番長が旅した37ヵ国の旅行記など。ほとんど一人旅。3年半のイギリス滞在を終え、2010年2月に日本に帰ってきました。


by bancho55a

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カンタベリー詣で・その2

誰ですか、前回の日記の最後に「続きは明日」とか書いたの。。。
なんかあの後、バタバタと忙しくなってしまい、ブログ放置しておりました。
あ、残念ながら、仕事が決まったわけじゃないです。つうか、このまま来年の1月(ビザ終了)まで、プーの予感、大アリなんですが^^;
遊びで忙しかったんですッ。もう遊ぶんですからッ、番長。←かなりヤケ
まあ、気を取り直してカンタベリー旅行の続きを・・・

遅いランチも終わったところで、教会を出て、チラム城を見に行くことにしました。
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こんな(とか言うな!)小さな村ですが、あるんですね~、城が。では、再度、地球の歩き方にご登場頂きましょう。

「チラム村は中世荘園の形式をそのまま残している。城主領地の門の外が広場となっており、その周りに家が集まる村のこと。広場を囲んで建つ木骨造りの家は中世に建てられた。チラム城の庭園は、イギリスでもっとも有名な庭師が手入れをしているという(入場不可)。」

ということで、こちらがチラム城の、雑魚ビアン様式・・・ってひどい変換・・・ジャコビアン様式の邸宅です。思いっきり逆光ですが。
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中には入れないのですが、ちょうど住人?が車で出てくるところだったので、前庭がよく見えました。
なるほど、城外の広場は、歴史のある可愛い家にぐるりと囲まれています。
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時が止まったかと思えるほど、静まり返った夕暮れ。・・・しかし、美しい緊張感をぶち壊しにするヤツがいます。
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「え、オレ?」
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そう、アンタだよッ!
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かかわりあってると、番長まで地べたで寝てしまいそうなので、先を急ぐ事にします。
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地球の歩き方によると「教会から10分ほど歩くと小さな湖や川、水車小屋などもある」のだそうです。そりゃぁ、行きたいじゃありませんか。たとえ地図がなくとも!番長がスーパー方向音痴だとしても!!(・・・絶対無理だろう・・・)

素敵なお家ですね~^^
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あれは何でしょうか?ミシン?水汲み機??
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この謎を解明しようとしただけで、けっして道に迷ったわけじゃありませんよ。

・・・さすがに地図がないと、はてさてどちらに行ったら良いものか困ります、うふっ♪
とりあえず教会に戻り、墓場へと下る事にしました。
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この墓地、超素敵じゃありません??墓マニアの番長、大満足。
こんなお花が溢れたお墓、いいなぁ~~(ウットリ)
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でも独身の番長が死んでも、こんなラブリーなお墓に葬ってくれる人はいません。こんな不況の世の中、共同墓地がいいとこでしょう。

さて、マジ困りました。見渡せど、川は全く見えません。とりあえず墓地を登ったところの小道を歩いてみる事にしました。小道は、家々の裏庭の外側を縫うように続いています。人一人やっと通れるほどの細い道。・・・
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と、ふいに、庭でタオルやデカパンなど、物干しをするおばあさんと目が合ってしまいました。ま、まさか人がいるとは・・・。しかもこの状況、かなり番長アヤしいです。住人しか通らないような道を、しかも墓場から上ってきて・・・。きょとんとするおばあさんに怪しまれないよう、「は、ハロ~」と引きつった笑いを浮かべます。さらに、怪しいものじゃない事を示す為、

番長「そ、そうだ、この辺に川がありませんかね?探してるんですが・・・アハハ」
おばあさん「川?ええと・・・川はちょっと分からないわね・・・」
番「あ、いや、川じゃなくても、池でも何でも・・・」
ば「池、池は・・・確か・・・ええと・・・」
番「つうか、この際、水ならなんでも」
ば「池じゃなくて、、、ええと・・・」
番「(つうか、私が怪しいものじゃないと分かって頂ければオッケー・・・)」
ば「そうだ、湖があるのよ、ええとね、この道をまっすぐ行って、それから左・・・あ、いいえ、右・・・ああ、車で行くと2分の距離なのに・・・歩く場合は、右・・・ええと、ちょっと、待っててね。」

おばあさんはデカパンと洗濯ばさみを手に、家の中に入ってしまいました。きっと誰かに聞きに行ったのでしょう。ああ、そ、そんな、おおごとにしなくていいのですぅ・・・

やがて、家の中からおじいさん登場。しかも両手に杖を持ち、よっこらよっこら、必死に一歩ずつ近づいてくる。ああ、番長の軽率なヒトコトで大変なオオゴトに・・・!(涙)

おじいさん「やあ、君は湖に行きたいのかね?」
番長「あ、はあ、あの、湖っつぅか、川っつぅか、ま、この際何でも・・その・・・モゴモゴ」
じ「ウム。湖はな、この道を真っすぐ行って、右に入って線路を渡り、・・・しかしアンタ、かなり距離があるよ?歩いていくのかね?」
番「はあ、時間はたっぷりあるんで・・・。どのくらいでしょう、30分くらいかかりますかね?」
じ「そうじゃのう・・・そのくらいかのう」

そこへ、家の中にデカパンを置いて、おばあさん再登場。
「あなたちょっと、この人を車で送っていってあげたら?」

いーーーいーーーいいいいいいですってばーーー!!(泣)

おじいさん「そうじゃのう、それもいいかのう、じゃ、行くかね?」
番「あの、マジで、ホントにいいですから。」
じ「なぜじゃ?君は湖に行きたくないのかね?」
番「いや、でも貴重なお時間を私のために割いて頂くなんて心苦しくて・・・」
じ「フン、いいからウチ入りなさい、さ、門を開けて、入ってきて。」

はあ。。。

おじいさん・・・両手に杖でやっと歩けるのに、車なんて無理ですよ~・・・
ため息とともに、とりあえず裏口からお宅にお邪魔する番長。キッチンにはおばあさんが待ち構えている。

おばあさん「あなた、ノドが乾いてるでしょ!」←有無を言わせない
番「は、はあ、ま、まあ。。。」
ば「さっ、レモネードでいい?さあさあどうぞ」
冷蔵庫から1.5リットル入りのペットボトルを出し、豪快にマグカップに注ぐおばあさん。
はい、いただきます・・・

ば「あなた、元はどこから来たの?」
番「あ、日本です。」
ば「まあそう?おじいさんはね、映画を観るのが好きで、日本とか韓国とかの映画も見てるのよ。」
え、脚が悪いのにどうやって・・・?
・・・という番長の疑問が顔に出たのか、おばあさんは
「コンピューターでね。ほらほら、あそこ見て、コンピューターがあるでしょ?あれで見るのよ。」
どうも、番長みたいな珍しいヤツが通りかかったのが面白くて、あれこれ話したいらしい。もともと話し好きのおばあさんのようだ。外見こそどーん!と太目の、スーザン・ボイルみたいな庶民のおばあさんだが、ニコニコ、生き生きと話す姿はなんとも可愛い。

ば「ちょっとおじいさん、早く車の用意してよ、この方、今日中にロンドンに帰らなきゃいけないのよ!」
じ「いやいや、この人はまだレモネードを飲んでるじゃないか、なあ?ところで、お前も一緒に行くかね?」
ば「あら、いいわね!ついてくわ!」

ということで、家の表玄関から外に出て、車に乗り込む3人。
ば「(番長に向かって)あなた、助手席に座ってね。私は後ろに。」
こちらは日本と違い、助手席が最も良い席なのです。

ば「私達はね、いつも、ちょっと5分でも、外に出るチャンスをうかがってるのよ^^」
本気で言ってるのか、番長への気遣いか。
確かに、車で5分も行かないうちに、湖らしき場所が見えてきた。

じ「あそこが湖なんじゃが、しかし、入口が分からんのじゃよ。ワシらはいつも、こっちの川沿いを歩いたりするんでな。」
番「あ、もうここで十分です、きれいな川ですねえ、じゃあここで・・・」
じ「いやいや、何とかもうちょっと入口を見つけてみよう」

来た道を引き返す途中、向こうから別の車がやって来た。
じ「オーイちょっとちょっと、向こうの湖の入口がどこか、知らんかね?」
車「ああ、確かあっちの道沿いに行くとあるはずだよ。」
じ「そうかそうか、ありがとな。」

おじいさんはそこで窓を閉め、番長に振り返り、
じ「あいつらはジプシーなんじゃよ。だからよく知ってるんじゃ。」
番「えっ、ジプシー!?」
あまりに驚いたので、「ジプスィー?」と発音する所を、バリバリ日本語発音してしまった。
「ジプシー」と言っても、「ロマの民」ではなく、「放浪癖のある人」の意味で言ってるらしい。←それは番長のことよ・・・

湖に引き返すと、確かに中を歩いている人がいる。
ば「あら、私ちょっと聞いてくるわ。」
おばあさんは身軽に車を降り、「ちょっとすいませ~ん、あなたどっから中に入ったの?」
そこから徒歩1分のところにゲートがあったのでした。

ば「まっ、入口が分かっちゃったわ、ほら、何かと発見があるものね^^」
この人、本当に良い人だし可愛いわ。

じ「湖畔歩きが終るまで車で待っていようかね?」
そんなことお願いしたらバチがあたります。まあ、もちろんおじいさんも本気で言ってるわけではありませんが。

親切なおじいさんとおばあさんとはここで別れ、湖エリアに入る番長。かなり大きいです・・・。1周する時間はなさそうだけど、とりあえず途中まで行ってみるか?しかし、人気(ひとけ)が無くてちょっと怖いな・・・。
とりあえず歩き出す番長。危ない湖なら、あの夫婦も番長に湖畔歩きを薦めないだろうから、大丈夫でしょう。

まあしかし、この湖の美しいこと。
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横には川が流れており、こちらも美しいです。
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てくてくと湖に沿って歩き続けます。
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ふと見ると、「白鳥の湖」なのでした・・・
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誰もいないと思ったのに、案外と人がいるものです。これが「ジプシー」たちですね。湖畔に簡単なテントを張って寝泊りするようです。素敵!ああ、番長も男だったらやってみたかった・・・
ちなみに、こちらは釣りの道具だそうです。「釣り道具の写真撮ってもいい?」と聞くと、「もちろん!」と、相棒と犬まで呼び寄せたこの男。お前らまで写真に入れと誰が言ったか!(笑)
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白鳥が増えてきました。
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偵察の下っ端がこちらに泳いできます。
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偵察「やあ番長、食うもんくれよ」
番長「ねえよ」
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偵察「隊長、ねえそうですぜ」
隊長「ああ、あいつは貧乏だからほっとけ。」
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いけすかないですね、白鳥って。
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相変わらずテクテクと歩き続けております。だいぶ日も傾いてきました。それにしても、チラム湖、本当に美しい!地球の歩き方に載っていた場所と全然違うところに来てしまいましたが、素晴らしい結果となりました。なんだかたっぷりと、豊かな気持ちになります。
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どうやら、横に広がった形の湖の、長辺を歩きとおしたようです。半周したわけですが、スタート地点に戻る時間はなさそうなので、道路方面に戻る事にしました。駐車場を抜けると川が流れています。
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雑木林の中に、動くものが・・・
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あ・・・っ!!
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たいへん!感動の再会です!ウサー、ウサーッ!!
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「誰?ああ、番長か。」
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「静かにしてくれる?いま、食べるのに夢中。」
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・・・ウサちゃんもいけすかないです。

気を取り直して、踏切を渡ります。ちなみに、踏切が鳴り出してから電車が来るまで5分も待ちました。準備早すぎです。
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なんと、そこから10分で駅でした。チラム湖は駅のすぐ裏手に広がっていたのです。知らなんだ・・・
また電車に乗って、カンタベリーに戻りました。ロンドン行きのバスを待つ間、近くの公園に行ったり、城壁の上を歩いたりします。なかなか素敵です。
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しかし、城壁内は、観光時間が終るとゴーストタウンのように全ての店が閉まり、非常に寂しくなります。妙な美しさがあって好きですが。
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また150円バスに乗り、ロンドンに戻り、長い1日旅行が終りました。盛りだくさんでとても楽しかったです。チラム良かった!それも、あの夫婦のご親切のおかげです・・・感謝!番長、もう2度と「イギリス人意地悪でサイテー」なんて言いません!(あと3日くらいは)
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by bancho55a | 2009-04-21 00:00 | 07.9- イギリス生活 UK