番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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カテゴリ:05.11 イギリス UK( 6 )

バース→ロンドン→東京 Bath to London, back to Tokyo

出発の日。ロンドン行き8時42分の列車を逃すと、ヒースローからの飛行機に間に合わなくなるので、不安を抑えつつ駅へ。どうか欠便になっていませんように・・・!ホームに着くと、欠便でないどころか、8:42なんて列車は無く、その代わり、1時間に1本のはずなのに3本もある。。あそこにある、あの時刻表はいったい何なんでしょうか・・・。まあ、文句を言う事ではない。駅構内になぜか「出汁dashi」というファーストフードの店がある。何やねんソレ。
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列車は静かにバースを離れていく。修道院の塔や、はちみつ色の美しい家並みが、朝もやの中、遠ざかっていく。バースは本当に美しい街だった。英国で最も人気の高い観光地というのもうなずける。またいつかゆっくり訪れたい(次回はお金をたっぷり持って!)

10時すぎにパディントン駅に着く。ヒースロー・エクスプレスは隣のホームから出る。貧乏人は空港まで地下鉄で安く行きたいところだが、この便利さには代えられないし、地下鉄で1時間かけて行くと間に合わないので・・・。15分で空港着。いまやヴァージン航空も自動チェックインである。席が気に入らないので指定し直し、早めに搭乗口へ。いつもならおみやげをじっくり選ぶところで、お金もわずかに余ってはいるのだが、ジェームスのことを思うと、この貴重なお金を、自分の土産のために使う気にはなれない。会社へのお土産だけにとどめておく。

ヴァージンはいつものことながら、映画も音楽も充実している。「インタープリター」と「宇宙戦争」を見る。インタープリターは、ちょうど今の自分の関心と一致していて、食い入るように見てしまった。ちょっと涙も出てしまう。宇宙戦争はコメントを控える。隣の席の男の子は、22歳の大学生。スコットランドに一人旅で行ってきたそうだ。礼儀正しく、感じの良い子で、話していて楽しい。10時に成田着、家に荷物を置いて会社へ。急に現実が戻ってくる。今回は財布を失くしてショックだったが、おかげでいろいろな人の温かさに触れる旅となった。
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by bancho55a | 2005-11-13 00:00 | 05.11 イギリス UK

バース Bath

朝起きると、またもや雨・・・。イギリスってこんなものよね。がっかりしたが、昼前には晴れ上がってほっとした。朝っぱらからちょっと勉強してたら、ついのめりこんでしまい、12時近くになっていた。慌ててニックに電話する。1時にツーリストインフォで会うことに。外で待っていると、ちょうど1時になった頃、向こうからすごく可愛い男の子が歩いてくる。も、もしや・・・と期待して見つめると、「君が番長?」ニックであった。ジェームスのコピー版の外見を想像していたが、「似てないよ」とジェームスが言う通り、ものすごい美少年(あ、ごめんジェームス・・・。)プラチナ・ブロンドに真っ青な瞳、アイドル顔負けの整った顔立ちの男の子だった。ラッキー。でも服装は今どきのストリート系で、性格も気さくな感じ。ジェームスといい、ニックといい、きっと良い両親の元ですくすくと育ったんだろうなー、という感じの、素直で性格の良い兄弟である。いまどき珍しいかも。

「どうする?ローマ風呂見てランチでもしようか?」ということで、ローマン・バースへ。紀元前1世紀にローマ人が建てた大浴場跡。映画にも登場する名所で一度見てみたかったのだ。入場料は何と2000円もするが、ニックがおごってくれた。親切だー。中には、発掘現場や、ローマ時代の彫刻や遺物などが展示されている。そんな、すっごく面白いわけではないが、ローマ人の力を改めて感じさせる大遺跡だ。一通り見て回った後で、今でも湧き出ている温泉水を飲む。ちょっと鉄錆っぽい味もするが、かすかに硫黄臭く、確かに温泉の水だ。これで3日くらい長生きするかな?
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その後、ニックお勧めの「8 Eight」という店でランチ。古都バースには珍しく、モダンな感じのレストランで、壁にかかっている絵もセンスが良い。若手アーティスト達のもので、ここで購入することもできるそうだ。「ねえねえ、君、ジェームスとどうやって出会ったの?アイツ何にも教えてくれないんだー」と言うので、いきさつを説明。

出会ったのは1年半前、コスタリカ旅行の帰りにストップオーバーしたマイアミで。夜、空港へのバスを探していた時、最寄のバス停が危険そうで、次のバス停へ移動し、そこも危なさそうで、またもう一つ先のバス停まで歩いた時、イギリスから旅行で来ていたジェームスがバス待ちしてたのだ。彼はどう見ても危険人物ではなかったので(ニックがウケる。「だよねー、彼はホント平和な人間だよ」)、安心してジェームスの隣に並んだのだ。その時、ジェームスは新聞スタンドの上に腰掛けていて、その隣の、ちょっと危なそうな黒人と、レゲエ音楽について話し込んでいた。私も歩き疲れていたので、同じように座ろうと思って、新聞スタンドの上によじ登ろうとしたのだけど、背が低いから上れず、悪戦苦闘していたところへ、見かねたジェームスが手を貸してくれたのだ(うわ、かっこ悪。)・・・といっても、最終的に私を抱き上げて、新聞スタンドに乗せてくれたのは、その隣の黒人だったが(危ない人ではなかったのよね、ごめんなさい。)その後、バスにジェームスと2人で乗って、バスの中で話してすっかり意気投合。私の深夜のフライト前まで、空港で飲もうということになった。

ジェームスといると笑っちゃうことばかりなのだが、たとえば空港に行くバスを探してバスターミナルをうろうろしたときも、・・・私はそれまで、夜遅くにバスターミナルなんて恐ろしくて近づけなかったのに、彼は平気ですいすい歩いて、そこらへんの人と話したりして、コイツ何者!?と思ったものだった。「えーっと、バス停は南の方。南ってどっちかな?」とか言って、向こうから来た危なそうな黒人男性に「ねーねー、南はどっちー?」とか暢気なこと聞いて、や、やめろー!とか思ってると、その男はなぜかラップ調に「南どっちかって?月はあっち♪だから南はこっち♪YO!」とか言って去っていったり、その後、トラムに乗ったときも、周りは全員黒人、その中にたった一人の白人のジェームスとたった一人の黄人の私、皆から露骨にジロジロ見られて、危ない目に合わないよう、バッグをしっかり握ってガン飛ばしてた私の横で、ジェームスはヘラヘラと「ねーねー、君たちそれ何持ってるのー?ねーねー」とか聞き始める。やめろー!見るからにイッちゃってる人達じゃんー!と逃げようとすると、「コレか?これは楽器だよ。こーやって鳴らすのさ。オレたち、××の○○ってクラブで演奏してっからさー、聴きに来いよー」あれ?さっさと友達になってるジェームス・・・を見て、こいつは只者ではない、と確信した私だった。

そんなジェームスの弟、ニックも、外見こそ違えど、恐ろしく天真爛漫な人間。「そっかー、そーやって出会ったんだー。オレもこれからは新聞スタンドに乗りたい女の子には手を差し伸べることにするよー。」いや、そういう訳では・・・(笑)。なぜかガンダムっぽいTシャツを着ている。「それって日本のアニメじゃない?」と聞くと、「あ、そーそー、何だっけ?ガンダモ?とか言うの。もらったんだー。」「僕の髪、ドラゴンボールの登場人物に似てない?」とか言うので、よく見るとその通り。超うける。そういえば私のアホな親友も、スーパーサイヤ人の髪型をしていた。アホのレベルが一緒だ。・・・てことは私とも一緒か。しかし、日本のアニメってほんとに海外進出してるんだなぁー。

ランチは、イギリスにしては珍しくおいしく、しかもリーズナブル。おごってくれようとするニックを押しとどめて、ここは私が支払う。安いから。・・・じゃないけど。外に、ニックの友人達が迎えに来ている。もともと、今日はこの子達と遊ぶ約束をしていたらしい。「ねーねー、一緒に街をぶらぶらしようよー」と誘ってくれるので、社交辞令だよなーと思いつつ、有難くご一緒させてもらう。「観光バスに乗るのと、歩くのと、どっちがいい?」と聞くので、貧乏な私はもちろん歩き。途中、ニックの大好きだというクッキー屋さんでクッキーをおごってもらう。クッキーって・・・!さすがは19歳の男の子達だ。新鮮だなあ。っていうか、そういう私って・・・。大切なものを遥か彼方に置き忘れてきたような気がする。

そのまま4人で北へ向かう。ニックの友人たちは、イギリス人のクリスとインド人のファヒーム(?)。3人で話していると(特に共通の友人や大学の話は)半分以上分からない。けど、なんだか楽しい。ちなみに3人ともバース大学の学生。10分ほど歩くと、ザ・サーカスが見えてきた。広場を中心にぐるっと円形に建物が並んでいる場所だ。見事な光景。そこから1-2分歩くと、バースの2番目の名所、ロイヤル・クレッセント。半円形に長く続く建物が非常に美しい。ロンドン以外では最も高級な不動産らしい。ニックが、「うーん、ロイヤル・クレッセントは、いつでも来る前は『こんなくらい小さな建物だったかなー』って思うけど、いざ来ると、前の記憶以上に大きいんだよなー。不思議。」と言うと、友人2人が「あー、そりゃー、ここの人たちが、『やべーっ、ニックが来たぞー』って、急いでレンガ積んで増築してるからさー」と言って大笑い。ああ、19歳の男の子の会話だー。純情―。
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その後、「植物園行くか?」「イエーッ、植物園!」と足取りも軽く進む男の子達。あ、あのー、、、あまりにも無邪気すぎませんか・・・と思ったが、園内で、「オイ、ファヒーム、あの木は何だよ」「あーあれは××○○△△」・・・そう、なめてはいけない。こいつらは曲がりなりにも名門バース大学の理学生なのであった。植物はファヒームが詳しいらしい。ニックは海洋生物学。お勉強もきちんとする彼らは、日本の大学生よりよっぽど大人なのだ。と、見直しかけたところへ、「おおー!カモだぜカモカモ!」「うーん、スワンはいつ見てもクールだぜー」「あーガチョウーガチョウー」「わーっハトだーっていうか、お前意味ねえ、どっか行けー」・・・と、アホみたいなことで騒いでる。見直して損した・・・。

ちなみに、バース大学院に行っていた友人によると、バースは田舎町なので、観光名所なんてものはほとんどなく、植物園に連れて行ってくれたのは、彼らの最高の厚意なのだそうです。・・・ホントか!?

もう5時もまわり、すごく暗く、寒くなってきたので、帰ることにする。ファヒームが車でホテルまで送ってくれた。皆のおかげで、知らない街で、貧乏な一人旅でも、とても楽しく過ごすことができた。ニックが、「今日、一緒に街歩きしてくれたんで、いろんな新しい発見があって楽しかったー、有難う!」なんて言ってくれる。素晴らしい気遣い、しつけの良い子だー。親の顔が見てみたい。

時差ぼけはまだ直らず、ホテルに戻り、夕方6時だけどもう寝てしまう。もちろん夕食は抜く。5時間後、すっきり目が覚める。そうよねー、日本の朝8時だもの。今回、時差ぼけを何とかしようと、出発前に、わざわざ毎日朝の4時頃寝たり、前日完徹したりしたけど、全く役に立たなかった・・・。
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by bancho55a | 2005-11-12 00:00 | 05.11 イギリス UK

バース Bath

朝起きると、外はまたも雨。ホテルは丘の上にあり、街が一望のもと。素晴らしい眺めだ。改めてバースという街の美しさに浸る。
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ホテルは広い庭付きの、「館」と言いたくなるような、ゴージャスなゲストハウス。「パラダイス・ハウス・ホテル」の名に負けていない。朝食をとろうと下りていくと、日本人マネージャーのメグミさんがいた。「渡辺さんですね?大丈夫でしたかーー!?」久し振りに日本人に会って、日本語を聞いてほっとする。とても心配してくれて、ホテル代の後払いも了承してくれ、カードにチャージする形でお金も貸してくれた。「朝ごはん、いくらでもお替りしてくださいね。」ここでも人の親切に触れ、本当にほっとする。お金の親切はもちろんとても有難いが、誰かが自分のことを気にかけてくれる、というのは、落ち込んでいる時には、本当に有難いものだ。それを身にしみて感じる。よく手入れされた庭と、バースの街並みの絶景を眺めながら、とてもおいしい朝食を取る。ここにも猫がいた。柔らかくて可愛い。こんなことでもほっとする。いままで凍り付いていた感情が、いろんな暖かさに触れて、だんだん解けて戻ってくるようだ。

朝食後、ここでやらなければいけないことをやりに出かける。この時も、いろいろな人の厚意で、予想以上の収穫があり、とても嬉しかった。

これで、今回の旅行でやるべきことは全て終わり。ちょっとほっとしてジェームスの弟、ニックに電話する。と、不在メッセージ。・・・が、すごい。ヘビメタのボーカリストみたいな、悪魔のような叫び声のメッセージが流れる。何を言ってるのかさっぱり分からない。かろうじて「ニック」が聞き取れたので、番号は合っているらしいが・・・。あまりに怖いので、思わずメッセージも入れずに切ってしまった。あーびっくりした。

バースの街に戻り、ホテルを移る。パラダイス・ハウス・ホテルより高いのに、ずっとしょぼい。まあ、悪くは無いが。久し振りにバスタブ・シャワー完備でほっとする。さすがはビジネスホテルだ。しかし、バスタブに・・・アヒルの親子のおもちゃが置いてあるのはどうしたものか。・・・と思いつつ、結局浮かべて遊んでしまう。仕方ない、私はアホなのだ。
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とりあえず、安心したとたんに昨日からのゴタゴタと寝不足のツケが一気に回ってきて、フラフラになって寝る。時間は日本の深夜。昨日、財布を失くしたのもこの時間、こんな時に行動してもロクなことは無いのだ。

起きると夜6時。ニックに電話しなきゃ、と思うけど、すごくだるい。不在メッセージも怖かったし、もう連絡しないで、明日は一日中ホテルに引きこもってようかなー・・・と、後ろ向きな気持ちになるけど、せっかくジェームスが連絡とってくれたし・・・と、仕方なく、また電話することに。でもホテルの電話は高く、今の私は貧乏なので、雨が降る寒い街へと繰り出す。もう一般の店はどこも閉まってて寂しい。やっと電話ボックスを見つけて電話する。昨日電話ボックスで財布を忘れて以来、街角で電話ボックスを見るたび、すごくイヤな気分に襲われるが、そういうときに限って、あちこち電話しないといけないのがつらい。まあ、こうやってる方が早く克服できるのかもしれない。

さっきの不在メッセージからすると、ニックにつながったとたん、「何だよ、オレ週末はデートだよ、ジャマくせえ」とか言われそうで恐い。と、ニックが出る。「もしもしー?」不機嫌そうな声。恐いよお。私の名前を名乗ると、急にフレンドリーになってくれてほっとする。明日また電話する約束をして、切る。良かった。

そのままホテルに帰るのもなんだし、今日は朝食しか食べてないのでお腹ぺこぺこ。お金もないし、このまま夕食も抜こうかと思うが、もう耐え切れず、近くのタイ料理屋へ。び、ビールが飲みたい・・・!が、貧乏人は水で我慢。焼きそばを食べてほっとする。食べたらまた元気が出てきたので、街を歩くことにする。こじんまりとしていて、徒歩で十分回れるようだ。夜に観光を始めるのもどうかと思うが・・・、まあちょっと、ぶらぶら。ローマ時代の遺跡、ローマ風呂(バースという町名の語源だ)や、寺院がライトアップされていて美しい。
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舗道は石畳で味がある。馬車が走っていたりして、大好きな街、ウィーンを思い出す。昔、出張で1ヶ月ほどウィーンに滞在したが、幻想的な街の美しさに本当に感動した。夜、仕事が終わってから、よく街を歩き回ったものだったが、それを彷彿とさせる街並みである。危険そうな人もいない。・・・と思ったら、いきなり、「すみません、英語しゃべれますか?」と話しかけられた。「はい?」と返すと、「実はさっき、財布を失くしてしまって・・・。3ポンド貸してくれませんか?」と言われる。こらっ!そーれーはー、私のせりふだー!こういう詐欺師に会うのは初めてだが、絶妙のタイミングなので、なんだかおかしくなってしまった。
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by bancho55a | 2005-11-11 00:00 | 05.11 イギリス UK

ブライトン→バース Brighton to Bath

夜中ずっと、海からの風の音と海猫の鳴き声でよく眠れなかった。さすがは海沿いの町、海沿いの安ホテルである。朝、起きて窓を開けると外は大荒れ。げっ。海も大しけ。庭でカモメがエサを探してうろついているのがブライトンらしい。
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閑散としたホテルの居間でボーっと朝食をとっていると、突然「ニャーッ」という鳴き声。完全に不意をつかれ、飛び上がりそうになった。この家の飼い猫らしきものが迫ってくる。上品でお行儀良い。・・・と、無理にでも書きたいところだが、いきなり隣のイスの座面までニョローっと背を伸ばして、こちらの顔を見つめてくる。何なんだ!?何か欲しいのか!?でもちょうど食べ終えた後で、何も残っていない。かわいいので頭をなでると、「なんだ、食べちゃったんだ。じゃー用は無いから。」とばかりにフイッと床に下りて、私がなでた部分を嫌味にも前足で撫でて整えている。こ、こ、このおーーー!!そしてまたフイッと去って行った。美人猫でした。

チェックアウトしてネットカフェへ。会社のメールをチェックすると、憂鬱なニュースが。無視して個人メールをチェックすると、ジェームスから来ていた。ブライトン在住の大学生。1年前マイアミでバスを待っていた時、隣に並んでいた人だ。ちょっと話しただけですごく気が合って、その後もメールやメッセンジャーで連絡し合っていた。「ブライトンに来てるならご飯食べに行こう!うちに泊まってもいいよ!」(あのー、私、女なんですけど・・・)と書いてくれてるけど、夕方にバースに移動する予定なので、ランチをすることにする。

ということで、大学へ。大学の門を入ったとたん、今まで経験したことが無いほどの、強烈な悪寒に襲われた。全身総毛立つ。しかも、誰かに見られてるような感じがする。辺りを見回すが、もちろん誰も見ていない。もともと霊感とか全く無いので、気のせいだろうと思ったが、今思えば、これがその日に起こった悪夢のような出来事の前兆だったのかもしれない。

大学でジェームスと合流。合うのは1年半ぶり。もちろんお互い、すっかり顔を忘れていた。というか、マイアミで見たジェームスは、髪もヒゲもぼうぼう、体は傷だらけで、ヒッピーくずれみたいだったのに、久しぶりに会ったら、天使みたいなかわいい目と巻き毛を持つおしゃれな男の子になっていた(注:かわいい「顔」ではない。残念ながら。)しかも、マイアミでは相当なバカだと思っていたのに、環境生物学を専攻していて、卒業後は名門USバークレーの大学院に行きたいとかって、実は頭良かったんだー、びっくり。いやいや、簡単に信じてはいけない。だってコイツ今年の夏、急に3カ月位連絡取れなくなったと思ったら、「今、中国の秘境で老師にカンフーを教わっています。ヤバイよ。」というメールが来たりするのだ。まあ、そーいうすさまじくアホなところは私と気が合う。外見は可愛らしいが、やることはやはり奇行が多い。「ランチしよう」って言ってたのに手作り弁当持ってくるし(注:自分の分だけ。私の分も作れよ。まあ、マズそうだからいいけど)、常に鼻歌歌ってるし。

その後いったん別れて、1時間後に彼の家に行こうという事になる。その間、私は別の人と会って、終わった所で彼の携帯に電話すると、「あ、ごめん、先に家に帰って片づけしてるんだ。一人で来てくれない?」って、私、強度の方向音痴なんですけどー!地図も無いんですけどー!必死でバスのアナウンスを聞き取り、標識を読み、なんとかたどり着く。家は4人でシェアしてるとのことで、ジェームスの部屋はcozyな屋根裏部屋、しかも屋根に出られるとのことで、小窓から屋根へ。(・・・ブライトンこんなのばっか!?)屋根に上ると、360度ぐるっと、視界をさえぎるものは無く、遠くの海までずっと見渡せる、絶景!!本当に素晴らしかった。
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その後、部屋でいろいろ話す。誰もいない家に男女2人きりって、よく考えると危ないシチュエーションだが、ジェームスに限ってそんなことは無い。いい人だー。というか、私、女だって思われてないー。

1時間ほど話して、もうバースに移動する時間なので、家を後にする。帰りのバスに乗ろうとして、財布が無いのに気づく。あ!ジェームスの家の近くの電話ボックスに置いてきちゃったんだ!!と真っ青になる。ジェームスが走って見に行ってくれたけど、もう無かった。パニックになりかけていた私を、ジェームスが家に連れ戻し、すぐにクレジットカード停止の手続きを取る。まずは彼がカード会社に電話をしてくれるが、「君の苗字って何だっけ?バンチョウ?」と聞かれて、とっても凹んでしまった。そうだよなー、ホットメールの苗字の表示、banchoだもんなー。こいつ私の苗字さえ知らないんだっけ。次にネットでカード会社の連絡先を調べる。日本のカード会社なので、電話したとたん、日本語が流れてきて、なんだかものすごくほっとする。

とにかく現金もカードもT/Cも、すべて失って一文無しになってしまったので、Jamesがお金を貸してくれると言う。しかも学生にとってかなりの大金を・・・。明日から食べていけるのかしら。ジェームスは銀行でお金を下ろし、そのまま動転してる私をホテルに送り届け、ホテルのオーナー夫妻に説明してくれた。そして、「この事でブライトンを嫌いになったりしないでね。残りの旅を楽しんでいってね。僕の所に遊びに来たからこんなことになっちゃってごめん」まで言ってくれる。そして落ち込んでる私に、わざと楽しい事を思い出させたり、言わせたりして、なんとか元気付けようとしてくれるのが嬉しい。また、バースに弟がいるとのことで、わざわざ連絡して、向こうで会えるようにしてくれた。本当に大感謝である。

ホテルのオーナー夫妻はとっても心の温かい黒人で、警察やバースのホテルへの連絡、バース行き最終列車の確認など、あらゆることをしてくれた。旦那さんが、「大変だったね。でも、もっと悪い事になっていたかもしれない。ラッキーだと思いなさい。人生ってそんなものだよ。」と、暖かく言ってくれる。本当に親切で、涙が出そうになった。それに引き換え、警察の冷たいこと!「財布?届いてないわよ。じゃあ。」と、切ろうとするのを必死に押しとどめ、こちらの連絡先を告げ、見つかったら連絡してくれるよう頼む。でも応対の感じからしてまず出てこない、出てきても連絡しないもんねー、って感じだ。

とにもかくにも、今晩中にバースに移動しないといけない。しかも、直行電車はもう無いので、いったんロンドンに戻り、ヴィクトリア駅からパディントン駅まで地下鉄で移動し、そこから国鉄でバースへ。・・・に加え、ロンドン行きの電車は大幅に遅れた上に、パディントン駅からすぐ出る列車があるのかどうか不明、などと、いちいち不安が一杯。もう夜の8時を過ぎていて、バースに着くのは深夜0時を回りそうだ。バースのホテルに連絡すると、10時以降は、ドアを閉めてしまうので入れないとか言い出すし(その後、日本人マネージャーに代わってくれて、大丈夫と保証してくれたが)。

ロンドンまでは地獄のような時間を過ごしたが、バース行きの列車の中で、遅い夜ごはん(といっても、お金が無いので、日本から持ってきていたカロリーメイト1本)を食べたら、急に元気が出てきた。現金なものだ。0時過ぎにバースに到着、寒い中タクシーを待ち、ホテルへ。やはり表のドアは閉まっており、電話で指示を受けたとおりにして開ける。もちろん誰の出迎えもなし。暗い中、自分の部屋を探り当て、中に入ると、びっくりするほどゴージャスな部屋。しかも、とても居心地良い。あーどこもここもcozyでいいなあ。シャワーを浴びるともうへとへとで、空腹をなだめながら、ベッドに倒れこむようにして寝る。e0018350_14342.jpg
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by bancho55a | 2005-11-10 01:00 | 05.11 イギリス UK

ノーリッジ→ブライトン Norwich to Brighton

起きると外は良い天気!屋根裏部屋で陽も燦々入って良い気分。朝食もおいしい!ゆったりチェックアウトし、荷物を預けて観光へ。ノーリッジ城、大聖堂へ向かう。城内は博物館になっていて、歴史だけでなく、人類学、生物学、はては絵画や宝物まで、興味深い展示が沢山そろっている。しかも入場料1200円のところ、12時から1時は200円で見られるらしい。すごい。大聖堂はそこから歩いて5分、スケールが大きい!イギリスで2番目に高い尖塔を持ち、回廊の大きさはイギリス一だとか。
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その後、午後2時のアポで、人と会う。いろいろと興味深い話が聞けて良かった。バスでホテルに戻り、荷物を取って駅に向かう。ちょうどノーリッジ15:30発の列車に間に合う。リバプール・ストリート駅に戻り、地下鉄に乗り換え、ヴィクトリア駅からブライトンへ向かう。通勤ラッシュで混み合っていた。

夜7:15にブライトン着。ロンドンから南へ50分、夏は観光客で賑わう海辺の街。タクシーでホテルへ。部屋は恐ろしく狭く、清潔感もいまいち。まあ、7000円では仕方ないか。オーナーの奥さんが非常口の案内をしてくれる。「あの階段の途中にある小窓を開けて、屋根づたいに隣の建物に移って、向こうの小窓を開けて入って逃げなさい」・・・って、スパイ映画かよ。非常事態にならないことを切に祈る。
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夕食は地球の歩き方に載っていた中華を探すが、つぶれていた・・・。仕方なく、近くのタイ料理へ。味はともかく、内装はかわいらしい。帰りはブライトン・ピアの明かりを見ながら海沿いの道を歩く。月も出ていて、とてもロマンティックだ。・・・一人なのと、ものすごく寒いことを除けば。海からの風にあおられつつ、ブライトン一の観光名所、ロイヤル・パビリオンを横目で見ながら通り過ぎる。・・・相変わらず、センスのかけらもない建物だが、ライトアップされると余計にすさまじい。げんなりしてホテルに戻り、寝る。
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by bancho55a | 2005-11-09 00:00 | 05.11 イギリス UK

東京→ロンドン London

またもや旅の前日は徹夜。何とか全てのホテル予約を終わらせる。今回は田舎ばかりなので、ホテル選びもやや難航した。ガイドブック掲載のホテルはどこも空いていない。仕方なく、ネットであちこち検索。イギリスの直前割引サイトを見つけて、そこから予約する。一抹の不安が残るが・・・。

午前の飛行機で成田発。イギリスのチアリーディングチーム53名が同乗していた。日本で開催された世界大会からの帰国中らしい。若い女の子たちばかりで、奇声を上げてはしゃぎまわっている。正直つらい・・・と思ったが、徹夜明けのおかげで熟睡した。しかも気さくな良い子達で、私が一人旅だと知ると、イギリスのホテルや列車についてのアドバイスをしてくれ、イギリス国旗のピンバッジまでもらってしまった。

同日夕方にヒースロー空港着、ヒースロー・エクスプレスでパディントン駅へ。ここから地下鉄に乗り換え、リバプール・ストリート駅へ。そのまますぐに最初の目的地、ノーリッジに行こうとしたが、夜7時以降だとチケットが6000円も安くなると言われ、ショッピングセンターで時間をつぶすことに。Bootsで夜食のサンドイッチを購入、しかし激マズで半分以上残す。

夜9時にノーリッジ着。ロンドンから北へ2時間弱の小さい町だ。他の乗客は殆ど途中の駅で降りてしまい、うすらさみしい空気が漂っている。よく知らない町だしー。駅舎の外に出ると非常に寒く、暗い。とても心細い。何とかタクシーを見つけ、ホテルへ。ホテルの場所も良く分からないのでちょっと不安だったが、5分ほどで到着。ジョージアン・スタイルのこじんまりとしたホテルだが、内装は新しく、スタッフはフレンドリーで、「cozy」という言葉がぴったり。隅々まで清潔でおしゃれだが、バスタブのみでシャワーが無いのが困った。変なジャーみたいので必死にお湯を注いで洗う。大変だ。でもバスルームの中までじゅうたんが敷いてあるのはイギリスらしいところで、暖かいし、落ち着く。疲れていて即、寝る。
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by bancho55a | 2005-11-08 00:00 | 05.11 イギリス UK