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番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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09.12 ハンガリー
09.11 トルコ・ギリシャ
09.3 ダブリン
08.12 プラハ
08.11 クロアチア
08.10 リヨン
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08.6 アムステルダム
08.6 バルセロナ Barcelona
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05.11 イギリス UK
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マルタ島旅行・初日

27日から29日まで、マルタ島に行ってきました。通算28カ国目の旅行地です。
何で急にそんなとこに?実は、両親が旅行で来ていたのです。
何でロンドンに来ないんだ?(娘が可愛くないからでしょう、フン。ま、自分でも可愛げゼロだとは思うけどよ。)
うちの親ときたら、去年も同時期にオランダ・ベルギーまで来て、、、やっぱりイギリスには来ないし。まあ、団体旅行だからしょうがないけど。

週末だけでは慌しすぎるので、バシャに1日休みをもらい、土・日・月の2泊3日で行ってきました。地中海に浮かぶマルタ島は、日本での知名度は低いけど、こちらではかなり人気のあるリゾート地。日本にとっての「グァム」「サイパン島」みたいなもんかしら?でも、立派な一つの国家です。今、ちょうどキャンペーン中らしく、「マルタまで片道35ポンド!」なんていう、英国航空やマルタ航空なんかの広告が地下鉄に貼られてたりします。

本当に35ポンド(9000円くらい)なら良かったのだけど、そんなキャンペーンをやってるくせに、安い航空券が無い!こちらの格安旅行会社や、格安航空会社なんかを調べても、軒並み200ポンド(5万円)以上。片道0.1ポンド(25円)の格安運賃で有名なライアン航空でさえ5万円だ。足元見られてるなー・・・。

あれこれネットを検索中に、某大手航空会社のホームページで、経由便全込み150ポンド(4万円)を発見。残り1週間を切った今、これ以上安いのを探すのは無理だと思って、そのまますぐに予約。格安旅行会社のラスト・ミニットよりも安いし。どうも私、まだこちらでの格安旅行ノウハウが無いのですが、前回パリに行った時も、英国航空のホームページが一番安かった。私の探し方が甘いのかどうかは分かりませんが・・・。

ホテルは現地で何とかしようと思って予約せず。あとはガイドブック・・・。これだけは私、英語のガイドブックじゃダメなのよね。ということで、泣く泣くジャパン・センターの本屋へ。「地球の歩き方」を、日本の3倍の価格で購入。いくらなんでも、ふんだくりすぎじゃないですか?・・・でも、他にチョイスが無いから仕方がない。

さて土曜日。朝早く家を出て、ヴィクトリア駅から地下鉄でヒースロー空港へ。空港駅はゾーン6だけど、ゾーン3まで有効の乗車券を持っていたので、窓口で「ゾーン3以降の差額はいくらですか?」と聞くと、「3ポンド」とのこと。案外高いなぁ・・・と思いつつ、ふと「オイスターカード(英国版スイカ)だとどうですか?」と聞くと、それなら差額を払うよりも、ゾーン1からゾーン6までオイスターで行った方が安いと言う。片道2ポンドだとか・・・。うーん、いまだに謎に満ちたロンドンの地下鉄料金システムである。
空港駅はヴィクトリア駅から45分程度。ぼんやりと電車に揺られていると、途中の駅で、やけに長いこと停車している。そして、ドアが閉まって・・・開いて・・・閉まって・・・開いて・・・な、な、何をやってんですか!?

実に10回以上も開閉を続けた結果、やっと動き出したと思ったらすぐに停車。1分後、動き出して、また停車。こんなのがまた5回も続く。そしてとうとうじっくりと停車してしまい、

「車両に問題があるので調べています。」

ああーーーっ、ロンドンの地下鉄を信じたあたしがバカだったよぉーーー!!

まだ時間に余裕があるとはいえ、この先どうなるのか、かなりドキドキ。と、次のアナウンスが。

「問題はまだ解決できていませんが、次の駅に着いた時に・・・」

そこでなぜか、言い直す車掌。

「もし、次の駅に着くことができたら、またご報告します」

車内に漏れる失笑。コラーーっ、わざわざ「When we get to…」を「IF we get to…
」に言い直すでないっ!英国特有のジョーク?にしては、私の心に笑う余裕は無かった。

ま、その後は何とか順調に運行し、10分遅れでヒースロー到着。マルタ行きの飛行機・・・ではなかった、経由地までの便に乗る。

今日は「遅れデー」ですか!?と言いたくなるほど、この便がまた遅れたのだー!何と、40分も!!まずいよ、だって経由地での乗り継ぎ時間は1時間だよ!?あと20分でマルタ行きのフライトのゲートまで着けるか?既にチェックインしてるから、多分待ってくれるとは思うが・・・

と焦る私の目の前に現れたのは、荷物のX線検査場にできた、長蛇の列。

「あ、あかんわこりゃ・・・」

あのさー、乗り換え乗客にまでX線検査するの、もうやめませんか!?前の空港で検査済みだからもういいじゃん!とキレかける番長。どう考えても、この列を20分で突破できるとは思えない。っていうか、20分でゲートに着いても、そっからまた飛行機までバスに乗らないとアカンやんかー。もう絶対、絶対間に合わない!!

・・・と絶望した私の目に飛び込んできたのは、「マルタ行き遅延」の文字。うぅ、た、た、助かった・・・!

結局、マルタ行きの飛行機は1時間近く遅れて出発。いいんだか悪いんだか・・・ま、午後5時半、無事にマルタに到着した。

両親は既に午後いちのフライトでマルタに到着し、今頃は観光ツアーの真っ最中のはず。携帯に電話してみるが・・・つながらず。どういうこと?もしかして、かけかたが間違ってる?やばい、このまま連絡取れなかったらマルタに来た意味が無いじゃんか!

取りあえず、ホテルまで行ってみることにした。どうやって行くのかな?と、観光案内所で聞いてみる。どうやらマルタ島のバスはちょっと不便で、ほぼ全てのバスが首都ヴァレッタ発着らしい。バスの簡単な案内図をもらったが、これで果たしてホテルのあるサン・ジュリアンの町にたどり着けるか、ちょっと不安。

そろそろバス乗り場に行くか・・・と歩き出しながら、ダメモトでもう一度両親に電話してみると、何とつながった!そして驚くべき言葉。

「飛行機が遅れて、今マルタに着いた所だよ。バッゲージ・クレームにいる」

ええーーーっ、私より先に着いてるはずだったのに!5時間くらい遅れたって事!?

その時になって初めて、空港の出口で心配そうに待っている日本人女性に気がついた。日本人観光客なんか滅多に来ないマルタの空港で、ずっと待ってる女性・・・間違いなく、両親の参加してるツアーの現地添乗員だろう。声をかけてみると、やはりその通り。彼女はいったい空港で何時間待ったんだろうか!?

やがて、ツアーの参加者が出口から出てきた。どうやら参加者のうち、2人の預け荷物が不明でトラブってるらしい。まだ両親の姿は見えないし、もしかして両親の荷物では!?と、急に心配になる。

そのまま待つこと10分、やっと両親が出てきた。久し振りに会った挨拶もそこそこに、荷物の件を聞くと、両親ではないとの事。不謹慎だが、ちょっとホッとしてしまった。

両親のホテルまでは自力で市バスで行くつもりだったが、ここで会えたのを幸いと添乗員さんに頼み込んで、ホテルまでの観光バスに乗せてもらうことにする。「空席があるので大丈夫ですが、万一の場合は補償しないし、保険の必要があれば全額払って頂くことになります。」とのことでOKが出た。ホッ。

実はこのツアー、数年前に私も参加したことのあるグループで、たまたま参加していた主催者の方とも面識があったので、便宜を図ってもらえたようだ。偶然に感謝、である。またホテルでは、両親の部屋に追加ベッドを入れてもらう手続きも添乗員さんにやって頂いた。このブログを読んではいないだろうけど、主催者の方、日本からの添乗員さん、現地添乗員さんの3人の方にとてもお世話になりました。有難うございます。

出発前に両親に、自宅にある番長のお弁当箱と温湿度計を持ってきてもらうようお願いしてたので、無事受け取る。他には何もいらないよと言ったものの、実はこっそり、お小遣いとか、日本食の山とか持ってきてくれてたりして・・・なんていう私の欲深い期待は見事に打ち砕かれた。うちの両親、本当に「子どもを甘やかす」ということを知らないよなー・・・まあでも、そんな冷めたとこが好きなんだけど。でも、途中の空港で超!美味しいチョコレートを買ってきてくれていた。ありがたく受け取る。ムフフ。

宿泊先はサン・ジュリアンのウェスティン・ホテル。到着したロビーで、現地のソフトドリンク、キニーが振舞われる。スパイスとフレッシュフルーツを使ってあって美味しい。その後、両親はツアーの夕食へ。私はもちろん参加できず、街に繰り出すことにした。マルタ島は安全だと聞いていたので、さほど警戒もせず、土曜の夜、にぎやかな街をそぞろ歩く。さすがはリゾート・アイランド、マリーナなんか豪華で素敵だ。
マルタ島旅行・初日_e0018350_22444725.jpg

あちこちレストランはあるものの、雰囲気良く、おいしそうで、値段も手頃で、一人でも肩身の狭い思いをしないですむような店を見つけるのは案外大変だ。観光も兼ねて1時間ほどぐるぐるした後、1軒のレストランで夕食を。サービスのオードブルにシーフード・パスタ、現地のビール、コーヒーで〆て1800円ほど。
マルタ島旅行・初日_e0018350_22442575.jpg

普段のロンドンの物価からすると信じられないくらい安い。味はまあまあだけど、ボリュームたっぷりで、満足してホテルに戻った。

・・・と書きたいとこですが、そこはそれ、超・方向音痴の番長。しかもこのサン・ジュリアンって町の地図を持ってない。記憶を頼りに戻るけど、近道をしようとした途端、曲がりくねった道に全く位置がつかめなくなり、焦ってぐるぐるしまくり、最後にはどこかの店のオヤジに道を訊きながら、ようよう戻りました。

しかし、ウェスティン・・・こんな5ッ星ホテルなんて、これから先泊まることもないだろ?と思うとしみじみ嬉しい。追加ベッド5000円位で泊まれちゃうなんて♪ゆったりした部屋に清潔なアメニティ、広いバルコニーからは地中海が一望の下。普段のロンドン「超底辺生活」を離れ、極上の休日気分に浸りながら眠りについたのでした。
by bancho55a | 2007-10-27 00:00 | 07.10 マルタ島 Malta