番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


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日系企業最終出社日

今日は、11月半ばから3ヵ月半勤めた、日系企業の最終出社日。お仕事でも、「日本語文庫」でも(笑)お世話になりました。

ここでは契約書の翻訳もやってたので、契約書に詳しくなったのも有難かったです。英文契約書は、最初に勤めた会社でちょっと関わったのですが、もう15年以上前なので^^; ほぼ忘れた。当時は分厚い契約書を読んだり、弁護士の先生に相談しに行ったりしたこともあるんだけど、そういう知識が全く蓄積されない番長の脳みそとは、どんだけ小さいのでしょうか。

ということで、最近は通勤電車の中で、日本語文庫から借りた「契約書の英語」という本を愛読してました。おかげでしちめんどくさい定型文にも慣れ、派遣会社との契約書とか、新しい会社の秘密保持契約書とかもすらすら読めるのは有難い。派遣会社の方では、2ヵ所も間違い発見しちゃったよ。まあ、ミスタイプ程度の間違いだけど。

そんなに勉強させて頂いた会社・・・。今日はランチまでおごって頂き、そして夜は歓送迎会(別に私のためじゃないんですが、便乗できました^^;) この会社の飲み会は初めてでしたが、賑やかに進んで楽しかったです。何と、私と学年一緒の人も発見してびっくり。

この会社での私の仕事は特に決まっていなかったので、かえっていろいろな事が経験できて、楽しかったです。自分の机が無かったのは寂しかったけど^^; でも、英語学校でのストレスフルな重労働で死にかけてた私を拾って頂いて、本当に感謝!の3ヵ月半でした。(それまで英語学校で連日10時間働いていたのを、この会社と半々にできたので。)

うーん、明日からさみしいなぁ・・・
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by bancho55a | 2008-02-29 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

ネット開通

ロンドンに引っ越してから苦節半年、やっと自宅にネットが開通しました!
これでブログのアップやメールのやり取りも以前よりスムーズに行くようになります(たぶん・・・既にブログ1週間遅れてますが・・・^^;)

「この家では誰もネットをやっていない」というエドの話を鵜呑みにして、Kちゃんと2人で、プロバイダー選びからやらないと・・・と暗い森をさまよっていたのですが、ある日、ハウスメイトのソフィアが「私、ネットしてるわよ~」と事も無げに言ったのです。

エドのうそつきーーー!!

ということで、早速ソフィア、Kちゃんと3人でシェアすることに。エドとハファもパソコンを持っているのですが、いまどきどこでもお目にかからないような超・旧式デスクトップなので、参加不可でした・・・。(OSもWindows98とかだと思う)

ワイヤレスルーターを購入し、ソフィアのパソコンにつなげてもらう。

ソ「自信ないから、一緒にやってよ~」

ということで、ソフィアの部屋に足を踏み入れた。そこはなんというか、、、不思議の世界でした。変わった家具や、強烈な数のぬいぐるみコレクション、モデルポーズを取った自分の写真の数々・・・。でもいつもおしゃれなソフィアだけあって、部屋も不思議ながら、とても心地良い。個性の強いもので埋め尽くされているのに、むしろ落ち着く。故郷のジャマイカ~♪の匂いもかすかにしたりして、なかなか素敵であった。

説明書を読みながら、CDをインストールしたりするけど、どうもうまくいかない。なぜか、説明書が不完全なのだ・・・。「○○の前に××をするな」とか書いてあるくせに、××しないと○○が出てこなかったりして。ソフィアはあまりIT系に強くないのか、もともとやる気がないのか、「困ったわねぇ~・・・」と途方に暮れるばかり。うーん、英語ネイティブだからと期待してたのに、結局私がワケ分かんない英語を読みながら設定するハメに。

・・・ところが、つながらない。

こらぁアカンわぁ、ということで、コールセンターに電話する。ここはさすがに、ネイティブのソフィアにやってもらいましょう。

ソ「は?○○ですって?それってなぁに?」

案の定、ソフィアは相手の英語は完璧に分かるのだが、内容がいまいち分からない様子。そこで、受話器から漏れる声を聞きながら、私が身振り手振りでリモートコントロール(笑)。

30分後、無事開通しました♪わぁい。

さて、それから自室に戻り、電波(じゃない)を私のPCで拾うわけですが・・・

あれこれやったけど、全然つながらない。途中であきらめて、仕方なく1人でコールセンターに電話。

「はい、コールセンターですが」

・・・・・・。

予想してた事ではあるが、かなり早口で強烈なインド訛り。やばい・・・私の超苦手な訛りだ。

何度も聞き返しつつ、それでも内容的には単純なので、何とか会話は進む。だが、もう一つの障害が・・・それは、私のPCが日本語環境だという事。

担当者「そしたらスタートからランをクリックしてください」

えーと、スタート、で、ラン・・・らん・・・どっこやー!

記憶を総動員。えーと、確か「RUN」って、「ファイル名を指定して実行」だったよな(何で訳文がこんなにかけ離れてるんだか^^;)

という調子で、用語をすべて英訳⇔和訳しながらやり取りするので、想像を絶する大変さでした。(私も大変だが、向こうはもっとイライラしただろう。)

いったん指示を受けた後で、電話を切ってやってみるけど、やはりダメ。仕方なくまたかける。ぅわー、今度も別のインド人だ。(ちなみに、その後たらい回しされた先も、さらに別のインド人だった。さすが、ITといえばインド。)そしてまたあれこれやるが・・・

担当者「もうこれ以上どうしようもありません。それはあなたのパソコンの問題です。」

とうとう電話を切られてしまった。

がっくりしつつ、これはOS入れ替えしないといけないかなー、と悲愴な決心を固めつつ、それから1時間近く、あーでもない、こーでもないとするうちに・・・

あらっ!つながったーー!

何が問題だったのか良く分からないが、試行錯誤のうちの一つが当たったようである。

「すごいなあたし、エンジニアに転向しようかしら・・・」

案の定、舞い上がる番長であった。

しかし、自宅にネットアクセス・・・素晴らしいっすね。初期費用5000円(1万円のルーターをKちゃんと折半)、毎月1700円(5000円の接続料を3人で分ける)かかるけど、毎月ネットカフェに7000円くらい払ってた事を思えば、1ヶ月で元が取れてしまう(笑)。←早くつなげとけっつの。

この国でネットつなげようとすると1ヶ月以上かかると言うから、既にソフィアがやっててくれて本当に良かった。しかも、「他のプロバイダーは銅線ですが、ウチはファイバーです!」とかいう宣伝文句のヴァージンメディア。ちょっとお高いし、ネットカフェの速度と安定度には負けるけど、十分ブロードバンドを楽しめる環境。悩みが一気に解決してホッとしました^^
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by bancho55a | 2008-02-27 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

開発学セミナー

イギリスで開発学を学ぶ学生は多いのですが、ロンドンには開発学勉強会みたいな組織があります。開発の仕事をしている人を招いて無料で講演会を開いてくれたりするのですが、今回、JICAの職員募集説明会をするというので、行ってみました。

JICAなんていう素敵な所に勤めることはまず無理だけど、開発に関わってる人達のパネルディスカッションがあるというので、面白そう・・・と思ったのです。

会場のロンドン大学のレクチャー・ホールに、いつものごとく迷いながら到着。受付に行くと、何と大学時代の隣人、Iちゃんがいた。この組織のスタッフになったらしい。

そして会場に行くと、100人近く?の参加者の中に、ここでも意外な知り合いに遭遇。他の人々は20代前半くらいの大学生・院生ばかりなので、ちょっとホッとする。(若さには勝てません・・・^^;)

職員募集は、「今回の説明は新卒の方対象」とのことで、思い切り対象外・・・。他にも数人ガックリしてる人が見えたが、既に社会人経験がある人達なのだろう。(ちょっとは仲間がいてよかった・・・^^;)

パネルディスカッションでは、開発の仕事を経験した後、現在はイギリスの大学院で勉強中の4人の方がいろいろなお話を。皆さん、真摯で素直で情熱があって、久し振りに「なんか、『いい人』を見たなぁ・・・」という気持ちで一杯になった。途上国ではいろいろな困難も経験しただろうに、それが人格に悪影響を及ぼさないのってすごいことである。・・・と、我が身を振り返って少し反省。

JICAの担当者も、最初は「まじめな官僚・・・?」みたいな印象だったけど、腹を割った話にユーモアも混ざって、でもとても深い話もしていて、すごいなあ、さすがだなぁ・・・と思った。

セミナー後の懇親会では、JICAの方やパネラーの方々の周りを何重にも取り囲んで、穢れの無い目で真剣に質問をぶつける学生達の若さと気迫に気圧されてしまい、私は知り合いの方と、隅の方で黙々と飲み食いしてしまった。ま、私らのような社会人があそこに混ざっても迷惑なだけですしー・・・。

実は、この知り合いの方とはあまり話した事が無かったので、今までの経歴とか、いろいろと突っ込んだ話が出来て楽しかった。彼女は手相も見れるとの事で、

「じゃ、見て下さい」

と差し出す番長。実は、その昔、やはり手相が見れるという友達に、「わー私のも見てー♪」と無邪気に手を差し出したところ、

「あーこれはね、お手伝いをしたことの無い子の手!」

と思い切り言われて恥ずかしかった事があるのですが。そう、私の手はシワが無いの~。でもあれから20年以上もたってるし、一応家事もやってるから、今度こそ・・・!

「まあーっ、見事にシワがないですね!」

・・・。

ああ、どうしてこうも成長が無いのか、番長。しかも、

「シワが無いって事は、悩みゼロって事です!」

・・・・・・。

見せなきゃ良かった・・・(恥)

しかし、全く反論の余地無し。そう、番長には、自分でも深く深くうなずいてしまうほど、悩みが無い!のである。ま、精神が単純といいますのか、オホホ。

「あ、で、でも、すごくつやつやして、張りがあって良い手ですよ!」

それはさっき、油でべとべとのイカのフライをつまんだからだろう・・・。

「こんなこと言ってすみませんが、多分、70歳までは生きないかもしれないです。」

うぅ・・・

「あ、で、でも、病気とかは絶対しない。苦しまないで死ねますよ!」

フォローしとんのか!?

でも彼女の話し方にはイジワルな所がまるで無いし、実は自分でも、「長生きってしんどいなー」と思ってるので、特に悪い気はしなかった。

Iちゃんとも少し話したかったのだが、スタッフは忙しそうで無理だった。まあ、来週ブライトンに行くので、その時に会おうと約束する。(Iちゃんは今、前の大学で2つ目の修士取得中なのです。)

なかなか面白いセミナーだったので、次回も参加しよう♪と思いました。
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by bancho55a | 2008-02-23 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

社会科見学

今日は、日系企業の方で『社会科見学』に行きました。
なんか・・・懐かしい響きじゃないか?これ。
同僚の方に誘って頂いて、ま、平たく言えばこの企業の製品を仕上げる工場みたいなとこに行ったわけです。(ちょっとニュアンスが違うが、まあいい。)

いつも、どんな風にして出来ているのかな~、と気になってたのよね。実際のそれは、予想以上にハイテクで高速で、マシーン!な感じが面白く、すごかったです。

いくら見学といっても、見てるだけなのもアレなんで(皆さん働いてらっしゃるし)、出来上がった製品のチェックとか、ちょっと作業にも関わらせて頂きました。ちょっと楽しいかも♪

そしてお約束の、「出来立てほやほやの製品」をお土産に、工場を後にしました。

夜は、たまたま前の職場・英語学校の近くにいたので、Kちゃんを訪ねて行くと、これから皆でパブに飲みに行くとの事。早速混ぜてもらう。

久し振りにエミールの「バンチョオオオオーーー!」も聞けました(聞きたくないが)。

パブでぼんやりと飲んでいると、不意に1人の男性がKちゃんのところへ来て、何か言う。青ざめたKちゃんがしばらくあれこれした後で、私のところにやって来て、

「今、バッグ盗まれそうになった・・・!」

びっくりして状況を聞くと、机の下に置いていたリュックを、近くにいた別の男が、足で自分の方に引き寄せていたらしい。Kちゃんがあわてて自分の方に引き寄せると、男は何事も無かったかのように外に出て行ったとか。

私の席からは、大きな机を挟んだ向こうの方に、男の上半身が見えていたのだが、リュックとは全く別の方向を向いていたし、まさかそんな事をしているとは気づかなかった!男の隣にいたKちゃんでさえ気づかなかったのだから。

先ほどの男性は、それを注意しに来てくれたのだと言う。親切な人のおかげで助かったわけだ。オックスフォード通り付近のパブは、ほとんど観光客ばかりなので、こういう犯罪も多いらしい。気をつけないとなー・・・と思った。
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by bancho55a | 2008-02-22 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

Aさん最終日

今日は、英語学校の元同僚、日本人受付Aさんの最終勤務日。ということで、Aさん、パトリシア、Kちゃん、番長の美人受付嬢4人(誰ですか、番長を除く3人だとか言う人は)で、「スコットランド・ダンス&食べ物の会」みたいな無料イベントに行こうと言っていた。番長を除く3人は先週行ってきたそうで、まあまあ楽しかったらしい。

ところがパトリシアが大風邪でダウン。すると残る日本人3人は、

「ダンスに行って変な人にナンパされるより、3人でゆっくりご飯食べようかあ・・・」

ということに落ち着いた。

勤務が早く終わるAさんと先にスタバで待ち合わせ、あれこれ、いろんな話をする。Aさんとはいつも話が途切れないけど、今日は特に、もう今後当分会えない(Aさんは海外勤務が決まったので)ということで、あれやこれや、本当にいろんな話になった。

長い時間をかけて話した後、Aさんがしみじみと「私達って・・・似てますよね。」と言う。確かに、年は10歳以上も違うけど(もちろんAさんが年下です)、根本のところがかなり似ている気がする。Aさんのほうが私よりずっとチャンスに対して積極的だし、芯が強いと思うけど、物事に対する基本的な姿勢は同じだ。だから、話をしていても合うし、話をしているうちに、相乗作用?で、もっともっとやる気が出てくる。

私の信条、「やらないで後悔するよりやって後悔しよう」も、Aさんと全く同じだった。
こんなに気の合う人が他の国に行ってしまうのは残念だが、Aさんなら向こうの国でも十二分に頑張って、充実した毎日を送るだろう。

最後に、

「私、向こうに行っても、最終的には絶対イギリスに戻りたいんです。それが厳しい道だってのは分かってます。でも必ず戻ってきます。番長さんも、絶対仕事見つけて、ビザ更新して、またイギリスで会いましょう。」

と言われた。

「うん。私もね、現実的に考えれば、1年後にビザを更新できる可能性は1%も無いっていうのは分かってる。でも、だからといって努力しないのはおかしいと思うの。ここにいる間に、できるだけの事をしたいし、そうすれば、たとえ1年でも満足して帰国できると思う。」

私の返事はだいぶ消極的ですが・・・^^;
今秋からイギリスの移民法が改正され、ビザ更新はほぼ絶望的になるのでね。。。

Aさんも、結婚を考えているイギリス人がいるから、本来ならわざわざよその国まで行って仕事を見つけなきゃならないことはない。でもそこが彼女らしい所で、

「彼も、『僕と結婚してここで仕事を探せばいいじゃないか』って言うんです。でも、今、ここでどれだけ探しても、パートナービザでは大した仕事は見つからない、それなら、今できるベストな仕事がある海外に行って、自分の力でもっと強いビザを取りたいんです。」

そんな事を言うからと言って、Aさんが闘志むき出しの危ない人というわけではない。むしろ、華奢で小柄で、はかなげな風貌にいつも笑みを絶やさず、淡々と言うのだ。それがかえって、変な力みのない強さを感じさせる。この人なら、海外でも強く生きていくだろう。

物理的な距離は離れしまっても、これからもお互い良い影響を与えていける関係でありたいな、と思った。

ちなみに、Aさんと私がこんな話をしている間に、Kちゃん勤務中の英語学校でトラブル発生。時間が遅くなってしまい、結局、ご飯には行けませんでした・・・。しかも、そこへたまたま訪れた生徒がくれたサンドイッチ(そのお店でバイトしてる子で、余ったものをくれたのです)を3人、黙々と食べるという素敵な夕食になりました^^;
嗚呼、どこまでも貧乏な我等^^;
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by bancho55a | 2008-02-20 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

サーベイヤーと奈落の底

昨日、大家のオンカから電話があり、今日は家にサーベイヤーが来るので、自室のドアを開けておいてくれとのこと。サーベイヤーと言えば不動産鑑定人のことですよね?

「この家を売りたいの!?」

と問い詰めると、「アハハ、まさかー、違う違う。今度新規ビジネスを始めようかと思って、自分の資産のチェックをしているのさ、それで・・・」

と、ごにょごにょ言う。怪しいなー。エドに聞くと、この家を上下2フロアに分けることを考えているとか?(入口やキッチンもそれぞれ作って、2世帯住宅みたいにする感じです。)

フロアを分けるのは良いけど、スペースを拡張するには誰かの部屋をつぶさないと、それじゃあバンチョウの部屋を・・・なんてことになったら目もあてられない。そもそもこの家、入居に当たって契約書も交わしてないし、オンカと会った事も無い。ロンドンではかなりリーズナブルな家なので(安いし、諸条件もかなり良い)、「こんな家賃ではやってけないから引っ越してくれ」と言われるのは仕方が無いが、「明日出てけ」と言われたらさすがに困る。

その辺のことを言うと、「大丈夫、大丈夫」の一点張り。ホントかよ!?オンカはいろいろと便宜も図ってくれて、大家としては悪くないのだが、やってるビジネスや人となりはちょっと危険な匂いがするので、正直、信用できない。まあ、警官のエドを入居させるくらいだから、さすがにそこまで悪くはないだろうけど。

ま、オンカがそこまで言う以上、心配しても仕方がない。覚悟だけは決めとけば良いか。となると、次に興味が湧くのはその「サーベイヤー」とやら。ロンドンで鑑定人に会う機会なんてそうそう無いだろうから、見学することにした。

わりと時間通りにサーベイヤー到着。ジャケットを着た年配の男性で、プロフェッショナルな印象の人。ハシゴ持参で、天井口を開け、屋根裏までチェックするけど、私の部屋は、壁の大きなシミに目を留め、それが修理済かどうか訊ね、数枚写真を撮って終わり。そんなもんで良いんですか?

正味20分くらいで家全体のチェックを終え、去っていくサーベイヤーであった。

閑話休題。

先日から受けている米系企業ですが、最終面接を前に、派遣会社からの連絡がパタッと途絶えた。
前回の面接の最後で、もう1回TV電話で東京オフィスと面接する、でも面接官が超多忙で、会議室も予約が一杯なので、少し遅くなるだろう、という話は聞いていたのだが・・・

と心配していた所、昨日、派遣会社から連絡があった。いよいよ最終面接の日時決定かとホッとする。

派「あ、番長さん・・・実は、もう少し保留で、待って頂きたいんです・・・」

な、なぜ?

番「それは・・・他にまだ候補者が残っているという事ですね?」
派「ええ、そうなんです・・・しかもウチから出した候補者ではないので、どの段階まで進んでいるのか、さっぱり分からない状況で・・・」

・・・・・・。

それは・・・ちょっと雲行きが怪しくないっすか?

派遣会社はとにかく、このまま待って欲しいの一点張り。ついでに勤務時間とか、開始時期とか、いくつか確認されたが、とにかく状況は変わらないようだ。

ということで、「待つ」・・・ああそれは、番長が最も苦手とする行為。本当に私、忍耐力ゼロなんですの。

イライライライライライライライラ・・・

いらいらしても状況は変わらないし、自分の精神状態が悪くなるだけだ、ということは分かっている。しかし、ここまでわりとトントン拍子に進んできて、いきなりの停滞。

私はわりと、物事全体の「流れ」というものを重視するたちで、自分のとる行動が、周りの状況に逆らわないよう注意するし、逆らわざるを得ない場合は、なるべく構図的に美しく逆らうよう(なんか意味分かりませんが!?)、行動を調整したりする事がある。無意識のうちに、「全体の流れ」の中に自分の行動や意識をスムーズに織り込む事を考えていたりするのだ。

だから、例えばこの仕事の応募にしても、派遣会社からの連絡や面接の日時をある程度予想して、自分の停滞時期、活発な時期を、うまくそのタイミングとリズムに乗せていくよう、無意識に調整したりしている。そんなことしたからと言って何が変わるわけでもないのだが・・・、ま、自分の気持ちは変わるかな。

そして、その流れを分断する最悪の行為が、「イライラすること」。

将来の予定を、自分で全て決められれば最高だけど、そうできない場合、つまり他人が決める場合は、その流れを見極めて、他人が決めたことだけど、まるで自分で決めたかのように、自分の意識とリズムを合わせてしまう、そうすると、何をするにも摩擦が起こらず、最小限の自分の力で最大限の結果を得られる・・・ような気がするのだけど、そこでイライラしてしまうと、他人のリズムを自分の意識が押さえこんでてしまい、流れが流れなくなってしまい、全体の進行に狂いが生じるような気がしてしまうのだ。(あくまで、『気がする』だけです。つうか、書いてて何が何だか分からなくなってきたけど。)

自分の意識があまりにもこの面接に行き過ぎているからイライラするんだから、気分転換すればいいのだけど、、、気がつくと、派遣会社からの連絡がないかと、30分おきに携帯をチェックしてしまっている。

あかん・・・自分をナントカしなけりゃ・・・

こんなの、星の数ほどある会社のうちの一つじゃん、これがダメなら次がすぐ来るよ、とか思ってみるけどうまくいかない。そこで初めて、自分がこの仕事をとても欲しがっていたことに気づいた。
・・・こんな状況、恋愛ドラマとかにありそうだよな。

「そこで初めて気づいたの、私、実は彼が好きなんだって・・!」

『リーン、リーン』

派遣会社から電話が来た(注:いまどきの携帯はそんな音で鳴らない)。

やったー、面接・・・

派「あ、番長さんですか?」

誰アンタ?いつもの担当者じゃないやんか。

派「今、○○社さんの件が進んでいるのは知っていますが、別件でですね、、、」

べ、べっけんかよおおおおーー!!

しかしその別件は、悪い内容ではなかった。日系銀行での事務で、正直、時給も米系企業より2割以上良い。日本じゃ、派遣通訳と同レベルの高給だ(単にポンドのレートが高いからというだけなんですが)。さすが金融、金がうなってるなー。

仕事としては、米系企業よりもつまらなそうだし、数ヶ月の短期派遣ということで、いつもならお断りするところだが、こりゃあ気分転換に良いわー、と、CVを送ってもらう事にした。と、返す刀で(?)すぐ面接の予約が入る。おお、これまで銀行系の面接は入ったためしがないのに・・・さすが新ビザの威力か。

「もういいんだ、私、これからはお金に生きるの・・・。」

とりあえず奈落の底からは、這い上がりつつあります。
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by bancho55a | 2008-02-19 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

サリー州ウォーキング

今日は、いつも参加してる日本人ウォーキングの会で、サリー州に行きました。
朝、ゴダルミング駅に集合し、少し高低のある草原を歩き、夕方、2駅先のギルフォード駅で解散、というコース。

今、イギリスは冬が終わりかけ、早春に向う季節。野原のほとんどは枯葉、枯木だけど、その中にちょっと春のスパイスが含まれていて、とても貴重に感じます。

これは「ウィーピング・ウィロウ」、つまり「泣き柳」。なんて日本語は無いか。「シダレヤナギ」か。
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今日行った場所はロンドン南部、だったせいか、眺める景色が、去年、南の大学にいた頃をほうふつとさせて、とても懐かしかったです。ちなみにイングランド南東部には、「ノース・ダウンズ」「サウス・ダウンズ」という2つの丘陵地帯が東西に走っていて、大学の近くにあったのは「サウス・ダウンズ」、するとここは「ノース・ダウンズ」か。
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このゆるやかな丘、広がる緑、点在するヒツジさんや馬達・・・
うーうーうえーん、懐かしいよう大学寮、窓から見えてたヒツジさんウシさん。
いやー、のどかで良いイナカで1年過ごしたなぁ・・・としみじみ思い出してしまいました。
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近くのパブでランチを取った後、また歩き続ける一行(10名ほど)。今日は主に、ロンドンで写真の仕事&勉強をしているという男の子と2人で歩いていたのですが、最近私が読んだ本「アルケミスト」「海辺のカフカ」「深夜急行」が、ちょうどその子の好きな本でもあったらしく、話が盛り上がりました。写真だけでなく、ライター業にも興味があり、人にインタビューをするのが好き、という子で、私も被験者のごとく、自分についてのあらゆる質問に答えることになりました。

好きな本、映画、音楽、旅行した国、普段していること、に加え、高校時代何をしていたか、大学時代は、心に残った事、人生の目標は・・・と、何だかカウンセリングを受けているかのごとく、穏やかな田舎道を淡々と歩きながら、一つずつ答えていくうちに、「そうかー、私ってこんな人生歩んできたのかー」「ふーん、私ってこういうことが好きで、こういう考え方をする人間なんだー」と、自分をちょっと離れたところから眺めるという、なかなか面白い体験をする事ができました。
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この辺りはロンドンに比べて気温も低く、冬景色ではあるものの、その冬力の衰えを感じるのは、枯れ草を割って、早々と小さな花が咲き始めているのを目にしたとき。イギリスの春の訪れは、水仙とクロッカスから始まるような気がします。
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いつもウォーキングに出かけると、食べられる植物に俄然興味を抱いてしまう食い意地の張った健胃番長ですが、今回もごく少量のキクラゲを収穫。また、途中で主催者の一人、マルコムさんが

「バンチョウ、これは野生のニンニクの葉だよ。」

齧ってみると、新鮮でピリッと辛く、サラダに混ぜたらとても美味そう!であった。先日、マルコムさんの誕生日に「食べられる野草」みたいな本をプレゼントしたので(・・・食い意地を他人にまで押し付けて恥ずかしいバンチョウです・・・)、それで見つけたらしい。

この辺りは運河が発達している地域でもあり、カナル・ジャンクション(運河の交差点)の辺りには、ナローボートと呼ばれる小船が数多く行き来したり、停泊していたりします。中には住所不定で住み着いている人もいるとか?!
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ワンコさん(左下)も住人ならぬ住犬のようでございます。
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ナローボートはもともととても興味があったのです。ちょうどこの付近では、今回のウォーキングのガイド、ロジャーさんというイギリス人と2人で歩いていたので、いろいろと教えてもらいました。例えば、水位差を利用して進む仕掛けとか。(すいませんねえ、カップルがジャマでよく見えませんよねえ、本当にカップルって世界中どこでもジャマですねえ。・・・えっ、独り者のひがみ!?)
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林の中を流れる運河の上を、すべるように進んでくるナローボートはやはり素敵です。これで短期間旅ができる、なんていうツアーもあるそうで、できればイギリスにいる間に体験してみたいなぁ・・・なんて思ったりして。
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そんな風にゆるやかに歩き続け、旅の終点、ギルフォード駅に到着。ここでまた、パブで一杯。歩き疲れた後のビールは美味い!

そんなわけで、今回も楽しいウォーキングでした♪
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by bancho55a | 2008-02-17 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

ジェントルメンズ・クラブ

・・・というのがイギリスにあるというのは、イギリス関連本を読んで知っていましたが。
あ、別にそこに招かれたとか、そういうゴージャスな話じゃないです。残念ながら。

今日は、先日会ったコスタスとランチしました。
行き先は、、、実は私、既に4度目のニュー・ワールド。コスタスいわく、チャイナタウンの飲茶では、ここが一番美味しいらしい。実は私もそう思っていたので良かった。

Aさんから、コスタスはギリシャ人だと聞いていたが、本人に確認したら、なんとキプロス人らしい。

「ええーーーーっ!!」

思わず、

「あたくし、キプロス人を見たら、積年の恨みを晴らす為、一発殴らせて頂く事にしていますの。」

と拳を振り上げそうな自分を抑えるのに必死だった。

そう、懐かしい名前ですが、「エムレイ」という最低なキプロス男が、昔のハウスメイトにいたじゃないですか。あれ以来、キプロス人を見ると、条件反射でどうも恐ろしいほどの先入観が盛り上がってしまう番長です。

でもコスタスはエムレイと違ってやや紳士っぽいので、殴られずに済んだのでした。まあ、エムレイと番長を除く人類の半分は紳士で半分は淑女なんですが。・・・おお、いけない、自分をあんな差別男と同列に置いてしまったじゃないか。

うーむエムレイ、万一ロンドンで会ったら、殴って刺して首絞めてやる。・・・そういえば卒業してから、こういう、堂々と「アホ!バカ!」と決め付ける事のできるヤツに会わなくなったなぁ、物足りない・・・じゃなくて、寂しい・・・じゃなくって!!えーっと、あ、そうそう、ブログのネタが無くて困る。

ま、それはともかくランチです。トロリーで運ばれてくる飲茶。客の都合を全く無視してぐいぐい薦めてくるので、ついつい取りすぎてしまう。

「いやー、もう満腹だ」というコスタスに

「ええ、あたくしも少食なので・・・」

なんて答えちゃぁ、番長の名がすたるというもの。

番「私、食事を残すの嫌いなんです。」

コ「い、いや、もちろん僕もそうなんだけど、今日はどうも満腹になってしまって・・・」

番「ええ、あたくしにおまかせください(ニッコリ)」

と言うが早いか、すごい勢いで残飯処理にいそしむ番長に、すっかり目が点になっているコスタスであった。だって、こんな機会逃したら、次いつ、うまい外食にありつけるか分かんないじゃんね。昔から、胃だけは丈夫(というか伸縮自在)なんです。

そろそろ店を出よう・・・ということで、詰め込んだギョーザが口から飛び出ないよう、気をつけながら、そっと立ち上がる番長。
コスタスは多少私を気に入っていたらしいが、百年の恋もいっぺんに冷めたことであろう。

コ「さて、ロンドンをご案内でもしましょうか?バッキンガム宮殿とか・・・」
番「もう行ってます」
コ「ええーっと、そうそう、ダウニング街というのがあって・・・」
番「あ、10番地が首相官邸ですよね、行ってます。」
コ「ナショナルギャラリーは・・・」
番「行きつけです。」

自慢じゃないが、ロンドンは既に旅行で7回くらい来てるので、観光名所はほぼ行きつくしちゃってるのだ。

コ「いったいどこに連れてったら良いものか・・・あ、それではセント・ジェームス・スクエアをご案内しましょう。」

・・・・・。

超・つまらなそうな語感なんですが!?土曜日の午後に公園行って面白い事でもあるんか?

コ「あそこは人もいなくて静かだし・・・」

ますますつまらなそう、っていうか、まさかコイツ、変なこと考えてるんじゃないだろうな?
(・・・と思ったのですが、それはただの、私のたくましい妄想でした。疑ってごめん、コスタス。)

さて、つまらないセント・ジェームス・スクエアへ。ただの、建物に囲まれた小さな公園なんですが。

コ「この辺の建物には、ジェントルメンズ・クラブが多いんだが、聞いたことある?」

あ、知ってるーー!

それは、イギリスの階級社会の象徴の一つでもある、謎のクラブ。その名の通り、基本的には男性しか入れず、しかもメンバーしか使えない。そして、メンバーになるには、現メンバーからの紹介が必要、しかも欠員待ち。運よく欠員が出ても、ここでメンバー投票、しかも秘密投票(誰がどう投票したか絶対分からない)で、満場一致でOKが出ないといけない。そして、会費は5千万とも、1億円とも・・・。

とにかく、イギリスのカースト制度(とか書いたら激怒するだろうなー、イギリス人。)の頂点を極める人々が集う所なのだ。

コ「中には団欒室の他に、レストランや宿泊設備もあるんだ。何てったって、こういう上層階級の人はロンドン市内なんかに住まないからね、みんな郊外の良い場所に家を数軒持っているから。」

番「で、親からの遺産を守って暮らしてるわけですよね・・・」

コ「その通り。」

くっそー、いけすかないヤツらだぜ。

そのうち、とある豪勢な建物の前に出た。控えめなデザインだけど、金かかってそう。外壁には何も書かれていない。

コ「ここはそういうクラブの一つだ。僕達が入りたいと言っても、メンバーじゃないから、絶対断られる。でも、その断っている間に、中の様子をちょっと見られるわけさ。」

それは・・・断るのにどれだけ丁寧に時間かけるんだ!?「ノー。」のヒトコトだけじゃないことは確かだね。

コ「じゃ、行ってみよう。どうぞお先に。」

ちょっとーーー!!やだようー、こんなとこでレディ・ファースト持ち出すなぁーーーっ!!

と言っても、「ジェントルメンズ・クラブ」である以上、レディ・ファーストにしないと、足を踏み入れることも出来ないというわけだ。(つーか、女が足踏み入れてもいいのか!?)

『メンバーの方のみどうぞ』

みたいな事が書いてある内ドアを、えーいもうどうにでもなれ!と開ける。中は、どこかの老舗ホテルのような内装。と、左側から

「こんにちは。」

と、いかめしく執事っぽい人が話しかけてきた。ほれコスタス、出番だ、行け!

コ「どうもこんにちは。実は、日本から私の友達が来まして、ロンドンの歴史ある建物の案内をしているのです。ぜひこちらの建物もお見せできればと思っているのですが、中を見せて頂いてもよろしいでしょうか?」

執「フム。メンバーの方でしょうか?」

コ「残念ながら、違いますが。」

執「フム、そうですか、なるほど・・・それでは基本的に中にお入り頂くことは出来ません。・・・しかしですね、そちらの、ロビーの先と、1階(日本で言う2階)はご覧頂けますので、よろしかったらどうぞ。」

おおー!

追い出される前に・・・と、コスタスと執事が回りくどい事をごちゃごちゃ言ってる隙に、急いで首をぐるぐる回して観察していた番長も一安心。悠々と中に入ることが出来た。

古い建物らしく、非常に高い天井のロビー。壁には、天井まで、というか2階までびっしりと、数十~百の、それぞれ異なる紋章のプレートがかかっている。圧巻だ。

ロビーを通り抜け、渡り廊下の掲示板をコスタスが指差して言う。

「ご覧、アスコット(上流階級が集まるので有名な競馬)の予約一覧だ。」

もうこのピラッとしたA4の紙だけで、ここがどんなにVIPな場所か分かろうというもの。

また別の紙を指してコスタスが言う。

「なるほど、ここは東インド・クラブ(仮名、というか正式名称忘れた。以下も同じ。)か。」
その昔、インドに居留していた英人達(超金持ちばかり)ゆかりのクラブのようです。

壁にかかっている由緒ありそうな絵とか眺めながら、1階に上がるが、地味な部屋が並んでいるだけだった。ので、すぐ降りる。

ロビーに戻り、

「どうも有り難うございました。」

と執事に挨拶し、外に出て、ふぅーーーっと緊張から開放される。

しかし・・・よく入れてくれたもんだぜ。私もキルティングコートなんつう安っぽい服装だけど、コスタスなんか、サイクリング・スーツですから!蛍光イエローのウィンドブレーカーだよ?まあ、子供の頃からロンドン育ちだけあって、どうすれば相手に聞いてもらえるか、とか良く分かってるんだろうけど。

しかし、なんでわざわざ私の事を「日本からの友人」なんて言うんだろう?日本人として、ずうずうしい気がして恥ずかしいんだけど・・・と思ったら、

「この国では、日本人は評価が高い。だからわざと言っているんです。」

日本人も階級社会に組み込まれているわけか・・・。

コ「さて、次は・・・」

ま、まだ行くんですか。

と思いつつも、ちょっと面白くなってきた番長。

次は、『車クラブ(仮名)』。その昔は高価で貴族しか使えなかったから、こんなクラブもできたのだろう。今はすっかり庶民のものですが。

先ほどと同じくお願いしてみたが、

「残念ながら、メンバーの方しか・・・」

あっさり断られてしまった。

番「さっきのクラブの方が格が上そうなのに、何であっちはOKで、こっちはダメなんでしょうね?」
コ「多分、応対に出たのが若い人だからだろう。万一、メンバー外の人を入れたことを上司に咎められたら・・・なんて思ったんじゃないか?」

そういえば、東インド・クラブの執事風の人は、「わたくしが全ての権限を持っております!」みたいな顔してたっけ。

コ「たしか、この辺に旅行クラブ(仮名)というのがあったはずだが・・・」

そこは、巨大な建物の前面に、等間隔で非常に大きいドアが立ち並んでいる。もちろん表札も何も無いので、外からでは、一つの家なのか、それぞれの家に分かれているのかさえ分からない。

おもむろにそのうちの一つのドアを開けようとするコスタス。しかし、鍵がかかっていた。

「おかしいな、ここのはずなんだが・・・隣かな?」

そして、隣のこれまた無記名のドアを無造作に開ける。そ、そんな、万一個人のお宅だったらどうすんのーーーっ!

と思ったが、一歩中に入ると、そこもやはりホテル風の内装で、受付があった。

コ「ここは旅行クラブですか?」

受付男性「いいえ、それは隣です。」

やはり先ほどの閉まっていたところらしい。

コ「そうですか。ちなみにこちらは何クラブですか?」

受付男性「リフォーム・クラブ(仮名)です。」

また見せてもらいたいと頼むが、やんわり断られる。

コ「あそこの、ロビーの所までだけでも、だめでしょうか?」

受付男性は一瞬迷ったが、それなら・・・と入れてくれた。

バラの花びらが撒かれた重厚な階段を昇り、ロビーに一歩足を踏み入れて、思わず「ほう・・・」とため息をついてしまった。

これは・・・素晴らしい!!

吹き抜けの高い天井を活かした、豪勢な造りの大広間。上を見上げると、遥か彼方の天井窓から明るい光が差し込んでいる。木と大理石でデザインされ、細かい彫刻が施されたたバルコニーと円柱。しん・・・と静まり返った広間は、数百年昔から時の止まったような世界だった。

(一瞬、超高級ホテルみたいだけど・・・あの商業施設の匂いがまるでしないな。贅を凝らした図書館みたいだ。)

許されるものなら、ソファに座って終日物思いにふけってみたいような場所だったが、もちろん許されることではない(^^;)

また受付の人に礼を言って退出。しかし、先ほどの東インド・クラブでもそうだったけど、いったん「中へどうぞ」と言った後は、ジロジロ見るわけでも、どこに足を踏み入れるかいちいち監視するわけでもなく、完璧に放置状態。そこだけはさすが、ジェントルマンの余裕、という感じだ。

しかし、『リフォーム・クラブ』って・・・(笑)住宅改装クラブ?

番「いったい何のリフォームですかね?(クスッ)」

コ「僕にも良く分からないが、多分、政治改革(リフォーム)を目指したものだろうか?まあ、その試みは徒労に終わったようだが(笑)」

す、すす、すいません庶民の考えで。ど、どうりで重厚な建物のわけです。

最後に、「ケンブリッジ&オックスフォード・クラブ(仮名)」へ。両大学の卒業生の選民達で構成されるクラブだ。(卒業生である事は必須だが、十分条件ではないというわけ。)

他のクラブと違い、外の窓から中の様子ものぞけて、開放的な雰囲気が漂う。受付にいるのもアジア系女性。内装も、他のクラブと比べてかなり明るく、カジュアルで機能的だ。

しかし・・・

「まさか、メンバーの方以外は無理です。」

鼻で笑いながら(それはちょっと失礼じゃ?)断る受付女性であった。これはちょっと意外・・・。

ということで、思いがけず、クラブ巡り(・・・今どきの若者か!?)をしてしまった日でした。なかなか面白かったです。

しかし、コスタス・・・なぜそんなに良く知っている?という疑問も残るのであった。聞いてみたが、「さあ、僕にも良く分からないねぇ・・・」ととぼけられた。も、もしや・・・あいつ、サイクリング技術を活かしたスパイか!?(妄想しすぎ)

ところで、番長もなんかクラブ作ってみたくなったんですが・・・親の代から続く、何か特筆すべき事、これだけは自慢できることと言えば・・・

「健胃クラブ」

ということで、レディース・クラブ、『Healthy Stomachholder Club』にご入会希望の方は、厳正な審査(バリウム検査)の上、入会金(番長がもう食べ切れないと言うまで飲茶をおごり続ける事)をお支払い頂ければ、メンバー資格を授与致します。なお、レディースですが、イケメン男性は入会可です。
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by bancho55a | 2008-02-16 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

リチャードとロンドン交響楽団

先週の金曜日に英語学校を辞めて以来、仕事といえば、朝9時から午後1時のたった4時間、ゆったりモードに切り替わった番長。

(ロンドンに引っ越してからこの半年、突っ走ってきたもんなぁ・・)

特に英語学校での仕事が始まった10月は、毎日朝9時から夜7時の10時間勤務、11月半ばからは日系企業と合わせて2ヵ所、計8時間勤務になったものの、たいてい残業でやはり1日9-10時間働いていた。

もちろん日本にいた時はそれ以上働いていたけど、やっぱり異国で、引っ越したばかりのロンドンで、このペースはちょっとキツかったっす。

1月に引いた重い風邪でだいぶ体も弱ったし、もうこのままゆるりと隠居生活を・・・

・・・

と、いかないのが「生き急ぎ」番長。ま、別名、『貧乏性』ともよばれる症状ですな。まだこの生活になって2日目なのに、

「あたし、いいのかこれで?こんなに休んじゃってもいいのかっ!!」

いいんだよ・・・

と、自分に言い聞かせられない、悲しいサガ。
というか、ビザのリミットが1年を切った今、「立ち止まる」事に非常な罪悪感を覚えてしまうのだ。

今日は早速、英語学校の先生、リチャードをカフェに呼び出した。

リチャードと言えば、そう、あの『美しい』ゲイの先生。お互い顔は分かるものの、実は今まで1-2分しか話したことない。そんな人を呼び出すなんて、なんてナンパな番長。

・・・ではなく、実は、リチャードがビジネス英語の授業をしているので、それをプライベートレッスンでやってもらえないかと思ったのです。

スタバで無料の経済新聞「City AM」を読んでいると、おお、やって来たぞリチャードが。見かけはシャツにチノパンにリュックという、こざっぱりとしたフツーの男の子の姿だが、その立ち居振る舞いはどう見てもおしゃれなオカマだ。

「バンチョウ、元気だった?こないだはごめんなさいね、最後の飲み会なのに、パブに行けなくて・・・悪かったわ・・・」

英語には「男言葉」「女言葉」の明確な区別は無いけれど、どうもリチャードの場合、女言葉で書いたほうがしっくりくる。とにかく、何もかもがすべて物柔らかなのだ。隣同士に座って話しても、異性といる感覚がゼロ。見事なゲイである。

何となくお互いの自己紹介をしているうちに、リチャードが

リ「それでね、その頃の私のパートナーが・・・」

うーん、やはり「ガールフレンドが」ではなく「パートナー」なんだな。

リ「で、彼がね、・・・」

わお!やっぱ「彼」なのね。

ところで、リチャードの経歴はかなり面白かった。ロンドンのノッティング・ヒル出身&在住(つまり、優雅な暮らし?)の彼。ちなみに、昔のノッティング・ヒルは芸術家が多くて良い雰囲気だったけど、今はシティ勤務のお金持ちの人が多くてあまり好きになれないそうです。

で、親の仕事の都合で小さい頃アメリカに行き、その後もインターナショナル・スクールに通っていたようだ。そこで「模擬国連」に出場して、何と人権関連の発表で受賞した事もあるとか。

まあ!『人権』仲間じゃないっすか♪

そして、「美術も大好きなのっ!」らしい。私が、大学の専攻は美術史で・・・と言った途端、

リ「まあ、本当っ!?ねえ、ロシアの展覧会は行った!?」

これ、最近駅なんかでポスターを良く見かける、ロシアの有名コレクションの展覧会なのです。ポスターにはでかでかとマティスの「ダンス」という絵が使われており、私の卒論のテーマもマティスだったので、

番「まだだけど、絶対観に行きたいんだー!」

と言うのを聞くが早いか、

リ「まあっ!ねえねえ、じゃあ一緒に行きましょうよー!わぁ嬉しい、誰も行く人がいなくて困ってたの。ねえねえ、いつ行く?うん、分かったわ。じゃあ、再来週末、空けておいてね!」

ああ・・・本来なら「可愛い男の子からデートに誘われちゃったー!」と狂喜乱舞する場面なのに・・・(涙)

番長が心の中で、「リチャード、美術展くらいキッパリ一人で行け!」とののしったのは言うまでもない。

ま、でもリチャードは本当に感じの良い子で、ほぼ初対面なのにも関わらず、あれこれと深い話をしてしまった。日本に行った事もあるらしく、日本はきちんとしていて、人々が感じ良くて素晴らしい、と言う。

番「そっかー。でもね、相手の心を推し量りながら応対するのって、良い面と悪い面とあるんだよねー。」
リ「そうなの?どうして?」
番「んー、例えばさー、思ってる事を素直に言えないとか。私ってわりと、何でも抵抗無くしゃべっちゃう方だけど、それはイギリスだからであって、日本に帰ると違うんだ。もっと無口になるし、何でも裏を読もうとしちゃうんだよね。」
リ「ふーん、それは面白いわね・・・あなたの中に、『2人のバンチョウ』がいるわけなのね。」

そうなんです・・・。

番「それにね、日本の会社って、協調性を大切にするのはいいけど、例えば、上司が残業してたら部下はいつまでも帰れない、とかあるんだよ。」
リ「何ですって?それはフェアじゃないわ!そういう場合、『それはおかしい』とか言ったらどうなるの?クビになっちゃうの?」
番「クビにはならないけど・・・でも、そういう、人と違う事をする人に対しては、周囲の人が、穏やかに仲間はずれにしたりするの。」

リチャードは「こ・・・こわーい!」と総毛立ってました。えへ、脅かしすぎたかしら。

ところで、ビジネス英語の件は・・・
リ「実はね、ごめんなさい、私今ちょっと、心理学の勉強とインターンみたいな事をしていて、時間が無いの。それでね、アンドリューは知っている?」

番「あ、新しい先生の?実は私、会った事無いんだけど・・・」

リ「そうか・・・。彼はね、学校外でビジネス英語を実際に教えてる、とてもプロフェッショナルな人なのよ、で、勝手にバンチョウのことを相談しちゃったんだけど、そしたらプライベートレッスンできるって言うの。彼に聞いてみたらどうかしら?」

ということで、残念ながらリチャードは不可。

番「残念ね。本当はメークアップのレッスンもして欲しかったんだけど・・・」

リチャードは、メークアップアーティストでもあるのです。

リ「レッスンはしてないの。でも友達として、アドバイスはできると思うわ。バンチョウはどんな風にメーク用品を買うの?」

番「んー、恥ずかしいんだけど、メークは素人だから・・・たいてい、売場をぶらぶらしていて、ブランドに構わず、目に付いたのを買うって感じなの・・・」

リ「あら、それが一番いいと思うわよ。他に悩みはある?」

番「私、顔の色がすごく黄色いから、それがコンプレックスで・・・。だから、口紅の色とかで、黄色を強調しない色って、どんなのがあるのか、とか知りたいな。例えばピンクでも、青みがかったピンクとか、合わないと思うし・・・意味分かる?」

リ「ああ、寒色系と暖色系の違いね、なるほど。そしたら今度ちょっと考えてみて、思いついたことをメモして渡すわね。あと、余裕があったら、試しに私のメーク用品で、メークもしてあげるわよ。」

わあい(^0^)

リチャード・・・ゲイでさえなければ・・・(涙)

でも、とっても楽しいひと時でした。

リ「これからどこに行くの?」
番「バービカンだけど」
リ「えっ?バッキンガム宮殿?」
番「ええ、女王様からお茶に呼ばれてて・・・」

・・・なわけないだろっ!(すみません、発音悪くて・・・)

リ「あら、バービカンもギャラリーとかあって、とっても面白いのよ!今度ぜひ、一緒に行きましょう♪」

ああ、リチャード、つくづく、ゲイでさえ・・・(以下同文)

そしてリチャードと別れ、バービカンへ。今日はここで、ロンドン交響楽団のコンサートを見るのです。
特にすることもなく、2時間も前に着いてしまった。中のソファでゆったりした後、アンドリューに電話をかけてみる。どんな人かなぁ、ドキドキ・・・

アンドリューは内容を理解すると、テキパキと感じ良く、「じゃ、明日会おう」と即決。良さそうな人で良かった・・・。

さて、本日のコンサート。日本人の若手女性ピアニストが出演するということで、日系企業に招待状が来て、同伴者として連れて行ってもらったのです。わぁい^^

バービカン・ホールはロンドン交響楽団のホーム・ホール(?)なのですな。クラシック・コンサートは過去、高いお金を出して観に行き、あまりにも心地良くグースカ寝てしまった苦い経験を持つ番長。どうも、高尚な芸術を理解する心がゼロのようです、えへ。

ということで不安だったのですが、今日は全く眠くならずに済みました。ちなみに番長の父は大のクラシック好きで、日曜の朝から大音量で交響曲を流し、番長をたたき起こすという特技を持っているのですが、おかげで聞いたことがある曲だったせいでしょうか。ちなみにラフマニノフの、パガニーニのテーマのラプソディーとかいうような題名です。父ちゃん、わかるかい?

しかし、その後に演奏したショスタコーヴィチはあかんかった。現代音楽はどうもダメっす。私の貧困な感性では良さが分かりません。

まあでも、素敵な音楽に包まれ、レセプションでは豪華寿司とワインを味わい、優雅なひと時を過ごすことができたのでした。たまにはこんな夜があっても良いですね、ウフ♪
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by bancho55a | 2008-02-13 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

ギリシャ飲み

今日は、英語学校の受付Aさんの友人のギリシャ人兄弟、ニックとコスタスと4人でご飯を食べに行きました。パブで待ち合わせた後、コスタスの行きつけだというソーホー方面の中華料理へ。ここが、美味しくてびっくり。ロンドンでは珍しい四川料理で、見た目も真っ赤でとっても辛いのだけど、それぞれの皿の味がぴたっと決まっている。でも、、、すいません、名前忘れてしまいました(笑)。場所も・・・。えっと、わりと最近できたレストランで、内装が凝ってて、、、チャイナタウンから徒歩1分くらいだったと思います。(それじゃ余計分からない)

ニックはAさんの大ファンらしい。でもAさんはちゃんとボーイフレンドがいるので、きっちり友達距離なんだけど、それがまた魅力なんでありましょう。

コスタスは私より年上で、会計士の仕事をしているとか。そして、今年からロンドン大学(LSE)で社会政策の修士コースに行くらしい。特にホームレス対策に興味があるとかで、私の専攻の人権学と話が合う部分もあった。

私とコスタスが、ソシエテ・ジェネラルのトレーダーの失敗について深刻に語っている目の前で、Aさんとニックが「この皿のカイワレ、食べても大丈夫かなー」「きっと明日、おなかの中からカイワレが生えてくるよ!」とアホな話で盛り上がっているので、非常にウケてしまった。Aさんは本当に会話の天才だと思う。

だいたい、Aさんとニックの出会いからして、

「私、前に旅行で来た時、安いホテルを探し歩いてたんです。たまたまニックの経営してるホテルに行って、値切り交渉して、でも結局負けてくれなくて、でもそんな風に話してるうちに、仲良くなっちゃいました。」

いつもの事ながら、たくましい・・・。もうすぐイギリスを離れてしまうAさんを前に、ほとんど涙目のニックであった。

過去の日記で恐縮ですが、この日、チャイナ・タウンはすっかり中国正月の飾り付けでした。ちなみに、オックスフォード・ストリートもこの通り。この頼りなさ加減が、何となく風情を醸し出していて、クリスマスの定番の飾り付けよりも、むしろ良い雰囲気でありました。
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by bancho55a | 2008-02-04 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK