番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


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バシャの抵抗

ここ1週間、バシャを見ていない。今、超多忙なので終日メイン・キャンパスか個人オフィスで過ごし、こちらのキャンパスには来られないのだ。それは分かるけどさー、何でもバシャに指示を仰ぎたい(つまりは自分で責任を取りたくない)私としてはかなり不服。そりゃ、電話すればすぐに出てくれるけど、いつでも超早口ですぐ切ろうとするし。ま、もともとバシャがどんなに忙しいかは良く分かっているので、あまり電話でジャマしたくないのも事実だ。

あっそういえば、ウチには仕事をしない「校長」とかいうヤツがいたんだけど、コイツほんっとに使えないし、先日、バシャに「金に関することはお前が決めるな。全てバンチョウからオレに直接相談させろ」とキツく言い渡されてから、よけい使えなくなってしまった。・・・とにかく、上司が1週間もいないとなると、さすがにストレスがたまってくる。わざわざ電話するほどのこともない些細な事の相談とか、早く片付けたいのに・・・。でもバシャにとって今週は最大の山場なので、来ないだろうなー・・・と思ってたら、不意に現れた。(コイツほんとに神出鬼没)

現れたのはいいけど、携帯で指示を出しながら。しかも、電話が終わるとすぐに次の誰かにかけ、「さっき電話したな。何の用だ?・・・分かった、分かった。今から戻るからそこで待て」なんて調子。連続10件くらいこんな電話の繰り返し。その間も、私に身振りで先週の営業報告書を見せろと迫ってくる。電話の相手に「その件に関しては××に連絡しろ。」と言った直後に私に向って「何でこの日は売上が落ちたんだ」と問いかけ、すぐに電話の相手に「そうだ、そいつに電話して来週来てもらうように手配しろ。」なんて状況なんで、目まぐるし過ぎる・・・。

やっと電話が一段落して、「オレは何をすればいい?」と迫るバシャ。この、「オレ様は忙しいんだ早くしろ」的な威圧感を作り出して、相手に余計なことを言わせない戦法は、わざとやっているのか、忙しくしているうちに身についてしまったものなのか・・・?などとよく思ったりする。

ひとしきり営業報告をし、問題解決の指示を仰いだ後で、「それで良い。お前は良くやっている。この調子でいけ。」と去ろうとするバシャに向って、「あの、私の労働時間を減らすって件は・・・」と食いつく番長。

「それは・・・じゃあこうしろ、12時から6時。以上。」

あのさあ、、、他の会社で20時間働くっつってんだろーが。それでどうやってかけもちできるかよー!

「パトリシアが9時から3時だから、私は3時から7時ってのはどうですか?それから、マブーブとは一緒に受付仕事をしたくないんです。理由はこれこれこうだからです。」

ここまで言えば「じゃあオマエが出て行け」と言われると思った。事実、校長がマブーブを受付に入れたくないと言っても、バシャは常に「マブーブが休暇から戻れば、彼を受付に置く。以上。」と言い続けてきたから。

一瞬、間が空いた後で

「分かった。マブーブは受付に入らせない。お前のためにそうする。」

と、恩着せがましく言うバシャ。おお、ちょっと意外。

「だからオマエは12時から6時。以上、交渉成立だな。」

勝手に成立すんなー!

「とにかくダメです。向こうの会社で4時間働く為には、どうしてもこちらは9時から1時か、3時から7時のどちらかになります。」

「バンチョウ・・・一体なぜここで働きたくないんだ?何が問題なんだ?向こうではいくらもらうんだ?」

「○ポンドですが・・・でも、プラス、交通費です。」

「じゃあ交通費は出す。」

げっ。あのケチなバシャが(しょっちゅう『なんでこいつがこんな高い賃金なんだ?』『××の職が多すぎる。3人解雇しろ。』とか言いまくってる)そ、そんなダイタンなことを・・・

「いやあの、大丈夫ですよ、私がいなくても、いくらでも働きたいって人はいますよ。ほらね、実はここに日本人の受付候補者の履歴書があるんです!英語ペラペラ、大学院卒、こっちでのバイト経験もある、有能な人材ですよー。あなたのために取っておきました♪」

履歴書を一瞥し、

「分かった。月曜日にアポを入れろ。でもお前はとにかく残れ。」

「あの、バシャ、一体なんでそこまで・・・」

「お前を失いたくないんだ。お前は特別なんだ。」

・・・。

も、もしかして愛の告白!?と一瞬身構えてしまったが、、、残念ながらそこに愛はなかった。

「バシャあのね、私はほんっとうに普通の人間です。こんなやつ、ロンドンにゴマンといますよ。それにね、パトリシアの方が仕事できるし、契約も取ってくるし、ビザ申請や授業のことも詳しいし、私なんかよりよっぽど良いですよ。」

「違う。パトリシアは違う。第一、お前が休んだ月曜日、売上が急に落ち込んだじゃないか。そして、お前が来た火曜日に復活している。」

そ、それは確かに・・・。火曜日は月曜日の5倍の売上だったからなぁ。でも売上って変則的なんだよ。

「それは受付が2人体制じゃなくて、1人だったからですよ。1人じゃとてもあんな人数、さばききれません。だからここには『もう一人の誰か』がいれば十分なんですよ。とにかく、私には特別な能力も、才能も全くないんです。」

「違うんだ、××○○・・・分かるか?」

「えっと、あの・・・」

私が分かってないと見るや、いきなりそこら辺のメモ用紙に何かを書きなぐるバシャ。しかし、こんな英語できない人間をよく引き止める気がするよな。

「Because you are special, you need not have anything special.」

都合良く解釈すれば、「お前はもともと特別だから、他に特別なものを持つ必要は無い」とでも言うんでしょうか。ちなみに後でクリスに見せたら「いやさっぱり分かんない」と言ってたが・・・。しかし一瞬、おだてられてジーンと来てしまった。

「バシャ、そんなこと言って下さって・・・うぅっ、感謝します。。。で、でもね、そんな事ないですよ。だってバシャ、私の履歴書すら見たことないでしょ?私の採用だって、マブーブが紹介した後、30秒で決めたじゃないですか。」

「履歴書なんか必要ない。オレは人を見れば、そいつがどんな人間かなんてすぐ分かるんだ。メイン・キャンパスでは何十人もの人間がオレの下で働いている。人を見る目くらい備わってるよ。」

「へえー、そうなんだー?うらやましいなぁ、私もそんな才能が欲しいですよー。」

・・・おっと、世間話をしてる場合ではなかった。

取りあえず、誰か、誰か求む、受付ポジション!バシャはあんな甘言を言ってるけど、単に賃金が低くてこき使える人間が欲しいだけだと思います!さあ、あなたも今すぐ履歴書を持って当校へ!(こんな低い時給で来る人がいるとは思えんが)
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by bancho55a | 2007-10-31 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

始末に終えないエミール

クリスが辞めてから、エミール先生が受付にちょくちょく遊びに来るようになった。クリスとエミールはもともと気が合う同僚だったので、よく2人でバカ話してたけど、それができなくなって寂しいのかしら。

まあ、遊びに来ると言っても、受付に出席表を置きに来るついでに一言、二言声をかける程度なんだけど、これが、超!おかしい。

「陰のある男」のイメージはどこへやら、ニコリともせずに悶絶ジョークの連発。これまで会った人の中でも抜きん出てジョークの才能がある人だ。特にもう一人の受付、パトリシアとの掛け合いが最高で、いつも楽しませていただいております。パトリシアは「私、バンチョウより英語できないしー」という割には、ブラジル人にふさわしく、機関銃のようにしゃべりまくるタイプ。エミールのボケに鋭く突っ込み入れたり、突っ込みに突っ込みで返すあたり、すごい頭の良さだ。私はリスニングもスピーキングも弱いので、とてもそこまでテンポの良い切り返しが出来ないので、ちょっと羨ましかったりする。

朝、パトリシアが自分のコーヒーを淹れていたところへエミールが来合わせて、「ついでにオレの分も淹れてよ」となったらしい。殊勝にもパトリシアが教室まで届けて1時間後、休み時間。エミールが受付にやって来て、気取ってこう言った。

「パトリシア・・・コーヒーを有難う。んー、あれは何と言うか、どうも少し甘すぎるような気もするし、また、ちょっと薄すぎるんじゃないかと思うんだけどねえ・・・。ま、そんなに気にすることはないよ。僕達が夫婦になる頃には君もちゃんとできるようになっているだろう。」

もう、パトリシアと2人で腹を抱えて大笑い。

「おや、知らなかったのかい?君たち受付の仕事の中には、『先生の中で一番素敵な男と結婚する』という大切な業務も含まれているんだよ。」

これにはたまらずパトリシアも切り替えした。

「あらそう?じゃあ私、一番ゴージャスで一番金持ちで一番夢見るようにセクシーな人がいいわぁ~」

「悪いが、他を当たってくれ。」

一発でエミールを退けるあたり、素晴らしい出来です。

そして午後。今度はさっきのお礼で、エミールがパトリシアにコーヒーを淹れた。

「どうだい、ダーリン?」

「そうねえ・・・どうも強いし、少し甘みが足りない気がするわねえ・・・」

「フフフ・・・君は十分スイートじゃないか。これ以上甘くなってどうするんだい?」

「だめよ、私もっともっと甘くなりたいの。あなたのハニーになりたいわ~っ!」

2人ともお願いだから、仕事中に笑わせないでくれえーー!

それからエミールは私にウインクを送り始めた。「すぐ宿題を忘れる生徒に、電気ショックを与えるのと、この方法とどっちがいいかな?」などと言いながら。

そのウインクが、また気持ちの悪いこと!だいたい、ガリガリに痩せて無精ひげの怖い顔で、不気味に微笑みながらウインクするんだもん!呪われそうだよ~!

私が「うえーっ、気持ちわり~」とあわててそっぽを向いたら、その反応が気に入ったらしく、それから私と目が合うたびにウインクをする。本気で気持ち悪くなるからやめてくれ。

その後、エミールと2人で仕事の相談をしていたところへパトリシアが来合わせ、「何?どうしたの?」と言った途端に、エミールが「お前なんかの知ったことか!」と叫び、パトリシアが「何て無礼な人間なの!?ひざまずいて許しを請いなさい!」と言った。・・・つもりだが、そこはボキャブラリー不足のパトリシアのこと、「寝っ転がって謝りなさい!」と言い間違えてしまった(笑)。

さっそくウキウキしながら床にひっくり返り、ジタバタしながら「ごめんなさい、もうしません・・・」と謝り始めるエミール。ああ、先生の威厳はどこへ・・・。

こんな学校でいいんでしょうか・・・。ま、楽しいからいいか。
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by bancho55a | 2007-10-30 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

マルタ島旅行・3日目

今日、両親のツアーは隣のゴゾ島に行く予定。私も自力でついて行きたかったのだけど、これがものすんごい大変らしい。ということで、朝で両親やツアーの皆さんとお別れすることに。まずは朝食を。せっかくだから両親と食べようっと。と思い、高い朝食料金を覚悟でダイニングに向う。

「あの、私、追加ベッドなんで朝食料金含まれてないと思うんですけど、いくらですか?」
「○号室の○○様ですね。(・・・リストを調べる)ええ、結構ですよ、どうぞお入り下さい」

なんと・・・!ホテル側の厚意なんだか何だか知らないけど、タダで入れてもらってしまった。

ビュッフェ形式の朝食。いくらでも繰り返すけど私は「ロンドン底辺女」。こ・・・ここはパラダイス!?あー、タッパー持ってくれば良かった!!

意地汚く胃に入るだけ詰め込み、両親とツアーの皆さんを見送って部屋に戻る。飛行機は夕方発。今はまだ朝の9時。さて、この後どうする?

「もちろん、寝るでしょう!」

・・・(他にやること無いんか!)

だってえー、ウェスティンのヘブンリーベッドなんてこれから先、もう寝ることもなさそうだし。ということで、2時間くらい爆睡(あーあ、マルタに来てまで二度寝かよ)

11時頃まで寝た後、心ゆくまでトイレとお風呂に入る。ああー、汚い話ですみません・・・だってさ、バストイレシェアの共同生活してると、なかなか自分のペースでトイレとか風呂とか入れないんだもーん。

さて。もう少しホテルを堪能したいよね?
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ということで、トコトコとプールまで下りて行く。どこを見渡してもカップルと家族連ればかり。女一人で来る場所じゃないけど、構うもんかー。

「あの、バスタオル借りたいんですけど・・・」
「宿泊のお客様ですか?」

そりゃ、こんな女一人で、しかもプールサイドに普通の服とスニーカーとバッグ持って来てたら怪しいだろう。

「○号室の○○ですが・・」
「(リストを見て)失礼しました。どうぞどうぞ」

ダディ、マム、有難うまともなホテルに泊まってくれて。

「ちなみに、プライベートビーチがあるって聞いたんですが?」
「はい、その階段を下りたところに。でも、岩場の海なんですよ」

地中海で泳げるなら何でもいいです・・・。

ということで、こんな真っ青な海で泳いじゃいました。
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天気はピーカンなんだけど、水温が低くて10分くらいしかいられなかった。でも海はやっぱりいい!沖縄を思い出してちょっと懐かしい気分。

その後、プールでガンガン泳ぐ。でもこちらも水温が低くて誰も入っていない。みんながデッキチェアーで寝そべってる中、一人で泳ぐのは気恥ずかしかったが、私の必死な泳ぎっぷりを見て、何人かがつられて入ってきた。何だ、みんな泳ぎたかったんじゃんね。

ひとしきり泳いだ後で部屋に戻り、荷物をまとめてチェックアウト。追加ベッド代を支払う。いや~、2泊1万円ちょっとでホテルを堪能させて頂きました。

さて、ここからはもとの貧困生活に戻ります。ずかずかとコンシェルジュの元に行き、「あのー、首都までの市バスの乗り場を教えて下さい。」

昨日まではエアコンの効いた乗り心地最高の観光バスだったので、市バス初体験。すごいよー、濃いよ~。まず、入口のドアっつうもんが無い。開けっ放し。
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乗り込んで、運転席でチケット代80円を払う。旧式レジみたいなヘンな機械で切符を出してもらう。運転席は、個人の好みによって作りかえられてすさまじくなっている。こんな風に、敬虔なクリスチャン風な飾りもあるが、完璧に日本の長距離トラックの飾り付けの世界だ。濃い、もんのすごく濃い~。超たのしい。
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そんなバスに揺られること30分、首都ヴァレッタのバス・ターミナルに到着。この町は徒歩で十分回れます。まずは国立考古学博物館へ。昨日タルシーン神殿で見たような発掘物もあるけど、私が見たかったのは「カラバッジオ展」。私の好きな画家の企画展をやっていたのだ。町中にこの展覧会のポスターやら横断幕やらが掲げられていて、相当力を入れているのが分かる。
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何と入館料、1200円(しかも学生割引で!)しかし、しかーし、イマイチな内容で、ちょっと期待はずれだった。がっかり・・。その後、ヨハネ騎士団の遺産、豪華な聖ヨハネ大聖堂を見学。
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そしてアッパー・バラッカ・ガーデンへ。湾と向かいの町を見下ろす素晴らしいパノラマ、という宣伝文句に違わず、かなりの絶景でした。ここは必見です。

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そろそろ空港に向う時間なので、また市バスで空港へ。ローカル・バスは安いし楽しいんだけど、排気ガスがひどい・・・。番長は耐えられずにずっとハンカチで口を押さえてましたが、みんな気にならないのかしら・・・?

帰りの飛行機も相変わらず遅れに遅れる。免税店でお土産を買えばお釣りをごまかされるし。マルタ・・・どこまで悪質?まあ、抗議すれば返って来るけど(もちろん詫びの言葉は無し。)

さて、帰りは行きと同じ某大手航空会社の経由便です。お客さんにアジア人なんか皆無ですが。あ、軽食のワゴンがやって来た。

「サンドイッチとケーキ、どちらが良いですか?」

・・・。

こ・・・このスチュワード、か・・・かっこいいー!

すらりとした長身に金髪碧眼。知的で優しそうな笑顔に、上品で控えめな物腰。王子様とか騎士なんかのコスチュームが似合いそうで、思わず見とれちゃうよー。

「サンドイッチを・・・」

でも、気のせいか、どこかで・・・どこかで見たような・・・
そして、彼も私を見つめている・・・えっ、私に一目惚れしちゃった?・・・というわけではなく(ちっ)、どうも私に見覚えがあるような表情を浮かべている。

お互い心残りなまま、経由地に着いて飛行機を降りた。

次のロンドン行きに乗り込み、ほっとしていると、何と、さっきのスチュワードが!!
なんと、前機の乗務員全員がこちらに移ってきてたのでした。

彼の顔を眺め、記憶を反芻する。ええっと、ええーーーっと・・・初めてこの顔を見たのはわりと最近だったはず。そして見た時に、「へえ、この人ちょっとクリスに似てるなー、でもクリスより百万倍ハンサムだなー」と思ったんだ(ごめんよクリス)。

「あっ・・・!」

クリスがきっかけで、やっと思い出した。どうしよう・・声かけようか・・・でも仕事中だし、悪いかなー。それに私の事なんかもう忘れてるよなーきっと。

と思い、眠かったのでそのまま寝てしまった(色気より眠気の番長です)。

30分後、目覚めると、まさにワゴンが私の横を通り過ぎた直後。し、しまった、ハンサムさん・・・もいいけど、サンドイッチが欲しい!花より団子だ!!

彼と目を合わせようと思い、必死で凝視していると、向かい側にいた同僚が「あのマダムが・・・」と彼に合図を送った。

「あ、あの、サンドイッチ・・とオレンジジュースが欲しいんですが」
「すみません、サンドイッチはもう無くなってしまったんです。オレンジジュースですね。少々お待ち下さい。」

オレンジジュースを手に戻ってきた彼。手渡した後、

「マダム、つかぬことをお聞きしますが・・・ロンドンで働いていらっしゃいませんか?」
「ええ、働いています。」
「ちなみに、英語学校で働いていらっしゃいませんか?」

どうやら向こうも分かったらしい。

「(笑)はい。そしてあなたは、ホサンジェラの彼氏ですね?」
「(笑)いかにも、ホサンジェラは僕の彼女です。」

そう、なんと、ななーんと、今働いている英語学校の同僚の彼氏だったのだ。ホサンジェラは、生徒兼チラシ配りのバイトの女の子。ブラジル人で、完璧なモデル体形。背は高く、足はすらりと長く、体は折れそうに細い。そしてそれに不釣合いなほどの、お人形さんみたいに可愛いベビーフェイス、このギャップが魅力的。そしてとってもおしゃれ上手。初めて会った頃は、私がいろいろ声をかけても黙って軽く微笑むだけだったので、「なんだよ、ちょっと可愛いからってツンケンしちゃって感じわり~」と思ってたのだが、それは単に英語に自信がないからだけだった。実はとても心の温かい女の子。そして、つい先週の金曜日に、学校に迎えに来た彼氏を紹介されたばかりだったのだ。まさか、その人にこんなところで会ってしまうとは・・・!お互いびっくり。

そこからは天国でした。

「サンドイッチ、良かったらどうぞ。」

と、明らかに一般のサンドイッチより上質なものを手渡される。きっとファーストクラスの在庫だろう。

「他に何かご所望は?飲み物でも、何でも・・・」

何でも・・・と言われると、何も思い浮かばなくなってしまうのが貧乏人の悲しい性。

「えっと、ええーっと・・・じゃあ、白ワインを」

ということで、ワインにチョコレートまでつけて持ってきてもらう。そしてしまいには

「赤ワインはお好きですか?」

えっ、私、白ワインって言ったのにどういうこと?と思ったら、隠し持っていた紙袋を手渡される。中には、何と赤ワインのボトル!さすがに新品は無理だが、9割方残っているファースト・クラスのワインだ。

一気にこの航空会社のイメージがアップしてしまった(番長・・・現金すぎるぞ)。後からホサンジェラに聞いたら、「本当はファーストクラスに移してあげたかったんだけど、気づいたのが搭乗してかなり経った後だったし、他の乗務員の手前、ちょっと難しかったって言ってたわ。」とのことで、いやー、かえって恐縮っす。

しばらくして、彼が、空いている私の隣の席に座ってきた。そして、マルタ島のことなどいろいろ話す。マルタ発の飛行機に乗っていたのに、何とマルタ島には行ったことが無いのだという。別の場所からマルタ島までの飛行機に乗り、島には滞在せずにそこから経由地(彼の国)→ロンドンへ、という仕事だったらしい。かわいそう!

「僕は日本人が好きなんです(これはホサンジェラから紹介された時も言っていた)。時々、日本便にも乗務するんですが、特に大阪の方々はユーモアを分かってくれますね。ちょっとしたいたずらなんかすることもあるんですが、とても喜んでくれます。僕の国の人だとそうはいかないんですが。」

それはちょっと意外だった。むしろ、彼の国の人の方がユーモアを解しそうなのに。

ロンドンに着くまでの間、何となく世間話が出来たので、一人ぼっちのフライトだったけど、寂しい思いをしなくて済んだ。それにしても・・・こんなに私に良くしてくれて、隣に座り込んでおしゃべりまで・・・ふふふ、やっぱり私に一目惚れしちゃった?どうしよう、この後、ロンドンで一緒に飲みませんか?なんて言われちゃったら困るわぁ~。

「しかし、待ちきれませんよ。ホサンジェラがもうすぐ僕の国に来て、また一緒に住める。彼女がロンドンに行ってしまってから3ヶ月、・・・待つのには十分すぎる時間でした。
・・・ああ、それではもう降機の準備をしないといけません。明日また英語学校にお伺いします。では明日、お会いしましょう。」

こ、こ、こらーーーっ、ノロケで締めくくるんじゃねえーーーっ!!

ということで、また一人寂しく、無事ロンドンに戻ってまいりました。ちぇっ。
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by bancho55a | 2007-10-29 00:00 | 07.10 マルタ島 Malta

マルタ島旅行・2日目

久し振り・・・実に久し振りにぐっすりと快眠し、爽やかに目覚める朝。マルタ島はロンドンに比べてかなり暖かく(半袖OK)、しかも湿度が高い。ということでお肌の調子、絶好調!10歳は若返った感じだ。両親はホテルの朝食を取りに行く。私の朝食代金は追加ベッド代には含まれていないそうなので、街に出ようかと思ったけど面倒くさくなり、持ってきたパンとかで簡単に済ませる。

今日は両親と3人で自由観光しようと思ってたのだけど、旅行会社の方から、昨日観光できなかった所を回ることもあり、できれば一緒にオプショナルツアーに参加して欲しいと言われたので、豪華オプショナル代金を支払ってもらい(父に感謝!)参加。終日観光で一人16800円は高いけど、どうもバスの便を調べたら、日曜日は本数も少ないし、午後4時とか早めに終わってしまうし、しかも全部首都ヴァレッタ発着なので、あちこち回るにはとても不便。効率よく観光する為には観光バスでないと絶対無理なのでした。まあでも、日本語で観光説明をしてもらえるというのはとても助かる。ツアーの他の参加者の方々にも温かく迎えて頂いた。お世辞じゃなく、皆さんとっても良い方々でした。

まずはタルシーン神殿へ。先史時代の石の遺跡です。機械も無い時代にどうやってこんな重い石を運んで造ったのか?など、まだ解明されていないのがちょっと神秘的。

それからマルサシュロックへ。マルタ最大の漁村で、日曜日にはいろんな屋台が出ます。港にはかわいい青い舟がたくさん浮かんでてかわいい。久し振りに新鮮な魚をたくさん見て、いい感じ。魚おいしそ~。
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ここでお土産として、ハウスメイトのハファにマルタ島の蜂蜜から作った乾燥肌用ハンドクリームと、受付のパトリシアにマルタ島のお酒を買う。後日談ですが、2人ともとても喜んでくれた。本心かどうかは分からないけど・・・ブラジル人って、こういう時の喜び方がうまい。心の温かさを感じます。

それから、「青の洞門」という自然の景観を見る。本当はボートでくぐれるはずが、強風でダメだとのこと、残念。
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その後、カート・ラッツという、岩の台地に残る車両の跡を見学。これも謎の多い場所です。ガイドさんが「ここはロンドンの地名にちなんでクラッパム・ジャンクションと呼ばれており・・・」と言うのでびっくり!だって、うちの近くの、毎日通る駅の名前なんだもん。一瞬ホーム・シック?になってしまいました。
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この近くで、スカラベ(フンコロガシ)発見。うーん、アフリカに近いんだなーというのを実感。
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ヤギさん達にも遭遇。お乳からおいしいチーズが作られます♪
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そしてランチ。4人席に家族3人で座ろうと思ったら席が空いてなくて、私と母だけ、男性2人組と同席することになってしまいました。うーん、おじさん2人・・・苦手・・・。向こうもかなり苦手らしく、母がトイレに行ってる間、シーン・・・と静まり返ったテーブル。

でも母がトイレから戻ってきて盛り上がりました。うちの母はこういう時の会話がうまいのだ!なかなか楽しい方々で、よく旅行もするし、自分達の船でクルーズもするとか(もしかして大金持ちか!?このテーブル、貧富の差が激しいぞ!)。お嬢さんは国連勤務とか、す、すげー!そしてこの2人、ビールを飲む飲む。「2杯とか3杯じゃ、計算できなくて面倒だから」と、昼間っから一人5杯(パイント)ずつ、計10杯飲んでるけど・・・ひ、ひえー。

そしてお勘定。飲み物代金だけを個人払いなんだけど、マルタ・・・見事に間違えるんだなコレが。あちこちのテーブルで「おつりが足りない!」のクレームの嵐。私の支払いも、別テーブルの父の支払いもしっかり間違えられてた。ちゃんと返してはくれたけど、もちろんお詫びの言葉は無し。さすが、イギリス文化の影響が色濃い島だよ。。。(ええ、皮肉です。)

すったもんだのランチも終わり、次は古都、イムディーナとラバトへ。静かな町並みにが旅情をかもし出します。
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大聖堂と地下墓地を訪ねてから、ホテルに戻りました。

ツアーの他のメンバーは、そのままオプショナルツアーの豪華ディナーに参加したけれど、うちは家族水入らずで、カジュアルディナーすることに。コンシェルジュに予約してもらうのも面倒だし、町を歩きながら決めたい気分だったので、現地ガイドさんにお薦めの店を聞くと、予約無しならカフェ・ラファエルが良いのでは?とのこと。地球の歩き方にも載ってるし、じゃあそこにしよう、ということで、ぶらぶら出かける。

スピノーラ湾に面した、海沿いのレストランで、雰囲気、かなり良いです♪カジュアルだからくつろげるし、にぎやかな屋外だから他の客の目も気にならない。取りあえずワインとキニー、チーズとフルーツの盛り合わせ、パスタ2皿、ピザ1皿を頼む。サーモンとキャビアのピザは期待の割にイマイチだったが、タコのパスタがとても美味しかった。それにしてもマルタの物価の安いこと!食事のボリュームの激しいこと!
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久し振りに両親と話も弾む。雰囲気も良くてかなり楽しかった。なぜか明治維新の頃の日本の政治がメイン・トピックだったけど・・・わざわざマルタでする話じゃなかろう(笑)でもとても面白い話が出来た(もちろんアホな話もたくさんしました)。最初は食事の追加注文も・・・なんて思っていたのだが、どれも相当なボリュームで、かなり残ってしまった。美味しいチーズとフルーツがもったいないので、包んでもらう(すいません、ロンドンの底辺で生活してるとクセになっちゃって)。

オプショナルツアーの豪華ディナーに参加していれば3人で5万円だったが、うちは何と、3人で8000円・・・うーむ、私、世界中どの国も、どんなレストランでも、激・チープに仕上げる自信だけはありますよ~!・・・でも楽しいディナーだった。
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by bancho55a | 2007-10-28 00:00 | 07.10 マルタ島 Malta

マルタ島旅行・初日

27日から29日まで、マルタ島に行ってきました。通算28カ国目の旅行地です。
何で急にそんなとこに?実は、両親が旅行で来ていたのです。
何でロンドンに来ないんだ?(娘が可愛くないからでしょう、フン。ま、自分でも可愛げゼロだとは思うけどよ。)
うちの親ときたら、去年も同時期にオランダ・ベルギーまで来て、、、やっぱりイギリスには来ないし。まあ、団体旅行だからしょうがないけど。

週末だけでは慌しすぎるので、バシャに1日休みをもらい、土・日・月の2泊3日で行ってきました。地中海に浮かぶマルタ島は、日本での知名度は低いけど、こちらではかなり人気のあるリゾート地。日本にとっての「グァム」「サイパン島」みたいなもんかしら?でも、立派な一つの国家です。今、ちょうどキャンペーン中らしく、「マルタまで片道35ポンド!」なんていう、英国航空やマルタ航空なんかの広告が地下鉄に貼られてたりします。

本当に35ポンド(9000円くらい)なら良かったのだけど、そんなキャンペーンをやってるくせに、安い航空券が無い!こちらの格安旅行会社や、格安航空会社なんかを調べても、軒並み200ポンド(5万円)以上。片道0.1ポンド(25円)の格安運賃で有名なライアン航空でさえ5万円だ。足元見られてるなー・・・。

あれこれネットを検索中に、某大手航空会社のホームページで、経由便全込み150ポンド(4万円)を発見。残り1週間を切った今、これ以上安いのを探すのは無理だと思って、そのまますぐに予約。格安旅行会社のラスト・ミニットよりも安いし。どうも私、まだこちらでの格安旅行ノウハウが無いのですが、前回パリに行った時も、英国航空のホームページが一番安かった。私の探し方が甘いのかどうかは分かりませんが・・・。

ホテルは現地で何とかしようと思って予約せず。あとはガイドブック・・・。これだけは私、英語のガイドブックじゃダメなのよね。ということで、泣く泣くジャパン・センターの本屋へ。「地球の歩き方」を、日本の3倍の価格で購入。いくらなんでも、ふんだくりすぎじゃないですか?・・・でも、他にチョイスが無いから仕方がない。

さて土曜日。朝早く家を出て、ヴィクトリア駅から地下鉄でヒースロー空港へ。空港駅はゾーン6だけど、ゾーン3まで有効の乗車券を持っていたので、窓口で「ゾーン3以降の差額はいくらですか?」と聞くと、「3ポンド」とのこと。案外高いなぁ・・・と思いつつ、ふと「オイスターカード(英国版スイカ)だとどうですか?」と聞くと、それなら差額を払うよりも、ゾーン1からゾーン6までオイスターで行った方が安いと言う。片道2ポンドだとか・・・。うーん、いまだに謎に満ちたロンドンの地下鉄料金システムである。
空港駅はヴィクトリア駅から45分程度。ぼんやりと電車に揺られていると、途中の駅で、やけに長いこと停車している。そして、ドアが閉まって・・・開いて・・・閉まって・・・開いて・・・な、な、何をやってんですか!?

実に10回以上も開閉を続けた結果、やっと動き出したと思ったらすぐに停車。1分後、動き出して、また停車。こんなのがまた5回も続く。そしてとうとうじっくりと停車してしまい、

「車両に問題があるので調べています。」

ああーーーっ、ロンドンの地下鉄を信じたあたしがバカだったよぉーーー!!

まだ時間に余裕があるとはいえ、この先どうなるのか、かなりドキドキ。と、次のアナウンスが。

「問題はまだ解決できていませんが、次の駅に着いた時に・・・」

そこでなぜか、言い直す車掌。

「もし、次の駅に着くことができたら、またご報告します」

車内に漏れる失笑。コラーーっ、わざわざ「When we get to…」を「IF we get to…
」に言い直すでないっ!英国特有のジョーク?にしては、私の心に笑う余裕は無かった。

ま、その後は何とか順調に運行し、10分遅れでヒースロー到着。マルタ行きの飛行機・・・ではなかった、経由地までの便に乗る。

今日は「遅れデー」ですか!?と言いたくなるほど、この便がまた遅れたのだー!何と、40分も!!まずいよ、だって経由地での乗り継ぎ時間は1時間だよ!?あと20分でマルタ行きのフライトのゲートまで着けるか?既にチェックインしてるから、多分待ってくれるとは思うが・・・

と焦る私の目の前に現れたのは、荷物のX線検査場にできた、長蛇の列。

「あ、あかんわこりゃ・・・」

あのさー、乗り換え乗客にまでX線検査するの、もうやめませんか!?前の空港で検査済みだからもういいじゃん!とキレかける番長。どう考えても、この列を20分で突破できるとは思えない。っていうか、20分でゲートに着いても、そっからまた飛行機までバスに乗らないとアカンやんかー。もう絶対、絶対間に合わない!!

・・・と絶望した私の目に飛び込んできたのは、「マルタ行き遅延」の文字。うぅ、た、た、助かった・・・!

結局、マルタ行きの飛行機は1時間近く遅れて出発。いいんだか悪いんだか・・・ま、午後5時半、無事にマルタに到着した。

両親は既に午後いちのフライトでマルタに到着し、今頃は観光ツアーの真っ最中のはず。携帯に電話してみるが・・・つながらず。どういうこと?もしかして、かけかたが間違ってる?やばい、このまま連絡取れなかったらマルタに来た意味が無いじゃんか!

取りあえず、ホテルまで行ってみることにした。どうやって行くのかな?と、観光案内所で聞いてみる。どうやらマルタ島のバスはちょっと不便で、ほぼ全てのバスが首都ヴァレッタ発着らしい。バスの簡単な案内図をもらったが、これで果たしてホテルのあるサン・ジュリアンの町にたどり着けるか、ちょっと不安。

そろそろバス乗り場に行くか・・・と歩き出しながら、ダメモトでもう一度両親に電話してみると、何とつながった!そして驚くべき言葉。

「飛行機が遅れて、今マルタに着いた所だよ。バッゲージ・クレームにいる」

ええーーーっ、私より先に着いてるはずだったのに!5時間くらい遅れたって事!?

その時になって初めて、空港の出口で心配そうに待っている日本人女性に気がついた。日本人観光客なんか滅多に来ないマルタの空港で、ずっと待ってる女性・・・間違いなく、両親の参加してるツアーの現地添乗員だろう。声をかけてみると、やはりその通り。彼女はいったい空港で何時間待ったんだろうか!?

やがて、ツアーの参加者が出口から出てきた。どうやら参加者のうち、2人の預け荷物が不明でトラブってるらしい。まだ両親の姿は見えないし、もしかして両親の荷物では!?と、急に心配になる。

そのまま待つこと10分、やっと両親が出てきた。久し振りに会った挨拶もそこそこに、荷物の件を聞くと、両親ではないとの事。不謹慎だが、ちょっとホッとしてしまった。

両親のホテルまでは自力で市バスで行くつもりだったが、ここで会えたのを幸いと添乗員さんに頼み込んで、ホテルまでの観光バスに乗せてもらうことにする。「空席があるので大丈夫ですが、万一の場合は補償しないし、保険の必要があれば全額払って頂くことになります。」とのことでOKが出た。ホッ。

実はこのツアー、数年前に私も参加したことのあるグループで、たまたま参加していた主催者の方とも面識があったので、便宜を図ってもらえたようだ。偶然に感謝、である。またホテルでは、両親の部屋に追加ベッドを入れてもらう手続きも添乗員さんにやって頂いた。このブログを読んではいないだろうけど、主催者の方、日本からの添乗員さん、現地添乗員さんの3人の方にとてもお世話になりました。有難うございます。

出発前に両親に、自宅にある番長のお弁当箱と温湿度計を持ってきてもらうようお願いしてたので、無事受け取る。他には何もいらないよと言ったものの、実はこっそり、お小遣いとか、日本食の山とか持ってきてくれてたりして・・・なんていう私の欲深い期待は見事に打ち砕かれた。うちの両親、本当に「子どもを甘やかす」ということを知らないよなー・・・まあでも、そんな冷めたとこが好きなんだけど。でも、途中の空港で超!美味しいチョコレートを買ってきてくれていた。ありがたく受け取る。ムフフ。

宿泊先はサン・ジュリアンのウェスティン・ホテル。到着したロビーで、現地のソフトドリンク、キニーが振舞われる。スパイスとフレッシュフルーツを使ってあって美味しい。その後、両親はツアーの夕食へ。私はもちろん参加できず、街に繰り出すことにした。マルタ島は安全だと聞いていたので、さほど警戒もせず、土曜の夜、にぎやかな街をそぞろ歩く。さすがはリゾート・アイランド、マリーナなんか豪華で素敵だ。
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あちこちレストランはあるものの、雰囲気良く、おいしそうで、値段も手頃で、一人でも肩身の狭い思いをしないですむような店を見つけるのは案外大変だ。観光も兼ねて1時間ほどぐるぐるした後、1軒のレストランで夕食を。サービスのオードブルにシーフード・パスタ、現地のビール、コーヒーで〆て1800円ほど。
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普段のロンドンの物価からすると信じられないくらい安い。味はまあまあだけど、ボリュームたっぷりで、満足してホテルに戻った。

・・・と書きたいとこですが、そこはそれ、超・方向音痴の番長。しかもこのサン・ジュリアンって町の地図を持ってない。記憶を頼りに戻るけど、近道をしようとした途端、曲がりくねった道に全く位置がつかめなくなり、焦ってぐるぐるしまくり、最後にはどこかの店のオヤジに道を訊きながら、ようよう戻りました。

しかし、ウェスティン・・・こんな5ッ星ホテルなんて、これから先泊まることもないだろ?と思うとしみじみ嬉しい。追加ベッド5000円位で泊まれちゃうなんて♪ゆったりした部屋に清潔なアメニティ、広いバルコニーからは地中海が一望の下。普段のロンドン「超底辺生活」を離れ、極上の休日気分に浸りながら眠りについたのでした。
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by bancho55a | 2007-10-27 00:00 | 07.10 マルタ島 Malta

人権トークとキツネ

クリスから「今晩ヒマなら『アベニューQ』観に行かない?」と携帯にメッセージが。コイツはどこまでコメディ好きなんだ・・・っていうか、私の英語力じゃきっとまた分かんないよう・・・。

OKしたものの、そういえば今日は金曜日。超、超、超多忙な日だ。何がイヤって、金勘定がすごくイヤ。大抵合わなくて、売上レポートとにらめっこで、どこがおかしいのかを探し出さないといけない。だいたい入力間違いとかだから最終的にはぴったり合うんだけど、そのストレスと費やす時間たるや・・・。

それでも、みんなにお給料を手渡すと、みんな(当たり前だが)とっても嬉しそうな顔でニコニコする。そうかー、週末なんだなーと実感する日だ。

夜7:30にやっと仕事終了。2人で急いでソーホーに向ったものの、どう考えてもこれから芝居は無理だろう・・・。クリスはそれでも「じゃあモンティ・パイソンを・・・」とかジジくさい趣味で粘っている。コイツは本当に私より10歳年下なんだろうか。・・・ま、そのうち空腹に負けてご飯にすることにした。まあ、いつものことながら貧乏な2人なので、そこら辺のインド料理に入る。その後、パブでビールでも、となったのは良いが、ウォータールーにおしゃれなパブがあるから、とクリスが言うので、わざわざ地下鉄に乗って出かけた。当てにしていたパブは見つからなかったが、おしゃれで居心地良さそうな別のパブを発見。ベルギーの白ビールを飲んで一息。

クリスと話をしていると、どうしても内容が社会派になってしまうんだが・・・今日のトピックは、日本独特の会社組織なんかから始まりました。クリスが札幌にいた時に、伝統的な日本企業の年功序列の関係が、ビジネス形態の変化によって崩れて、うまくのし上がる人、転落する人、・・を目の当たりにしたらしい。

それからあちこちにトピックが飛んだ挙句、異常に盛り上がったのが、「○○主義」について。クリスは、この世に「主義」は数多くあれど、すべてはCollectivism(集団主義)とIndividualism(個人主義)に集約される、という見方。私はちょうど去年、大学院で西欧的Cosmopolitanismとアジア的Communitarianismについて論文書いたので、その辺は多少詳しい。修論も、人権概念における西欧的Universalismとアジア的Cultural Relativismに焦点をあてて議論を進めていたので、それを絡めて話したら、かなり身を乗り出して聞いていた。そこから政府と国民の相関関係や、国家がどのように国民を「教育」していくか、についてあれこれ話したり、・・・ここら辺、すべて人権コースの授業のまんま。何かあの頃に戻ったような気がしてすごく楽しい。っていうか、ああ、こういう視点で論文書きたかったなー、こういう本を読みたかったなー、と、次々にアイディアが湧いてきて、残念なような、すごく嬉しいような、複雑な気分だった。クリスは私の修論をぜひ読みたいと言ってたが、あんなレベル低い論文、とても見せられない・・・。もっとちゃんとやっとくんだったなー、と少し後悔。

ま、会話が盛り上がったとはいっても、やっぱりこういう難しい話になると、いくら授業でやったとはいえ、私の方は突っかかりながらのしゃべりになってしまう。疲れてる上にビール飲んでるからよけい集中するのが大変だけど、クリスの話す英語を拾っていくと、「あ、なるほど、この概念はこう表現するのか」と、勉強になることがたくさんあってかなり役立つ。

・・・しかし、なんてまあ色気のかけらも無い会話ですこと!どう見ても、明らかに「革命計画を練る同志」なんですが・・・。まあ、番長にこれ以上を望むのは無理ってもんです。

もっといろいろ話したかったが、私が明朝から海外旅行で何の準備もしてないので、取りあえずお開きに。ウォータールー駅に向う途中、クリスが

「ロンドンを離れたくない・・・」

と心の底から吐き出すようにつぶやいた。「もっとここにいて、いろんな経験したい、バスク(地下鉄とかでのライブ)もやりたかった、あれもこれも・・・」

でもどのみち、今のビザは2月で切れるらしい。祖父母はイギリス人だし、両親もイギリスで生まれ育っていることもあり、今度はもっと長期滞在できるビザを取って必ず戻ってくる、と言っていた。しかし・・・可能性は低い、というかかなり先のことだろう・・・。

クリスと別れ、自宅のあるストレッタム・コモン駅に着いて、家への道を急ぎながらメールを打っていると、ふと横で

「キュェーン!」

というかすかな声がした。

えっ?キュェーンって、そんな鳴き声聞いたことないんですが・・・

犬よりも高いピッチの声。何かが動く気配に横を向くと、何と・・・キツネ!

「や、やっぱいるんだー・・・!」

ウチからたった1分のところにある、アパートのミニ駐車場。茶色いフサフサした毛並みに、耳がピーンと立って、安全な距離を図りながらこちらを凝視している。興味を持ったのか、餌でもくれると思ってるのか、逃げようとはしない。

2分ほど見つめあった後、ソロソロ・・・と近づいてみると、5メートルくらいに迫ったところで、くるりときびすを返し、3メートルくらい遠ざかり、またこちらに向き直る。猫かオマエは。

寒いので深追いはせずに家に帰ったけど、しっかし・・・ロンドン、やっぱいるんですねぇ、キツネ。
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by bancho55a | 2007-10-26 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

2度目の射殺事件

数日前の朝、会社へ行こうと、いつも通りハファと一緒にストレッタム・コモン駅への道を歩いていた時、彼女が「今朝、駅前が封鎖されてるって情報があったの。大丈夫かしら?」と言った。危険と言われるストレッタム駅やストレッタム・ヒル駅ならともかく、こんなのどかな住宅街の駅(ま、隣駅だけど)で、一体何が・・・?駅に着いてみたけど、特にどうということもない。そのまま会社へ行き、ハファの言ったことなどほとんど忘れていた。

そして翌日。タブロイド各紙が1面トップで大々的に書き立てた。

「ストレッタムで発砲事件、女性射殺さる」

現場はストレッタム・コモン駅とストレッタム駅の中間にある、アイススケート・リンクの前。

ここ・・・実は、今年の3月にも少年が射殺された所なのです。
そして・・・実は、私の家から徒歩5分の場所。つい先日、映画館に行く途中、前を通り過ぎた所でもある。毎日通ってるインターネット・カフェとは同じ通り沿い。

ちなみにネット・カフェから歩いて5秒の所では、8月にやはり男性が撃たれている(命は取り留めました)。その現場は、ちょうどネットカフェから自宅への帰り道なのです。で、ちょっと怖いので、夜11時以降はここを通らないようにしている。

わずか7ヶ月の間に2件も射殺事件があり、他にも発砲事件って・・・。でも、確かにストレッタムやストレッタム・ヒルは見るからに危ないけど、ストレッタム・コモンはわりとのどかな町(えっと・・・8月の発砲事件は置いといて)。こちらの街って、高級住宅街と治安の悪い町が隣同士の駅だったり、中には通り1本隔てて隣り合ってる、なんてことがよくあるけど、これはいつも不思議です。

冒頭の事件、犯人は数日たっても捕まらず。そして今日オフィスに行くと、「陰のある男」エミール先生が受付にやって来た。

「バンチョウってストレッタム付近在住だよな。気をつけろよ。」

えっ・・・!エミール、私の事を心配してくれてるの?いつも憎まれ口ばかりきいてるのに、実は優しいところあったんだ・・・なんて思ったら、

「もう警察はお前に目をつけてるんだ。ここの英語学校に潜伏してることなどお見通しさ!」

あの・・・私、犯人じゃありませんが。
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by bancho55a | 2007-10-25 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

わかってくれる友達

最近、クリスの後任の先生への不満がかなり強い。生徒達から文句を聞くたびに、改めてクリスが良い先生だったんだということに気づく。最終日に生徒から「あなたはダイナミックで、忍耐強く、きめ細かく、ちゃんとしたメソッドを持った、素晴らしい先生です」という手紙をもらって「宝物だよ~」と喜んでいたが、それも良く分かる。

そんなこんなで、受付仕事でストレスが溜まることが多い。最近の睡眠不足とずっと治らない風邪もあいまって、かなり停滞気味。毎日朝6:30に起きて会社に行き、午前9時から夜の7:30頃まで仕事をし、夜8:30に帰宅して食事を胃に詰め込み、また外出してインターネットカフェで翻訳仕事。寝るのは深夜1時近く。・・・私にとって、6時間睡眠はかなりキツイのであります。土日も忙しく、やはり6時間程度しか睡眠取れないし・・・。週末になると風邪が少し良くなり、週明けからまた悪化する・・・の繰り返し。天気は悪いし、寒いし、ああ、今年もやってきたよイギリスの鬱な秋が、さ。

昨日、クリスから一緒にご飯食べようと言われていたので、今日は気分を切り替え、早めに片付けを始めた。この辺まで来るのかなー、終業時間の7時になったら電話してみようかなー、と考えながらボロボロな姿で受付に座っていると、なんとフツーに学校の階段を昇ってきたのでびっくり。校長にばったり会う危険性とか考えなかったのかしら?(ま、悪いことをしてるわけじゃないんだけど。)

今日は生徒達も早々と帰ってしまい、フロアには私一人だったので、「入ってもいい?」と受付の中に入って来て、隣のパトリシアの席に座る。

「ツカレタ?」
「うん、すんごい疲れたよー、もう、毎日クレームが多くてげんなりだよー」
「ネー、タイヘンダネー」

と、電話が鳴る。

「○○カレッジです」

と出ると、ギャーーーッ、本日のクレーム女王の学生からだ。数時間前に散々クレーム言いまくってパトリシアを発狂寸前に追い込んだのに、まだ足りないのか!

「バシャはいる?バシャを出して」
「いません。」
「じゃあバシャから私に電話させて」
「できません。」
「今すぐバシャに電話かけなさいよ」
「会議中で携帯切ってるからかけても出ません(ウソだけど)」
「じゃあバシャの電話番号教えなさいよ」
「それはできません。」

誰だってこんな対応したら怒るよなぁーと思うけど、当たり前だけど、本当にカンカンに怒っている。で、ほとんど上記の問答の繰り返し。最後は怒鳴り合いに近くなってくる。相手も10分以上、電話を切ろうとしない。

「とにかく、バシャの番号は教えられません。私に出来るのは、あなたのメッセージをバシャに伝えることだけです。それは、必ず、伝えます。」

これを一語ずつゆっくりと、5回連続で繰り返した。壊れたテープレコーダーみたいな私。さすがにあきらめたのか、電話は切れた。

ぐったりとイスに座り込むと、隣に座ってたクリスが

「うーん、大変だねー・・・。大丈夫?」
「うん・・・。この人、昼間も15分くらいずっとパトリシアと言い合いしてたの。」
「誰?僕、分かるかもしれないな」
「○○って子だけど・・・」
「あ!分かるよー!うわーっ、それは大変だね。僕もいつも彼女には悩まされてたんだ。彼女は集団の中にいても自分の利益だけを考えるから、皆の調和が崩れて、授業がうまく進まなくなるんだ。そして、自分がその元凶だということには全く気づいていないんだよ。」

今回のクレームについては、自分が悪いわけじゃないのは分かってたけど、それでも、こうやって言ってもらうととても気が楽になる。そこから発展して、この学校の欠点は何か、何が足りないのか、という話をかなり長いことした。クリスの意見では、ビジョンが無いのが一番悪いらしい。そう言われると、私があちこちで感じていた小さな不満は、すべてそこから派生しているように思われる。

「学校に必要なのは、○○機関からの認可、××協会承認、なんていうのだけじゃないんだ。こんな風に(と受付の背後の壁を指差して)そういう証明書を額に入れて飾っておくだけじゃダメ。あそこの壁には何よりもまず、自分達の使命は何か、大切にしていることは何か、を掲げて、それをスタッフ全員で共有すべきなんだよ。そういう肝心なことができていないんだ、ここは。」

普段自分が感じていたモヤモヤした気持ちを全部言ってもらって、すっきりしたような気分だった。学校への不満は多々あるけど、今まで誰にも言うことができずに、自分の中で抱え込んでいたから。ハファは良い子すぎて、あまり毒気のある批判とか言いにくいし、パトリシアとは共有できるけど、そもそもこういう問題を深く突っ込んで考えるタイプの子じゃないし、他のスタッフとはまだそんなに仲良くないし、学外には友達がいないし・・・。だから、問題を共有できて、一緒に考えてくれる、分かってくれる人が身近にいるんだー、と感じて、かなり肩が軽くなったような気がする。

30分ほどあれこれ話した後、そろそろご飯に行こうか・・・となった時、また電話が鳴った。もう営業時間とっくに過ぎてますが。

「えー・・・どうしよう、やだ、出たくないよー、また彼女かもしれないよー」
「うーん、でも、出たら?」

容赦ないクリスの言葉に出てみると、うわーっ大当たり!

「バシャを出しなさいよ」

またあのリピート合戦が続くのか・・・とかなりげんなりしたけど、それは向こうも一緒だったのか、今回は1分で切れた。ほっ・・。

もう退散するに限りますね。

すっかり冬の装いの街に出る。かなり寒いんですけど。。。

取りあえず、オックスフォード・ストリートからソーホーに抜ける道を歩いた。素敵なレストランはちらほらあるんだけど、2人でメニューを見て、・・・「えーっと、次探そっか!」

・・・ビンボーな我々・・・。(はい、イギリス社会の底辺で生きております。)

最後にとあるパブに入り、ビール、バーガーにリゾットという不健康な食事。ぐったり疲れた後のせいか、安いビール(フォスター)なのに、何だかすごく美味しい。うーむ、在英生活1年、私の味覚も来る所まで来たか。

そこでは、日本の社会についていろいろ話した。クリスは3年日本にいたせいか、しかも札幌にいたせいか、かなり日本社会を斜めから、鋭く見ている。「ガイジン」「白人」に対する日本人の好奇の目、多少の憧れと裏腹な敵意、微妙な対応の違い、自分を強く見せたい不良達のかっこうの標的にされるガイジンや、六本木で一部の日本人に大人気で、何年日本にいても英語だけで生きていける、そしてちやほやされて勘違いしてしまう外国人たちに対する批判なんか、かなり的を射ていた。

この間、自然史博物館に行った時はほとんど全く英語がしゃべれなくなってしまった私なのに、今日はうって変わって、何の躊躇も無くすらすらと言いたいことが出てくるのに驚いた。自分の中のモードが切り替わると、英語に対する距離感がかなり変化するのには薄々気づいていたが、それにしても・・・。途中、日本人の友達から国際電話がかかってきたのだが、むしろそっちで何か話そうとすると、キーワードがすべて英語になってしまって話すのに不自由したりして。こういう変化って、何で起こるんだろう?トピックが、普段自分が考えていることだから?忙しい受付仕事の中で、反射的に英語を話す環境にどっぷり浸かったから?もしかして、クレームの嵐でキレて、自分の中で何かの抑制がはずれた?・・・それを解き明かせたら、その時はもう完璧なバイリンガルになれているんだろうか・・・??
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by bancho55a | 2007-10-24 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

イタリアン・デリ「アングリー」

学生時代はほとんど毎食自炊だったけど、最近は超多忙なので、食事を作るヒマが皆無。いきおい、外食や買い食いすることになる。でも外食は高いので、たいてい買い食い。

といってもそこはロンドン、あまり美味しい所もないので、私が行くのはほぼ2ヶ所に限られる。1つは寿司&惣菜ショップの「ワサビ」。ロンドン市内に数軒あるが、帰り道のヴィクトリア駅構内にもあり、寿司が2カンで1ポンド(250円)からと、ロンドンにしてはお手頃な値段(すごく小さいんだけど)。ヤキソバやチャーハンなんかもまあまあの味だ(1パック1000円は高いが・・・)。特に、帰宅途中はいつもヴィクトリア駅で電車を10分ほど待つことになるので、その間に買えるのは便利。

そしてもう1軒のお気に入りが、イタリアン・デリ&フーズショップ、「アングリー」(Angry)。こちらは何と、自宅のあるストレッタム・コモン駅から徒歩1分の所にある。ちょっと寄り道するだけの場所だ。そして、とっても美味しいのです!

パスタはもちろん、チキンとマッシュルームのクリーム煮、ラザニア、ポテトのクリーム焼きからケーキまで、どれもこれもとっても美味!シェフから店員さんまで、全員陽気なイタリア人。オーナーらしき人は頭をつるつるに剃り上げ、舌にピアスを入れた一見怖そうな人だけど、日本びいきで、片言の日本語もしゃべれる。「コレ、オイシイネー」なんて言われるとついつい買ってしまう番長です。

値段は少し高めで、1パック1200円くらいすることもあるけど、大盛りだし(2食分くらいある)、何よりも本当に美味しいので惜しくない。つい常連になってしまうのです・・・。閉店時間は夜8時、でも私が着くのはたいてい8:10頃。既に鍵が閉まってるけど、外から手を振るとニコニコして開けてくれる。そして、「これは○○。」「これは××と△△の煮込み。美味しいよー!」「このケーキのうまいことったら!普段は『うん、これは美味しいよ』ってなコメントしかしない俺だけど、これについては『ンームム、もう絶対食べなきゃソン!』って言うね。」なんて、すすめ方がうまい!つい買っちゃうんです。

今日は何と、「今朝焼いたものだけど、まだ食べられるから、良かったら持っていきな!」なんて、こんな大きなパンまでもらってしまいました(右側のラップに包まれてるやつ)。くるみ入りの美味しいパン。冷凍して残さず頂くことにします♪
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ということで、本日は近所のお店紹介でした。
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by bancho55a | 2007-10-23 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK

バンド活動・・・?

今日もクリスと会う事に。もうすぐオーストラリアに帰国しちゃうし、会社辞めたばかりで気晴らしが欲しいようだ。昨日、2人ともバンドをやっていたという話から、じゃあ合わせてみようという話で盛り上がり、クリスの家でバンド活動をすることに。なな、なんと、ロンドンのゾーン3でシェア、週55ポンド(月6万円弱)という驚異の安さ!さすがに駅からバス4つ目だけど、そんなに危ない町でもないし、部屋も狭苦しい感じはしない。トイレなんかは私の家よりきれいだったりするし。探せばあるんだなぁ、こんなとこ。

クリスがギターとボーカル、私がキーボード。・・・しかし私、小学生の時にエレクトーンを習っていて、大学でも一瞬バンドを組んでいたとはいえ、キーボードに触るのは実に20年ぶりだ。あはは。カンも何もあったものじゃないんだけど、クリスは容赦なく、自分で3回ほどやって見せて、「はい、じゃ、今のフレーズでギターに合わせて」・・・コード3つと簡単なパートとはいえ、初めての曲で、む、無理っす・・・。しかもそれ以外のところは、ギター弾きながら「はい、次はC、Gm、Em・・・」と次々に指示が飛ぶ。も、もうコード忘れました・・・。

ようよう1曲終えてぐったりした所で、易しい曲をやってみる。「猫踏んじゃった」・・・易しすぎませんか、それ。でも合わせてみて、大学時代のバンド活動とか思い出して、案外楽しかった。音楽ってやっぱりいいなぁ・・・。

もう私はこれ以上無理なので、あとはギタリスト・クリスのオンステージ。ギターの先生もしてただけあって、アンプにはつなげないけど、ストキャス弾きながらソフトなかすれ声で歌う姿は、さすがサマになっている。「もう英語教師は辞めてまた音楽に戻ろうかな・・・」と、かなり本気で言ってたけど、ええ、それが宜しいかと思われます。

マックで作曲もしているそうで、それをちょっと聴いたりしながら、なぜかネットの日本語テストへ。漢字1文字が表示されて、それに対応する意味の英語を選択肢8個の中から選ぶというもの。今はこんなものがあるんですねえ。最上級になると「蚕」なんてのも出てきたりして、案外レベルが高かった。それから「Office」というTVのコメディーシリーズのDVDを見たんだけど(というか見させられた)、これがもう、昨日の映画以上にさっぱり分からない!!もう、マジでやばいんですけど・・・。今の英語学校はネイティブがほとんどいないから私の英語力でもやってけるけど、普通の会社への就職は絶望だな、こりゃ・・・。

その後ランチして、ロンドン市内の自然史博物館へ。博物館は数多くあるけど、ここは私も初めて。恐竜の化石、サルから人への進化の詳しい説明、植物の利用のされ方、海の生物の剥製、など、子どもが喜びそうな展示がいっぱい・・・そして、もう一人無邪気に喜んでる、身長180センチの子どもがいるよ・・・。これで29歳って・・・いいんでしょうか。

クリスは話好きなので、「これは○○だから××なんだなー」とか、「今の生物と比べると昔のは・・・」とか、いろいろとコメントしてくれるのはいいんだけど、正直私、ボキャブラリー少ないもので・・・「オー」とか「ヤー」とか、「リアリー」とか、返事のバラエティが無い・・・。そのうち尽きてくると、「へえー」とか「あっそうなんだ?」とか、日本語になってしまうし・・・。自分のあまりの語彙の貧困さに、英語学習の道のりの遠さを実感してしまいました。

2週間後、オーストラリアへ帰るクリス。何でも、お祖父さまのご容態が思わしくないとかで、次はいつイギリスに戻れるか、全く分からないそうです・・・。本人は戻りたいと言ってたけど、今の様子だともう来ないかもしれんな。せっかく友達ができたのに、残念です。
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by bancho55a | 2007-10-21 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK