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番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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07.9- イギリス生活 UK
10.1-2 モロッコ・エジプト
09.12 ハンガリー
09.11 トルコ・ギリシャ
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08.12 プラハ
08.11 クロアチア
08.10 リヨン
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08.6 バルセロナ Barcelona
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ビビりどおしの帰り道

カンタベリー旅行を皮切りに、4月下旬~5月上旬まで、遊びまくってた番長。
今までの引きこもりが嘘のように、ほぼ毎日、朝から晩まで外出してました。ハウスメートのヒューバートに「とうとう仕事が決まったのかい?」とニコニコされて、否定するのが心苦しかったです^^;

確かに、会社に行ってても朝から晩まで不在。生活パターンは同じでも、遊びの場合は、毎日違うところに行くわけで、「あれ、明日はどこに行くんだっけ?」「それってどの駅からどの電車?バス?で行けばいいんだっけ?」「チケット予約してあったっけ?」と、毎日チェックしないといけない。プラス、翻訳仕事とインターンが加わって、番長のちっぽけな脳みそはパンク状態でした。

えーと今日は、友達と会う約束が2件。

まずは、プー同志とケンジントンでお茶。同志もめでたくビザの更新ができたとのこと。この方、超優秀なんで、仕事が無くてもビザ延長できるという羨ましいご身分です。

日本にもあるPAULでお茶することになりました。番長は珍しい飲み物をオーダーすることに。写真が明るすぎてよく分からないと思いますが、これはマカロンフラッペ。ピスタチオマカロンとミルク?と氷をジューサーに入れ、砕いてミックスしたものなのです。甘さがきついのがやや難だけど、ペールグリーンの冷たい飲み物は、今日みたいな暑い日にはぴったりでした♪
ビビりどおしの帰り道_e0018350_5565739.jpg

エリートの同志でも、4ヶ月間の求職活動後、いまだに仕事が決まっていないそうです。本当にイギリスの雇用状況、最悪なんですよ。じゃあ番長も、いまだにプーでも仕方ないですね♪(ま、同志の場合は、良い仕事を選んでるからだけど・・・^^;)。でも、あと3年ビザがある同志でも仕事決まらないということは、番長が決まらないのって、ビザのせいだけじゃないのかなぁ。ちょっと暗雲・・・です。

とは言いつつ、同志、日本では既に2件ほど採用話があるそうで、さすが・・・。もしそのうちの1件を選んだら、ぜひ番長に部下として働いて欲しいと言って頂き、条件反射で揉み手をしてしまう番長。・・・しかし、日本かぁ・・・。しかもその仕事内容、確かに番長の得意分野ではあるんだけど、やりたいかと言われると・・・うーん、ちと微妙です。

テラス席で、行き交う人をぼんやり眺めながら初夏の日射しを浴びていると、、、ああ、今って本当にイギリスで一番良い季節です。こんな素敵な季節に、仕事にあくせくすることもなく、やりたいことをやって、のんびりして・・・人生を楽しむって、もしかしてこういうことなのかな?

「日本に帰るかな!」

ええ~~~~~っ!!??

同志の言葉に耳を疑う番長。3年間のビザ取れたばかりなのに!?今年中には永住権まで取れるのに!?

「もう遊びは飽きた。」

エリートにとっては、遊んでばかりの人生は向かないんでしょうか。確かに、エリートの対極にいる番長でさえ、遊んでいても常に罪悪感と不安感がつきまとってしまう。遊べば遊ぶほど自分がみじめに思えたりする。「ジャパニーズ・ビジネスマン」は貧乏性なのですねえ。。。って、このリゲインのCMソング、もう覚えてる人いないかもしれないけど・・・^^;

まだ同志が帰国するかどうかは分からないけど、自分の状況を振り返って、なんとも複雑な気持ちになったお茶でした。

同志はこの後、前の同僚とご飯を食べるそうで、誘われたのですが、「きゃーきゃーエリート金融マンのヨーロピアンと会ってみたい~♪」とミーハーになりつつも、今日は先約がございます。

ということで、エレキャスことエレファント・アンド・キャッスルへ。「象と城」という不可思議な名前のこの場所は、ロンドンの、ちょっと治安がよろしくない地域の一つです。

友達4人でご飯しましょうとお誘いを頂いていたのです。地下鉄駅の階段を上がって、さて、どっちかな?エレキャスの中心部は巨大なラウンドアバウト(ロータリー)になっていて、こっちからあっちへ道路を渡るには地下道を通らないといけない。この、地下道がイヤ~なんですよね。まあ、地上も剣呑な雰囲気で、あまり好きにはなれません。一度住んで、日常になっちゃえばどうってことない場所なんでしょうが、訪問者としてはいつまでも慣れない雰囲気です。

待ち合わせのお店へ。なかなかきれいだし、美味しかった。くらげときゅうりの酢の物とか、懐かしいメニューも多くて良い感じです♪
ビビりどおしの帰り道_e0018350_6331667.jpg

いろんな話をしましたが、そのうち1人の話にすごく重みがあって、絶句・・・してしまいました。暗い話ではなく、淡々と、ロンドンの事情とか、自分の将来の話をしているだけなのですが、とても現実的な観点から話しているだけに、「そんなことないですよ~!」と相手のやや悲観的な見方を打ち消そうとしても、根拠の無い自分の言葉は空虚に響いてしまう。まあ詳しくは書けないですが、自分の物の見方はまだ甘いな~、楽観的過ぎるな~と思い知らされる感じがありました。

たっぷりと話して、そろそろお開きに。エレキャスの駅に戻ります。もう11時近く、駅前はさらに剣呑さを増しています。女4人で歩いてる分には全然怖くないけど・・・

「○○さん、バスで帰るんですよね?」
「いえ、私のバス停は道の向こう側で、地下道を通らないといけないので、やめます。地下鉄駅に行きましょう。」
「あ、私のバス停も道の向こう側だわ!じゃあ私もバスはやめて地下鉄で・・・」

ロンドン在住5年の人々にこう言われるほど、エレキャスの地下道は怖いのです。だってすごく長い距離を歩かないといけないんですもの。地下鉄駅へも地下道を通らないと行けないのですが、4人で歩けば怖くない。・・・でも、曲がり角からフッと人が現れた時は

「あ~今びっくりした!」
「私も・・・」

とヒソヒソ話してしまう感じがありました。
日本人(特に学生)もたくさん住んでるから、それほど危険じゃないんでしょうけどね。便利な駅なのに、ちょっと残念です。

番長も地下鉄で帰ったのですが、なんと、降りる駅が閉鎖されていた・・・!ということで、次の駅まで行って、自宅方面行きのバスを探す事に。初めて降りる駅で不安だったけど、直行バスは無いものの、乗り継いで行けば帰れそう。やがて来たバスに乗り、きっとここで降りれば・・・あ、あ、あれっ!?

なんと、予想していたバス停と反対方向に行ってしまった!同じ名前でも、路線によってバス停の位置がかなり離れているらしい。やべえ・・・。バスを降りたものの、

「ひ・・ひ・・人がいない~~!!(泣)」

昼でもちょっとガチャガチャした雰囲気の黒人街なのですが、深夜12時を過ぎると、無人になっていた・・・。ひゃ~~。たま~に通る人がいるけど、フーディー(パーカーを着てフードを下げた、いわゆる素行のヨロしくない人々)ばかり。おしゃれした黄人の番長は目立つし、そもそもこんな時間に女性なんて1人も歩いていない。完璧まずい・・・。

とりあえず、自宅方面のバスに乗ろうと、道路をのろのろ横切る番長。舗道よりも車道のど真ん中の方が安全な気がするので^^;

が、いきなり全速力で駆け出す番長。急げ!急げ!なぜならバスが来たのだ~~!天の助け~~!!

バスに乗ってしまえばもう怖くない。もちろん、深夜のバス内での犯罪もあるから気は抜けないけど、運転手の近くにいれば大丈夫だし。バスの中よりも、バスを降りてからの方が危険だ、というのもよく聞く話だけど、番長の自宅付近はそれほど危なくないし。

バス停で降り、ほっとしながら歩き始める。向こうの横道に入って10秒歩けば我が家だよ~ん♪
・・・しかし、その横道の入口に、4人の屈強な男達が集まっているのが見えた。うええええ~~~!あの横をすり抜けるのはいやだ~~!(泣)

が、またもや、いそいそと歩き出す番長。なんと、4人の屈強な男は警察官だったのです♪

なぜこの深夜にそこに警察官がたまっていたのか・・・は・・・とりあえず気にしない^^;うちの周りは安全、安全なはず♪こないだ番長が歩いてたら、目の前にビール瓶が投げ落とされて、破片が飛び散ってあやうく怪我するとこだったけど・・・それが番長の家の5軒先だけど・・・安全、安全なはず・・・♪
by bancho55a | 2009-04-22 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK