昨日までの4日間、朝から晩までノンストップで仕事していたが(すんげー多忙なのだ)、今日は2時間ほど、トレーニングの予定を入れてもらった。しかし、入社半年目の社員が受けるものだそうで、2ヶ月足らずの私が良いのだろうか・・・と思うが、まあいい。

講師はいかにも「私デキます!仕事デキます!」という風貌の、超カッコイイ女性Tさん。実は私の隣の席にいるのだが、よくヒヨッコエリート様達が呼び出しされて、恐る恐るやってきては厳しい指導を受けてる姿を目の当たりにしてたので、私もちょっと緊張気味。

でも実際は、サバサバして偏見の無い、とても面白い人だった。彼女の職務は、全世界でもニューヨーク本社と東京にしかないシロモノ、全世界で2人のうちの1人らしい。カッコエエー。

内容は「Data to Chart」という、、、エヘッ、何が何だかさっぱり分からないだよ。まあ、私の仕事はレポート作成なんですが、そこで効果的に図表を使うにはどうしたらいいか、みたいな事ですかいな。エリート様達も受ける講習なので、これを受けとくと、これからの仕事もやりやすくなるというわけ。

ざざっとMECEだの何だの、数々の用語の説明の後、本題の説明へ。私だけじゃなく先輩2人が受講生とはいえ、ぼーっと聞いてはいられない、頻繁にTさんの「はい、じゃ、番長さん、○○とは何だと思います?」みたいなツッコミが入る。きゃーっ。学生以来、久し振りに緊張したです。

しかし、内容は非常に、非常~に、面白かった。そうかー、だからああいうレポートの作り方をしてるんだー、とか、へえー、人間って、こういうものを見るとこういう風に捉えてしまうモンなんだなぁー、とか、普通に面白い。あっという間に2時間が過ぎ、「オレサマ達がこの会議室使うから、ドレイはさっさとあっち行け」というエリート様達の迷惑そうな顔に追い立てられて、トレーニング終了。

長いようで短かった東京勤務も、今日で無事終了。その後、Yさんとヒルズでお茶する。ロブションの菓子屋でたくさん買物する彼女に「もうー、買い過ぎ!」と笑いながら嗜めたら、な、な、なんと私へのおみやげだった。も、も、申し訳ないす・・・。Yさんはこれから通信教育で勉強することにしたそうで、偉いっす・・・(涙)。通信教育系はほぼ必ず挫折してきた、自己マネジメント能力ゼロの番長にとってはまぶしい姿であった。

その後、Mちゃんと落ち合い、ヒルズの森美術館へ。今、ターナー賞の美術展が開催中なのですが、実はこれ、たしかこないだまでロンドンでやってたヤツで、しかも私が見逃してたのだ。なので、それを一緒に見に行く。Mちゃんいわく『牛スライス』で有名な美術展ですが、私もこれ、見たいような、見たくないような・・・複雑な気持ちでした。親子の牛を、1頭ずつ、頭から尻尾まで真っ二つに輪切りにしてホルマリン漬けって、相当グロいじゃないっすか。

しかし、、、これ、美しかったのです、非常に。グロいけど『美』がそこにあるって感じ。発表された当時(も今でも)賛否両論ですが、うーん、グロいの見ても大丈夫な人にはぜひ見てほしいです。

その後、簡単に食事してからパーティーに連れて行ってもらう。彼女と同じ業界の他の仲間とも落ち合って。その業界のパーティーでは、Mちゃんはあちこちの人から声をかけられてタイヘンなのであった。私はここぞとばかりシャンパンをガブ飲み(・・・するほど無かったが)。イギリスではこういうパーティーに行く機会は全く無いので、昔の東京時代を思い出して懐かしかった(と書くとパーティー三昧の日々だったようですが、もちろん誇大表現です。)

その後、Mちゃんと、Mちゃんの昔の同僚夫婦と4人で焼き鳥屋へ(といってもオサレなヤツ)。この同僚夫婦がすごく良いコンビで、とても面白かった。Mちゃんも含め、頭の回転が非常に速い人達なのである。終始笑い続けてシワがかなり増えてしまった番長であった。

それにしても、昔の会社では、意外な人が意外な出世をしていてびっくり。つくづく、会社での昇進って、本来の頭の出来とか、実際に頭の良い仕事をしてるかどうかとはあまり関係無いんだなぁ・・・と思う。まあもちろん順当な出世もあるけどね。仕事で出世できなかったり、同期や後輩に抜かれて悩んでる人は多いと思いますが、ま、他人の評価でそんなに悩むことないっすよ。・・・と言っても頭の良い人は悩んでしまうのだろうが。それに、万年ヒラの番長に言われてもねえ・・・(笑)

Mちゃんには美術展も食事もおごってもらい、またタクシーに便乗させてもらいました。有難う!

この日のお昼頃から、何だか左手がカユイような気がしていた。仕事に没頭していたのでよく見もしなかったのだが、ふと目をやると、

「な、な、なんじゃこりゃーーーっ!!」

数ヵ所が赤く腫れている。こ、これってもしかして・・・

そう、あの、沖縄の海でサンゴチュウに刺された時に腫れた、そのままの場所です。今までずっと鳴りを潜めていたのにどうした?ま、明日には治るだろ、と、あまり気にも留めずに寝てしまったのですが・・・

続きはまた今度。
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by bancho55a | 2008-04-23 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

里帰り4

4月20日(日)
いったん実家に戻って荷物の入れ替えをした後、「天兼」へ。弁護士のM先生と食事です。お会いしたのは最初の会社で、研修の講師をされていたのがきっかけ。その後も、沖縄を紹介させて頂いたところ、とても気に入って頂き、今ではお仕事までされるほど、いつもフットワークが軽く、ネットワークが広い、敏腕弁護士さんです。

折に触れて私の進路のアドバイスなども頂いたりして、いつも、先生から見て恥ずかしい生き方はできないぞ!と身の引き締まる想い・・・(しかし「思う」だけで、既にかなり恥ずかしい生き方してますが^^;)。

兼任の教授職をこの春でお辞めになって、少しはゆっくりされているかと思いきや、とんでもない!相変わらずかなりお忙しそうで、それでも、お会いする度に元気を頂いています。

江戸前天麩羅ということで、珍しい「銀宝」を頂きました。こうやっていただいていると、自分はやはり東京人だなぁ~・・・と思います。沖縄もロンドンも大好きだけど、やっぱり東京の空気は、何の抵抗もなく、身にすっと入ってくる。といっても、私は下町っ子でも何でもないんですがね・・・。

M先生からはまたも、元気とアドバイスを頂きました。そしてすっかりご馳走になってしまい・・・有難うございます!

4月21日(月)
さてさて、今日から1週間の東京オフィス勤務。このオフィスは、今まで見たどんなオフィスよりも個室度が高く、はてさて、一体どこに誰がいるのやら・・・ちょっと寂しい気分に襲われます。
事前にロンドンの派遣会社の人から、「東京オフィスは怖いですよ~!」と冗談めかして言われていたのですが、その後に続く「うそうそ、皆さん良い方です」との言葉通り、仕事には厳しく、人としては感じの良い方ばかりでホッとしました。惜しむらくは、皆さんあまりに忙しすぎて、話す時間もほとんど取れなかったことでしょうか。

しかし、ここの会社は本当にバイリンガルが基本な感じ。番長も、事前に抱いていたかすかな根拠の無い優越感を、バッサリ打ち砕かれました。正直、私くらいしゃべれる人、ゴマンといます・・・っていうか、私レベルがスタートラインであった。

・・・・・。

もう「イギリスに住んでる」なんて、恥ずかしくて言えませんがな。。。

仕事の後、今日は何の予定も入っていないので、昨日お会いしたM先生ご推薦のラミーズに行く事にした。なんと、今の宿泊所から徒歩5分なのです。地図のみで、事前知識も無く行ってみたけれど、とても感じ良く、居心地良いお店でした。最初のうち、お客さんは私一人だったので、マスターと2人のスタッフがずっと話してくれて、全然寂しくなかったし、お料理の方は・・・

「むーー・・・!」

唸り声を思わず抑えてしまうほどの素晴らしい味。本当に、美味しいです。すみずみまで丁寧に作られてる感じです。正直、お値段もそれなりでしたが、惜しくは無い(1年に1度くらいなら^^;)。日本に来たら和食ばかり食べよう!と決めてたのですが、そうか、日本は洋も中も美味しいんだった、と思い出しました。

4月22日(火)
仕事の後、面接へ^^; べつに転職というわけではなく、アメリカに本部がある、とあるNGOのインターンに応募したのです。ロンドン・オフィスでの仕事だけど、面接の連絡が来た時は既に東京に来ていて、その旨伝えたら、それなら東京オフィスの代表と会うように、との指示が。確かに、仕事内容は日本関係なので当然の流れだし、正直、日本語での面接の方が私にとっても有難い^^; 普通の面接ならともかく、人権の細かいツッコミが入ったら、泣きます私(←1年間イギリスの大学院で勉強してこのザマ)

先方も超多忙ということで、夜8時に弁護士事務所にお邪魔する。うーん、3日のうちに2人も弁護士の方とお会いするなんて、私の人生で今だけであろう。

「お待たせしました。」

出てきたのは、涼やかな笑顔の、見とれるほどの美人。30代のはずだが、20代かと思うほどの若さだ。ほとんど化粧気の無い顔に、折れそうに細い体が、繊細さを引き立てている。こ、これで、この方、実は東大法学部在籍時、司法試験に最年少合格(当時)した方なのです!あうー、天はなんで二物も三物も与えちゃうの~!ダメダメ!!

さすが頭の出来が違うのか、仕事内容をテキパキと説明され、面接はサクサクと進み、突っ込んで欲しくないとこ全てに突っ込まれ、引きつった顔で受け答えする番長。まあでも、案外悪くない感じかも?と(勝手に)思ったところで、

「では、翻訳テストをお願いします。」

キャアーーーッ。

そりゃ、仕事内容が翻訳なので、翻訳テストあるに決まってんじゃん、ねえ。うん。・・・なら予習しとけよっ!!

人権関連のニュースの、英→日が1本、日→英が2本を制限時間45分以内で。・・・といっても、正直、そんなに難しくはない。でもパソコンもオンライン辞書も無い状態での翻訳、したことがありませんの私。

いかに普段自分が英辞郎のお世話になっているかを思い知らされました。

結局、3つとも尻切れトンボで終了。先方としても、3つ全てを終わらせるところまでは望んでいなかったかもしれないが、それでもヤバイ・・・とてもヤバイ。

がっくりと肩を落とし、六本木に戻ったのは夜10時。

「あ、晩ご飯・・・まだだった・・・」

どうりで元気が無いわけだ。ということでさっそく、女一人でラーメン屋へ。店を良く知らないので、前にYさん、Cちゃん、Sさんと入った全く同じ「光麺」で

「『全部のせ』ください!」

それが女の注文する内容か・・・

すごく美味しくは無かったけど、取りあえず念願の、そして今回滞在中、唯一のラーメン、うれしかったっす^^
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by bancho55a | 2008-04-20 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

里帰り3

いよいよ東京に戻る日。今日もツアーに参加する人や、延泊する人もいるようだが、私は割り当てられた飛行機が朝いちのヤツだったので、帰るのみ。ホテルから西表港、そして石垣港から石垣空港へ。

空港では1時間半も待ち時間があった。狭い空港で、みやげ店1つと喫茶店1つしかない。イスも少ないので、待つのにも困るわなこりゃ。

とりあえずみやげ店であれこれ沖縄フーズを買っていると、おお、社長がいた。いつものごとく、2人の秘書も連れず、1人でおみやげと向き合っている。日本語読めないだろうから、翻訳してあげようかと思ったけど、あまり構われるのもイヤかと思ってそのままにしておいた。

と、買った後も、まだ一人でいる。ここは、えーい、せっかくはるばる日本まで来たんだ、社長と話ぐらいしないで帰れるか!と奮起して、迷惑を承知で話しかけてみた。

「何買ったんですか?」から始まり、実は昔、沖縄に2年間住んでいて・・・ということで、あれこれ沖縄ミニ知識を披露したら、興味を持ったらしく、

「コーヒーでもどうですか?」

ということで、2人で喫茶店へ。周りのエリート様達の

「な、な、なんだあの見慣れないドレイがなんで社長とツーショットでコーヒーを・・・」

という、あきれた視線をものともせず、また沖縄について話す。しかし社長が興味があるのはもちろん

― 沖縄の労働人口はどのくらいか、本土との賃金格差は
― 中国・台湾など、近隣諸国との直行便など、交通網は整備されてるのか

そーゆー難しい質問するなっちゅーの!ありったけの知識をかき集めて必死に答えながらも、正直、冷や汗ダラダラ。コーヒーの味もしやしない。

まあ他にも、なんで本土の若者が沖縄に憧れるのかとか、本島を旅行するならどこがいいかとか、思いっきり主観で答えられる質問もあったけど(笑)

忙しい社長のことだもの、時間はたった30分ほどでしたが、こんな事でもない限り、絶対に話せない人と話すことができたのは良かったし、ラッキーでした。コーヒーおごってもらえたし(そこかい!)

ああ、これで、9ヵ月後の私のビザの更新を、快くOKしてもらえるかしら、ウフフ、という下心もあったりするのだ(まあでも、私の名前も覚えられないだろうし、ビザ更新なんかに社長は直接関わらないだろうが)

飛行機は無事、午後4時頃東京に到着。(ちなみに社長はチェックインも自分でやります。席は皆と一緒のエコノミーで、順番に割り当てられた席・・・。本当にこだわりの無い人だ。)番長はそこから六本木の、会社から徒歩10分のウィークリーマンションにチェックイン。これから1週間住むのだけど、入った途端に

「うぇ・・・タバコの臭いが染み付いてる・・・」

こればかりは本当に参りました。ま、寝るだけに利用するからいいんだけど。タバコの夢見そう。

それと、いつもほぼ無人のマンション、管理人室もあるのに管理人もいないし、正直、怖かったです。2日目の朝に「ピンポーン」とかベル鳴らされるし(だ・・・誰だよう。。。)、すぐ外で男性2人の話し声がずっと続いた時は本当に嫌だった。

さて、この後は、久し振りに会うYさんとCちゃんで夕食なのだー!いそいそと「わだ家」に出かける。日本に来るまで知らなかったのですが、正直、超!美味しかったです。どうっすか!どうっすかこの写真!!(といっても、味わってない人に伝わるのだろうか・・・?)
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Yさんには「番長度がパワーアップした」というお褒めの言葉を頂き(え?誉めてない?)まあなんというか、昔のヤマトなナデシコの奥ゆかしさは1年8ヶ月のイギリス生活で泡のように消えてしまったようでありました。え、もともとそんなもの無かった、、、はい、お後がよろしいようで。
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by bancho55a | 2008-04-19 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

里帰り2

このホテルは、各室がゆったりと設計されていて、隣室や外の物音が全く聞こえてこない。窓の外の景色も、ただただ、深い緑の中に美しい花々が咲き乱れるばかり。広いベランダにはソファとテーブル、室内にはデイベッドと自動でフタが開くトイレ(実家だけでなくここにも出現・・・流行ってんのか!?笑)。

しかしゆっくりしてる暇は無く、まずは朝食へ。同じロンドンオフィスのYさん、Wさんと待ち合わせて、感動の和朝食をいただく。ああ、焼きジャケって・・・なんでこんなにおいしーのー!温泉玉子って・・・漬物って・・・しまいには味付け海苔さえも涙を流すほどだ(注:ロンドンで簡単に買えます)。

番長が意地汚くお代わりをしたのは言うまでもない。

海の見えるテラスで朝食を取り、さて、本日のアクティビティ。今日は、全社員が必ず一つのアクティビティに参加し、沖縄を楽しみつつ、チーム対抗戦が行われるのです。なんか、ウチの会社らしいな。

いちおう沖縄ツウの番長が「これしかないでしょう!」と選んだのは、竹富島を自転車で回りながら、10個の宝物の在り処を探し出すという「トレジャー・ハンティング(宝探し)」。竹富島は大好きだし、自転車ぐるぐるは昔から、沖縄旅行のたびにやってたし、沖縄語や文化が多少分かる私は、ちょっとは貢献できそう→みんなと話す機会も増えそう、と思ったので。「エリート様」達は、基本的に自分に得になる人としか話そうとしないから、こんな状況でもなければオハナシしてイタダケナイわけさ!(人としてどうなの?それって!?)

このアクティビティを選んだのは30名ほど。私のチームは5名。Sさんという元気の良い男性と、YMさん、YZさんの「エリート様」男性3人と、Mさんという感じの良い人&私の「ドレイ」女性2人の、計5名チーム。しかしこのエリート様達は、案外気さくで良い人達だった。

竹富島に渡る船の中で、このSさんの隣に座ったのだが、40代前半という年のわりに、子どものように元気で活発な人。頭の回転も、しゃべる速さも常人の2倍、態度もソワソワと落ち着かない。しょっちゅうおかしい事を言って周囲を笑いの渦に巻き込むので、「アハハ、おかしなヤツ」と思いながら、隣でバシバシ肩を殴ってしまった。しかもSさんたらランニングみたいの着てるんで、素肌をバンバン・・・

後で知ったことですが(←これが多過ぎ)、この方、日本支社の上級役員だそうです。は、は、早く言ってくれ!それなりの態度を示してくれっ!!しかも、本も出してたり、「ほぼ日」に連載してたりと、幅広い活躍をしてる、まあその方面(どの方面?)ではちょっと有名な方らしい。

そんな人をさんざん殴りつけて・・・やっぱ番長、入社早々、クビかしら・・・(って、まだ入社もしてない派遣パートざんすが)

小船は揺れに揺れた末に、やっと竹富島に到着。そこで、宝を探すヒントと、手書きの簡単な地図(道の名前も何もなし)をもとに、「分からない事は島の人に聞いてください。ガイドブックやその他の地図は使わないで下さい。では。」の号令のもと、6チームが競う事になった。

途端にSさんがチームメンバーにささやく。
「まず最初にやる事はだな、全員で、そこら辺の草むらに隠れる事だ。」

意味分かんない・・・^^;

「で、このガイドブックを見て答えを探す。」

あ、あの・・・それ、やっちゃいけないって今言われたばかり・・・

さすがに頭の切れるSさん(えっ?そうか!?)。しかし、いそいそと従う番長。だって、Sさんがそう考えてるってことは、他のチームも同じように考えてるはず。もうこのルールはこの時点で、無効なのだ。

ということで、これから数時間の間、いかにうちのエリート様達が、頭が良いだけでなく、腹も真っ黒だか、一連の駆け引きをまざまざと観察させて頂くことになりました。

S「しかしアレだな、このガイドブック見ても全然載ってねーじゃねーか!」

さすが、この問題を用意したリトリート委員会は、既にそんなうちの「エリート様」たちの行動を予測済みであった。

番「あっちなみに私、10個のうち2個分かります。ガイドブックの、こことここのことです。」
S「おおーーっさすがは沖縄ツウ!」

まあでも、番長の分かる「2個」は、得点も低いので貢献度は少ないんだがね。

そこで、残りの8個を探すべく・・・

YZ「あっこんな所に小学校が」
S「お、ちょっと何人か行って聞いて来い!オレはガイドブック所持がバレないよう、あっちのチームを煙に巻いてくる!」
YZ、番「へいっ!」

ということで、先生に聞いてみるが・・・
先生「うーん、どれも分かんないなぁ・・・」
YZ「そうですか・・・おっ、生徒だ。ねえ君、これ、わかんないかなぁー」
生徒「えへへー・・・(照れてる)分かんないなぁ・・・」
YZ「そうかー、じゃ、君の友達、誰か分かんないかな?聞いてきてよ」

おおー。さすがは人を使うことに慣れとるエリート様。彼曰く、「マス・マーケティング」だそうですが(笑)
そこへ、別の生徒が
「あっ、オレ知ってるぜ!」
YZ、番「ええーーっ!ど、どこ!?」
「あっ、やっぱ知らない・・・」

うぅ、子どもの気まぐれに翻弄される我らであった。こら子ども、注目を引くためにすぐバレるウソをつくな!(笑)

収穫はほぼゼロ、取りあえず番長が分かった2個のうち1個の場所に向かう。宝物の証拠写真を撮り、さあ、次の場所へ・・・と移動しようとした時、Sさんの目が鋭く光った。

「お、アレは何かな?」

粗末なプレハブに向かって歩き出すSさん。あの、どう見てもそれ、宝物じゃないっすよ・・・

S「おい、あそこに行って誰か聞いて来い!」

しぶしぶ皆でそのプレハブに行くと、何とそこは観光タクシーの事務所だった。そしてここの、大阪弁を話すスタッフに訊ねたところ、出るわ出るわ、ほとんど全ての答えが出揃ってしまったのである。

S「小学生の年じゃ、島にまつわる伝説には興味ないよ。島で生まれた人も、案外知らないはずだ。それより観光業の、しかも島外から来た人の方が詳しいもんさ。」

(このオヤジ、タダモノではない・・・)

腕組みしてSさんを盗み見る番長であった。(ちなみに、たぶん同い年です)

S「さっ、答えが出揃ったとこで、一気に行くぞ!結果だけじゃなく、早さも競ってやる!制限時間の2時じゃない、ランチの12時までに全部終わらせる!ヴィイイイガァアアーーーーッ!!」

YZ「あの、、、Sさん、さっきから叫んでるその『リガー』って・・・なんすか?」

良い突っ込みです。・・・と、その場にいた全員が思ったことであろう。

S「えーっ!?ビガーだよビガー!」

どうやらVigour(活力、気力)のことのようです。しかし、ランニングに短パンで「ビガーーッ!」と叫びながら、自転車を立ち漕ぎしたり、後ろの荷台に座って変な格好で漕いだり、果ては他のチームのリーダーを見つけて、カラんで行く手をジャマして迷惑がられるSさんの姿は、上級役員というよりは・・・

(さっきの小学生より子どもっぽい・・・)

久し振りに見る、個性溢れる面白い人でした。これがまた躁うつ病のように、静かな時は気配も感じないほど、まるで哲学者のようにひっそりとしてしまうのだ。どなたか分かりませんが、秘書の方、さぞ大変な職務と思われます・・・。

M「あたし絶対ムリです、あの人の秘書は。ハタから見てる分には面白くて飽きないですけど。」

だよねー。

ということで、我々のチームは順調に宝物の写真を収めていく。といっても、肝心の竹富島の観光はイマイチできていないような・・・

S「おっ、いいねぇ、花がきれいだねー、ハイビスカス!」
番「ブーゲンビリアです」
S「チクショーッ、ガイドさんがいるよ、うちのチームには!」

ということで、にわかガイドで、多少は沖縄観光紹介もさせて頂きました。

Sさんの観察力の鋭さはイカンなく発揮され、すれ違った他のチームから

「お、Sさんじゃないですか、どうですか?ははは、僕らはもう全部分かっちゃいましたよ」
S「ぬぁーんだとぉーうー!?」

と言いつつ、メンバーにこっそりと

「あいつら、全員同じ手ぬぐいを首に巻いてたな。あれは、みやげ店で情報仕入れたって事だ。大した事ないな。」

アンタ、刑事になれるよ・・・

「全部分かったなんて言ってるのも、虚勢だな」

これは、本当に虚勢と思ったのか、うちのチームの「ビガー」を下げないようにとする気配りなのかは分からない。しかし、後で他のチームに聞いたら、全部分かってても「分からない」と言ったり、その反対だったり、本当にエリート様のコメントは、全く信用が置けないのであった。

というわけで、昼食までに9個の宝物の写真を撮った我がチームは、その時点でダントツトップ。そして昼食時に、あと1つの新しい指令が出される。「○○の下にある宝物を探せ」というものだが、まずはその○○を調べなければならない。これは案外あっさり分かった。しかしそこへ行っても、宝物が見つからない。

「おかしいなぁ~、場所は合ってるのに・・・」

訝しげにメンバーが話し合う中、さすがのSさんも途方に暮れた顔で腕組みしながら考えていたが、おもむろに

「オレ思うけどな、この場所、ゴミが多過ぎないか?宝物って、このゴミのことじゃないかな?今日は朝からさんざん、『ゴミを捨てるな』『環境に優しく』『ゴミ袋持参で』とか言われてたしな。」

ということで、ゴミ拾い隊に変身するチームメンバー。疑問は消えないが、とにかく「目標」を設定してもらえれば、やる気を失くさないで済む。

S「もし間違ってたら、こっちの答えの方が良いと説得すればいいんだ。さ、最後の宝物を撮りに行くぞ」

しかし、明らかにSさんの態度がさっきと違う。

S「うぅっ、ビガーが・・・ビガーが落ちてきた・・・」

それから5分ほど、亡霊のように最後尾をフラフラ、ヨロヨロとうなだれつつ、自転車を漕ぎながらついてくるSさん。しかしきっちり5分後に

「ヴィィィイイイガァァアアアアーーーッ!!」

あ、復活したようです。いきなり先頭に踊り出て、全力で疾走・・・必死で自転車漕いで付いていく我らチームでありました。完璧に翻弄されてます。

S「あとは観光牛車の写真だな!牛車を引いてる、水牛の八重ちゃんはどこにいる!島を周って探すしかないのか!」
番「いえ、牛車の観光会社が先です!小さい島でルートも決まってますから、スタッフは今、どの牛車がどの辺りにいるかだいたい分かってるはずです!」

また一つ、何とか貢献できて、やっと全部の宝物の写真を撮る事ができました。

S「クソーッ、時間が余ったな!よし、海だ海!海を見に行くぞぉぉおおーーーっ!」

と自転車を漕ぎかけた途端、ふと真面目な顔をしてMさんと番長の方を振り返り、

S「あ、、、と、思っておりますが、お2人はいかがですか?もし他に行きたい所があればそちらを・・・」

M、番「い、い、いえ、海に行きたいです。」

このソウウツな人格変貌ぶり、どうにかなりませんか?

まずは海辺で、Sさんおごりのオリオンビールで全員で乾杯。いやー、沖縄の海、やっぱいいですねぇ・・・
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で、もっと羨ましいのは、みやげ店の屋根で寝そべって海を見てる猫達だが。
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その後、ニコニコと夏休みの小学生のように波打ち際を歩いた後、いきなりサングラスをしてiPodを取り出し、ヘッドフォンを装着し、光溢れる和やかなビーチを前に、エアギターを始めるSさん。

YM「今、ハードロック聞いてるんだよあの人。こんなのどかなビーチに異色過ぎるよ・・・」

と思ったら、いきなり砂辺で瞑想をはじめるSさん。

「あのヒト、絶対おかしいよ・・・瞑想してるよ・・・」
「いやきっと、今後の日本支社の進路について考えてるんだよ」

ヒソヒソとささやきを交わすエリート様たち。他のチームも含め、その場にいる10人全員が、海も見ずにSさんを見つめているのがすごい。良くも悪くも、本当に注目を集めるカリスマな人だ。

やがて瞑想を終えるSさん。

YM「どうですかSさん、東京オフィスの進路について、神様と交信してたんすか?笑」
S「ああ。神様はな、神様はこう言っておられる。」

ゴクリとつばを飲む全員。

S「ジャングルゥゥゥウウウーーー!」

ふと、本当にふと、Sさんの姿が消えた。もちろん全員注目の中、消えたわけではない。皆が一瞬、目を逸らし、またSさんの方を見ると、忽然といなくなっていたのだ。どうやら単に、すぐ後ろの、ジャングルっぽい木々の中に歩き去っただけのようなのだが、今まであれだけ存在感を放っていた人が、フッと、停電のように存在感を失くしたので、本当にびっくりしたのだ。

さて、肝心の結果ですが、残念ながらやはり「ゴミ」は間違いで、リトリート委員会が宝物を置きに行くより先に、我がチームがたどり着いてしまったということらしい。「こっちの方が良い」と説得しようにも、その頃にすっかり「ビガー」を失ったSさんはどこかに消え去っておりました。ということで、我がチームは優勝できず。

また小船で西表島に戻り、ディナーに向かう。美味しかったけど、もっと沖縄料理が食べたかったなぁ・・・と思ってしまったゼータク者の番長でした。そして、一連のショーやクイズなどが行われ、豪華賞品が発表されるも、ウチのチームは何ももらえないまま、お開きに。

その後、ホテルのバーやレストランで飲みは続く。「リトリート中、お財布の必要はありません」の言葉通り、アゴアシマクラに加え、水やお茶のペットボトルはもらい放題、虫除けやタオルや酔い止めや、細かい気配りもなされ、そして夜の飲みも、バーではどんなアルコールでもカクテルでもオーダーし放題。ここぞとばかり、泡盛の飲み比べをしてしまう番長であった。

しかし、エリート様とドレイとの垣根は高く、そんな飲み会でも、グループはきっちりと分かれてしまう。これは、どのドレイも言う事だけど、

「エリート様達って、ついさっきまでどんなに親しく話をしても、その後会うと、『あんた一体誰?知らないから、話しかけないでくれる?』というような、すごく素っ気ない態度を取るんですよね・・・」

なのです。本当に、みんな二重人格か記憶喪失症じゃないかと思うほど。これほど徹底的に、

「自分に得にならない人とは1秒たりとも話しない」

精神が支配している人種も珍しいんじゃないんでしょうか?人間として、本当にどうなんですか、それ・・・。

あんなにはしゃいだ宝探し、あんなに楽しく食事したチームメンバーやエリート様達でしたが、その後、東京オフィスに戻って、番長がが挨拶した時、懐かしそうに親しく話をしてくれたエリート様は、YZさんとTさんの、たった2人だったのでした。(Sさんは偉すぎて会えずじまい。)

仲間内でかたまってしまうエリート様達を離れ、ロンドンオフィスや、東京の他の「ドレイ」の人達と楽しく飲む。そして、外人スタッフ(我らのようにロンドンから来た人、アメリカから来た人、中東から来た人・・・世界のあちこちから集まってるようです)も、エリート云々関係なく普通に話しをしてくれるので、ちょっとホッとした。

さて、翌日はとうとう東京に帰る日です・・・。
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by bancho55a | 2008-04-18 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

里帰り

というわけで、2週間、日本に帰っていました。いやー、細やかなサービスと美味しくて安い食事を堪能しましたよ~、本当に素晴らしい国と人々です。

では、日本での出来事を何日かに分けて書きます。

4月15日
イギリス発。ヒースロー・エクスプレスで空港へ。3月末にオープンしたばかりの、悪名高いターミナル5です。なんせオープン初日から荷物2万個紛失、2週間経っても相変わらず毎日30便欠便。・・・でも、それさえなければ、最新テクノロジーつう感じの、心地良く使いやすい空港でした。あちこちに問い合わせスタッフがウロウロしてるし。
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ウチの会社はここに会議室持ってる(海外からの多忙な出張者が、わざわざロンドン市内に出てこなくてもミーティングできるように)ので、訪ねてみたかったけど、時間切れで断念。

4月16日
日本着。成田エクスプレスに乗りたい・・・んだけど、「発車5分前なので、ここでは切符は売れません。下の階でお求め下さい」とのこと。焦って下に降りると、トランシーバーを持った係員が。

「お客様、何時の電車ですか?」
「次のに乗りたいんですけど!(・・って、あと2分で発車だけど)」
「かしこまりました!」

言うが早いか、目にも止まらぬ速さで切符の自販機を操作する係員。同時にトランシーバーで、「あと一人お客様が・・・」と車掌に伝えている。私はお金を入れて、あとは切符が出てくるのを待つだけ・・・

「お客様、そのまま荷物を持って先にお進み下さい!私が切符を持って後から追いかけます!」
「ハッ、ハ、ハ、ハイッ!」

スーツケースを押して改札を抜け、階段を下りていると係員が追いついてきた。電車の最後尾に私を乗せ、切符を手渡し、

「お客様の席は3号車です。この電車は6号車と7号車の間がつながっておりませんので、こちらからは直接行けません。このまま7号車まで進み、次の駅でいったん外に出て、6号車に乗り直してください!」

叫ぶと同時に、車掌が扉を閉め、電車は定刻発車。

「・・・・。」

この、この素晴らしいサービス!見事なテキパキぶり!きめ細かな対応!絶やさない笑顔!!

つくづく、じっくりと、じんわりと、日本に帰ってきたことを実感したのでした。

そのまま実家に行って、空のスーツケースを預け、これから3日間に必要なものをピックアップ。栄養のある手料理をたくさんいただきました。うぅ、美味しい・・・(涙)。そして、実家のトイレが最新式の「自動でフタが開く」やつになっており、テクノロジー社会・日本を再確認。しかしその足で都心に戻り、羽田のホテルへ。東急インは安いけど便利で心地良いです。

4月17日
朝4時に起床。一路、沖縄へ。今回は日本支社のリトリート、というか2泊3日の社員旅行&1週間の東京オフィス勤務なのです。私はイギリス支社のリトリートに参加するのかと思いきや、考えてみれば日本の仕事をしてるので、日本の方に参加するというわけなのだ。今回は本当にいろいろな偶然が重なって行けることになりました。これで一生分の運を使い果たした気がします。あとは自力で生きるしかありません、この番長人生。

行き先は西表島。日本支社はイギリス支社の4分の1ほどの規模、200-300人くらい?なので、全社員で行くというのが恐ろしい。まあ、私はそのうちたった2人しか知らないので(TV面接をした人達です)、疎外感を味わいつつも、ロンドンの同僚2人と落ち合ってホッとする。

西表港からホテルまでの車の中で、隣に「エリート様」のSさんという新入社員が座った。東京オフィスに知り合いがいない私の隣に誰かが座るなんて、珍しいことである。しかし、彼の話は面白かった。イギリスで生まれ育ち、アメリカの大学に行き、台湾の大学院を卒業したとか。自分の行動すべてに理由をつけている人である。

「台湾を選んだのは、友人に『オマエは帰国子女だから、外国語を学ぶつらさが分からないんだ』と言われたからです。日本語、英語、あと一つ、とくれば、これからは中国語でしょう。」

「趣味は写真です。奥が深いし、身近にプロがいたので気軽に学べる。そして自分が学んだ事を人に教える事ができる。写真を撮って渡せば、人との関係も広がる。いろいろな意味で有意義です。」

「帰国子女のレベルでは、所詮『使える英語』にはならない。そこでアメリカにいた時は、ジャーナリストとして働いていました。記事を書いていると、普段使わない英語が驚くほど沢山出てきます。その言葉のルーツを知り、自分の言葉として使えるようになれば、これまで踏み込めなかった階層やグループの人とも対等に話したり、牽制し合えるようになるのを感じました。」

この会社を選んだ理由、将来したい事、その為にこれから何をすべきか・・・そこまでガチガチに自分の人生をプラン立てて、大丈夫?と言いたくなるような気もしたが、若者特有の気負いはともかく、自分とプランが、主客転倒しているといったわけでもなさそうだ。しかも彼の夢は、雄大で楽しそう。

『こりゃー・・・将来、大物になるかもしれんな・・・』

自分より15歳も下の子に、ヒシヒシと尊敬の念を抱いてしまう番長でした。

ホテルはゆったりした、心地良いところ。すみずみまで行き届いて・・・なのですが、何と東京に戻ってから、体に数ヵ所、虫刺されのような跡が・・・他にも数名、そんな人がいたので、どうやらベッドに虫がいたようです(涙)。あんなまともなホテルでもいるんだわな。エディンバラのユースでもいなかったのに・・・。ま、ホテルのせいとは限りませんが。

このホテルが貸し切りというのには驚いたが、他国の支社では、シルク・ド・ソレイユを貸し切りとか、ドイツ支社では「町を貸し切り」とか・・・それ、意味が分かりませんが。何か横暴で嫌な臭いがしますなぁ。

2人1室で、役員秘書の人と一緒。テキパキした、仕事のできそう~な、気さくな美人だった。後で分かったんだけど、この人、外資系金融のGS社で、秘書どころかアソシエイトまでいってたらしい・・・な、なぜそれが「エリート様」でなく秘書をしている・・・「人材のもったいない使い方」の見本のようだ。

今日は、「奥西表でシュノーケリング」というイベントに参加してみた。参加者は10名弱。その中に、しゃ、社長が・・・

どうも「社長」っていうと、いつも秘書がべったり付いて、テキパキと世話を焼いてそうなイメージじゃないですか。ところがこの方、2人も秘書がいるのに、そのどちらも一緒にいない。一人で行動しつつ、あちこちの社員に声をかけて回っている。今、こちらの人と話してたかと思えば、次はあちらの人と・・・とてもフットワークの軽い方だった。シュノーケリング後も、

「鮮やかな黄色い魚がたくさんいて・・・!」

とニコニコ話す姿は、童顔も手伝って、カワイイ・・・おっと失言。ええっと、こ、好感の持てる方でした、オホホ。

私は、6年目のKさんという女性と、なんとなく一緒にいた。彼女は「ドレイ」ではなく「エリート様」だけど、エリート様特有の「エラソうで鼻持ちならない」ところが全くなく、淡々と「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」というタイプ。態度は素っ気ないのに、話していてとても感じが良い人だった。これも後で知ったが、この会社に入る前は、国連のUNDP(スゲー!)で、貧困問題に取り組んでいたらしい。そういう背景もあるのかもしれない。

9年振りの沖縄は、相変わらず心地良く、沁みてくる場所でした。マジ、いいっす。有頂天で泳ぐ番長でしたが、

「イ、イタ、イタ、イタタ・・・」

ふと左手に、刺すような痛みが走る。ほっとけば治るだろうと思いきや、かなり、かな~りイタイ。まいった。でもガマンして泳ぎ続け、美しい魚やウミヘビに目を丸くし、船に上がると、女性が2人、何かを手当てしてもらっている。船のスタッフが、

「サンゴチュウに刺されたんだな。」

見ると、足が水ぶくれみたいに、真っ赤に腫れ上がっていた。うひゃーっ。してみると、私のも・・・?と思ったが、それほどひどくはない。赤くなっているが、水ぶくれはないし。

「お酢をかけるといいから」

私もやってもらおうかな・・・とチラッと考えたが、ま、いっか~・・・とノンキに引き下がった。
そして、これがやがて、後悔の種へと成長することになります、もちろん。

ホテルに戻り、シャワーを浴び、心地良い疲労と共に10分ほど仮眠。それからノコノコとディナーに出かける。東京オフィスに知り合いもいない私は、どうもこーいう場は足が遠ざかってしまう。席が決められているならともかく、「プールサイドでウェルカム・ドリンクを・・・」なんて、ぽつねん・・・の見本じゃぁありませんか。

ということで、30分ほど遅れてプールサイドへ。一人ぽつんとカクテルをガブ飲みしてると、何やら中央が騒がしい。イベントやってるようだ。

「新入社員の○○です!それではチームを代表して、やらせて頂きます!」
「飛べ!飛べ!」
ザッブーン!

な、なんすか・・・

見るとどうやら、今夜の食事を賭けて、チーム対抗でゲームをしているらしい。よく見えないが、プールに浮いている風船めがけてダーツを飛ばす?かして、割るようなのだが、それはもちろん、着衣のまま飛び込んで、風船の近くまで泳いでいって割るのが一番確実、というわけだ。男も女も関係なし。それを煽っているのは、もちろん同じチームの先輩達。

(こ、この会社・・・外資系じゃなかったか!?どうしたんだこのドメドメなノリは!!)

後ろの方で、中堅の社員が2人、「あーあ、こんな会社だったのか・・・って後悔してるだろうなー」とヒソヒソ話している。ええ、その通りですわ。

まあもちろん、全員が飛び込むわけではなく、何と煽られようと、絶対飛び込まない人もいたけど。それで皆の心証を悪くするわけでもないところは、ま、外資系の良いところではある。番長なんか、ドメドメな会社で新入社員の時、女子は全員ミニスカで踊れとか言われて、泣く泣く前日にフリフリの衣装を縫ってたら大風邪を引いてしまい、結局社員旅行を欠席して、その後、「アイツはずる休み」という非難を一身に受ける羽目になったけどなぁ。

肝心の勝敗ですが、何と、うちのチームの6年目?の中堅社員が、ここぞという所で飛び込み、優勝をさらいました。す、すごい・・・しかしおかげでバーベキューをいただける事に。(ちなみに、ビリのチームは鍋です・・・この暑い中。)

1チームは15人ほど。私はすっかり疎外感・・・と思いきや、仕事を手伝った事があるTさんがメンバーにいて、他の人も話しかけてくれたりして、案外楽しかった。でも、ひとしきり食事が終わり、チーム関係なく知り合い同士で飲み始めると、もうさすがに私のいる場所は無く、早々に部屋に戻って熟睡したのでした。

左手の赤い腫れは、跡も残さずすっかり引き、なぁんだ、軽い軽い・・・と、この時は思っていたのでありました・・・。

続きはまた今度です。
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by bancho55a | 2008-04-17 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

最近の出来事リストアップ

のんびりブログを書こうと思っていたのですが、時間がなくなってしまったので、最近の出来事をざっと書きます。中にはもっと深く書きたいこともあるので(特にロシア展覧会・・・)、時間があればまたアップします。

4月4日(金)
朝、会社のジムに登録。

夕方、ヘッドオフィスでチケットを安く購入し、今話題の、ロシアの美術館展を見る。マティスが圧巻!!これは本当に総毛立つ感動でした。

夜、就職祝いという事で、「お兄ちゃん」ことHさん、邦銀の某氏、イギリスの某有名大学教授の某さんの4人で、イタリアン・レストランで食事。おしゃれで居心地良く、とても美味しいお料理でした。その後、飲み足りないHさんと、別のレストランで2人でワイン1本空ける。完璧に飲みすぎです・・・^^;Hさんは、最近グローバルでのポジション争奪戦に惜しくも破れて傷心でした。でも、本当にいつも、世界の中でたった一人で頑張っている姿はすごいと思います。

4月5日(土)~6日(日)
大風邪をひいて寝込みました。そしてロンドンは30年ぶり?の4月の大雪。かなり積もりました。高熱を出してウンウン唸ってる時にプロポーズされました。しかもスカイプで。しかも英語だから、いまいち分からなくて参った。

4月10日(木)
2月まで働いていた日系企業のトップの方とお茶。本当に、本当にお世話になりました。
夜、Kちゃんと某和食屋に。風邪引いたときに、Kちゃんがご飯作ってくれたり心配してくれたりして感動したので、そのお礼に・・・。女性客2人というのが珍しかったらしく、オーナーの人に気に入られて、秘密のバーに案内される。ま、大してヒミツでもないと思うけど。お酒をご馳走になりました。

4月11日(金)
ウィリアムと飲みに行く。同じパブでローマ時代の仮装した人たちが20人くらい飲んでいて笑えた。でもほとんどハダカで、寒いでしょう、それは。

4月12日(土)
午後、前の会社のHさんと、ダリッチ・ビレッジへ。おしゃれなお店がたくさんあって楽しかった!写真も撮ったので、今度アップします。
その後、休日出勤したらウィリアムも仕事してた。明日も仕事だそうで、ご苦労様です・・・。ということで、またワガママへ行く。今度はチャーハン食べました。まあ、悪くなかったです。今回は私が払ったので、ついでにイギリスでのチップのやり方について、詳しく教えてもらいました。

レストラン:10-15%、普通は10%。ティールームなんかは不要。
タクシー:不要
ホテル:不要
美容院:40ポンドとか、高いとこなら不要。8ポンドとか、安いとこならあげるかな。
以上。

・・・・・・。

今まで、完全にあげすぎてた番長でした。

ただし、アメリカのレストランでチップが少なかったらつまみ出されるそうです(笑)のでご注意を。その際は、どうして少ないのか、ちゃんと理由を並べ立てる事。

ま、そんなとこが最近の出来事でしょうか。あ、プロポーズは断る予定です。

というわけで、これから2週間、日本に行ってきます。今回はちょっと時間がなくて、友達にもほとんど会えそうにありません・・・。というか、予定を入れてません。でも、東京の方、予定が合えばご挨拶したいなぁ・・・とも思いますので、もし良かったらメールでも、ブログへのコメントでも、ご連絡下さい。お待ちしてます^^

桜、散っちゃっただろうなぁ・・・
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by bancho55a | 2008-04-15 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

ワガママ

今週から1ヵ月間、チームメンバーが交代で休暇を取るので、いつもの3人体制が2人体制に。しかもそのうち1人は入社したての番長。とくれば、チームとしての生産性がガタ落ちなのは必須なわけであります(すんません・・・)。しかも今週からの2週間は、番長と、入社半年のWさんの2人体制、そして東京オフィスも休みを取ってる人が多い。ということで、いきなり、目の回るような忙しさであります。

本来は、入社1ヶ月、まだトレーニング中の番長が、こんな本格的に仕事をしちゃいけない気がするんだけど、そんなことは言ってられない。それに一応、平均よりも速いスピードで仕事を身につけているという評価なので(自慢です自慢)、いきなりフル仕事なのでありました。

というわけで、日中は根をつめて仕事をし、仕事が終わった夜7時とか8時頃から、メール処理をする。ま、日本との時差があるからこんな事ができるわけですが。

Wさんも帰ってしまい、他の社員達もかなり帰ってしまい、時折警備員と挨拶を交わす以外は物音もしない(まあこのオフィス、いつでも超静かなんだけど・・・)。メール処理をするうち、

「あれっこの契約書、サインして東京の某社に送らないといけないんだ・・・しかも明日までに・・・」

なんてのを発見。ま、明日までに届かなくても私が困る(手間が増える)だけで、会社としては全く困らないんだけど、できれば今日中にやっちゃいたい。

「そーいや、コピー機でスキャンしてPDFに落としてメールで送れるとか言ってたよな・・・」

コピー機のところへ行って、しちめんどくさい英語の説明を読みつつやってみるも、私のメールアドレスが探せない。さすがに途方に暮れる番長。

そこへ、紅茶を淹れる優雅な物音が。(コピー機はドリンクバーの近くにあります。)

「あっウィリアム」
「バンチョウ、まだ仕事してるんだ?」

コイツ、確かIT部のDirectorだから、機械には詳しいだろ(←安易な発想)。

ということで、無事サイン済み書類のPDFファイルを、東京に送る事ができてホッとする。時間をみるともう夜の9時。ウィリアムがメシ食う?とのことで(まあ、優雅なウィリアムはそんな下品な話し方しませんが)、仕事も終わった事だし、出かけることに。

そして行った先は・・・ワガママ。

むー。この変な名前の日本食レストランはイギリスで大人気で、ロンドンだけでも30店舗近くあるのですが、ここは有名な

「客に日本人が一人もいない」
「経営者も店員も日本人じゃない」
「ていうか、メニューも味も日本じゃないし」

の3拍子揃ったレストラン。私もうわさはかねがね聞いていたが、あまりにヒドイうわさばかりなので、恐ろしくて近寄る事ができなかった。とはいえ、生来の物見高さで、実は行ってみたかったのも事実。

会社から徒歩3分。店内に足を踏み入れると、日本のラーメン屋から発想を得たという、長い木製テーブルが何列も並んでいる。そこに向かい合わせに座るというわけです。

それにしても、100人以上入れる巨大レストランで、日本人が一人もいないってすごいよね。いかに日本の味と違うか、もう既に証明されている。

メニューを見ると、「ラーメン」「カレー」「チャーハン」など、お馴染みの名前が並んでいるが(もちろん日本語メニューはナシ、英語のみです)、よくよく内容を見ると、

「そーいう食材は日本では使いません」
「それとそれは日本では組み合わせません」

なんてのばかり。
ちょっと引き気味の私と違い、数年前にドバイに赴任してたウィリアムは

「ドバイにも数店舗あって、時々行ってたんだよねー、チャーハンとか美味しいよー、あ、僕はこの、テリヤキステーキソバにしよう」

と優雅に、聞いたこともないメニューを注文。むう、番長も負けずに

「海鮮ラーメン!」

『買ってはいけない』
という本が昔ありましたが、この「ラーメン」は、『ワガママでオーダーしてはいけない』ので有名な激マズメニュー。でもラーメンをこよなく愛する番長はそんな忠告、聞きやしません。

ウェイターは注文を取った後、テーブルに敷いてある紙マットに、メニュー番号を書き込んで去る。

「このスタイルって日本式なの?」

違いますからーーーっ!!ああ、こうして間違った日本のイメージが流布されていくのね・・・

飲み物も、お茶・・・とか、ほうじ茶・・・とか・・・あるわけなく、仕方なく、「洋梨とニンジンのジュース」を頼む。ま、ま、ヘルシーって事で。

さて、ウィリアムの「テリヤキステーキソバ」が運ばれてきた。テリヤキソースで味付けしたヤキソバの上に、ローストビーフとコリアンダーが載っているという、なんとも異種混合格闘技。

「ひとくち食べてみる?」

外国人には珍しく、食事のシェアを厭わないウィリアムに薦められるままに食べてみると、

「あれっ?美味しい・・・!」

意外や意外、これが美味しかったのであります。やっぱりアジア飯は私の大好物。今日はベトナム料理屋に来て良かったよ。

(なんか違う気がするが・・・まあいい。)

やがて海鮮ラーメンの登場です。わーい。わー・・・?

ウ「その、上に乗ってるのって何?」
番「えーっと・・・焼き魚。」

いい加減にして下さい。

このラーメンが、まあ、私がイギリスにきて食べた数少ない外食のうち、ダントツ1位ですね、お金を捨てたい方は、ぜひどうぞ。

まず、麺がひどい。粉っぽくてまずい、ラーメンの麺とは似ても似つかない上に、長さが5センチほど。たまーに長い麺も出てくるけど、ほとんどが茹でかすのような状態だ。もちろんノビノビで歯ごたえゼロ。そのわりに、ヘンに歯にくっつく感じ。

そしてトッピングは、焼き魚を筆頭に、良く分からないモンを各種取り混ぜている。コリアンダー同様、「日本では使いません・・・」食材のオンパレード。もう、もう、疲れ果てましたわたし。

ウィリアムも一口食べて、

「スシみたいに臭いのない魚は好きだけど、ここまで調理して魚特有の臭みが出てしまうとどうも・・・」

と、日本人にとっては的外れのコメントですが、NG。「デザートは?」と聞かれたものの、

『ワサビチョコケーキ』

どうっすか皆さん、食指動きます?あ、間違えないで下さいよ、これ、日本のパティシェが作ったら、きっと繊細な味の、美味しいケーキに仕上がると思うんです。でもさ、雑なイギリス人シェフが作ったら・・・きっと、チョコケーキのクリーム部分に練りワサビクリームがどーん!と・・・

想像するだけでおなかいっぱい。

私のあまりの落胆ぶりに同情したか、今回はウィリアムがおごってくれました。(だって、こんなアホらしいメニューで7500円でっせ!ウィリアムのオーダーは美味しかったけど、あの一皿で2500円はないでしょう。)

みなさん、ロンドンへお越しの際はぜひ、避けてください。ま、日本食と思わなければ、それなりにイケますが(メニューによっては)。

恐いもの見たさの方は、こちらでメニューの研究を、ドゾ。
http://www.wagamama.com/downloads/menus/city_main_07.pdf
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by bancho55a | 2008-04-02 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK