番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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マンチェスター旅行

エディンバラ旅行から1週間後、マンチェスター一日旅行に出かけました。
マンチェスターでMBAの勉強をされていたyokokenさんがコースを終えて帰国する事になったので、ぜひその前にご挨拶を・・・!というわけです。

yokokenさんとお会いしたのは2年前、東京での留学生の集まりで。その集まりの参加者は「俺達エリートだから、番長みたいな聞いたこともない大学に行くヤツ、興味ねえし。しかも人権勉強する?意味わかんねー。MBAと経済以外は学問じゃねえ。」みたいな、はっきり言えばちょっと失礼なエリート達が多くて。話し相手もいない負け犬番長は、「ばかやろう、ウチだって開発学ではイギリスでトップなんだ、このやろう」とかつぶやきつつ、ひたすら豪華オードブルをぱくついていたのですが、そこで、エリートにもかかわらず、番長とごくフツーに話してくれたのが、yokokenさんとEさんという人だったのです。いやー、人間の真の品格って、こういうところに現れるんだね、うんうん(←何事も自分中心に考えましょう。)

マンチェスターへは電車もバスもあるけれど、バスだと3分の1以下の値段だったので、迷わずそちらへ。ナショナル・エクスプレスのバスは快適だし・・・と思ってたけど、実はいろんな車体のバスがあり、ロンドンーブライトン線の超快適イスと違って、今日のバスは普通の路線バスと大して変わらない感じでした。がっくり。

前夜、「あーもう寝ないとー!でももうちょっと夜更かし・・・」と、夜型番長はつい朝の2時頃までパソコンしてたのですが、ふと時刻表示を見ると・・・

「あれ?今2時なのになんで3時?あ、なんかこんなこと前にもあったような・・えっと、えーっと・・・ギャアアアーーーッ!」

サマータイムというものをすっかり忘れていました。

この日の午前1:00-1:59という時間帯は存在せず、午前2時へと、パッと1時間跳び越しちゃうわけですな。あわてて家中の時計の時刻を合わせ(最近の携帯は自動的に変わってくれるから便利ですね)、眠りに付く。正直、ここで気づかなければ確実にバスに乗り遅れていたことでしょう。よ、良かった・・・!日頃の行いってやつぅ!?^^

3時間くらい寝てから出発。日曜日って、電車が1時間に2本しかない上に、それがキャンセルされる事もたまにあるので、笑っちゃうくらい早い時間にコーチステーション着。それなのに・・・

「マンチェスター行きのバスは、ロンドン市内の交通渋滞で遅れております」

なんと出発が50分も遅れた・・・。つうことで、1時間半もコーチステーションで待つ羽目になったんですが、、、これって日頃の行いっすか!?

しかしその後、バスは恐ろしい速さで飛ばし続け、ロンドン市内を回るだけで20分短縮、そしてマンチェスターに着くまでに30分短縮し、なんと、予定時刻きっかりにマンチェスター着。

「えー、つじつまあわせりゃいーんでしょー?」

と言わんばかりの、イギリス人には珍しくいい仕事したね、うん。

バス停に、yokokenさんと奥様が迎えに来てくれました。あと1週間足らずで帰国、しかもコースワークもまだ残っているという、超!超!忙しい時に申し訳ないっす・・・しかもなんと、この後、6時までマンチェスターを案内してくださるという。

「それはもう本当に結構ですから・・・」

と言ったものの、お2人の優しい微笑の裏の、ゆるぎないホスピタリティに負けてしまいました。本当に感謝です!!

まずはヒトコト、「マンチェスターは見るとこないですよ」と、いきなりジャブをかまされましたが、そうは言いつつも、ロンドンとは違う街並が新鮮。先週行ったエディンバラとも違う、赤レンガの建物が続く、なんともきちんと可愛い街の様子でした。立派な図書館と市庁舎、
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そこを走り抜けるトラム。このトラムに乗って、さて、隣町のサルフォードに向かいます。

以前、yokokenさんのブログで紹介されていた、この新しい町。ユニークな現代建築が立ち並ぶ様子に、美術好きの番長、とても満足。
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フィッシュ&チップスのランチを取りつつ、マンチェスターの事、勉強の事、いろいろと話した。奥様は初めてお会いしたのだが、ブログを読んでいたせいか、何となく前から知っていたように感じてしまう。そしてお世辞抜きで、とても感じの良い方なのです。日本に「いい夫婦の日」なんていうのがあったけど、ぜひ広告にはお2人に出演してほしい、うん。(勝手にすみません・・・)

その後、戦争博物館へ。ロンドンにあるヤツの、姉妹館みたいな感じです。ここの展示には定評があるので、一度見てみたいなぁ・・・と思っていたのであります。

展示方法は、確かに素晴らしいものでした。建築の美しさ、内部の、壁面を使って1時間毎に行われるショーも見ごたえ十分。その他の展示も、分かりやすくまとめられ、子どもが飽きないよう、いろいろな参加型展示も用意され、老若男女、誰でも楽しめるような・・・

え?楽しむ??

ここ・・・戦争博物館だよね?

そう、そこがいつも、番長がイギリスの戦争博物館に違和感を抱く所なのです。日本の戦争博物館は、広島の原爆記念館でも何でも、戦争の悲惨さをしっかり伝えている、戦争犠牲博物館の要素が強い。でもここは・・・

戦勝国、戦争に負けた事の無い国の博物館は、本当にいつも、かすかな戦争賛美の片鱗があって、ちょっと嫌な気分になります。でも、こういうのを見ると、日本という国がどのようなイメージで捉えられているかが良く分かる。特に、イギリスの敵だった時代や、直接対戦した場所も多いので・・・。日本人が見るにはちょっとつらかったり、ムッとしたりすることもあります。

そうは言いつつも、かなりの時間をここで使ってしまった。最後に、エレベーターで展望台に昇れるようになっているので、そこへと・・・

このエレベーターが怖い怖い!にゃんと、むき出しの箱がゆっくり、ガタガタと上がっていくのだ。イギリスのテクノロジーを信じられない者にとって、お化け屋敷よりも怖いものでありました^^;でも展望台からは、マンUのホームグラウンド(って言葉で合ってる?)も見えて、良い感じです。

結局、そこで時間切れになってしまい、マンチェスターに戻る事に。yokokenさんに帰りのバス時刻を心配して頂き・・・(コラッ!自分で心配せい!)

マンチェスターに戻った頃にはもう本当に時間が無く、結局、マンチェスターは十分に観光しないままに終わってしまいました。

yokokenさんがいなかったら来なかったはずの街ですが、やはり来て良かったなぁ・・・などと思いつつ帰路へ。帰りは、サービスエリアでの休憩を含みつつ、また、バスの狭いトイレに、男達がバタバタと2人で駆け込み、10分も出てこなかったという不思議な光景を目にしつつ・・・(ゲイならいいんですが、もしクスリとかやってフラフラで出てきたらどうしよう・・・と、トイレ前に座ってた番長は気が気じゃありませんでした)、無事定刻にロンドン着、終電で帰宅。

たった一日ですが、yokokenさん夫妻との話と、マンチェスター&サルフォードを満喫できました。正直、方向音痴の番長が一人で来ても、こんなに充実で安心した観光はできなかったでしょう。Yokokenさん、奥様、本当に有難うございました^^次はぜひ、東京で語りましょう!
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by bancho55a | 2008-03-30 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

金曜飲みは大盛り上がり

ウチの会社では、1ヶ月に1-2回、金曜日の夜に、社食で飲み会がある。といっても、酒類とおつまみがテーブルに置いてあり、有志が三々五々来て飲む、というだけだけど。今日は、入社して初めての「金曜飲み会」の日だった。

他の日本メンバーと一緒に社食に降りていくと、Wさんが早速、所属しているランニング・クラブの仲間を見つけた。とても可愛いイギリス人女性。おお、イギリス人女性って世界で最低の女性だと思ってたけど、良い人もいるんだなぁ。

それにしても、日本で教師をしていたWさんは、日本人とは思えぬ、訛りのないきれいな発音で、文法的にも正確な英語をすらすらとしゃべる。旦那さんがイギリス人だから、リスニングもばっちり。私がこれまで会った日本人の中でも5指に入る、ネイティブ並みの発音と会話力を誇る人だ。私が目を白黒させてる間に、2人は楽しそうに話に花を咲かせてるのだった。(まあ、会話の内容が「○○筋肉を鍛えるには・・・」とか、妙に専門的だったこともあるけど。・・・ってな言い訳でいいっすか?)

ヤバイっす。やっぱ英語鍛えないと。英語学校の仕事辞めて1ヵ月半、毎日ほとんど日本語しかしゃべらない中、確実に英語力が落ちているのを感じる今日この頃であります。

そこへ、彼女の同僚のメラニーもやって来る。こちらはいかにもアタマの良さそうな財務部の女性。ちょうど合流したYさんも加わって、女性5人で華やかに飲みながら話すのでした(えーと、若干1名、ニコニコうなずいてるだけのようですが。)

やがて女性達は去り、日本チーム3人で飲むことに。毎日のランチも別々だし、仕事中もムダ話しないし、普段ほとんどコミュニケーションを取らない我々は、実はお互いの事をほとんど知らない。最初は無難な話をしていたが、お酒が入っていたからか、どうも会話が飛躍的に変な方向に向かう。

「Wさん、男の胸板は厚くないとダメ?」

番長・・・それは明らかに酔っ払いセクハラオヤジの発言ですが。
どうもYさんと番長の男の趣味は一致しているようで、

番「胸板、全く厚くなくていいっすよねー」
Y「そうそう、やっぱ男は細くて美しくないと・・・」
番「不健康そうなのが魅力で・・・」
Y「病的なのが良いわよね」
番「背が低いとなお良いんですが」
Y「あ、それは私は違うかも」

良かった、Yさんと完璧なライバルにはならなくてすみそうです。

その他にも、私がヘビメタ好きだとか、Yさんが愛する日本の有名バンドがロンドン公演をした時にバックステージに行った話とかで、何か異常に盛り上がった。

すぐ向こうのテーブルでは、すごくおしゃれで可愛い2人の男の子(イギリス人にもいるんだなー、びっくり)を含む8人グループがワイン片手に談笑してるが、どうせ彼らの視界に我々日本人は入らないのです。残念。

1時間ほど話した後で、Wさんは帰る。Yさんも帰ろうとしつつ、

「あー、私、こんなに酔っちゃって・・・これからゲイの友達と飲みに行くまで持つかしら・・・」
「ええっ、ゲイの友達?楽しそうですねー」
「あ、そうそう、番長さんも来ない?一緒に行こうよー!」
「えええーーーっ!」

もちろん、二つ返事で参加であります。
残った仕事は明日の土曜日に回して、いそいそと帰り支度をする番長。最近、仕事の予習・復習の為、休日サービス出勤を繰り返す、いけないクセがついてます。ま、新しい仕事を始めた当初って大抵そんなモンよね(え?番長の仕事覚えがトロいだけ?)

まずはYさんの家で、ワインを飲みながら(まだ飲むのか・・・)ゲイの友達、ユダヤ人のシャイを待つ。TVを見ながら・・・(ええ、自室にTVがない番長は画面に釘付けであります。)

待つ事30分ほど、シャイがやって来た。

「・・・!!」

彼は、『名は体をあらわす』とは見事に逆行する、物凄い個性の持ち主でありました。まず、その外見。おしゃれなカウボーイハットに、アメリカ国旗を模したど派手で悪趣味一歩手前のシャツ。その下はYさんのプレゼントだという、キューピーマヨネーズのTシャツ。個性的なメガネに鋭い眼光、濃すぎる顔、そしてとにかくしゃべる、しゃべる、しゃべりまくる。コイツと論争して勝てるヤツはいないであろう。事実、Yさんも

「彼はすごく頭が良いと思うの。会話してるとすべて論理で押してくるのよ、面倒くさい」

と言うほど。

それでも、Yさんのことは大のお気に入りのようだ。Yさんいわく、

「もーーっ、なんで私はゲイにばかり!?(怒)」

だそうだけど、確かに彼女はなぜか、ゲイの男にモテモテ。いやー、誰にもモテない番長は羨ましい限りですが?

シャイがゲイだと知らなければ、完璧にカップルにしか見えない2人のジャマをしないよう、3歩後からしずしずと付いていく番長。

シ「この近くの○○っていう日本の居酒屋を予約したんだ!」

あ、あの、予約って・・・番長、人数に入ってないですよね?

シ「だーいじょうぶ!」

もちろん、大丈夫じゃないのであります。当然、店の人にお断りされる。

「あ、あの、ではワタクシはこれにて・・・」

奥ゆかしい日本女性はしずしずと去ろうとしたが、2人にガッと両腕を捕まれ、

「何言ってるの!!」

強靭なチカラで引き戻されました。

45分後なら大丈夫かも・・・ということで、近くのパブで時間をつぶし、また戻ると、もともと予約されていたカウンター席でなく、テーブル席に案内された。結果から言うと、この席になって良かったのです。何が幸いするか分かりませんねぇ・・・って、自分のずうずうしさを棚に上げる番長。

ロンドンの和食屋といえば、高級レストラン系しか行った事が無かったので、こんな、日本の新橋にありそうな飲み屋があるなんて知らなかった。壁に貼ってある、「美少年(日本酒) 38ポンド」をYさんに説明され、爆笑するシャイ。

「いやー、美少年が38ポンドは安いなぁ!」

やはりゲイだこいつ・・・

談笑しながら懐かし系の居酒屋メニューをぱくついていると、隣のテーブルに新しいお客さんが来た。

「ニホンのカタデスカー!私もデスヨー!」

その日本語・・・明らかに日本人のものには聞こえませんが。

しゃべっているのは、漆黒の美しい長髪に、ぱっちりした黒目がちの、可愛いアジア系の女の子A。中国?いや、もう少し南方系かな?

訛ってはいるものの、かなりうまい日本語だ。聞くと、インドネシア系カナダ人らしい。数年前に東京に勤務しており、その後カナダに戻り、そして最近ロンドンに来たとか。

「コンニチワー、オイシイネー!」

向かいの男性Kはさらに日本語下手なものの、それでも言葉のはしばしに何とか日本語を織り込もうとする努力が好感。こちらはポーランド人で、やはり数年間の東京勤務の後、ロンドン勤務になったとか。

A:インドネシア→トロント→東京→トロント→ロンドン
K:ポーランド→東京→ロンドン

このグローバルさ。こいつら、タダモノではありませんな。

聞くとやはり、世界トップ企業(かな?金融はよく知らん)の社員達だった。その割には庶民的で、この居酒屋も行きつけらしい。おまけに2人とも、とってもフレンドリーでノリが良い。結局、2つのテーブル合わせて盛り上がり、大騒ぎの飲み会に発展してしまった。あはは。・・・と多少、傍観気味の番長だったが、

「ああーーーっ!泡盛―――っ!!」

ふと2人のテーブルに泡盛を見つけてしまった番長。何とKさん、ガイジンに似合わず泡盛大好きだそうで、

「ドゾー、ノンデクダサーイ!」

気前良く私達に分けてくれる。わーわーわー、奥ゆかしい番長(え・・・?)も、さすがにこの誘惑には勝てない。だって泡盛といえば、番長の一番好きな酒。でもここロンドンではそうそう手に入るはずも無く、ここ2年ほど、全く飲んでいなかったのだ。

久し振りに味わう泡盛は、なんとも軽やかに、沖縄時代に連れ戻してくれる。しみじみとした懐かしさを感じながら飲む泡盛・・・美味し~い!

その後も楽しい飲み会は続き、とうとう閉店時間。AとKの2人はこれからまた、コベント・ガーデンで同僚と合流して飲むとか。す、すげー・・・。Kは日本に年数回出張してるそうで、次回日本で会ったら、お気に入りの泡盛バーを紹介してくれることになった。そしてなにより、またこの居酒屋で皆で飲むことを堅く約束して別れる(結局、全員、ただの酔っ払いなんですな。)

終電が気になる番長は、Yさんとシャイに別れを告げ、駅に急ぐ。ま、まだあるだろーと高をくくっていたのだが・・・

「ありゃっ、何じゃこの立て札は」

『南方面の電車は全て終了しました』

ありゃりゃっ。

えーっと、南部に住む私。ここはロンドン北部。ロンドン縦断しないと帰れない。ということは、タクシーではたぶん高すぎて無理。どうすれば?

「キャーッ、アハハーッ、電車が、なぁ~いぃー!キャーッ☆」

番長がどんなに頑張っても出せない、脳天から突き抜けるような可愛い笑い声が響いた。隣を見ると、かなり酔っ払った女の子が2人、訛りのある英語で駅員に絡んでいる。

「ねーええー、どぉーしたらいいーのぉー?あたしたちーい、くらぁーーーっぷはぁむ、に行きたいのぉー!」
「くらぁーーーっぷぁむかねー?あははー」

え、駅員・・・アタシが看板見て立ちすくんでた時は「早く帰れこのアマ」みたいな顔してたくせして、ちょっと若くて露出度高い女の子が来たら、鼻の下を伸ばしたその態度は何だぁーーっ!

と、握りこぶしが出そうになったが、いや待てよ、クラッパムと言えば、私の家までの途中駅じゃないっすか。そこまで行けば何とかなるぜ。

「それはねー、あそこのバス停から、○○番のバスに乗ればいいんだよー!気をつけてねー♪」

あ、そうですか。・・・って、あたしに言ってくれたわけじゃないけど、サンキュー。

バス停で確認すると、そのバスは、ロンドン中心地を通り抜けていくようで。こりゃラッキーかも。ウチまでのナイトバスつかまえられるじゃん。

女の子達は、バスに乗った途端、別人のように冷静でおとなしくなった。うーん、男の目のあるとこと、無いとこで、この豹変ぶり・・・これだから女の子って怖いよな。酔っ払ってるのか?大丈夫か?と心配しかけてた番長は拍子抜け。

オックスフォード・サーカスで、ナイト・バスに乗り換える。ブライトンに住んでた時はしょっちゅう乗っていたが、ロンドンのは初めてだ。

「えーっと、追加1ポンドですよね?」

と、コインを置く番長に、運転手は面倒くさそうに手を振る。え?必要ない!?

後で知ったのだが、ロンドンのナイト・バスに追加料金が必要だったのは昔の話で、今は昼と同じ料金で乗れるらしい。定期を持ってる番長はタダだというわけだ。

「タクシーにしなくて良かった~!!」

もともと乗る気もないくせに・・・(正確に言えば、乗るカネも無いくせに・・・)

午前2時前に、ナイト・バスは無事、終点のストレッタム車庫に到着。さ、番長の家はここからまた10分ほど歩いた所です。

(そういえば・・・ナイト・バスって、車内も危ないけど、降りてから家までが一番危ないって聞いた気がする・・・)

(っていうか・・・ストレッタムの車庫・・・すぐ向こうにあるのは、アイス・スケート・リンク・・・あそこって去年、2件の射殺事件があって、今年の1月にも発砲傷害事件があったとこじゃ・・・)

深いことを気にしてもしょうがないので、運を天に任せて歩き出す番長でした。結果的には、いつもどおりの安全な帰り道だったけど、この1週間後、ここでまた発砲事件があり、少年が病院に運び込まれたのです。しかも午後7:45なんていう早い時間に・・・あそこ、ヤバイよホントに。

今日は思いがけなく派手な飲み会でしたが、楽しかったです。
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by bancho55a | 2008-03-28 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

エディンバラ旅行・最終日

最終日にして、いよいよ観光の目玉、エディンバラ城見学へ。この城は、キャッスル・ロックと呼ばれる巨大な岩の上に建っています。ちょーカッコいい。
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そこまでの坂を、花が咲き乱れる道を登っていく4人娘は、すっかりメルヘン気分。ちょっと、「花と私」の写真を撮ってもらおうかしら♪

K「番長さーん、撮れたけどさ、昔のアイドルって感じだよ、アマチマリとか。」

や、やはりトシは隠せないか・・・それなら、とKちゃんも撮ると

K「何かあたしねー、60年代のフォーク・デュオって感じ。」

もう、お花と撮るのは止めましょう。花とお城・・・おお、これは絵になりますなぁ。
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エディンバラ城は、いろんな点で拍子抜けの城でした。まず、入ってから3つくらい立て続けに、戦争系の博物館を見ることに。戦争に負けた事の無い国の戦争博物館は、かすかに戦争賛美の匂いがして、いつ見てもいい気分ではありません。

K「あたし、やだなー、戦争がアイデンティティになってる国って。」

そこまでじゃないにしても、でも確かに、スコットランドの伝統、キルトもバグパイプも、もともとは戦争で使われたものですからね・・・。

そしてお城。ベルサイユ宮殿とは言わないまでも、豪華な内装を期待していた番長ですが、

「あれっ・・・」

かなり、かな~り質素な内装。まともに写真撮る気になったのは、この暖炉と大広間だけだったりして。
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それはそれで、堅実な王政だったのかな?と、好感が持てないでもないのですが、あの入場料にしてこれかよ、という気になるのも否めません。

城を出て、付近のお土産屋さんへ。中に一つ、キルト工場みたいなのがあり、「キルトを着て記念写真が撮れます」なんてコーナーがあった。高いのでもちろん断念したものの、そこで今まさに写真に納まろうとしている男性に、4人の目が釘付け。

「かっ・・・かっこいい!!」

着替える前は、ま、ちょっと可愛いかなぁ、程度の、そこらにいる兄ちゃんだったのに、キルトをまとった途端、まるで別人に変身したのだ。胸板の厚さをキルトが引き立て、端正な顔を帽子が一層魅力的に見せる。スカートにハイソックスも、全然おかしくない、むしろ惚れ惚れしてしまうほど、本当にかっこいいのだ。4人全員、穴の開くほど見つめ、にわか制服フェチになってしまったのでした。

その後、素晴らしいというウワサの国立博物館を観たかったんだけど、パトリシアの「それよりゆっくりランチ食べましょうよー」に負けて、パブでランチをすることに。この辺も、グループ旅行の残念な所であります。

パブに入ると、おおっ!キルト姿の男性がいる。こちらもかっこ良い。ずうずうしく頼み込んで、一緒に記念写真を撮ってしまう4人であった。

ランチは、もちろんカレン・スキンクをオーダー。そして私はハギスを・・・スコットランドに来たら絶対食べたかったんだ♪

K、P「大したもんじゃないよ。ロンドンで一回食べたけど、チップスみたいのにディップとしてつけたのでさ。メインの食事じゃないよ。」

と、顔をしかめる2人だったが、出てきた皿を見て、一口食べて

「お、美味し~い!ロンドンで食べたのと全然違う~!!」

しまいには、パトリシアに

「バンチョウ、もっとさっさとハギス食べなさいよ!このままだと私全部食べちゃうわよぉぉーーー!」

叱咤激励(?)される有様でした。

パブを出ると、おお!街角でバグパイプを演奏してるその人は、さっきのパブにいた男性じゃないですか!4人、ひとしきり聴き惚れ、チップを置き、「スカートの下にパンツはいてるか見たい~!」と叫ぶパトリシアを引きはがして去る。
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パトリシアとドゥーダは夜行バスで帰るのですが、Kちゃんと私は、夕方の電車で帰るのです。しかし、まさかこんなに遅くまでいるとは思わなかったので、なんと終電に乗ることに。

「やばい・・・今からロンドンに帰っても、ロンドンから自宅への終電には間に合わないかも!」

そしてもう一つの悩みが、指定席でないこと。ということで、ハラハラしながらプラットフォームで1時間ほど電車を待つ。来た電車の席を見ると、何と、奇跡的に予約席札の貼られていない席がある!

「Kちゃん、走って!あの席を狙うのよ!」

それならお前が走れ!と、皆さん、今、ツッコミ入れましたよね?・・・はい、すいません。
Kちゃんの素晴らしいランニングのおかげで席をゲットし、これでロンドンまで眠れるぞ~!と喜ぶ2人。

「でも、案外また全部ダミーの予約席かもね・・」という私に
「そうでもないよ、ほら・・・」

Kちゃんの指差す先に、今まさに席を追い立てられようとする人がいた。うぅ、つくづくKちゃんに感謝です。

ロンドンに着くと、何と、到着予定時刻よりかなり早い。しかも、今、工事中で夜は動いてないはずのヴィクトリア・ラインが動いている!

おかげで、ナイト・バスに乗ることもなく、速やかに帰宅することができたのでした。あーあ、殺伐としたロンドンに帰ってきちゃったよー、という感じですが、さ、さ、Kちゃんの鋭いコメントで締めくくってもらいましょう。

「エディンバラって、ロンドンより全然いいけど、・・・でも、仕事するには向かない街だよね。ロンドンの雰囲気だと、『さ、明日も働くぞ~!』って気になるじゃん。」

最初から最後までバタバタの旅だったけど、意外とかなり楽しい日々でございました。
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by bancho55a | 2008-03-24 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

エディンバラ旅行・3日目

パトリシアが「ロスリン・チャペルに行こうよー!」と言う。そんなん、ガイドブックにも載ってないよ?何それ?

「ホラ、『ダ・ヴィンチ・コード』に出てきたじゃない」

あ、あの、最後のヒミツが解かれる礼拝堂か!それは行きた~い!
ということで、、、さて、どうやって行くの?

ホステルの受付で聞くと、この教会ホステルにふさわしく、長いヒゲを蓄えた神々しいヒッピー兄ちゃんが

「○○の前から××番の市バスに乗って20分ほどだよ。」

親切にあれこれ教えてくれた。アドバイスの通り、満席のバスに乗り、ロスリンらしき所で降りようとすると、あれれ、満席のバスの乗客、ほぼ全員が降りて行くがな・・・。何となくこの後の展開も予想できるというもの。その通り、礼拝堂前のチケット売り場には長蛇の列。たかがチャペルにあり得ない値段の入場料。人里離れた郊外にひっそりと佇む、宝石のような礼拝堂・・・を想像していた番長、ちょっとげんなり感が漂いました。

しかし、一歩礼拝堂の中に入ると・・・

「これはすごい・・・!」

撮影禁止なのが残念ですが、彫刻の山、山、山・・・。強迫観念でもあるのかと思うほど。建築の形としてはキリスト教の礼拝堂なんだけど、柱のデザインや埋め尽くされた小さな彫刻モチーフには、あきらかに異教のものも混じっている。これは確かに、謎解きだけで一生かかりそうなすごさです。

堂内から出ると、外は修復工事中の枠組みがあり、それを伝って、屋根の高さまで上ることができるようになっている。普段、教会の屋根を上から見下ろすなんてできない経験なので、それはなかなか楽しかったのですが・・・
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この礼拝堂、外側も、まるでバリ島の寺のような細かいギザギザ彫刻に埋め尽くされて、その異形の姿を見ているうちに・・・

「け、Kちゃん・・・あたし・・・ダメかも・・・」

番長の青ざめた表情に、Kちゃんがぎょっとした顔で振り向く。

「げっ、ま、まさか・・・番長さん、やだよ、何かいるとか言わないでよ・・・!」

番長は、霊感とかに全く縁の無い人間なのですが、なぜかたまに、背筋がゾッとしたり、めまいがしたりすることがあるのです。過去のトラウマから、新宿の某寺と神楽坂の某寺にはなかなか近づけません。それを知ってるKちゃんは

「何、なにが見えるの!?ひぇ~~」

「いや、そういうんじゃないと思うんだけど・・・だめだ、あたし、この場所クラクラする。情報が多過ぎてめまいがしてくる・・・」

こんな人里離れた土地で「情報が多い」も無いもんですが、多分、このばらばらなイメージの、大量彫刻モチーフにやられてしまったのでしょう。

「だ、大丈夫、そういう時は、パトリシア~!!」

Kちゃんが大声で「肝っ玉母さん」を呼ぶ。「たいへーん、番長が、何か見えるみたいー!」

「キャーッ、ちょっとやっだ~ぁ、怖がらせないでよおーキャーキャーッ!!」

墓石の横で記念写真を撮りながら、飛び跳ねて騒いでるパトリシアを見ると、ああ、コイツがいれば地獄の底でも絶対大丈夫、という気がしてくる。

礼拝堂の見学を終え、エディンバラ市内に戻り、番長の希望で美術館を見学することにした。

美術なんて興味あるの、番長だけだろうなーと、ちょっと悪い気もしたけど、意外に一番早く見終わったのは番長。あまり好きな絵がなかったということもありますが。

一番遅いパトリシア(これが意外)を待つ間、Kちゃんに、キリスト教のモチーフとかをいろいろと説明した。マリアは赤と青の衣服を着て、キリストと一緒にいる子どもはたいてい洗礼者ヨハネで、あの衣服を着て聖痕があるのはアッシジの聖フランチェスコで、ライオンの棘を抜いてあげた聖人がこの人で・・・

「へえー、そういうの知ってから絵を見ると面白い!あ、じゃあ、この人もそのフランチェスコって人か、ホントだ、衣装が一緒で傷もあるや。すごい番長さん、よく知ってるねー。」

「美術史専攻だったから・・・でもこういう知識は、欧米人なら普通に持ってるはずだよ。」

ということで、パトリシアが来た所で聞いてみた。
パトリシアといえば、「この世はダンスがあれば何もいらなーい、あ、あと、カッコイイ男の子~!」という典型的なブラジル人だけど、

「え?キリスト教?うん、そうよ。あれがヨハネでこれは聖フランチェスコ。あ、でも聖人がいるのはカトリックだけよ。え、法王と僧正の違いが分からない?それはね・・・」

立て板に水を流すように、すらすらとキリスト教の基礎知識が出てくる姿に、Kちゃんも、そして私もびっくり。さすがであります。

美術館を出て、丘の上の見晴らし台に行くことになった。ここからはエディンバラが一望の下。本当に、古くて歴史ある、素敵な街であります。

夕食は、そのふもとのレストランへ。たまたま歩いてて見つけたのですが、早い時間なら、コース料理が3000円とな!貧乏娘4人組、これしかないでしょう?

なかなか良いレストランで、内装も雰囲気もとても素敵だった。そしてそこで食べた、スコットランド料理のカレン・スキンクというスープが絶品!魚とポテトのクリームスープみたいなのですが、おーおー美味し~い!!びっくりでした。

宿に戻ると、インド男達4人はチェックアウトしたようで、新しくドイツ人カップル1組と、英語ネイティブらしい男性2人組が部屋にいる。その4人が出て行った後で、パトリシアが

P「キャーッキャーキャーッかっこいい~っ!もうあたし、絶対頑張っちゃう!ねえねえK、あの2人組、どこの国の人だと思う!?」
K「分かんないなー、イギリス人かなー、オーストラリア人かも・・・」
P「えっオーストラリア!?きゃーっ最高だわ!」
K「そ、そうなの?」←若干気おされ気味
P「そうよぉー!私の元彼はオーストラリア人だったの!インテリジェントで、優しくて、かっこ良くて、私の事もきちんと扱ってくれたのよー!」
K「何で別れちゃったの?」
P「彼が国に帰ることになって・・・。それでも連絡を取り合ってたんだけど、ある日、向こうで好きな子が出来たって言われた。2人で、そういう事になったらお互いちゃんと言おう、って言ってたから・・・」

ちょっとしゅんとしているパトリシアは、かわいい女の子でした。・・・と思ったのも束の間、

P「ちょっとK、どこの国の人か、聞きなさいよ!」
K「えっやだよ、何であたしが!?パトリシア聞けばいいじゃん!」
P「聞けるわけないでしょー!?ねえ聞いてよー、友達じゃない!そんなこと言うんだったら、今度あなたがこういうことになっても、絶対協力してあげないから!」

こういう若い会話聞くの、久しぶりな気がする・・・←すっかり置いてけぼりの中年女。

P「ああー、あたしのバカバカ、何でこんな子どもパジャマ持ってきちゃったんだろうー!」

確かに、長身でナイスバディ、男の子大好き!のパトリシアのイメージからは程遠い、マンガっぽいヒツジさんがちりばめられたパジャマ(よく、日本の小学生が着てるような、アレです)には、私もびっくりしたよ。

パトリシアの切ない悩みを抱えながら、エディンバラの3夜目は更けてゆくのでした・・・。(と思いきや、真っ先に眠りこけたのがこの女。)
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by bancho55a | 2008-03-23 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

エディンバラ旅行・2日目

昨日、パトリシアが「明日はハイランドに行くわよー!!」っと、気合を入れて4人分のツアー予約をしてくれた。彼女は外国人には珍しく、「旅に行くなら、できるだけいろんなものを見て、ちょっと高くても美味しいもの食べなきゃ!」というタイプ。おとなしくて貧乏人が揃ったこのグループを率いているのは、最年少で最貧乏(ゴメン)な、彼女であります。

朝、早起きすると、ホステルで同室(8人部屋でございます・・・)の、インド人男4人が、何やら薬のようなものを真ん中において議論中。な、なんか、ヤバそう・・・。昨日も一人、クスリやり過ぎてしまったどこかの男が、叫びながらホステルの廊下を歩いてて不安だったし(その割には、アイマスクに耳栓して爆睡してしまった番長だが)。

まあともかくツアーに出かける。ジョーという、元気の良いツアコンの女性が、ミニバスを運転しながらガイドもするという活躍ぶりで、楽しい旅行になりました。

ハイランドは、スコットランド北部に広がる広大な土地。スコットランドにあってイングランドに無いものはたくさんあるけど、その中の一つは・・・

「山だっ・・・!」
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久し振りに連なる山々を目にすると、妙に日本が恋しくなってしまう、K&番長の日本人2人組であった。

いくつかの観光ポイントで止まり、イングリッシュ・ブレックファストならぬスコティッシュ・ブレックファストなんかも食べる(ブラック・プディングという、血を練りこんだソーセージみたいなプディングがあるのが特徴ですな)。そしてインヴァネスへ。それはもちろん、あの、ネス湖のネッシーがいるところであります。

重く垂れ込めた雲、暗く淀んだ水面、誰もが恐れ、近づく事も出来ない湖・・・

というのが私のネス湖のイメージだったのですが。

「急いでくださーい、次のネス湖遊覧船はあと5分で出発でーす!あ、こちらのグループは割引がききますからねー!」

明るい空、のどかな空気、笑いさざめく観光客達。

「出ない・・・。ぜってー、今日は出ない、ネッシー。ってか、もともといねーだろ!」

と確信しつつも、この町で他にすることも無く、遊覧船に乗ってしまう4人組であった。中では、ネッシーより恐ろしい、尖った歯をむき出しにしたおじさんが、必死にネス湖の説明をしてくれる。そして窓には、何やらネッシーが水に浮かんだ姿の黒いシールが貼り付けられ・・・

「船が走ってる最中にこのシールで動画を撮ると、ネッシーが湖の上を泳いでる姿が撮れるよ!」

・・・・・・。

あまりにあっけらかんとした説明に多少げんなりしつつも、いそいそと動画を撮ってしまう番長であった。

また車に戻り、長い道のりを、エディンバラまで戻っていく。途中では、ヒツジやハイランド特有の毛長ウシ(食われそうだがや)、
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そして何と・・・!
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さすがにシカは感動でありました。気高い姿で、近寄るのも怖かったのですが、バスに戻り、動き始めた所で、ガイドのジョーが青ざめた顔をする。

「アイツら・・・!いったい何をやっているの・・!!」

見ると、若者2人が、ゲラゲラ笑いながら、クッキーをシカに投げつけんばかりに放り投げ、からかっていたのだった。根っからのスコットランド・自然人のジョーがそれを許すはずもなく、いきなり車を横付けにし、

「君達、やめなさい!牡鹿は気が荒いのよ、それに野生の動物にそんなふうに餌付けしてはダメ!」

若者達はジョーの憤怒の形相にたじたじとなり、「ハ、ハイ・・」とおとなしくすっこんで行った。

エディンバラに戻り、9時間のツアー終了。ジョーのお薦めのラスト・ドロップというパブに行くが、超満員。他のパブやレストランを求めて死ぬほど歩き回ったが、満員だったり、ラストオーダーを過ぎていたり、パトリシアが気に入らなかったりで、とうとう最後には屋台のホットドッグ・・・という、情けない夕食になってしまいました。グループ旅行はこれがしんどいところですな。
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by bancho55a | 2008-03-22 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

エディンバラ旅行・1日目

イースター休みの4日間を利用して、エディンバラに旅行に行ってきました。
イギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの4つの連合王国なのですが、エディンバラは、そのうち北部スコットランド王国の、県庁所在地です(違う)。

イギリスに住む前に、既に7回も旅行で来ている番長だが(どんだけ英国中毒・・・)、実はイングランドの外に出たことが無かった。初めての越境旅行にちょっとワクワクです。

この旅行、そもそも、英語学校の時の受付仲間、パトリシアが友達と行くプランを立てて、今の受付仲間のKちゃんに、番長と2人で参加しないかと話を持ちかけたもの。私もちょうど、「イースターどうしようかなぁ・・・4連休なんて珍しいから、ぜひどっか行きたいなぁ・・・」と思ってたとこだったので、二つ返事で参加することに。

「パトリシア達は往復とも夜行バスで行くって言うんだけど・・・」

あ、あ、あたくしのトシで、さすがにそれは、無理でございます。
バスは所用9時間半で1万円ちょっと。電車だと所用5時間で2万円ちょっとと高い。でも、前夜に出発となると、おでんパーティーにも出られなくなるので、結局電車にしました。Kちゃんも無理に合わせさせてしまったようで、ちょっと恐縮・・・。

ということで、まずはいつもの自宅最寄り駅とは違う、もう一つの最寄り駅、ストレッタム駅からロンドンのキングス・クロス駅へ。・・・と順調に進むはずは無く、いきなり電車、遅延の末にキャンセル。

「ま、ま、これがイギリスの鉄道ってもんよ。」

次の直通電車は30分後なので、仕方なく、迂回ルートでキングス・クロス駅へ。ここはハリー・ポッターでお馴染み、『9と3/4番線』があるところです。Kちゃんは初めてだというので、案内する。

そろそろ、エディンバラ行き電車の発車時刻かしら・・・と優雅にホームに向う私たちの行く手が、突然さえぎられた。

「満席ですので次の電車に乗って下さい」

なんと・・・!!

そう、わたくし、イースター休暇というものを甘く見ておりました。こりゃこりゃ、オッソロシイ民族大移動なんですな。

次の電車は30分後に出るけど、そっちも満席の可能性がかなり高い。だったら、今、取りあえずこれに乗っちゃおう!と、Kちゃんと2人で制止を振り切り、先頭車両に向けて歩き出す。

実は2人とも、まだ高をくくっていて、「そんなこと言いつつ、2人分の空席くらい空いてるだろ」と根拠の無い確信を持っていたのだ。

ところが・・・!!

どの車両も、超・満員。しかも全席、「予約席」の札がついている。

「や、やべぇ・・・」

でももう、こうなったらホントにしょうがないので、もう乗っちゃうことにした。

先頭車両も既に超満員。乗降口や連結部分、通路にまで人が詰まっているのは、お盆の特急列車並みだ。床に座る事もできないほど混雑しているので、仕方なく、座席横の通路の空間へと移動していく。中の方に入れば、少しは床に座る空間もできるかもしれない。

先に進むKちゃんが、車両のど真ん中で止まった。

「ここ予約席だけど、取りあえず空いてるし、重いから、荷物置いちゃおうかな・・・」

と言うKちゃんの横を見ると、「予約席」の札がついた座席が2つだけ、奇跡のように空いている。その時、番長の脳裏に、以前読んだ、林望氏のイギリス本の一節が浮かんできた。

「Kちゃん、そこ、座っちゃって!いいから、大丈夫!」

『指定券無しにこの座席に座った場合は罰金○○ポンド』

と「予約席」札に書かれた、高額の罰金の可能性に怯えるKちゃんだったが、番長の必死の形相の方がもっと怖かったらしい。取りあえず、席、ゲット。

以前、「イギリスは愉快だ」(だったかな?)の本を読んだ時、イギリス人自身が、予約席の札を無視して座り、結局、最後まで検札が来なかった、という一節があったのだ。

そうは言いつつも、前の席のイギリス人カップルはいかにも不審そうに私達をジロジロ見ている。やっぱ、ヤバいんかいな。

「すまんが、そこの席、予約してるんだが・・・君、指定席券持ってるのかね?」

向こうから来た、荷物を抱えたおじさんに、眉をしかめて話しかけられた。や、やべぇ・・・

と思ったら、おじさんが話しかけているのは私たちの横の席の人。ふ、ふぅ、助かった・・・

助かったと言いつつも、やはり、予約席札は本物らしい。さあ、我々の席(だから、オマエの席じゃない)の所有者は存在するのか?それとも・・・?

まあ心配しても仕方ないので、取りあえず運を天に任せてくつろぐ事にした。

結果から先に言えば、この後、エディンバラ駅までの5時間、とうとう「予約の人」は現れませんでした。イギリスの鉄道システム、なかなか謎であります。ああでも5時間、立ちっぱなしじゃなくて良かった。

バスは全席予約制なので、バスにしとけば苦労も無かったのに・・・と思うが、後の祭り。それでも、バスにしなくて良かった事が一つあり、この5時間の旅、イギリスの主要都市を結んで走るわけで、プチ観光(車窓から)にもなりました。

ヨーク、ダーラム、ニュー・カッスル・アポン・タイン。ダーラムと言えば「大聖堂」と誰もが口を揃える、有名な大聖堂とお城も見られたし。しかし、ニューカッスルってどこが、何がいいわけ?と「地球の歩き方」を見るも、

『この街最大の見所は、川に架かった6本の橋』

ハッハー笑わせんな、毎日通勤で汚いテムズ川にかかるコンクリートの橋をいくつも見てるさ、と失笑しかけた番長の目に・・・

「う、う、美しい・・・!」

電車が横切る間の5秒くらいしか見られなかったけど、この個性的な橋たちの眺めは、確かに一見の価値がありました。

「いいなぁ、ロンドンとは違う街がたくさんあるんだね、来て良かったよ、この旅行・・・」

Kちゃんは目を輝かせておりますが、あ、あの、今回の目的地にまだ着いておりませんが・・・

「もうこのままロンドンに帰ってもいい」

・・・あまりにも時期尚早です。

そうこうするうち、やっとエディンバラ着。Kちゃんと、すぐさま『みどりの窓口(違う)』に向かい、今回の教訓を生かして、帰りの電車の座席を予約しようとする。それにしても・・・駅のスタッフの感じの良いこと!Kちゃんと歩いていると、何も尋ねないうちに、向こうから来た駅員さんが

「レディ達、何かお探しですかな?」

ニコニコと聞いてきてくれる。駅窓口の係員も、微笑を絶やさず仕事をし、口調もとても物柔らかでフレンドリーだ。ロンドンの窓口といえば、常に無愛想に

「次!」

とにらみ付けたり、私が1週間定期と1ヶ月定期の値段を聞いただけで、

「アンタいったい何がしたいんだ!?」

と言われる有様。でもここは・・・

「ここの人達はマシーンじゃない、ヒューマンだよ・・・!」

はい、Kちゃんの描写力はいつもながら冴え渡っております。

しかしながら、座席については、帰りの日の電車はすべて、全席予約済みとのこと。あと数十ポンド払えば、一等席の予約が出来るらしいが、ビンボーな私たちに、それは不可能。断念しました。

お腹も空いたので、向かいのパブでご飯をすることに。

さて、スコットランドと言えば、スコットランド訛り。・・・聞き取りにくいので有名ですね。リスニングの弱い番長は、Kちゃん頼みだったのだが、そのKちゃん、トイレから戻ってきて

「参ったわ~、ドアが開かなくて苦労してたら、カウンターのおっさんが親切に教えてくれるんだけど、さっぱり分からないの!2回聞き返したら、『プゥ~ッシュ!』って、ご丁寧に手で押すジェスチャーで教えてくれたよ。」

Kちゃんでも分からないとは・・・前途多難ですな。

「でもいい人達だよね~スコットランド人って。・・・来て良かったよ~、って、まだ駅構内を出てもいないんだけど・・・」

ええ、まずは実際のエディンバラを観に行きましょう。ということで、パトリシアが予約したホテルに向かう。

K「宿泊費は96ポンドだってさ。」

ええっ、2万円以上!?うーん、まあ、イギリス物価高いから仕方ないか・・・。

「あ、2人で、3泊分でね。1人1泊16ポンド(3500円)。」

・・・だ・・・だいじょぶなんすか!?どうやらホテルも満室で、ここしか空いてなかったらしい。

行った先は、何と教会を改装して造られたホステル。い、いいんすか、そんなもん造っちゃって。神様のバチ、あたりませんか!?
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高い天井に荘厳なステンドグラスが彩りを添えているのは見事だけど、穴が開いた壁や、天井代わりに貼ったビニールシートが破れて、お世辞にも快適とはいえない。ま、ま、この値段では文句は言えないか。しかし、このトシでホステルに泊まる事になるとは思わなかったよ・・・!

とりあえず、街に観光に繰り出すことにした。それにしても、エディンバラって、ロンドンと違って建物がとても素敵、黒く煤けたような色さえ、歴史を感じさせて重みがある。スタバだって、外に出てる表示はたったこれだけ。
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Kちゃん「あたし、この街好きだわー!素晴らしい!住みたい!」

街に流れる雰囲気も落ち着いてしっとりとして、ロンドンの殺伐とした世界とは全く違う。ああ、本当に違う街に来たんだなぁ、そしてここはイングランドとは違う、別の王国なんだなぁ・・・としみじみと感じました。ちなみにスコットランドは、使用通貨も、同じポンドとはいえ、他の地域とは別のデザインの「スコットランド札」なのであります。

到着時間が遅かったので、観光地は軒並みクローズ時間。ということで、スコッチウィスキー・ヘリテージセンターに行きました。しかし、行く途中に大雪が降り出す。この冬、この時までロンドンでは雪が降らなかったので、3月終わりのの初雪、旅情は盛り上がるが、さ、さ、寒かった・・・!
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ウィスキー・センターは、ウィスキーの歴史を学びつつ、試飲もできるという場所ですが、Kちゃんも私もいまいち満足できず。特に番長は酔っ払った上に、説明中にガーガー寝込むという大トラ状態で、日本の恥をさらしとりました。えへ。

ウィスキー・センターを出たところで、パブで飲みまくっているパトリシアに電話し、いよいよ4人合流。パトリシアの友達のドゥーダは、英語がほとんどしゃべれないブラジル人だけど、とっても良い人でした。

飲んで踊っている私達に、一人で飲んでいた男が話しかけてくる。音楽好きな人らしい。私は一番遠い位置にいたので、直接しゃべる事は無かったんだけど、後からKちゃんが、

「アイツ、私たちの写真バチバチ撮ってたじゃん?あれ、最後に見たら、全部番長さんだけのアップだったんだよ!」

ぎぇぇーーーー気持ち悪いーーー!!

「でも、自分はゲイだって言ってたから大丈夫、きっと芸術的な意味での写真だよ」

その慰めはあまりにも苦しい。

ちなみに、エディンバラのパブ、こんな感じです。ビールだけじゃなく、ウィスキーが充実してるのが、いかにも!
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夜が更けたエディンバラは更に素敵、物語の世界に迷い込んでしまったようです。
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街はしっとりと落ち着いて、人々は優しく、なんか・・・パラダイスのような・・・

「でもさー、黒人がいないよね。」

Kちゃんの言葉で我に返った。そういえば、こっちに来てから数時間たつけど、1人も見ていない。黄人はちらほら見かけるけど、あとはほぼ全員、白人なのだ。

考えてみると、ロンドンは人種の坩堝というくらい、黒人、黄人、いろいろな人種で溢れている。もしかしたら白人達の中には、白人がほとんどだと言う事実が、エディンバラの雰囲気を良くしている理由だと思う人もいるかもしれない。ロンドンに住んでいてしょっちゅう聞くのは、「あそこは黒人タウンだから危険だ」「白人(しかも中産階級以上の)タウンだから高級だ」みたいな話だから。

旅行する分には素敵な街だけど、住んでみたら、意外に排除感覚を味わうことになるかも・・・?などと勝手に想像してしまった1日目でした。
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by bancho55a | 2008-03-21 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

イースターバニーとおでんパーティー

今日はいよいよNさんの最終日。朝から晩までいろいろと教えてもらう。・・・と言いたいとこだけど、実は明日からイギリスは4連休のイースター休みなので、今日、オフィスは午後4時に閉まってしまうのだ。

まあともかく、朝から資料をガンガン作成し、ガンガン赤を入れてもらう。最終日なのに、こんなに真っ赤に直されて良いものか・・・?と不安になるが、まあ、「1年でやっと独り立ち」の仕事だから、3週間弱でこれは、仕方がないでしょう。

今やっている練習問題は、Nさんが昔、やったことがある仕事なので、たまに、Nさんから「ちなみに私が前に作成した資料がこちらです。」と、正解(?)を見せてもらったりする。さすが、ミスが無いのはもちろん、全体のバランス、構図、そして説得力の強さなど、社歴8年の重みを感じさせる作品(?)だ。

それでも今日は、5個くらいやった問題のうち、

「これが私が作成したものですが、これは参考程度にとどめて下さい。番長さんの作成したものの方がきれいですから。」

なんて言われた物があった・・・!しかも2個も!!キャーッ(^O^)
といっても別に、私がNさんより優れているわけではない。単に、私はこれを作成するのにNさんの10倍の時間をかけただけなのだ。・・・それじゃぁ仕事として成り立たないでしょ!^^;

でも、全体のバランスや構図といった感覚は、一朝一夕に身につくものではないので、それを誉められたというのはかなり嬉しい。あとは細かいミスに気をつける(でもこれは、ミスというよりは、蓄積された情報の差なので、今の時点でミスを完全になくすためには、1枚につきあと10倍の時間をかけないといけない・・・。)ことと、説得力を強めること。うーん、説得力の方も、体得するまでには数ヶ月はかかりそうな気が・・・

まあでも、最初に「3ヶ月で独り立ち!」の目標を自分に課してしまった以上、あと2ヶ月、必死に頑張るしかありませんな。

4時に終わる・・・はずだったけど、私の練習も延び、同僚の仕事も延び、結局6時近くになってしまった。ワーカホリックな日本人チームであります。

必死に働いていると、机の横で、通りかかったイギリス人社員達の話し声が聞こえる。

「ハイ、ジェームス、調子はどう?」
「やあメラニー、いまいちだな、難航してるよ。」
「手掛かりは見つかったの?」
「いや、全くダメだ。困ったな・・・」
「他の人にもアドバイスを求めたらどう?」

さすが・・・歩きながらも仕事の課題と取り組んでいるのか、偉いなぁ・・・と思って顔を上げると、

「ン?んんんーーーっ!?」

会話してる男女のうち、オトコの方が・・・

ウサギの耳のついたカチューシャしてますが・・・

「ここって・・・遊園地!?」

あっけに取られる番長の頭に、さっき読み飛ばした、「今日の社内ニュース」の一つが浮かんできた。あわててメールを再確認する。

「今日は、社内で何かに夢中になっている人達を見かけることでしょう。彼らはイースター・エッグを探し出す任務に取り組んでいるのです。」

こ、これか・・・

「これは、もう数年続いている風習で、経理部から始まり、今や全社的な伝統になりました。」

でもやっているのはほんの一部の人だけみたいだけど・・良かった^^;

「参加したい方は、××の帽子の中から1枚、名前の書かれた紙を選んで下さい。そしてその人に5ポンド以内でイースター・エッグを買って下さい。それを隠し、隠し場所の手掛かりを、社内に貼って下さい。手掛かりはいくらあっても結構です。でも、最初の手掛かりは○○ボックスの所に、今日の午後4:30までに置いて下さい。それをイースター・バニーが手渡します。」

・・・・・・。

ここは・・・幼稚園だっけか・・・!?

しかも、

「イースター・バニー(マジで)」

と書かれているところを見ると、マジで、ウサギの着ぐるみを着た人が出現するようだ。(ご丁寧に画像まで貼り付けてあった。)

・・・・・・。

えっと・・・私、エリート様達のいる会社に来たつもりでしたが、なんか間違えちゃったようです。えへ。


そんなヘンなのに邪魔されつつも、やっと仕事も終わり、さ、今日は日本人チームでパーティーです!Yさんのお宅にみんなでお邪魔して、4人でおでんとギョーザパーティー♪しかも何と、Wさんがいちご大福を手作りしてきた!すごくないか!?

Zone1に一人暮らしのYさん・・・と聞いただけで、どんなに豪華なお宅・・・?と思ったが、案外庶民的でちょっとホッとした。ま、激安給料だし(自分と比べるな)。

でも、おでんとギョーザのうまいこと!マジで、ホントに、美味しかった。ちなみにいちご大福も、涙が出るほど美味。いずれ自分で作りたいです・・・(いつになることやら・・・)

あれこれ取りとめもない話をしたり、Yさんが録画した、「日本のホストクラブの実態」という、アメリカで制作されてイギリスで放送された番組のビデオを見たり(笑えるとこも会ったけど、わりとシリアスだった)、あっという間に夜も更けて、お開きになりました。皆さん飾らない人柄で、とっても楽しかったです。
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by bancho55a | 2008-03-20 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

パワポ中毒

Nさんから仕事を教えてもらえるのは今週一杯、しかもイースター休みに入るため、3/20(木)の午後4時が最終。なので、今週はいつものように午後1時からではなく、朝から出社して、できるだけ長く仕事することにした。

まずは社食で朝ごはんから・・・(そんなんしてるヒマあるかっ!^^;)

取りあえず、どんどん練習問題をやり、どんどん赤を入れてもらう。夜も、皆が帰った後、一人で残って必死にパワポと取り組む。そのせいか、今週はNさんに時々誉められて、ちょっとホッとした。

Nさんは基本的に、誉めて育てるわけでも、けなして奮起させるわけでもなく、ただ、良いか悪いかを、素っ気ないほど淡々と言う。最初はあまりのドライさに、「もしかして・・・怒ってる?」「私の事嫌ってる?」と、日本人らしく先回りして心配してたのだが、そういうわけでもないらしい。昨日Nさんが同僚のWさんに言っていた。

「ねえ、Wさん、××(イギリス人社員)がこないだ、『またWの事を怒ってるのか?』なんて言うのよー、どういうことー!?」

どうやら、イギリス人にとっても、その言い方はドライ気味らしい。

「ねー番長さん、私の言い方、キツくなんか無いよねー!?」

まさか「いやー図星!」とも言えず、「え、えええ、ぜ、ぜんぜんキツくないですよぉー・・・^^;」

Nさん曰く、「私はわりとポンポン言いたい事言うので、日本はあまり合わなかったんです。海外が合うかなーと思ってイギリスに来たけど、どうも私のしゃべり方は、イギリス人さえ戸惑わせてしまうみたいで、あははー」

いいなぁこのノリ。ま、取りあえず、Nさんは私の事を怒っても嫌ってもいないようで、良かったです^^;

夜、駅で電車を降り、いつもの道で帰ろうとした時、ふと別の道を通りたくなった。といっても、何かしらの危険を察知して「いつもの道を通りたくない!」わけではなく、「今すごく、別の道を通りたい気分」という軽い気持ち。ほどなくしてその理由が判明。

結局理性で考えて、別の道を通った方が良い理由が全く見つからなかったので、いつもの道を通ることにしたのだが、そこから別の道を眺めた途端、

「あっ・・・!」

狐君が、どうどうと車道の真ん中を走っていくのが見えた。

「・・・・・・。」

どうなんすか?車道のど真ん中って!?野生のかけらも見られないんですが!

しかも、私の姿を認めてさっさとわき道に逸れたのだが、そこまで行ってみると、立ち止まってこちらを見つめている。

「べ、別に、待っててくれなくても・・・」

律儀なミスター・フォックスであります。
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by bancho55a | 2008-03-18 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

開発セミナー

先月も出席した、開発学の勉強会に行きました。

これまで日本やいろいろな国で、途上国の開発関係に関わった講師を招いて話を聞く、というもの。いろいろな苦労話が聞けて面白かったけれど、それにしても、その方も「ヤクザな世界で・・・」と言うとおり、開発に関わる以上、1つ1つの仕事はたった数年の契約ベースだし、世界のどこに行く事になるか分からないし・・・常に仕事を探し続け、常に家族と離れ離れ、みたいな、大変な世界だなぁ・・・と改めて思いました。去年、大学院で一緒だった開発学の子達も、かなり世界にばらけていて、やりがいはあるけど大変そうです。

大学院を出てから、私がまっすぐ人権・開発方面に進まなかったのも、ま、最大の理由はイギリスに残りたいこと、そしてイギリスで英語の出来ない外国人が人権の仕事を探すのは、不可能に近いことが理由だけど、その他に、正直、途上国での仕事にちょっと腰が引けてるというのもあります。このトシで、そして健康に自信がない私が、途上国の過酷な状況でやっていけるのか?

まあそもそも、日本では「開発マスターだぶつき状態」だ、というのを聞いたことがあり(海外の大学で開発系の修士を取った相当数の学生が、仕事もなくあぶれ続けている状態)、例え人権・開発の仕事を志望しても、はてさて、給料をもらえる仕事が見つかるのはいつの日か・・・?という懸念もかなりあるのですが。

とりあえず今は、イギリスで、ある程度名のある会社に勤めれば、食べてくことはできるし、CVにも書けるし・・・と、かなり現実的な選択をしてしまっていますが、将来についてはかなり悩ましいところではあります。ま、それだけに楽しみでもある、と、ムリヤリ言うこともできますが。

講演後、近くのパブに移動し、講師を交えて飲み会。これがまた、とても面白かった。開発の話だけでなく、人生に対する姿勢とか、突っ込んだ話が聞けて、良い意味で頭の中をかき回されてる気分。そして、去年のハウスメイト、Iちゃん(ブライトンからやってきた)と会って、いろいろ話せたのがまた良かった。Iちゃんは数ヵ月後には勉強を終えて日本に帰ってしまうので、また機会を作って飲んで話せるといいなぁ、と思います。
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by bancho55a | 2008-03-15 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

Nさんの話

私に仕事を教えてくれるNさんは、今週は有給消化のはずだったが、ちょこちょこ会社に来て仕事をしていた。今日も来て、私がやり溜めておいた練習問題にどんどん赤を入れてくれる。休暇中に、申し訳ないっす・・・。そして気がつけば夜7時半を過ぎ、他の人も帰ってしまった後、何となく雑談になった。何と3時間も。

プライベートの事はあまり聞かない方が良いかな・・・と、今までは遠慮してたのだが(実際、そんな暇も無かったし)、Nさんはそういうところは実にオープンで、こちらの質問に気を害する事もなくいろいろと話してくれ、気がつけば、イギリスに来てからのNさんの十数年間・・・笑いあり、怒りあり、涙あり・・・の一大ストーリーをまとめられるくらい、豊かな話を聞いてしまっていた。

私はこういう風に、人がどんなところでどんな風に感じたか、楽しかったか、苦労したか、、、を聞くのがとても好きなのです。どんな人でも、その人自身の話というのは本当に面白い。まるで映画や小説を読んでいるみたいに、その人生に同調して、自分もいろいろな出来事に巻き込まれ、喜んだり悲しんだりしてしまったりすることもあります。それは私が子供の頃から十数年、ずっと演劇をしてきたからかもしれないけれど。私の演技は「分析型」ではなく「憑依型」だとよく言われていたので。

まあ多少かっこつけて言えば、そういう話から、イギリス社会の輝かしい部分や暗い部分が、あぶり出しのように見えてくることもあります。

Nさんはこちらに来てから、本当に様々な事を経験していて、普通人の3倍くらいの人生を生きているようだった。頭が良くて切れる人だから、一つの人生だけじゃ物足りないんだろうか?しかし、これだけいろいろやっているのに、私より年下というのはすごい。私も甘えてたり、つまらない事で悩んでないで、もっと頑張らなくちゃなぁ・・・としみじみ思った。

イギリスにいられるのはあと10ヵ月半・・・(背中に貼り付いた砂時計は落ち続けています・・・)。後悔しないよう、どんどんいろいろな事を経験していこう。
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by bancho55a | 2008-03-14 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK