番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


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ストレッタム・コモンの靴修理屋さん

日本から持ってきたブーツの、ヒールの先が取れてしまったので、靴修理屋さんに行きました。
ストレッタム・コモン駅舎の並びにそれらしきお店があるのを見つけて入ってみました。

「すみませーん!」
「おう、らっしゃい!」

と出てきたのは、頭をつるつるに剃った、ちょっとコワモテのおじさん。

「このヒールの先端をつけて欲しいんですけど・・・いくらくらいになりますか?」
「ちょっと待ってくれ、様子を見てみるよ。」

同じ靴を日本の某修理屋チェーンに持ってったことあるけど、3000円くらいだった気がする。実はこの靴、変形ヒールで、普通の靴より修理が困難なのです。

「9.95ポンドだけど」

おお。「婦人靴ヒールは4.95ポンドから」と書いてあるのに、いきなり2倍か!

「見れば分かると思うけど、かかとの高さが違うだろ?だから、削らないといけないんだ。」

しかしよく考えてみれば、9.95ポンドとは、日本円で2500円。なんと日本より安いのであった。

「じゃ、お願いします」

そのまま10分ほど待つ。することもないので、店内をグルッと見回すが・・・この、店内がこれまたすごいのだ。壁と言う壁は、隙間無く絵とか写真とか広告デザインとかで埋め尽くされている。
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そして、特に目に付くのが、ボクシング関連のコレクション。
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なんと天井まで!!
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置いてある雑誌も、ビンテージっぽい(というか、単にすごく古い)ボクシング雑誌のみ。どうしてそこまで徹底するのだ・・・(笑)そして、カウンターの上には、こんな靴屋さんの人形が置いてあってかわいい。髪にシルバーのクリスマスっぽい飾りが付けられてるが・・・もしや、このコワモテおじさんが付けたのか!?
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おじさんは奥の作業場で、トンカントンカン、ジーッ、ジーッといろんな道具や機械で直している。このへんは日本と同じだ。日本より丁寧な所は、最後の磨き方。機械とスプレーと布とを駆使して、意外と長い時間をかけてピカピカに磨き上げてくれた。

「できたよ!」

いい感じに仕上がっているようだ。

「しかしオイ、この靴を以前修理したのはいったいどこのどいつだ?ひでえ直し方だな!」
「あ、あの、日本で直したんですが・・・いったいどこがそんなにヒドイんですか?」
「いいかい、このヒールの中は、上までずっと穴が開いてるんだ。だからまずそこにチューブを通してから、先端を打ち付けないといけない。ところが前のヤツは、チューブを通さずに、いきなり穴の中にクギでムリヤリ打ち付けてんだよ。だからポロッと取れちまったわけだ。」

そういえば・・・この先端、以前直した後、わりとすぐに取れちゃって困ってたのです・・・。

「そうなんですか、有難うございます。・・・ところで、ボクシング好きなんですか?」
「ああ、大好きだよ!これはな、オレがまだこんなちっこい子供の頃から、ちょっとずつ、ちょっとずつ集めてきたのさ!オレの家なんかこれどころじゃない、まだまだたっくさんあるぜ!」
「へえー、あなたもボクシングやるの?」
「昔はやってたんだがな、やめちまったよ・・。ところであんた、日本から来たのかい?こっちに来てどんくらいだ?」
「1年4ヶ月です。」
「へえーっ、そうかい?アンタ英語うまいなー、どこで習ったんだ?」
「あ、それは前にアメリカで勉強してたんで。アメリカ発音でしょ?」
「アハハ、確かにな。そう思ったよ。ところでさ、日本人ってクリスマスを祝うのかい?」
「うん、祝うけど、宗教的に祝うわけじゃなくてね、ま、お祭りみたいな感じかな?友達で集まって飲んだり、ケーキ食べたりして・・・。むしろ新年の方が大切なんだ。」
「そっかー、新年の方を祝うのかー。料理とか作んのか?日本料理ってなんだよ?」
「スシとかテンプラとかかな?」
「何だそのテンプラとかいうのは?」
「んー、フリッターみたいなもんかな?」
「そうか、テンプラはフリッターか。スシは昔、食ったことあるよ!スシにはどんな魚を使うんだ?」
「いろんな種類だけど・・・」
「アンタは何が好きなんだよ?」
「ウニかな!」

「・・・」

あっ・・・やべ。よりにもよって、最も「気持ち悪い」ネタをあげてしまった。

「う、ウニかぁ・・・。それはいったいスシなのか?ウニをどうすんだ?焼くのか?蒸すのか?揚げるのか?」
「いや、生のままで!」

「・・・」

し、しまった、追い討ちをかけてしまった・・。

「あ、あたし・・・そ、そろそろ行かないと。そ、それじゃあ!」
「ああ。あ、・・・あんたさ、修理代は払ってくれんのか?」

げっ・・・!

もう少しで踏み倒してしまう所だった。は、恥ずかし~!!
きっと彼の中で、日本人は生ウニをバリバリ食いながらカネを踏み倒す、最低の人種として記憶に刻み付けられた事であろう。
(ていうか・・・元ボクサーにブン殴られないで良かった。。。)

せっかくなので、写真を撮らせてもらいました。
「ああ、いくらでも撮りなよ!・・・えっ?お、オレも入るのか?え、えーっと、どうしたらいいんだ?机によっかかったままでいいか?それとも真っすぐ立とうか?」

ということで、こちらがストレッタム・コモンの靴修理屋さんです。
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今年もいろいろとお世話になり、また、つたなくて下品なブログをお読み頂き、本当に有難うございました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します♪
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by bancho55a | 2007-12-29 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

心の振れ幅

ロンドンはめまぐるしい街です。
来てもうすぐ4ヶ月ですが、この間に起こった事、出会いと別れ、新しく始まる事と終わっていくこと、その数は・・・控えめに見積もっても、1年分に相当するような気がします。

そして、それが自分に与える影響は、さらにもう1年分くらいには匹敵しそうです。必死に生きているから、どうしても心を守りきれず、無防備にさらしてしまう部分が出てくる。外界の刺激に反応しすぎて、喜怒哀楽の振れ幅が、まるで振り子のように加速して大きくなり、自分でもコントロールし切れるのか、不安になる事もあります。

ま、そんなこと言ってみたものの、別に深刻な事は無いし、大丈夫なんですけどね。わざと自分をそういう場所に放り込んで、ピンボールのような不安定な心の動きを、傍から眺めて楽しむ・・・くらいの余裕はあります。

それにしても、自分にまだ、これだけ喜んだり、傷ついたりする余地が残っていた事は、ある意味嬉しいです。年を取るにつれて、心は硬くなっていくものだと思っていたけど、そうとも限らないのかもしれません。

昔、30代前半の頃に強烈な片思いをしてたのですが、その頃仲が良かった男友達に、
「番長さん、羨ましいです、そんなにまで誰かの事を好きになれるなんて・・・僕はもう、そんなに心が激しく動くことは、なくなってしまいました・・・」
と言われ、オマエ年下のクセして何言っとんじゃい、なめとんのかコラ!とか思ったものでしたが、その言葉をたまに思い出すことがあります。

ま、それはそれでつらい時もあるんですが・・・。

今日は仕事納めの日でした。日系企業の方は31日も出勤なのですが、学校の方が休みなので、ついでにお休みを頂きました。

しかし、年末の大掃除なんかするのって、日系企業だけなのかしら。日本の年末年始はこっちのクリスマス、と言ってみたところで、誰もクリスマス前後に大掃除する人いないしなー。

ちなみに、日系企業でのお仕事契約は、年末年始の繁忙期のみ、ということで、当初は1月中に終わるはずだったのですが、今日、延長のお話を頂きました!少しはお役に立てていたのかしら・・・?つくづく、感謝!です。

英語学校の方は、働き始めて3ヶ月弱。
この間、たくさんの出入りがありました。列挙してみると・・・

ハファ先生:9月下旬に入社
パトリシア受付:10月初めに入社
番長受付:10月初旬に入社
マブーブマネージャー:10月初旬にクビ
カルラ受付:10月初旬にクビ
クリス先生:11月に退社
アグネシュカ先生(1):11月に入社
アグネシュカ先生(1):2週間後にクビ
ニール先生:11月に入社
ニール先生:2週間後にクビ
ローレン先生:11月に退社
アグネシュカ(2)先生:11月に入社((1)とは別の人です)
アンソン先生:11月に入社
ファビアン先生:11月に入社
スマティ先生:11月入社
新・日本人受付さん(すいませんこんな名前で):11月に入社
ファビアン先生:11月末に肺を壊して緊急入院
アグネシュカ(2)先生:先週、ボーイフレンドの父親が亡くなって緊急帰国(ポーランド)
セルゲイ先生:先週入社
ジェイ先生:今週、実家の事情で緊急帰国(ドイツ)
ファビアン先生:1月初めに退社予定
エミール先生:1月に退社というウワサ

そして1月にはもう一人別の先生が加わる予定。この他にチラシ配りのバイトさんたちもいますが、こっちの入れ替わりは上記どころじゃないので割愛させて頂きました。
とにかく目まぐるしい事この上ないのです。先生がいなくなる度に時間割とにらめっこで、じゃあこの期間はこの先生が2クラス受け持って、この期間は代理の先生を雇って・・・と、パズルゲームの様相を呈してる。まあ、授業関係はパトリシアがメインでやっているので(私は経営方面なので)、私よりもパトリシアがかなり疲れている今日この頃・・・。

傍から眺めてるだけのはずの私も、これまで9人に「最後の給料」を手渡し、「これからも元気で、頑張って、またどこかで会えるといいね・・・」なんて言葉を交わし、見送る・・・なんてことを繰り返していると、その場の空気に影響を受けて、かなり悲しくなっちゃったりするのも事実です。

そして今日。7時に仕事が終わり、さあこれで今年の仕事は全部おしまい。と受付を片付けていると、ファビアン先生がやって来た。

ファビアンはいつも仕事熱心で、6時に授業が終わった後も1時間位、翌日の授業の準備をしている。だから、皆が帰った後に2人だけで残る事が多く、ちょこっとたわいない話をしてからハグ&キスして別れる、というのが日課になっている。明日も会うのになぜブラジル人並みにしつこくハグ&キスをするのか?アメリカ文化がそうなのか?黒人文化がそうなのか?・・・どちらも正解であろう。

で、今日もたわいもない話をしました。
番「来週で辞めちゃうんだよね?その後はどうするの?他の学校に行くの?」
フ「うん・・・スペインに行くことにしたんだ。」
え、えええーーーっ!?

番「そ。それって旅行・・・だよね?それとももうこの国には帰ってこないの?」
フ「いや、永遠に帰ってこないなんてことはないよ。でも、取りあえずはもう・・・向こうで仕事を見つけることにするよ。」

なんか・・・こんな話の展開が最近、身近であったような・・・

番「ま、ままま、まじーー!?」
フ「うん・・・もういいんだ、オレの生き方なんてきっとそんなんだよ。ひとつの国に興味を持つ。ふらっと行って、そこでどれだけやれるか試してみる。興味を失ったら、次の国だ。この国にもそうやって来たし、今度もそうやって出て行く。この先どうなるかなんて分からないよ。」

(う、うらやますぃ・・・)

つい心の声が漏れそうになってしまった。私だって、いつもそんな生き方がしたかったけど、ついに出来なかったからなぁ・・・。(誰ですか、いまその真っ最中だろとか言ってる人は)

でもなあ・・・。ちょっとこれはショックでした。クリス・ショックからまだ完璧には立ち直れていないところへ(未練がましくてすまんな)、ダブル・ショックやん~~~!もう絶対に立ち直れへんわーーっ!

しかも、別の「井戸端同僚」ジェイも、アグネシュカ(2)も緊急帰国してしまったし(ジェイは1月に戻ってくるし、アグネシュカは今週から復帰したが)、エミールは現在、アイルランドに逃亡中だし(何をやっとんのだあの男は)。なぜ私の周りの人はみんないきなりよその国に行ってしまうの!?もしや・・・私って「魔性の女」!?

・・・すみません、日本語は正しく使いましょう。「呪われた女」ですね。

ふと、前の会社の同僚が私に向って「こ、こっちに来るな、や、疫病神!」と叫んだ声が頭の中にこだました(笑)。なぜかというと、ふだんその人の席には滅多に行かないのですが、たまに行く時は必ず、超・困難な仕事を渡しに行ってたので。

ファビアンは完璧なアメリカ英語なので、聞きやすくて話しやすくて、とても楽だったのに、残念!友達としても、今度美術館を案内してくれとか、日本食を作ろうとかいろいろ話してたところだったのに。これでまた友達いない生活に逆戻りっすか。まあ、その方が私らしいとはいえ。。。

ショックのあまり、バーゲンで衝動買いしまくる番長でした。(←もう立ち直ってる)
(業務連絡:でもレザーコートはまだ買えていません。)
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by bancho55a | 2007-12-28 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

クリスマス・ソング

すみません、ネットカフェ休業のためアクセスが遅れ、とても時期遅れな日記を3日間お届けします。。。

クリスマスおめでとうございます♪
・・・ええ、例年通り引きこもっておりますが、それがどうかいたしましてっ!?
だって電車もバスも止まってるし、店は全部閉まってるからやる事ないんだもーん!ほんと、ゴーストタウンとはこの事を言うのか・・・って感じです。

まあ今日は朝から雨なので、引きこもりも快適だったりする。おまけに体調が悪くて何もする気になれず、朝寝坊した上に昼寝までしてしまった。ずっと忙しかったから、昼寝なんて数ヶ月ぶり・・・かなり気分良い。

そして私以外は全員外出してるので、まるで一人暮らしのように快適。普段、自分の生活がいかに他人の動向に影響されてたかが分かる。この家は全員が仕事を持っているので、暇だった学生寮の頃よりも、いろんなタイミングがかち合ってしまうことが多いのだ。
「あートイレ入りたい・・・と思ったら誰かがシャワー中・・・もれそうだけどガマン、ガマン」
「さ、洗濯しよう・・・と思ったら洗濯機使われてる・・・既に順番待ちもあるから、あと3時間無理だわ・・・」
「ご飯食べたい・・・と思ったらキッチンの入口でハファとエドが抱き合ったまま動かないからキッチンに入れない・・・ひもじい・・・」(←なんでそんな所で愛が盛り上がってしまったのだろう・・・)

そういうものにわずらわされずに、自分がやりたい時にやりたい事をできるのは何と素晴らしい事なのか。(まあ私の方も皆をわずらわしてるわけだが)

今日はラジオも、終日クリスマス・ソングのオン・パレード。懐かしいポップスなんかがかかっている。

ワム!の「ラスト・クリスマス」
マライア・キャリーの・・・題名知らない(マライアは好きじゃないの)
バンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」

なんかが繰り返しかかってたりする。ワム!は名曲ですな。何度聴いても飽きない。

その他にも、懐かしい曲が混ざっててついしみじみしてしまう。音楽って、あらゆる芸術形態の中でも、最も感覚に訴える部分が大きい抽象芸術だと思うのですが、それだけに、昔の曲を1曲聴くだけで、当時の喜怒哀楽がガーーッと思い出されて、今の自分が愛おしくなる。「うーん、ここまでよく育った!これからも頑張れよ、自分!」って気持ちが湧いて来るのだ。落ち込んでる時や、良い状態の自分を見失ってる時でも、1曲聴くだけで、すごい力でリカバリーしてしまう。これだけはすごいなぁ・・・って、いつも思う。

■10年前の沖縄時代、車の中で大音量で聴いていたナタリー・インブルーリアの「Thorn」。米軍のラジオ放送でよくかかっていた。実際に会ったナタリーは、びっくりするほど細くて、でもとてもキレイで心の繊細な女の子だった。

■15年前、アクセル・ローズの「瞑想」(クスリ中毒)のせいで、開始まで1時間以上待たされたけど最高だったライブ、ガンズ・アンド・ローゼスの「Sweet Chid of Mine」。

■20年前のアメリカ留学中、死ぬほど聞いていたU2の「With or Without You」。同じく、ファイン・ヤング・カニバルズの「She Drives Me Crazy」。

■初めて自分でチケットを買って1人で行ったライブ、ボン・ジョビ。デビューしたての頃だった。

■18歳の時、「ぜったい番長にこれを歌って欲しい!」とバンド・メンバーにお願いされてボーカルを取った、ジャムの「Town Called Malice(悪意という名の町)」
・・・オイッ!いたいけな女の子にパンク・ボーカルさせるんじゃねえ!(まあ、これは私も大好きな名曲だけど)

■洋楽を聴き始めた中学生の頃、流行っていたデュラン・デュランと、自分のアイドルだったヴァン・ヘイレン。入院してた中学1年の冬に、ラジオから流れてきたビージーズ(わお、超懐メロ!)

■いつでも大好きなユーリズミックス。

(それにしても、番長の音楽趣味ってどうなってるんだ・・・支離滅裂すぎ。基本はメタルなはずなんだが・・・。)

イギリスにいるのに、大好きなブリティッシュ・メタルとかオアシス(←トシがバレる)がかからないのはナゼ?古すぎる?選局が悪いのかな?「Virgin Radio」じゃ無理か・・・。

しかし圧巻は、ジョン・レノンのクリスマス・ソング(タイトル忘れた)。
「So this is Christmas…」で始まる、アレです。
ジョン・レノンは特に好きでもないし、日本にいた時は別に意識しなかったが、ここで聴くとかなり深い・・・。
自分でも単純だと思うけど、「War is over, if you want it」の部分、何度聴いても感動してしまう。ただの理想or夢想じゃん?と思うのに(それは『イマジン』か・・・?)こんなわずかなありふれた言葉が、これだけの説得力を持つ・・・そこがやはりレノンのレノンたるところなのかしら。

この世から戦争が無くなる日を願いつつ・・・メリー・クリスマス♪
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by bancho55a | 2007-12-25 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

今日(23日)のロンドンは、一面、深い霧に包まれておりました。「霧の都」のイメージそのままです。家の近所も、いつもと違ってモヤモヤととっても神秘的。
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夜は、日本人Aさんとディナーの予定だったので、早めにストレッタム・コモン駅に向ったのだが、日曜日だということを忘れていた。。。30分に1本しかない電車を逃してしまう。ガーン・・・。何とか別の電車で行けないかと時刻表とにらめっこしていたら、いきなりイギリス男にナンパされる。というか、背後からいきなり「電車の事で困ってるの?僕が助けてあげられるよ?」と声をかけて来るので、駅員かと思ったよ。悪い人ではなさそうだったけど、いつまでも話しかけてきてウザい。「お洒落な服だねー、これからデートなの?」と聞かれてキッパリ「そう!」とウソついたらあっさり消えていったが。

ロンドン市内の、とある高級エリアでAさんと待ち合わせ、近くのイタリアンでディナー。Aさんは赴任当初ここに住んでて、毎日のようにこのレストランで食事しており、顔なじみだとのこと(クソッ、一流企業の駐在員は違うよなー。ちなみに今はテムズ川に面した高級マンション在住。ケッ)。北米にも長年駐在してたそうで、さすがに英語も流暢だ。しかも、北米時代に本業と関係無い事にも関わっていて、それが、ちょっとびっくりするような内容だった。えっ、日本人がそんなことできるの?というほど、アメリカ社会に溶け込まないと出来ない仕事なのだ。しかも、その分野では日本の第一人者だと言う。

番「すごい・・・どうやって英語を勉強したんですか?」
A「中学生の頃の、ラジオ英語が始まりでしたが・・・その後は、とにかく映画やドラマを見まくるんです。セリフに合わせて自分でしゃべったりして。1本の映画につき100回くらい、普通に見てましたよ。」

その他にも血のにじむような努力をしたようだ。す、すげー・・・。

じゃあAさんは英語しかできない語学バカかというと、そういうわけでもない(ま、フランス語も勉強中らしいが・・・)。それ以外に、地域コミュニティに貢献するような活動もしてるし、料理の腕もかなり良いようで、いくつかレシピを教えてもらった(でもなー、使う食材が高級なんだよなー・・・)。そしてワインとチーズについては、「欧州のものなら、日本の普通のソムリエよりは詳しいかと思います」とか。ご自慢の高級外車でフランスのワイナリー巡りなんかもしてるようだ。くそー、優雅でやんのー。ていうか・・・やっぱ頭の良い人って、同じ時間で番長の5倍くらいのことができるのかしらん。

「僕は、メンタリティーの部分では絶対に日本人ですが、それでもやはり海外のほうが住みやすい。日本は制約が多くて・・・」

こんな言葉、番長が言ってもサマにならないだろうがー。ちぇっ。くやしいのでワインをがぶ飲みしたら、「僕と同じペースで飲むとは・・・しかも顔色が全く変わらない・・・番長さんて、つ、強いんですねぇ・・・」とAさんかなり引いてました(笑)。

多少イヤミだったものの、面白い話ができたディナーでした。
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by bancho55a | 2007-12-23 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

ブライトンへ

今日は髪を切りにブライトン(正確にはホーヴ)に行きました。そうです、いつものハルミさんのところです。カット代が4000円、電車賃が3500円という、アホのトップに立つようなことしてますが、もうハルミさん以外に髪を触らせたくないのだ。技術はイギリスで最高(と私は思ってる)、でもカット代は平均以下。電車賃を足しても、ロンドンの平均と1000円くらいしか違わないはず。

しかし、予約を入れたのが2週間前。

「まさかクリスマス前に切りたいなんて言わないでしょうねー!」

とあきれながらも、必死にキャンセルが出た時間帯を探し出してくれた。・・・私は別にクリスマス後でも良かったんですが。閑散期でも最低1ヶ月待ちのハルミさんにしては、奇跡である。

いつもの事ながら、ハルミさんの家に行き、あの笑顔で迎えてもらい、くつろげる居間に通されて、品の良いBGMなんかを聴きながら日本の雑誌を読んでいると、体の力が抜けてリラックスするのが分かる。親戚の家にでも来たみたいだ。まあ実際、仕事紹介もお願いしてたりと、一方的に頼りまくっているのだが。(ハルミさんの顧客は外人・日本人問わず、一流企業の方が多いので・・・。)

今回はそれほど待たずに順番が周ってきた。いつもとちょっと変えて、前髪を長めに残し、横をかなり削いでもらってスッキリと、あとはお任せ。さて仕上がりを見ると・・・もみあげ(?)あたりの髪を一筋かなり長めに残し、私の髪のクセを活かして、毛先がくるんとカールするように削いでるので、横から見た時のラインがとてもきれい。さすがはハルミさん!かなりクールだ。こんなスタイルは初めてで、自分がいつもと違って見える。とっても嬉しい。

そんな間に、取りとめもないイギリス雑感話。私は主に聞き役です。

「イギリス人には本当にあきれるわよ。働く気の無い人が無料の医者に行って、神経痛だって言い続けるわけ。神経はレントゲンに写らないから、ついにはそれで身障者認定されて、政府からたっぷり補助金が出るのよ!それで、小遣い稼ぎにこっそり稼いで外車買ってるんだからさ。で、その補助金は私たちの税金よ!?」

そりゃー怒り爆発!(といっても、私がこの国に納めてる税金は30円くらいかしら)

「医者も医者でさ、相手を見て値段決めるわけ。こないだ歯医者に行って詰め物してもらったら、○万円も取るのよ?腹が立ってさ、『お医者さんも詰め物1本いくら、かぶせるといくら、とか値段表を作るべきよねー』なんてチラッと話したら、いきなり『思ったより範囲が狭かったので』とか言って、かなりディスカウントするんだから。ところが、○○のオーナーの、裕福な中国人女性がかかった時は、何と数十万も取られたって言うの!でも彼女は、お医者さんの言うことだから・・・って全額払ってるわけ。英語もうまくないからって、抗議もしなかったらしい。ひどいわよホントに。」

やっぱこっちで医者には行きたくないかも・・・ていうか、『イギリスで一番高いエリア』のホーヴは、医者の値段もピカイチのようだ。(前にも書きましたが、ロンドンが一番高いのですが、エリア内の高い地域と安い地域を平均すると、ホーヴが一番になるそうです。)

曲がったことがキライなハルミさんは、お客にも容赦しない。

「こないだ、お金持ちそうな女性が来て。で、自分が遅れて来てるのに、前にやってたお客さんに向っていきなり『私の方が先の順番よね』とか言い始めたの。私にじゃなくて、お客さんに、よ?何でそんなことするのかって聞いたら、『私は○○(高そうな外車よ!)で来たんだけど、中にワンちゃんを残してるの。車内を汚くされたくないから、早くして欲しいんだけど』と、こうよ?私も怒ってさ、『あんた、カットに来たの?それとも犬の散歩?それなら、出口はあちらよ!』って追い返しちゃった。」

話だけ聞くと怖いが、ハルミさんは、むしろ包み込むような優しい雰囲気の人。こういうキツい話も、柔らかい微笑にくるんでまとめてしまう。折れそうに細い体だけど、「お母さん」的な空気感で、一緒にいるとなんだかとても安心できる。

帰り際には、

「まだ朝早いし、この後、どっか行くにしても時間が合わないんじゃない?良かったらあっちでちょっと休んでったら?」

やっぱりここは親戚の家かしら・・・(笑)
あまりの心地良さに住み着きたくなってしまいます。
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by bancho55a | 2007-12-22 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

クリスマスの心得

今日は、イギリスの会社で仕事をする際に、覚えておくべき心得について、お話します。

■ クリスマス休暇前の最終出社日には、クリスマス・カードを何通か持参しましょう。

いや!はや!参りましたよ今日は。

来週の月~水は、クリスマス・イブ、クリスマス、ボクシング・デーの3連休。そして今日は金曜日ということで、土日を含めた5連休前の、最終出社日に当たります。

いつもの通り日系企業での仕事を終え、3時に英語学校に出社すると。
自分の席に何かが置いてある。
・・・クリスマス・カードが3通。バンチョウ宛。

「や・・・やべぇっ!!」

と思ったものの、もう後の祭りだった。

うちの校長、メイン・キャンパスの学長、そしてパトリシアからのクリスマス・カード。文面は一般的な言葉が数語のみだけど、・・・まじで!?

どうやらこちらの会社では、こんな風にカードのやりとりをするらしい。

うーん・・・去年なんて、ハウスメイトのアンジェラからカードをもらったきりだから、「へえー、アンジェラって親切なんだなぁー」などとノンキに思っていたが、どうやらそれは普通のこと、らしい。ていうか、やらない方が非常識ですか?(つまり、エミールは非常識だということだ。ハッハッハッ←仲間がいてちょとホッとしてる)

困ったなぁ・・・と思ってたところへ、ファビアンがやって来て、カードを渡される。

(やばいぞ・・完璧に。)

一昨日ゴチになった上に、カードまでもらってしまって・・・。

「で?僕には何を用意してくれたの?」とニヤニヤするファビアン。
「まさかねー、まさか『Nothing』なんてことはないよなー」

コイツ、かなり意地悪やん?

仕方ないので、給料袋にヘタクソな雪だるまの絵を描いて、雪だの星だのいろいろ描いて「メリークリスマス!」と吹き出しをつけて渡しました。

「アハハ、これ、いいじゃん!気に入った!ギフトなんかよりよっぽど良いよ!」

なんて安上がりなバンチョウ。・・・

ということで、皆さん、思いも寄らない事態に備えて、クリスマス時期、カードは必ず携帯しましょう。

ちなみに、リトアニアの生徒からは、ソーントンズのチョコ詰め合わせをもらってしまった。やばい・・・。

そしてもっとやばいこと。はい、心得その2。

■ クリスマス休暇前の最終出社日には、清潔な格好で会社に行きましょう。

これも考えてもみなかったんだけど、これから数日会えなくなる、しかもその数日間に、最大のイベント、クリスマスが含まれる。

どういうことかというと、みんな、帰る前に「じゃあ良いクリスマスを!」という言葉と共に、抱き合ってチュッチュッするわけです。・・・なんかオッサンくさい言い方じゃないか?えーっと、「ハグ&キス」をするわけです。

「やべぇーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

昨夜あまりに酔っ払って、帰宅してから風呂にも入らず爆睡してしまった番長(携帯が鳴ったのさえ気づかなかった!こんなの初めて)。そして今朝はシャワー浴びる暇も無く家を飛び出した番長。(きたねえぞ)

「あーあーあー、あたしクサいでしょー、ごめーーーん」

シャワーの代わりに香水を浴びてきたけれど、、、絶対臭いよねえ。

ということで、皆さん、クリスマス前の心得、しっかり心に刻みつけておくように!(←お前がな。)
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by bancho55a | 2007-12-21 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

バンカーズ飲み

ロンドンで孤独な生活を送ってる私でも、さすがにクリスマスシーズンともなると、ちら・・・ほら・・・と飲み会のお誘いがあったりする。

ということで、今日も飲み会でした。

『お兄ちゃん』ことHさんが、「前に会った○○銀行のSさんと飲むんだけど、一緒にどう?」と声をかけてくれたのだ。バンカーバンカー飲み会ではないですか。もう一人来る予定だったが、奥さんの記念日を忘れてたとかでドタキャン、3人での飲み会になりました。

場所は以前にも行ったSoho Japan。うちの学校から歩いて5分です。味も良いし、こう、多少おしゃれながらもおっさんリーマンの好みっぽいメニューも揃ってる。私もおっさん年代なんで嬉しいです。鯛の梅風味サラダと、手羽先が美味しかったぞー。

しかし予想外の残業で、40分以上遅れてしまった。ところがHさんも遅れてるとのこと。お店に駆けつけてみると、Sさんがぽつねん・・・としている。も、申し訳ない・・・。Sさんは、商社マンを上回る接待マナー・キングなので、食事はもちろん、ビールさえ注文せずに40分間、黙々とお茶を飲んで待っていた。うーん、私には絶対出来ない!日本の銀行の底力を見た思いだ!(え?ポイントずれてる?)

「もう、注文しちゃいましょう。」というSさんの静かな決意のこもった声からは、相当お腹が空いてたことが窺える。早速、ビールとつまみを注文したところへHさん到着。

前回、この3人とSさんの知り合いで飲んだ時は、お互いあまり面識も無かったので少々よそよそしい雰囲気だったが、今回はとても打ち解けて話せた。だいたい、Hさんと私の関係ときたら、学生時代のスポーツ部の先輩・後輩ノリなので、

番「Hさん、もうダメっす。もうビザ延長あきらめます!ここに1年いられりゃ十分っすよ!」
H「何を言ってるんだ番長!まだ早い、最後の最後まであきらめるんじゃねぇよっ!」
番「はいっ先輩!死ぬ気でボールに食いついてきます!!」

・・・とでも言いたくなるほどのノリ。Sさんには秘書とかの仕事紹介を頼んでいるのに、こんなにガサツなノリを見せてしまって良いのか!?ふと不安がよぎるが、もう遅い。

S「あ、あの・・・番長さん、ロンドンでの就職よりも、アフリカ等でのお仕事はどうでしょうか・・・」

ええ、やっぱそっちのノリっすよね。

アフリカは丁重にお断りし、、あとはにぎやかに飲む。さすが、HさんとSさんが2人で投資関係の話をし出すとカッコイイ。いちおう競合会社だから、一般的な話しかしないものの、専門用語が飛び交って、ついていくのに精一杯だ。

Sさんは何と今日が誕生日だそうだ。私と同い年になったということか。

S「しかし、イギリスで誕生日はつらいですねぇ、今日もランチですっかり散財してしまいました。。。」

そう、ここでは、何と誕生日の人が他の人にご馳走しないといけないのです。

(やべえなぁ、誕生日、内緒にしとこっと・・・)

と決心したところへ、すかさずHさんが

「番長っていつ?」

だーかーらー。・・・仕方なく答えたものの、リベンジでHさんのも聞いとかなくちゃ。

H「オレは○月×日だよ」(しまった、酔って忘れてしまった)
番「あ、そうなんですかー。いい季節ですねー。ちなみに、Sさんはいつですか?」

よ・・・酔うのもいい加減にいたしましょうね、番長。

H「ちょっと番長ーー!今の、すっげーボケだなーー!あーっはっはっ!!」

・・・今後絶対に、Sさんからは仕事を紹介してもらえないと思われます。

話はかなり盛り上がり、3時間以上も飲んで、最後の客になったところで千鳥足で帰りました。楽しかったです。
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by bancho55a | 2007-12-20 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

前借り

先々週、ファビアン先生が無事退院して、学校にやってきた時の事。

「サンキュー、無事治ったよ!」

この4-5日でかなりやつれたものの(病院の食事がマズくてノドを通らなかったそうだ)、よく通る声と快活な笑顔は健在だ。病み上がり早々、1日9時間(昼休み無し)の授業をこなしている。壊れた肺もなんのその、休み時間終了後に教室のある5階から受付・パソコンルームのある2階まで階段を駆け下りて、

「オレが生徒を殺しちまう前に、呼び集めに来たぜ!」

と私にウィンクし、パソコンルームに大股に歩み寄り、

「おーいそこの悪ガキども!休み時間はとっくに終わってるぞ!このままインターネットを続けるのか?それともクラスに戻ってクールに英語の勉強するか?!」

と大声で言いながら、順々に生徒の肩を小突いていく。生徒達は

「やべーっ、見つかっちゃったよー」
「先生に殺されるー!」

と大笑いしながらクラスに戻っていく。いつもの微笑ましい光景だ(セリフの内容はともかく・・・)

夕方、受付にいると、授業を終えたファビアンがやって来た。一瞬話しかけたものの、私が接客中なのを見て躊躇し、ちょっと待っていたが、接客が長引いているのを見て「じゃ、また明日!」と帰っていった。

何だろう・・・と気になってはいたが、ま、大した用事じゃないだろうと忘れていた。

そして翌日。また帰る前に受付に来て、「あのさぁ・・・」と話しかけたものの、新しく入ったもう一人の受付の子がいるのを見て、「いや、また今度にするよ、プライベートな話だから。じゃ、明日。」と帰っていく。

2日連続で・・・いったい何ごと!?

ちょっと気になったので、考えてみた。

こんな感じ・・・何か、連ドラとかで見た事があるような・・・(人生経験が少ないので、連ドラが頼り)・・・あっ!た、たいへん!も、も、もしかして・・・

あ、あ、あーあー愛の告白っ!?

・・・すみません、モテた経験が無いもので、つい取り乱してしまいました。

一瞬舞い上がったものの、落ち着いて冷静に考えると、そこに愛が無いのはかなり明白である。じゃあ一体なんだ?よし、ここは、秘書歴10年の知恵を活かして察してあげないと・・・

うーん。
うーーん。

・・・あっ!

ふと、完璧な解答が浮かんだ。そうよ、それに決まってるじゃない、それだとすれば全て説明がつくわ。

「給料の前借りだ!」

ウチの学校、毎週金曜日に給料現金手渡しなのですが、たまに先生方で、「前借りしたいんだけど・・・」と言ってくる人がいるのです。

というか、ほぼ必ず、エミール先生なんだけど・・・。あの男、私の2倍給料もらってるくせして、いったい何に使ってるんだか・・・(間違いなく、音楽と酒とタバコ。)

そういえば、ファビアンも仕事始めの週は前借りを頼んできたし、それに病院から退院した直後・・・いくら病院無料のイギリスとはいえ、そりゃ、いろいろと物入りよね。

久し振りに、自分のカンの良さにほれぼれする番長。

そして翌日。今度こそ、誰もいない時にファビアンが受付にやって来た。

「えーっと・・・こないだから言おうと思ってたんだけどさ・・・」

アメリカ人らしくいつでもストレートなファビアンにしては、かなり口ごもっている。フフフ、やはりね。さ、こういうとき、デキる秘書としては、相手に言わせて恥をかかせず、先回りして言ってあげないと。

「ファビアン、あなたの言いたいことは分かってるのよ。」
「えっ、ええっ!?ホント?じゃあ何だと思う?」
「フフフ・・・前借りでしょっ!?」

「・・・。」

あ・・・あれっ?ファビアン、黙っちゃったけど・・・何でだろう?それに気のせいか、ちょっと気を悪くしてるような・・・

「えーっとさ、そうじゃないんだよね・・・でも何でそう思ったの?」
「えっ、あの、その、、、だってあの、何か言いにくそうにしてるから・・・」
「うーん、そうか・・・えっとさ、違うんだ。あのさ、オレが入院してる時、携帯にメッセージくれたり、お見舞いに来ようとしてくれたじゃん?あれさ、すごく嬉しかったんだよね。で、その親切心に感謝したいなと思って、今度コーヒーでもどうかと・・・」

「・・・」

今度は私が黙る番だった。えっと・・・もしかして私、超失礼なこと言った!?親切をあだにした?バンチョウはカネのことしか頭に無いのがバレた!?

まあ、前置きが長くなりましたが、そういうことで、ファビアンとお茶しました。・・・のはずでしたが、最初は私が携帯をチェックするのを忘れ、次はファビアンがカゼでダウン・・・と、予定を2回も延期して、今日やっとご飯を食べに。

ファビアンがこないだ友達と行ったというカフェレストランへ。雰囲気はなかなか良い。ただ、ファビアンが言うには、

「参ったなー、こないだはBGMがすごく良くて、落ち着いた感じだったのに・・・」

そういえばもうすぐクリスマス。まさに、ここイギリスでも大・忘年会シーズンであります。フリーペーパーにも「この時期をヘルシーに乗り切る10の方法!」なんていう秘訣が載るほど、若者のバカ騒ぎの季節。このレストランもご他聞に漏れず、汚いテーブルと騒ぐ酔っ払いが出現。サンタのコスチュームの店員もしかめっ面。ま、この時期どこへ行ってもこんな感じでしょうが。

ファビアンはまだ病み上がりなので、コーラで乾杯(え?わたくしはワインを嗜みましたが、それが何か?)。それからとりとめもない話をいろいろと。

ファビアン「いつもカウンターの向こうじゃん?やっとこっちに来たね。」

そう、受付は常にカウンターで生徒や先生とさえぎられてるので、何となく距離を感じてしまうのは確かです。

どこを取っても西洋風のレストランでしたが、メニューに「ヤキトリ」があったのはびっくり。それは何というか、おにぎりの形状をした三角型にかためたご飯の隣に、串に刺したパサパサの鶏と葱が3本、そして全体にテリヤキのタレがかかっているという、奇妙なシロモノでした。味見してみたが・・・かなりいまいちでありました・・・。出来合いのテリヤキソースかけるだけなら、もっと美味しくできそうなのに・・・さすがイギリス。

ファビアンはイギリスに来る前に、イタリアで1年半、英語教師をしていたそうで、それでビザがあるらしい。イギリスへはお金を稼ぐ目的のみで来たとか。アメリカ人男性らしく、「いったいイギリスのどこがいいんだ・・・?だいいち、クソ寒くない?」とさっぱり分からない風でした(笑)。こっちでアメリカ男ってめったに見ないもんなぁ。ていうかたぶん嫌われてるし(笑)

さっくり1時間ほど食事して帰りました。「親切にしてくれたことへの感謝だから」と、おごってもらいました。ご馳走様です^^
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by bancho55a | 2007-12-19 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

海辺のカフカ

集中力が5分しか持たない番長は、「ホン」というものをほとんど読まない(読めない)。
小さい頃は図書館の童話を片っ端から読んでたもんだが、中学生になって音楽が好きになった頃から、すっかりご無沙汰になってしまった。

たまに思い出したように大作を読み出すこともあるけど、そんなのは2-3年に1度くらい。普段はせいぜい1-2ヶ月に1冊、実用書(もちろん日本語)を読む程度。(あ、ガイドブックも暗記するほど読んでるよ!え、違う?)

それが何をとち狂ったか、いきなり村上春樹です。

誰もが一度は読んだことがある作家だとは思うが、、、ええ、ワタクシったらハルキもリューも全然知りませんのよ。(リューのメルマガは読んでるが・・あ、でもあれはリューというより各界の識者からの寄稿文だったか)

なんでこのトシで読み始めたかいうと。

先日、大学院の時の、スペイン語のラモン先生から不意にメールが来た。ま、こっち版mixiの「Facebook」のメッセージを通じて、だけど。たまたま私の名前を見つけたらしい。

ラモン先生とは9月にブライトンを離れる前に、ゆっくりお茶しながらいろんな事を話したのだが(ブログに書いたような気もするが、今、ネット接続が無いので分からない)、その時、今後日本に行くかもしれないから、日本の作家を教えて、と言われたのだ。

自分が読んでない作家を薦めるのもどうかと思うが・・・

そしたら何と、村上春樹の「ノルウェイの森」(英訳本)を読んだらしい。で、すごく良かったとか。

そこまで言われたら、読まないわけには行かないでしょう・・・

しかしここはイギリス。日本の書籍を手に入れるには、アマゾンの船便で気長に注文するか、日本の本屋に行って3倍くらいで買わないといけない。ま、英訳本を探すのが一番安上がりだけど、・・・読めるかそんなもん!

と困っていた私に救いの手が。

今、日本企業で働いてるのですが、そこに「日本語文庫」みたいなものがあるのです。皆の私物の本が提供されてるのか?数十冊の小説、エッセイ、実用書なんかが並んでいる。しかも借りてもいいらしい。

ハルキ本、見つけた!『海辺のカフカ』!

・・・なぜか上巻だけなんだけど・・・(涙)

それでもないよりマシ。興味は無いけど、ま、読んでみるかーと、就寝前に読み始めて・・・

ギャーッ、気づいたら午前3時!朝7時前には起きないといけないのにー!

というわけで毎晩少しずつ、昨日までずっと寝不足が続きました(何をやっとんだ私は)
しかも下巻を読めないフラストレーションが・・・

え、感想ですか?良かったっすよ。皆が魅かれるのもわかる。特に男性ウケしそうな感じ。いろいろ考えさせられたし。まあ私はあんなにストイックでキレイな人生を送れるタイプの人間じゃないので、そこまでの感情移入はしなかったけど。あ、かなり残虐シーンがあるので、気の弱い人はダメかもしれないなぁ。(←ぜんぜんヘーキな人がここに)

で、下巻はどこへ・・・
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by bancho55a | 2007-12-18 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

給与明細

先週のことなのですが、こちらに来て初めての給与明細を頂きました。

今、英語学校と日系企業、2つの仕事をかけもちしてるのですが、その日系企業の方で渡されたのです。

給料と言えば、毎週金曜日にニコニコ現金払い(しかも自分で計算して自分に渡す)が定着してしまった私にとって、それはとても新鮮な驚きでした。

(いや・・・一般的にはごく普通のことなのですが。)

現金払いだと、

「か、か、かね、か、か、かせいだぞおぉーーーっ!」

という、何とも言えない、すごく分かりやすい充実感があるにはあるのですが、、、しかも生来のケチに加えて孤独な生活なので使い道も無く、毎週分厚い札束が増えていくのが何とも強欲な喜びをもたらしてくれるのですが、(・・・すみません、見栄張りました。そんなにもらってないです。銀行に入れちゃうし。)

でも給与明細と言うのは・・・

とてもはかなげで・・・

抽象的過ぎて、何かこう、本当にこの「数字」が自分のものなんだろうかという漠然とした不安感が・・・

なのですが。

そこには、自分でも想像しなかった喜びがあるのに気づきました。

「ああ、ワタシ、本当にロンドンで仕事してるんだぁー!」

という実感が、底からじわじわーーっ!とこみ上げる喜びです。だってこれ、いわば証明書じゃないですか?うーん、かなり高尚な喜びですね。(・・・そうなのか?)

ま、その3分の1以上が交通費だったのですが(笑)
(今月は給料が半月分、交通費が1.5ヵ月分なので)

来月で終わっちゃう予定ですが、明日からも頑張って働こっと♪
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by bancho55a | 2007-12-17 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK