番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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カテゴリ:09.3 ダブリン( 5 )

ダブリン旅行5

3月23日(月)

今日はいよいよ最終日。朝、ちょっと翻訳仕事をし、パッキングを終え、ベルボーイさんに荷物を預けて、さあ、最後の観光です。

まずはトリニティー・カレッジへ。この、アイルランドの最高学府内に、至宝「ケルズの書」を収めた図書館があるのです。

番長にとっては清水の舞台から飛び降りるようなタカ~イ入場料を払って館内へ。数日前の日記にも書きましたが、番長の美術史の授業は初期キリスト教美術から始まった。そこで勉強した題材の一つがこの「ケルズの書」。最初見た時は「なんてまあ、幼稚でヘタクソな・・・」としか思わなかったけど、長い間美術に触れてくると、ギリシャ・ローマやルネサンスみたいな「完璧な美」ってなんだか飽きてくる。こういう、ちょっとヘンな絵にすごく魅力を感じるようになってくるのです。(と言いつついまだにルネサンス大好きなんだが)

だから今回のダブリン滞在でも一番行きたかったのはここ。しかし、あまりにも重大なコレクションなのか、館内は真っ暗。肝心の装飾本の聖書も、見開き2ページしか見られない。

「そこまでする必要あるんかいな・・・」

こっちとしては、あの絵も、この絵も、ぜ~んぶ見たかったのに。いちおう写真展示はしてあるけど、写真じゃねえ・・・。
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↓聖母子です、いちおう・・・
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↓キリストなんです・・・ヒッピーにしか見えないけど・・・
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まあでも非常に細かい入り組んだ模様の図は、たっぷりと堪能させていただきました。
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展示室の2階はロングルームという、その名の通り長い部屋に本がぎっしりつめられているとか。別にそんなの見ても・・・と思ったけど高い入場料が悔しくて行ってみました。
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スバラシイッ!番長大絶賛!!

まあこの部屋ったら、本当に見事でした!美しいアーチを描く木製の天井、両側には何層にも分かれた高い書架に整然と並ぶ古書。遠近法を見事に利用したその美しさったら・・・!阿呆のようにぽかんと口を開け、ただ見てるしかありませんでした。

あ、ちなみに、ここのギフトショップにいるオヤジ、ナンパ魔ですので気をつけましょう。番長のところにもササッと寄ってきて「アナタハ、ウツクシーイ。」おほほ、そんな、当然のこと言われてもねえ・・・(←当然のわりには得意がって書きとめる番長。)

さてお次は国立美術館へ。ここは、ま、ちょっと平凡でした。カラバッジオの良い絵があったけど、ま、そんなもんかな。

お腹が空いてきたので、、、そうそう、アイルランドと言えばパブ?ということで、パブランチしました。「デイビー・バーンズ」という、1873年創業の老舗パブです。ジェイムス・ジョイスもよく訪れていたそうで。

そういえば私、パブで1人ランチってしたことないかも・・・と思いつつ、えーと、どうやってオーダーしたらいいんかな。これが夜なら、先に席とってからカウンターに買いに行くんだけど・・・と思いつつ、ちょうど1つ空いていた席に腰を下ろす。みんなどうやってオーダーするんだろ?とキョロキョロしていると、ウェイターさんが来てくれた。よかった。

まあせっかくだから名物料理を・・・と、アイリッシュ・シチューをオーダー。ウマカッタよ!ラムを使ってあるのに、臭くないし、すごく良い味が出ている。日本にいた時はラム嫌いだったけど、こっちに来て、食べる機会が増えて、ラムって味が良いな~と感じるようになりました。たまに臭くて閉口するけど。
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ホテルに帰ろうとグラフトン・ストリートをぶらぶら歩く。ここはいつも、バスカー(路上音楽をやる人)が出ていて、しかも皆うまい!今日出ていたのはこんな人たちでした。クラシックだけど楽器にアンプをつないですごく楽しいアップテンポの曲を演奏中。すごい人だかりでした。
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そうそう、アイルランドは公用語がゲール語だということで、通りの名前表示、その他たいていのものは、英語と併記してあります。
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ホテルで時間つぶしながら、ガイドブックの「アイルランドの歴史」なぞを読むと、アイルランドがいかにイギリスから迫害を受けてきたか、よく分かります。「同じ英語圏で同じ文化?」なんつったらぶっ飛ばされますな。いやほんと、イギリスひどいです。加害者のくせして、いまだにちょっと馬鹿にしてるし。まあ、イギリス人は他国どこでもバカにするんだけど。(よく言えば「ブラックジョークのネタにする」。)

先日も、蛇口のひねる部分が、お湯の方が通常と逆回りだったのに驚いて

番長「これ、おかしいよね?」
英人「アイルランドだから。」
番長「え、この蛇口だけがおかしいんじゃなくて、アイルランド全部そうなの?」
英人「いや、そういうおかしいのを『アイルランド式』っていうんだよ」
番長「・・・ちょっと!それって失礼な言い方なんじゃないの!?」
英人「い、い、いやとんでもない、そういう言い方があるってだけで、悪気は・・・」

悪気があるだろ、あきらかに。

しかしこの5日間、ダブリンに滞在していて感じたのは
「ダブリン・・・ロンドンよりきれいだし、人が親切。」

町はずっと可愛いし、ロンドン人みたいにツンケンした感じがなく、なにかヒトコト、コミュニケーションがある感じなのだ。同じ英語圏でも違うものよね。

まあ、これから帰っていく国の悪口を言うのも虚しいので、この辺で。

ホテルで荷物を受け取り、連れの会社のロビーに行って待つ。つうか、先月までは番長の会社でもあったんだ、クソ。(いまや~路頭に~迷う身~♪)

帰りはまた、行きと同じ紳士がベンツでお出迎え。便乗、便乗♪

「土曜日のラグビーはご覧になりましたかな?」

アイルランドの人にとっては嬉しくて仕方ないんだろう、あのグランドスラム。つい微笑がこぼれてしまう。

長いようで短かった5日間。今回はダブリンだけだったけど、田舎はまた違うんだろうなぁ。ジャイアンツ・コーズウェイにも絶対行きたいし、これはまた来ないとな。

帰宅すると、ハウスメイトのヒューバートが
「番長・・・ここんとこ見かけなかったねえ。どこか行ってたのかい?」
「うん!ダブリンに行ってたんだ。」
「そうか、そんな遠くへ・・・ご両親は元気だったかい?」

・・・日本じゃねーよ!!(笑)

「違う違う、ジャパンじゃなくてダブリンよ。」
「ああそうか、それはどこだっけねえ、ドイツかな?」

・・・それはベルリン!!(笑)

おあとがよろしいようで。
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by bancho55a | 2009-03-23 00:00 | 09.3 ダブリン

ダブリン旅行4

3月22日(日)

今日は午前中、翻訳仕事してから、午後、街の中央~東側を観光しました。
アイルランド最大の教会である聖パトリック大聖堂や、クライスト・チャーチ大聖堂、ダブリン城などを周ります。この3つは至近距離にあるので、あっという間に周れちゃいます。しかも「入場料があるところは極力無視する」という、貧乏旅行の王道を行く番長にとっては、この3つを30分以内に周るなど、朝メシ前です。(良い子の皆さんはやめましょう・・・)

そういえば朝ごはんも食べていなかったので、「フィッシュ&チップスの店でテイクアウトして公園でブランチ」を。これもビンボー王道ですね。

地球の歩き方に載っていた、1913年創業という「レオ・バードック」という店へ。で、でかい!
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番長のちっこいリュックと比べるのが間違っていますが、でもデカイです。
でも中はホロホロホクホク!美味しい♪
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しかしちょっと衣が厚すぎて、少し残してしまいました。

それからギネス・ストアハウスへ。ギネスビールの工場見学です。工場が街のど真ん中にあるってすごいんですが、なんとギネス・ビールをつくったギネス氏は、この広大な土地を、1759年に、9000年契約で、1年につきたった45ポンド(6,300円)で借りたのだそうです。工場はヨーロッパ最大の26ヘクタール。なんとまあお得だこと。

中は意外と込んでいて、チケットを買うのに15分ほど並びました。事前にネットで予約してから行くと、別の自動券売機ですぐ入場できるようです。

入場料金は1,800円と異常に高いのですが、中の展示はそれに見合ったものでした。ビールの作り方の説明や、ギネスの歴史、ゲーム、出来たばかりのフレッシュギネス試飲場、自分で注ぐこともできる体験コーナーみたいのとか、なかなか工夫されている。最上階の7階は展望バーになっており、1杯無料のギネスを飲みながら、ダブリンの街をぐるりと見渡すことができます。この眺めはなかなか良かったです。

夕食は初日に行った「The Winding Stair」を再訪してしまいました。やっぱ美味しいし、その後2日間、別のレストランでも食べたけど、同じ金額であそこまで満足は出来なかったので。

今回も予約時間まで3時間近く待たされる。日曜日なのに混んでます。番長は前菜にカニサラダ、メインにベーコンキャベツ。カニサラダは超美味♪ベーコンキャベツはアイルランド名物だと聞いたので食べてみたのですが、これは残念ながらそれほでもありませんでした。こういう意欲的な店では、名物料理よりも、シェフの意気込みが感じられるメニューを選ぶべきですね。

連れは前菜にホタテ、メインに鹿肉とブルーチーズポテト、デザートにクランブルのシナモンアイス添え。これが、ホタテはもとより、鹿肉が絶品!!前回のラムも臭みとか全くなく、よく煮込んであって、ナイフを入れるとホロッと崩れるほど柔らかったけど、これも柔らかくて、う、う、うまい~~!そしてデザートのシナモンアイスがこれまたうまい~~!連れは「今まで行ったレストランの中で最高かも」と大喜び。ウェイターさんに「シェフに素晴らしかったと伝えて下さい、特に○○が××で・・・」とアツく語っているほど。お店の雰囲気も、パブを改造したような飾らない雰囲気で、ワインや本のコレクションを効果的に使い、居心地よく仕上げており、スタッフがこれまた全員、気さくで良い人達。いや~、本当にオススメです。
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by bancho55a | 2009-03-22 00:00 | 09.3 ダブリン

ダブリン旅行3

3月21日(土)

今日はまず、土曜日のみ開催されるというマーケットへ。街の中心を流れるリフィ川の南、テンプル・バーという地区です。夜はパブに集う人々で賑わう通りですが、午前中はなかなか静か。マーケットはフード、ファッション、本の3つに分かれているが、オープン早々に行ったせいか、どれもあまり人はいなかった。
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まずはフードマーケットで腹ごしらえ。ホテルには朝食がついていないので、朝ごはんは基本、買い食いです(ビンボーです!)サーモン・キッシュを。値段はちょっとお高め。味はまあまあ(塩気がない!持参すればよかった)
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ファッション・マーケットは細い坂道に青いパラソルのストールが並んでいます。
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そこで毛糸を紡ぐおばあさん。雰囲気作りしてるのでしょう。
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しかしどのマーケットもあまりにも規模が小さく、あっという間に終わってしまいました。

お次は国立考古学・歴史博物館へ。国宝「タラのブローチ」はとても美しかったです。
しかしここで一番面白かったのは、、、遺体。

す、すみません、昨日の墓場マニアから軌道修正するつもりが、むしろエスカレート・・・番長ってなんて趣味悪いんでしょう。はい、否定しません。ここから先はちょっとグロいかもしれないので、心臓の悪い方は飛ばしてください。

その昔、泥炭地に埋葬された遺体が、かなり良い状態で保存されているのです。数百年前の遺体なのに、皮膚もつめも残っているのにはびっくり。ミイラの乾燥しきった感じとも違う、乾燥はしてるけど妙に生気もあるような、不思議な感じでした。

光による劣化を防ぐ為と、あとたぶんグロいのダメな人対策で、3つくらいの遺体の展示は、どれもが、うまく人目を避けるように、らせん状の壁で囲われたブースに置かれています。外側に説明はあるものの、そんなのすっ飛ばしていきなり見てしまった番長、最初はウゲッ!と思いましたが、妙に魅かれるものを感じました。(・・・この1文で友達10人くらいなくした気がする・・・み、みんな、私を置いてかないで~~^^;)

遺体も、完全な人体でなく、半分とか一部とかなんで、グロいはグロいのですが、見ていると、
「この人は私だ。私はこの人だ」
という気分になるのです。といっても、個性とか人格とかいったものではなく、ただ、自分が犬とかクマとかじゃなく、「ニンゲン」という生き物なんだなぁ・・・というのが実感されてくるというか。ニンゲンというのは、魂を体といういれもので包んだものなんだ、というのが妙に腑に落ちる。自分も死んだらこうなるんだなぁと、しみじみと思ってしまいました。

他の鑑賞者たちの反応は様々で、一目見てキャーキャー叫んで逃げ出す高校生くらいの女の子2人、渋面を作って目を背ける人、ふつーに見てふつーに去っていく人、番長よりもうっとりと見つめる個性派美女(←この人ちょっと危ないかも・・・自分をすっかり棚に上げて。)

外には、発掘時の写真や、出てきた遺体をきれいに復元していく科学者達の作業のビデオなんかがあります。作業ビデオはさらにグロかったかな、さすがの番長も見てらんなかった。

しかし、番長の魂(精神)といえば、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、今日は自信満々かと思えば翌日は自信喪失、という、非常にめちゃくちゃであやふやなもの。それに対して、体というものはがっしりして、毎日髪もつめも伸びて、病気になっても治って、死んだ後も、魂はさっさとどこかにいっちゃうのに、泥炭地に埋められればこうやって数百年の時をそれほど変わらずに耐えていく。そういうしっかりしたものに包まれているから、人間ってやっていけるんだなぁ・・・などと、よく分からない事をあれこれ考えてしまいました。

というわけで、意外と面白かったです、この博物館。

見終わるともう2時。ホテルに戻り、ビジネス・センターでメールチェック。なんとこのホテル、タダでネットも使えるし、印刷までできちゃうのです。素晴らしい!今回の旅行は、日本の友人が送ってくれた翻訳仕事を持参してたので、日参してしまいました。(誰もいなくて貸切状態だし♪)

ところで今日は、ラグビーの欧州6ヵ国対抗戦の最終日なのです。6ヵ国とは、他にイングランド、スコットランド、ウェールズ、フランス、イタリア。誰ですか?イングランドとスコットランドとウェールズは3つともイギリスという1つの国だ、なんて言う人は。スコットランドとウェールズの人達にぶっ殺されますよ。・・・かように、イギリスというのは、いまだに「United Kingdom」の名の通り、「連合王国」、つまり独立国の寄り合いの性格が強いのであります。サッカーもそんな感じだったよね。

で、アイルランドは今年、非常に成績が良く、今日勝つと優勝、どころか、他国全部に勝利する、「グランドスラム」を達成するのです。ということで、ここダブリンの盛り上がりったら、そりゃぁもう。

番長
「このホテルの近くでラグビーの試合のTV観戦したいんですが、パブとかでオススメの場所ありますか?」

コンシェルジュ
「その角のパブで大スクリーンを出す予定ですが、お客様、今日はどこに行ってもそりゃもうすごい人出で見られませんよ。ぜひ当ホテルのバーにお越し下さい、はい、当ホテルでもスクリーンを出す予定でございます。」

・・・こんな気取ったホテルまでもかい。

ラグビーどころか、スポーツに全く興味の無い番長がこんなことを尋ねたのは、連れがどうしても見たいと言うから。しかしその連れ、土曜日というのに朝から会社で仕事中・・・。(ちなみに初日からずっと仕事してるんだけど。)

仕事の終わるのを待ちながら、結局ホテルの部屋で一人で試合観戦してしまった番長。この試合、とても面白かった!ラグビーのルールも知らないので、手元の電子辞書の「スポーツ用語辞典」を見ながら何となく理解しながら、でしたが、追いつ追われつの手に汗握る展開。番長はもちろんアイルランドを応援するのですが、そういう時に限って、敵のウェールズがポンポン点を入れる。しかし番長がトイレに行くと、その隙にアイルランドが点を入れる。なんでやねん!
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最後は、「あ、あかん、もうこのままウェールズ優勢で逃げ切りや~!」と絶望した所で、ドアがノックされる。出ると、
「ベッドカバーを下ろしに来ました♪」とベッドメーキングの人。
「い、いらん!いらんです!」
「ではチョコレートをどうぞ」
「はい、はいはいどうも、じゃね!」

あわててTVの前に戻ると、おお~この20秒の隙にアイルランドが逆転!もーーーっ、どうしてこうなの~~!(嬉しいけどな。)

そしてついに、アイルランドはウェールズを下し、グランドスラムを達成したのでした。実に61年ぶりだそうです!その瞬間、

「ワアーーーッ!」
「ウガーーーーッ!」

外から聞こえる大歓声。すごいでやんす・・・。
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(前列右から2人目は、イギリスのウィリアム王子です)

この状況で外に出たら大変な騒ぎになっていそう。そして番長もかなり疲れていたので(遺体にあてられたか・・・)夕食はホテルのレストランでとることにしました。

アイルランド名物、ギネスビールを頼むと

「お客様、ブラックカラント(カシス)ジュースを入れてみませんか?」
「は?」
「女性に人気の飲み方なんですよ。」

面白そうなのでちょっと入れてみると、これが飲みやすい!ギネスビールって苦いじゃないですか。ワタシ、案外3分の1くらい飲むと「もういいっす・・・」感が漂うのですよ。ところがこれを入れると、味がまろやかになり、もう何杯でもいけます!機会があったらぜひ試してみて下さい。ま、本来は邪道だそうですが^^;
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by bancho55a | 2009-03-21 00:00 | 09.3 ダブリン

ダブリン旅行2

3月20日(金)

今日はいよいよ、郊外日帰りツアー。行き先はパワーズコートとグレンダーロッホです。
参加チケットを手に、ダブリン市内のバスターミナルへ。地方行きのバスと、ツアーバスの情報がまとめて電光掲示板に表示されている。時間が近づくと、発車ゲートが表示されるので、そちらに向かう。

番長が選んだのは、地球の歩き方に掲載されていたエーラン社のツアー。とても人気で、平日なのにほぼ満員、参加者約40人。2ヵ所の入場料も入れて30ユーロ(3,600円)という、お得な値段が理由でしょうか?

さっさと窓際の席を取って、全員がバスに乗り込むのを待っていると、隣に素敵な男の子が。きゃあ♪もしかして出会い?恋の始まり!?

「ここしか開いてないな、お前はあそこに空いてる席に行けよ」

・・・?

なーんだ、連れがいるのか。しかも男。ということは、ゲイかこいつぅ!くそー、無駄な期待させおって!(1人で盛り上がる番長)

相手がゲイでは仕方がないので、「席、替わりましょうか?」と聞くと嬉しそうな顔。ケッ。移った席は窓際ではない、通路側だったものの、

「まあ、最前列♪」

おかげで終日、最高の眺めを楽しむ事ができました。

ところでガイドさんがいないよ~、と思っていると、なんと運転手さんがしゃべり始めた。兼任か!あの~、くれぐれも安全運転でお願いしますよ・・・

でも、ジョークを交えて軽快に話し続ける運転手さんは、そこらのガイドさんよりよっぽど楽しい。

「その昔、ノルマン人はイギリスを征服した後、アイルランドも支配しました。ああ、そのままだったら我々は今、美味しいフランス料理に舌鼓を打っていたでしょうに。」

「左手奥では、サッカーやラグビー用の競技場を建設中です。完成の暁には、私どもアイルランド人は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、フランス、イタリアなど各国を試合にご招待します。そしてヤツラをこてんぱんに叩きのめします!」

「ここがウィックロウ山脈です。右手の標識にもあるとおり、ここは『シカ注意!』地域です。万一シカをはねてしまった場合、罰金をとられますので、乗客の皆さんにご協力をお願いします。屈強な男性の方、私と一緒にシカを荷物入れに運び込んで隠してください。ただし、そのシカは私一人で頂きますので、皆様の分け前はございません。」

車内が笑いの渦に包まれている間に、最初の目的地、パワーズコートに到着。

ここは正直、番長、まったく期待してませんでした。「むしろここに寄らないで、ツアー料金引き下げていただけません!?」くらいに。だって、ただの、領主の館じゃないですか。しかも館は消滅して、庭園しかないっつうじゃありませんか。ヨーロッパの庭なんて1つか2つ見れば、あとだいたい全部同じじゃん、時間の無駄だよ!

・・・ところが。

これが、素晴らしい庭園だったのでございます。地球の歩き方にも
「アイルランドはもとより、イギリスを含めてもこれほど美しい庭園はないと称されてきた」
とあるとおり、美しい!本当に!数々の映画のロケシーンにも使われてきたそうです。

「それではみなさま、ごゆっくりお楽しみ下さい。ただし、集合時間に遅れないように。12時30分には、私達はここを出発します。もとい、12時30分には、『私』がここを出発しますので。」

バスの運転手にそんなこと言われちゃ、時間厳守せざるを得ません。

1時間半ほどの自由時間。さて、どうやって周ろうか・・・と思っていると、

「○○さん、そこが良いんじゃない?皆で写真とりましょうよ!」
「あ、じゃあ私が撮るわ。そこに並んで~」

おお~、日本語!振り向くと、日本人の奥様方5人とアイルランド人女性1人が楽しそうにポーズを取っている。

「あの~、良かったらシャッター押しましょうか?」

番長がそんな親切な事を言うのはもちろんウラがあります。

「あら、じゃああなたも撮ってあげましょうか?」
「えーえもちろん!(鼻息荒)」

1人旅だと、自分入りの写真を撮れないのが困ったところなのです。

奥様方は、山形から来たとの事。アイルランド人女性は山形在住の英語の先生で、皆はその生徒らしい。常々、「いつか皆でアイルランドに行きたいわねえ・・・」と言い合っていたのが、とうとう実現したらしい。

全員、とても良い人達だったので、一緒に周ることにしました。皆さん明るくて、ものおじしなくて、とても親切。あれ、日本人って、こんなにいい人だったっけ・・・?なんて思ってしまいました。(番長、自分が日本人の基準だと思わないように。)

庭園内にあるペット・セメタリー(ペットのお墓)など見ながら30分ほどで軽く庭を一周。話は逸れますが、昔、「ペット・セメタリー」というホラー映画があって、あれは怖かったなあ・・・。しかし、こんな庭園で眠っていられるなんて、最高の立地ではないでしょうか。

その後、皆さんはギフトショップに行くというので、そこでいったん別れ、番長は別コースでもう一周りすることにしました。だって本当に素晴らしい景色なんですもの!
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噴水を右奥に見ながら道を大きく回っていくと、木立の中に塔が見えてきます。
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塔を過ぎて少し歩くと、今の季節の花、水仙があふれんばかりに咲いています。
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やがて左下を見下ろすと、日本庭園が見えます(が、なぜかヤシ?の木が・・・)
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桜の木は少々バタ臭くても、やはり素敵です。
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この時期には他に石楠花も咲いていました。
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ぐるりと池を周り、ウマにご挨拶。
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女神の頭では黒ツグミがポーズとってます。
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そんなわけで、本当に美しい庭園でした!

お次はいよいよグレンダーロッホへ。ここは初期キリスト教の聖地です。といっても、今はほとんど遺跡しか残っていませんが・・。

近づくにつれ、高い塔と、周りを囲むお墓が見えてきます。(以後、お墓の写真満載ですので気の弱い方はお酒下さい。じゃなくてお避け下さい。)
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この高い塔は、その昔、デーン人などの外敵が来襲した際、入口にはしごを掛けて内部に避難し、はしごを引き上げて入口を閉め、敵が通り過ぎるのを待ったのだそうです。なので、地上3mのところにぽっかりと入口が開いてるだけ、という面白い構造をしています。(以上、地球の歩き方より、受け売り。)
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こちらは大聖堂、しかし屋根もない廃墟となっています。
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近くに聖ケヴィン教会。急勾配の屋根、石積みのユニークな形です。
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そして周囲を取り囲む、いくつものお墓。そのほとんどに、ケルトの十字架がついています。
その昔、番長が初めて大学で美術史の授業を取った時、内容は初期キリスト教でした。スライドに映し出されたケルトの十字架に、非常にエキゾチックな感動を覚えたものです。それ以来、ケルトの十字架(普通の十字架に円形を組み合わせたもの)大好きなのです。
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だからお墓だってバンバン撮影しちゃいます!
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いいじゃんお墓!
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お墓、ラーーーーーーーーブ!
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(お墓のみなさま、安らかにお眠りのところを失礼致しました。)

・・・と、ひとしきり取り乱した所で現実に戻り、山形の皆さんとそこら辺を散歩。もちろんその後、皆と別れて1人、墓場をさ迷いながら写真を撮り続けたことは言うまでもありません。
(お父さん、お母さん、ごめんなさい、こんな娘だからお嫁のもらい手がないのです。)

そしてバスに戻り、帰りは熟睡したままダブリンに戻ったのでした。

まだちょっと時間が早いので、歩行者専用のショッピング通り、グラフトン・ストリートにある、ビューリーズ・オリエンタル・カフェに行きました。
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こんな豪華なカフェに行ったのってウィーン以来かも。高い天井にシャンデリア、ステンドグラスと、店内は一見の価値があります。
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クッキー付きカプチーノでたったの2.5ユーロ(300円)ですので、ダブリンにお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
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夕食は、Diep Le Shakerというタイ料理へ。すんごいカジュアルな服装で行ったら、素敵な内装におしゃれした人々・・・やべっ!こちらも超満員。内容は・・・まあ美味しいんだけど、ちょっと値段が高すぎるかな。あまり満足できませんでした。

しかし、パワーズコートではペット・セメタリー、グレンダーロッホではケルト墓地と、墓づくしの一日でしたね。なんか違う方向性に走ってる気がしますが・・・明日は軌道修正しましょうか。
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by bancho55a | 2009-03-20 00:00 | 09.3 ダブリン

ダブリン旅行その1

34ヵ国目、アイルランドのダブリンに、4泊5日で行ってきました。

3月19日(木)
今回もまたBA(英国航空)。ダブリンへは、ライアン・エアーとかエア・リンガスとか、アイルランドの航空会社が激安フライトを飛ばしています。Tax込みで往復10ユーロぽっきり(1,200円)で行けちゃうので、それにするつもりだったのですが、たまたま自宅でネットが使えない時で、怪しいネットカフェでクレジットカードの番号入れるのも嫌だったので、同行者に予約と頼んだのですが、「あれはEUの人間しか使えない」とかいう間違った認識のもとに、その10倍の値段のBAを予約されてしまいました。うぎゃーーーっ!

ま、ライアンエアーってあまり好きじゃないからいいんだけど(利用した事ないけど)

まあ高いチケットのおかげで、昼前にロンドンを出発という、快適な時刻のフライトです。今回はガトウィック空港から。小さい空港だから期待してなかったのですが、BAラウンジはなんと2フロアもあり、なかなか充実してました。朝ごはん食べてなかったからパンでも食べようかと思いつつ、どうせあとで機内食が出るし、ま、フルーツ程度にとどめておこう、と、、、ここでまず軽~く失敗。

にゃんと、BAが食事の配給をやめてしまったのだ!いつもはサンドイッチ2種類にチョコバーがついてくるのに、小さなおつまみ1袋だけ!!ショックーーー!経費削減ですか?こんな高い飛行機代なのに!?

そして気づいてみれば、「あれ・・・そういえば、イギリス出るとき、出国審査してない・・・」

え、北アイルランドはイギリスだけど、アイルランド共和国は独立国家だよね?なんで?なんで国内便扱いなの~!?とても不思議。(何やら協定結んでるそうです。)

空腹でフラフラになりながら、1時間強でダブリン到着。いつも海外に行くと、到着先の空港で目にする、見慣れない現地語と英語の併記に、「ああ、海外に来たんだなぁ・・・」という感慨が湧いてくるのですが、アイルランドの公用語はゲール語と英語とはいえ、英語が一般的なので、あまり海外チックな想いはなかった。

さて入国審査ですが、周囲のイギリス人がスイスイ通っていく中、しっかりと足止めされる番長。渡航目的と滞在日数を聞かれ、何やらパスポートに書き込まれる。あとで見てみたら、なんと、「アンタは25日までしかこの国にいられないよ」との念押し記述が。出国予定日にプラス2日しか猶予くれないって・・・!こんな害のなさそうな日本人に、ナゼ、ナゼ!?(ちなみにイギリス人はパスポートを開かれることすらなく、スルーでした。)

腑に落ちないまま外に出ると、「○○様ですね、お待ちしておりました。」と、ビシッとスーツでキメたジェントルマンが、お迎えのベンツとともに待ってました、オホホ。

・・・・・。

すんません、番長をお迎えではなく、連れのお迎えです。
ええ、これぞまさしく、「便乗」♪

ホテルはフィッツウィリアムという新しくできた5ッ星ホテル。街の中心部にあって便利です。今まで泊まったホテルの中でも、ダントツ清潔、使いやすくておしゃれ。気に入りました。

荷物を置いて、さっそく観光へ。1人歩きは久し振り。街をぐるっとしてみるか・・・と歩き出すと、番長の短い足でもあっという間に終了するくらい、こぢんまりした街。首都なんだけど・・・。というか、観光ポイントがぎゅっと集まってるんですね。そんなとこで5日間もどうしよう、と軽く不安。実は、どうせなら北アイルランドまで足を伸ばそうかと思ってたところへ、出発の前週に、いままで鳴りを潜めていたIRA(北アイルランドの過激派)が英国軍人その他4人?だったか殺害、という事件があり、ベルファストに行くのもなんだか怖くてやめてしまったのです。

とりあえず腹が減って仕方ないので、地球の歩き方に載っていた中華へ。飲茶を2皿くらいつまむ(貧乏)。味はまあまあ。ウェイターさんに「ガイドブックに載ってるんだよ、ホラホラ」と見せたら喜んでいた。

お腹がくちくなった所で、明日のツアーを予約しに行く。アイルランドといえばケルトの十字架と初期キリスト教(注:番長の頭の中限定)。なので、その遺跡を観に行きたかったのですが、ツアーで行くのが一番便利だそうなので。

ツーリストインフォに行くと、前日ネットで調べたのよりも3ユーロ高い料金を言われる。「ネット予約なら10%引きなのよ。この先にネットカフェがあるから、そこで予約すれば?」という、親切な係員のお姉さんの言葉にネットカフェに行くけど・・・。そこは、中国系ネットカフェだった。細い階段をおっかなびっくり上がっていくと、「接待室」とか書かれた部屋が出てくる。怪しい・・・(←そんなことはありません。)

そして、コンピュータを立ち上げてみれば、最初に出てくるサイトはグーグルではなく、百度。あー、あの、中国政府に監視されてるやつでしょ←偏見。しかも全部中国語。英語にするには再起動しないといけないらしい。

ここでクレジットカード番号を入力するのもためらわれ、また、ツアーのネット予約は24時間前まで、と書いてあったので(まあ大丈夫そうだけど)、あきらめてお姉さんのとこに戻り、正規料金で申し込みしました。

その後、チェスター・ビーティー・ライブラリーという博物館へ。チェスター・ビーティーさんが個人所蔵していたコレクションの展示ということで、「期待度ゼロ、でもタダだからいいか。」と行ってみたら、、、

これが大ヒットです!とても良い博物館でした。何でも、2002年には「欧州美術館グランプリ」だかなんだかを受賞したらしい。ゆったりとした展示方法も、説明書きもバッチグー。日本の絵巻物も充実していて見事。
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イスラムの彩色絵本とかも美しい!
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本の作り方とかのビデオも流していて、これまた見入ってしまう。しまいにはエジプトのボロボロになったパピルス製の聖書のページまであり、なかなかすんごいコレクションでした。

満足してホテルに戻り、夕食へ。現地の人に紹介してもらった「The Winding Stair」というとこに行ったのですが、これがもう、超美味しい~~!最高~!でした。絶対オススメです。

「曲がり階段」という店名の通り、くねくねした階段を昇り、扉を開けると、もうすぐそこがお店。今ウェブサイト見たら、2008年のミシュランに掲載されたそうです(星なし)。さすが。でも、飲み物と3コースで60ユーロくらい、お得です。

予約した時、1時間半後の時間を告げられた通り、店内は超満員、皆、幸せそうな笑顔を浮かべている。カジュアルとはいえ、写真撮る雰囲気ではなかったので、、、無写真です。すんません。&後悔。

私は前菜にベビーホタテの炒め物、メインは燻製タラのミルク煮、デザートはレモンメレンゲ。全部美味しかったけど、特にホタテとデザートかな。連れは前菜に豆と焼きソーセージ、メインはラムのすね肉、デザートはチョコブラウニー。味見させてもらったのですが、実は番長、豆とラムってあんま好きではないのです。なのに、この豆の美味しかったこと!!そしてラム!臭みがなく、これまた絶品・・・!本当に美味しかったです。店員も気さくな人達ばかりで、すっかりくつろいでしまいました。
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by bancho55a | 2009-03-19 00:00 | 09.3 ダブリン