番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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全体
07.9- イギリス生活 UK
10.1-2 モロッコ・エジプト
09.12 ハンガリー
09.11 トルコ・ギリシャ
09.3 ダブリン
08.12 プラハ
08.11 クロアチア
08.10 リヨン
08.08 チューリッヒ
08.6 アムステルダム
08.6 バルセロナ Barcelona
08.5 ベルギー Belgium
06.9-07.9 イギリス留学UK
07.10 マルタ島 Malta
05.11 イギリス UK
05.6 北欧 Scandinavia
05.1 Jamaica&Cuba
04.8 コスタリカCosta Rica
04.6 イギリス UK
03.11 スペイン Spain
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ジェントルメンズ・クラブ

・・・というのがイギリスにあるというのは、イギリス関連本を読んで知っていましたが。
あ、別にそこに招かれたとか、そういうゴージャスな話じゃないです。残念ながら。

今日は、先日会ったコスタスとランチしました。
行き先は、、、実は私、既に4度目のニュー・ワールド。コスタスいわく、チャイナタウンの飲茶では、ここが一番美味しいらしい。実は私もそう思っていたので良かった。

Aさんから、コスタスはギリシャ人だと聞いていたが、本人に確認したら、なんとキプロス人らしい。

「ええーーーーっ!!」

思わず、

「あたくし、キプロス人を見たら、積年の恨みを晴らす為、一発殴らせて頂く事にしていますの。」

と拳を振り上げそうな自分を抑えるのに必死だった。

そう、懐かしい名前ですが、「エムレイ」という最低なキプロス男が、昔のハウスメイトにいたじゃないですか。あれ以来、キプロス人を見ると、条件反射でどうも恐ろしいほどの先入観が盛り上がってしまう番長です。

でもコスタスはエムレイと違ってやや紳士っぽいので、殴られずに済んだのでした。まあ、エムレイと番長を除く人類の半分は紳士で半分は淑女なんですが。・・・おお、いけない、自分をあんな差別男と同列に置いてしまったじゃないか。

うーむエムレイ、万一ロンドンで会ったら、殴って刺して首絞めてやる。・・・そういえば卒業してから、こういう、堂々と「アホ!バカ!」と決め付ける事のできるヤツに会わなくなったなぁ、物足りない・・・じゃなくて、寂しい・・・じゃなくって!!えーっと、あ、そうそう、ブログのネタが無くて困る。

ま、それはともかくランチです。トロリーで運ばれてくる飲茶。客の都合を全く無視してぐいぐい薦めてくるので、ついつい取りすぎてしまう。

「いやー、もう満腹だ」というコスタスに

「ええ、あたくしも少食なので・・・」

なんて答えちゃぁ、番長の名がすたるというもの。

番「私、食事を残すの嫌いなんです。」

コ「い、いや、もちろん僕もそうなんだけど、今日はどうも満腹になってしまって・・・」

番「ええ、あたくしにおまかせください(ニッコリ)」

と言うが早いか、すごい勢いで残飯処理にいそしむ番長に、すっかり目が点になっているコスタスであった。だって、こんな機会逃したら、次いつ、うまい外食にありつけるか分かんないじゃんね。昔から、胃だけは丈夫(というか伸縮自在)なんです。

そろそろ店を出よう・・・ということで、詰め込んだギョーザが口から飛び出ないよう、気をつけながら、そっと立ち上がる番長。
コスタスは多少私を気に入っていたらしいが、百年の恋もいっぺんに冷めたことであろう。

コ「さて、ロンドンをご案内でもしましょうか?バッキンガム宮殿とか・・・」
番「もう行ってます」
コ「ええーっと、そうそう、ダウニング街というのがあって・・・」
番「あ、10番地が首相官邸ですよね、行ってます。」
コ「ナショナルギャラリーは・・・」
番「行きつけです。」

自慢じゃないが、ロンドンは既に旅行で7回くらい来てるので、観光名所はほぼ行きつくしちゃってるのだ。

コ「いったいどこに連れてったら良いものか・・・あ、それではセント・ジェームス・スクエアをご案内しましょう。」

・・・・・。

超・つまらなそうな語感なんですが!?土曜日の午後に公園行って面白い事でもあるんか?

コ「あそこは人もいなくて静かだし・・・」

ますますつまらなそう、っていうか、まさかコイツ、変なこと考えてるんじゃないだろうな?
(・・・と思ったのですが、それはただの、私のたくましい妄想でした。疑ってごめん、コスタス。)

さて、つまらないセント・ジェームス・スクエアへ。ただの、建物に囲まれた小さな公園なんですが。

コ「この辺の建物には、ジェントルメンズ・クラブが多いんだが、聞いたことある?」

あ、知ってるーー!

それは、イギリスの階級社会の象徴の一つでもある、謎のクラブ。その名の通り、基本的には男性しか入れず、しかもメンバーしか使えない。そして、メンバーになるには、現メンバーからの紹介が必要、しかも欠員待ち。運よく欠員が出ても、ここでメンバー投票、しかも秘密投票(誰がどう投票したか絶対分からない)で、満場一致でOKが出ないといけない。そして、会費は5千万とも、1億円とも・・・。

とにかく、イギリスのカースト制度(とか書いたら激怒するだろうなー、イギリス人。)の頂点を極める人々が集う所なのだ。

コ「中には団欒室の他に、レストランや宿泊設備もあるんだ。何てったって、こういう上層階級の人はロンドン市内なんかに住まないからね、みんな郊外の良い場所に家を数軒持っているから。」

番「で、親からの遺産を守って暮らしてるわけですよね・・・」

コ「その通り。」

くっそー、いけすかないヤツらだぜ。

そのうち、とある豪勢な建物の前に出た。控えめなデザインだけど、金かかってそう。外壁には何も書かれていない。

コ「ここはそういうクラブの一つだ。僕達が入りたいと言っても、メンバーじゃないから、絶対断られる。でも、その断っている間に、中の様子をちょっと見られるわけさ。」

それは・・・断るのにどれだけ丁寧に時間かけるんだ!?「ノー。」のヒトコトだけじゃないことは確かだね。

コ「じゃ、行ってみよう。どうぞお先に。」

ちょっとーーー!!やだようー、こんなとこでレディ・ファースト持ち出すなぁーーーっ!!

と言っても、「ジェントルメンズ・クラブ」である以上、レディ・ファーストにしないと、足を踏み入れることも出来ないというわけだ。(つーか、女が足踏み入れてもいいのか!?)

『メンバーの方のみどうぞ』

みたいな事が書いてある内ドアを、えーいもうどうにでもなれ!と開ける。中は、どこかの老舗ホテルのような内装。と、左側から

「こんにちは。」

と、いかめしく執事っぽい人が話しかけてきた。ほれコスタス、出番だ、行け!

コ「どうもこんにちは。実は、日本から私の友達が来まして、ロンドンの歴史ある建物の案内をしているのです。ぜひこちらの建物もお見せできればと思っているのですが、中を見せて頂いてもよろしいでしょうか?」

執「フム。メンバーの方でしょうか?」

コ「残念ながら、違いますが。」

執「フム、そうですか、なるほど・・・それでは基本的に中にお入り頂くことは出来ません。・・・しかしですね、そちらの、ロビーの先と、1階(日本で言う2階)はご覧頂けますので、よろしかったらどうぞ。」

おおー!

追い出される前に・・・と、コスタスと執事が回りくどい事をごちゃごちゃ言ってる隙に、急いで首をぐるぐる回して観察していた番長も一安心。悠々と中に入ることが出来た。

古い建物らしく、非常に高い天井のロビー。壁には、天井まで、というか2階までびっしりと、数十~百の、それぞれ異なる紋章のプレートがかかっている。圧巻だ。

ロビーを通り抜け、渡り廊下の掲示板をコスタスが指差して言う。

「ご覧、アスコット(上流階級が集まるので有名な競馬)の予約一覧だ。」

もうこのピラッとしたA4の紙だけで、ここがどんなにVIPな場所か分かろうというもの。

また別の紙を指してコスタスが言う。

「なるほど、ここは東インド・クラブ(仮名、というか正式名称忘れた。以下も同じ。)か。」
その昔、インドに居留していた英人達(超金持ちばかり)ゆかりのクラブのようです。

壁にかかっている由緒ありそうな絵とか眺めながら、1階に上がるが、地味な部屋が並んでいるだけだった。ので、すぐ降りる。

ロビーに戻り、

「どうも有り難うございました。」

と執事に挨拶し、外に出て、ふぅーーーっと緊張から開放される。

しかし・・・よく入れてくれたもんだぜ。私もキルティングコートなんつう安っぽい服装だけど、コスタスなんか、サイクリング・スーツですから!蛍光イエローのウィンドブレーカーだよ?まあ、子供の頃からロンドン育ちだけあって、どうすれば相手に聞いてもらえるか、とか良く分かってるんだろうけど。

しかし、なんでわざわざ私の事を「日本からの友人」なんて言うんだろう?日本人として、ずうずうしい気がして恥ずかしいんだけど・・・と思ったら、

「この国では、日本人は評価が高い。だからわざと言っているんです。」

日本人も階級社会に組み込まれているわけか・・・。

コ「さて、次は・・・」

ま、まだ行くんですか。

と思いつつも、ちょっと面白くなってきた番長。

次は、『車クラブ(仮名)』。その昔は高価で貴族しか使えなかったから、こんなクラブもできたのだろう。今はすっかり庶民のものですが。

先ほどと同じくお願いしてみたが、

「残念ながら、メンバーの方しか・・・」

あっさり断られてしまった。

番「さっきのクラブの方が格が上そうなのに、何であっちはOKで、こっちはダメなんでしょうね?」
コ「多分、応対に出たのが若い人だからだろう。万一、メンバー外の人を入れたことを上司に咎められたら・・・なんて思ったんじゃないか?」

そういえば、東インド・クラブの執事風の人は、「わたくしが全ての権限を持っております!」みたいな顔してたっけ。

コ「たしか、この辺に旅行クラブ(仮名)というのがあったはずだが・・・」

そこは、巨大な建物の前面に、等間隔で非常に大きいドアが立ち並んでいる。もちろん表札も何も無いので、外からでは、一つの家なのか、それぞれの家に分かれているのかさえ分からない。

おもむろにそのうちの一つのドアを開けようとするコスタス。しかし、鍵がかかっていた。

「おかしいな、ここのはずなんだが・・・隣かな?」

そして、隣のこれまた無記名のドアを無造作に開ける。そ、そんな、万一個人のお宅だったらどうすんのーーーっ!

と思ったが、一歩中に入ると、そこもやはりホテル風の内装で、受付があった。

コ「ここは旅行クラブですか?」

受付男性「いいえ、それは隣です。」

やはり先ほどの閉まっていたところらしい。

コ「そうですか。ちなみにこちらは何クラブですか?」

受付男性「リフォーム・クラブ(仮名)です。」

また見せてもらいたいと頼むが、やんわり断られる。

コ「あそこの、ロビーの所までだけでも、だめでしょうか?」

受付男性は一瞬迷ったが、それなら・・・と入れてくれた。

バラの花びらが撒かれた重厚な階段を昇り、ロビーに一歩足を踏み入れて、思わず「ほう・・・」とため息をついてしまった。

これは・・・素晴らしい!!

吹き抜けの高い天井を活かした、豪勢な造りの大広間。上を見上げると、遥か彼方の天井窓から明るい光が差し込んでいる。木と大理石でデザインされ、細かい彫刻が施されたたバルコニーと円柱。しん・・・と静まり返った広間は、数百年昔から時の止まったような世界だった。

(一瞬、超高級ホテルみたいだけど・・・あの商業施設の匂いがまるでしないな。贅を凝らした図書館みたいだ。)

許されるものなら、ソファに座って終日物思いにふけってみたいような場所だったが、もちろん許されることではない(^^;)

また受付の人に礼を言って退出。しかし、先ほどの東インド・クラブでもそうだったけど、いったん「中へどうぞ」と言った後は、ジロジロ見るわけでも、どこに足を踏み入れるかいちいち監視するわけでもなく、完璧に放置状態。そこだけはさすが、ジェントルマンの余裕、という感じだ。

しかし、『リフォーム・クラブ』って・・・(笑)住宅改装クラブ?

番「いったい何のリフォームですかね?(クスッ)」

コ「僕にも良く分からないが、多分、政治改革(リフォーム)を目指したものだろうか?まあ、その試みは徒労に終わったようだが(笑)」

す、すす、すいません庶民の考えで。ど、どうりで重厚な建物のわけです。

最後に、「ケンブリッジ&オックスフォード・クラブ(仮名)」へ。両大学の卒業生の選民達で構成されるクラブだ。(卒業生である事は必須だが、十分条件ではないというわけ。)

他のクラブと違い、外の窓から中の様子ものぞけて、開放的な雰囲気が漂う。受付にいるのもアジア系女性。内装も、他のクラブと比べてかなり明るく、カジュアルで機能的だ。

しかし・・・

「まさか、メンバーの方以外は無理です。」

鼻で笑いながら(それはちょっと失礼じゃ?)断る受付女性であった。これはちょっと意外・・・。

ということで、思いがけず、クラブ巡り(・・・今どきの若者か!?)をしてしまった日でした。なかなか面白かったです。

しかし、コスタス・・・なぜそんなに良く知っている?という疑問も残るのであった。聞いてみたが、「さあ、僕にも良く分からないねぇ・・・」ととぼけられた。も、もしや・・・あいつ、サイクリング技術を活かしたスパイか!?(妄想しすぎ)

ところで、番長もなんかクラブ作ってみたくなったんですが・・・親の代から続く、何か特筆すべき事、これだけは自慢できることと言えば・・・

「健胃クラブ」

ということで、レディース・クラブ、『Healthy Stomachholder Club』にご入会希望の方は、厳正な審査(バリウム検査)の上、入会金(番長がもう食べ切れないと言うまで飲茶をおごり続ける事)をお支払い頂ければ、メンバー資格を授与致します。なお、レディースですが、イケメン男性は入会可です。
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by bancho55a | 2008-02-16 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK